・ n.2 カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑 

引き続きウンブリアの奥、マルケ州に程近いカステルッチョ・Castelluccioと、
その足元に広がる大平原、ピアーノ・グランデのお花畑のご案内です。

山道を半分ほど登った所からの村の眺め。 大平原から立ち上がる様子、
そしてヴェットーレ山の大きさが、良く分ります。

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道はこんな風に続きます。 右手にまだ樹、樅かな?、が見えますが、
ここを過ぎると、奥に見える濃い緑の部分の樹のみで、樹は生えなくなります。
あの、山が重なる部分くらいまで行きました。 大平原は左下に広がります。
 
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こんな風に、下に広がる大平原。

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アザミの花に止まる蝶。

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この白黒の柄の蝶と、茶色の柄、そして真っ黒な蝶と3種見かけました。
道脇で、子孫繁栄に励む姿も見てしまった!



山道を下ってきての村はずれ。 放置され崩れかけた家に、芥子の花が咲き乱れ、
青空の下でもなんとなく侘しさを。

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カステルッチョの村から、大平原に下って来た辺り。 かなりの数のトラクターが行き来し、
畑がこんなに広く多いのですもの、考えてみれば当然ですね。

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村から坂道を下り、大平原がくびれて狭くなった辺りから、東の山麓部に入り込みます。
       
こちら側は山が近いせいか、トレッキングに出かける人の姿。 ええと、右が彼女です。

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優しく、色も柔らかく。

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道の奥から、かなりお年のご夫婦がマウンテンバイクで。
どうやらドイツ人のようですが、誠に、お元気で結構ですぅ!!
手前の初老の男性はカメラを手に。

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お花畑が広がる姿はとても美しいものですが、さてそれを写真に撮った時、
写真が美しく見えるかどうかはまた別問題で、まして、芥子の赤が入るととても難しい。

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これは、かなり良く行ったと思うのですが、多分手前の青い矢車草のお陰ですね。



青紫の矢車草。 久し振りに見ました。

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大平原のあちこちに、もわっと青みがかって見えるのが、矢車草が咲きかけの所。
ツタンカーメン王のお墓にあったと言われ、イヴ・モンタンも好きだったという花。
何かとても懐かしい想いを運んでくれます。



これは、何の麦でしょうか? ウンブリアは、ファッロ・Farroと呼ばれるスペルト麦でも
有名なのですが、それでしょうか?

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古来からある穀物で、体にも大変良いそうで、お米のサラダにしたり、スープに入れたり。
我が家でもこの頃お米のご飯に、このファッロやそば粒、大麦、レンズ豆等などを混ぜての、
雑穀ご飯、藤澤周平氏書かれる所の、かて飯を食べております。



この大平原の中、我々の眼には見えないような水脈が、やはりあるものと見えます。
近くに、こんな小さなカタツムリがあちこちに。

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大平原の真ん中あたりで、道が一本分岐します。 地図を見ると、九十九折の
峠道を越え、アスコリ・ピチェーノから、アドリア海に抜ける道で、
その道を辿ってみました。

すぐ真下から仰ぎ見る、ヴェットーレ山の割れ目。

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大平原に伸びだす山の裾に牛たちの姿が。
奥の方に、筒が並んでいるように見える白い物は、どうやら水飲み場のよう。
宿の窓からも移動している姿を見かけ、一日の内に2回程往復の様子。

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今辿るこの道は大平原の東端を抜けているので、「イタリア」も、大平原越しに。

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ヴェットーレ山に続く南の山の上、カイトが2つ、飛んでいました。
気持ち良いだろうなぁ!

