・ アルノ河の、ミズスマシたち 

今日ご覧頂くのは、フィレンツェのアルノ河・Arno.
そして、そこに生息するミズスマシたち、いや違った、アルノ河でボートやカヌーの
練習をする人々、です。
ヴェッキオ橋から見ていると、まるでミズスマシみたいに軽やかに、行ったり来たり。
       
日曜祭日は朝から、平日は仕事の済んだ夕暮れ時に、アルノ河の煌めく水の色、
刻々変わる夕暮れの空と水の色の中、無心にトレーニングに励む姿をご覧になり、
皆さんも心を遊ばせて下さいね。

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フィレンツェの街の中心部にかかる橋は4本、東・上流から、アッレ・グラツィエ、
ヴェッキオ、サンタ・トリニータ、カッライアで、
この区間の先には上・下流とも堰がありますから、
彼らミズスマシ族は、この間を行ったり来たりして練習する訳です。

という訳で、上の写真は上流側アッレ・グラツィエ橋の東にあるアルノ河の堰。
見える塔はサン・ニコロで、山上に広がるのがミケランジェロ広場。
堰の右の、水の流れが淀む辺りに白い水鳥が幾つかいるのが、見えますか?



こちらはアルノの南から見るウッフィツィ美術館。下に3つの大きなアーチを持ち、
真ん中がコの字型建物の、中庭兼通り抜け道。

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左下の河畔に緑の垂れ下がりがありますが、後ほどご覧に入れますね。
2年前の秋晴れの空。



お馴染のヴェッキオ橋。
あの真ん中のアーチ部、東西に開けた場所からミズスマシ群を待ちうけます。

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ヴェッキオ橋 ・ フィレンツェ



どこで写した物か、正確に覚えていないのですが、ダンテの神曲地獄篇の一節。

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フィレンツェの街中、いやイタリア中の町村の一郭に、ダンテが自作に読みこんだ、
その場に関連する一節の碑が掲示されています。

良く意味が分からないのは元々なのですが、何に関連する言葉かを、
今回はつきとめましてございます、はい。

地獄篇13曲146 を頼りに検索をかけ、見つけましたのが、
sempre con l’arte sua la farà trista;
e se non fosse che ’n sul passo d’Arno
rimane ancor di lui alcuna vista, 147

山川丙三郎氏の訳によると、

その術(わざ)をもて常にこの邑を憂へしむ、
もしその名殘のいまなほアルノの渡りにとゞまるあらずば 一四五 ― 一四七

という部分と思われますが、ちょっと読んだだけでは分からない部分が多すぎ、以下略。

ですが、3つほど全出、全訳のサイトを見つけて喜んでいます。
というのも、まるで手掛かりが無いのも詰まらないですし、時にダンテが、
自分の尺度に合わない人間は全部地獄行きにしたのでは?! ははは、
と思う事も多々あるのですもの。
取りくむ教科書類だけでも整えて置きませんと。



こちらが先ほど遠望頂いた河岸の緑の幕の下。

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上の通りには、アルノ河を、ヴェッキオ橋を見る観光客がうようよ。
ですがその下、蔦の緑のカーテンの下には、フィレンツェ市民の、
多分ミズスマシ族関係の憩いの場が。
    


で、上のうようよの群れの一人となって下を見ましたら、
日曜の朝だったか、練習に取り掛かる前の整備中で、

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あ、若い女性がいる、 あはは、パンツ丸見えじゃん!

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屈強な男どもに伍して、背番号も1ですぞ。

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ヴェッキオ橋の上から見ていると、こんな2人漕ぎも、

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まさにミズスマシみたいに、波紋を引いてやって来て、

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水を煌めかせて通りすぎ、

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下流の堰で折り返し、また通りすぎて行きます。

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向こう岸に白くぽつんと見える水鳥、詐欺かな、もとえ、鷺かな?

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夕暮れに、また戻って来たヴェッキオ橋から。 下流側のサンタ・トリニータ橋。

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背番号1、はい、あの女性は舵とりで、多分ピッチも数える係だと。
この夕暮れの写真は別の日ですから、毎日練習なのですね。

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幾つものミズスマシ。

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奥の方で、方向転換をしているのが見えますね。

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どんどん夕暮れの空が暗くなり、街の明かりも点き、風も冷たくなっていくのに、
まだまだ粘って練習するミズスマシたち。

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じゃぁ、夕御飯を食べに行くからね、頑張ってね、チャ~オ!


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先月血液検査をしたとお話しましたが、蕁麻疹の経過やら、コレステロールの
検査の物で、コレステロールの数字はぐっと下がっており、痒みもまるでなくなり、
これで無罪放免まちがい無し、と意気込んで皮膚科に。

が、女医先生が驚くほどの、素晴らしく高いアレルギーの数値がでて、
何が原因かと、もう一度血液検査に追いやられました。
豚肉は食べるか、リンゴは、などなどリストがずらっと並び、その結果も先日判明。

結果を持って行く前にそっと覗きましたら、物凄く高い数値の一つに、
コーダ・ディ・トーポ・ネズミの尻尾、というのがあり、何これ??!!
いくらなんでも、そんなもの食べまへんよぉ!!
もひとつ高い数値のは、辞書で、ニガヨモギと知りました。

女医さんのお話によると、私は野草類にずらっとアレルギー持ちで、
その上に、トマト、リンゴ、桃、小麦粉、犬・猫のフケ、埃、ナッツ類、大豆、海老等など
なんとまぁ、今迄生きて来れたのが不思議なくらい並びました!
ホントかなぁ、この数値?!

ネズミの尻尾というのは、野草の名前だそうで、白い穂を出す植物でやれやれですが、
とにかくこの結果を壁に貼って注意しなさい、家庭菜園はしない事、との先生のお話で、
それでも一応の決着を見ましてやれやれです。

春先に目が乾いた感じで、時にムズムズする位で、桃はアレルギーがあるのを
感じていますから食べず、リンゴも少ししか食べず、で長年大過なく過ごして来たので、
まぁ、これからもアレルギー体質である、と自覚し、
その辺りは少し食べるのを控える、位で大丈夫だろうと。

ワインは関係ない、としっかり確認しましたし・・! 大好きな魚介類も海老に
少し気をつけるとOKのようで、早速にお寿司が食べたくなって・・。

若い時は体力があるので問題なく越えて来た各種のアレルギー食品でしたが、
これからは気を付けないと、という、改めての健康指針でした。

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