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家に戻ってのち、写真を整理していて気がつきました。 山の斜面左側に、
羊の群れがいるのが、見えますか? これはかなりの数ですよ。



ヴェットーレ山の山襞を近くから。 雪解け水の流れ道でしょうね。

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ちなみにこの辺り一帯、モンテ・シビッリーニ国立公園ですが、
この公園内で一番高い山がヴェットーレ山で、2476m。

も1つ山の奥にピラートの湖というのがあり、この名はなんと、ポンツィオ・ピラート、
キリストに死刑判決を下した彼の名からで、彼が、水牛にこの湖を引かせて来た
という伝説があるそうで。
この近辺の生まれのようで、彼自身が伝説の人物の様に思っていた私には、
おお! と、目から鱗でした。



芥子の花。 ここのは赤が綺麗。

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大平原の南東の端から見るカステルッチョ。 村から左の方に山腹を斜めに上る道。
あの道を今朝辿ったのでした。

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大平原の中を真っ直ぐに抜ける道に再度戻って来ると、羊の群れがちょうど移動中。
オゥ、オゥと急いで車を停め、追いかけます。

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羊の群れと競争された事、皆さん無いでしょう? これがもの凄く歩くのが早い!
なにせ脚が4本、倍ですものね。 草を食べつつ、ぐんぐん移動して行きます。



お尻だけでなく顔を写そうと思うと、こちらは走らなくてはなりません。

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それにしても、いろんな色の羊、いろんな顔、本当にいろいろおリますねぇ。



羊のガードマン君たち。

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白い方が少しお年なのか、疲れ加減のようで、それをこの黒ちゃんが迎えに走り、
付き添っているのです。 白ちゃんの背中には、草の実がいっぱい。
    

   
そろそろお昼ご飯の時間。 ボチボチと、カステルッチョの方に戻ります。
まだ草色をした巻き草。

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お昼を食べていると、道の真ん中に郵便局の車が急に止まり、車から降り上を眺め。
何だろうと思ったらこのプロペラ機、こちらが大きいほうで、もう一機、プロペラが一対の
小さいのが、グゥイ~ンと飛んで行きました。

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すごいなぁ! 公務員が道の真ん中に車を止めるんですよ。
ちなみに、これはプロペラ機の戻りの姿。



3日目の朝。 窓を開けると、大平原に雲がかかっていました。
もっと早くにはもっと雲が多かったでしょうに残念、 暫くする間にすぅ~っと消え。

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朝ご飯の後、出発前にもう一度と、大平原の一番南まで走りました。
       
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昼間は囲いの中の馬たちも、自由に草を食んでいて、大変良い眺め。



このチビ君は草を食べるのに、首を伸ばしても少し届きにくいのか、首がまだ短いのか、
ちょっと前脚を開きなおして、首を伸ばすのですよ。

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大平原を南北に貫く道のその東側で食べていたのが、やおらカポッカポッと、
順に道を横切り移動するのです。

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すぐ近くのお馬君が私の方に向かって来た時は、ワッ、ワッと、少し本気で逃げ腰に。
だって彼ら、本当に大きいですよ、近くだと。

道路横断を恐れるチビ君には、小父さんが後から、ホイホイと手を叩いて。 



朝の空気の中、カステルッチョとお馬君たち。

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彼らが草を食べる時、パシッパシッと草をむしり取る音が響きます。



面白い柄のブチ馬君が2頭。

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大平原の中を、村に電線が続きます。
一本の電線は写真の中では邪魔なだけですが、こうして見ると、命の綱の様ですね。

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大平原の一番南まで走り、車の向きを変えました。
この一直線の道は、一度途中で角度を変え、カステルッチョに向かい、
そして、一昨日越えてきた峠を再び越えて行きます。

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今回最後のカステルッチョ。 昨春の印象とはかなり違う大平原でした。
いっぱい虫に食われ、腫れ上がりもしましたが、
羊も、馬も、牛も、犬も、レンズ豆の花も、矢車草もたくさん見れ、満足して戻ります。

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華麗なイタリアでも、大都会の美でもありませんが、私の大好きなイタリアの一部。
上手くお伝えできる様にと願います。

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