・ サチーレ ・ Sacile ・ ヴェネツィア共和国の庭

今日はブログ・タイトルに相応しい、小さく大変美しい、スケッチにも最適、
写真も良いのが撮れそうな町の御紹介を。

ヴェネツィアから電車で約1時間、我がコネリアーノから東へ約20キロ、
フリウリ州の入口に当るサチーレ・Sacile、
「セレニッシマ(ヴェネツィア共和国)の庭」と呼ばれる、美しい町です。

絵葉書の、手書きの地図が見つかりましたのでこれで。
赤い丸のついているサチーレ・Sacileの南西にヴェネツィアがあり、
サチーレを流れている川はリヴェンツァ川、これを辿るとアドリア海まで出ます。  
       
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東にポルデノーネ・Pordenone、そしてさらに東に行くとウーディネ・Udineで、  
サチーレとポルデノーネのちょうど3角の頂点の位置に、アヴィアーノ・Avianoが。  
ここにNATOの基地があり、ボスニア、コソボ紛争の際には最前線基地となった所。
北に広がる山々は、アルプスに繋がるカンシーリオ・Cansiglioの山々です。



サチーレの町の中心に入って、すぐ目に映るヴェネツィア風の建物と運河。

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サチーレの町の名の由来はサッコ・袋から来ているそうで、ロンゴバルゴの
主要街道の要所として、運河を張り巡らし、袋のようにした事に由来しているそうで、  
水に寄り添った美しい町です。



水辺のある所、必ずいる家鴨と鴨達。 一見長閑そうですが、見ていると
かなり戦闘的な彼ら。

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騒いでいる声を聞き見ると、首根っこを押さえつけ水に突っ込み、馬乗りになって
いたりして、そんなに喧嘩するのなら、あっちに行けば良いと思うのですが、
繰り返しながらも一緒にいます!  夫婦喧嘩みたいな物なのかも。



奥に見える橋の右側に、アーチのあるロッジャが見えますが、 (絵葉書)
サンタ・マリア・デッラ・ピエタ教会の入り口部分で、右側に見えるのが教会。 

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小さな美しい17世紀初頭に立てられた教会が、サチーレの美しさのシンボルとして、
大変愛されているもので、
川の左側の建物は、上でご覧になった様に修復され美しくなっています。
      


町中は道幅が狭く、ゴシック式アーチのポルティコが連なっている部分も多く、
ぼちぼちと古い建物郡が以前の形を保ちつつ修復され、なかなかに良い感じです。

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周囲を川が蛇行して流れる、町の中心広場・ピアッツァ・デル・ポポロ。

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左側、真ん中に張り出している建物が市役所・コムーネで、広場右側が膨らみ、
そこにカフェの椅子が並び、その間を通り抜けると先程の橋に出ます。



中心広場を突っ切り、右に曲がっていくとそこにも水辺が広がります。
これはその辺りのお家で、家のすぐ前に小舟が浮かび、ライオン君が。

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これは中心広場の裏側に当る運河で、奥に見える鐘楼はドゥオモの物。
真ん中に見える新しい橋を渡っても、広場に抜けれます。

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町の東端にある素晴らしい大きな建物、多分由緒ある建物と見ますが、
図書館になっていて、その中庭を抜けるとこの公園。 

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南側にはトラックもありますが、この一帯で13世紀から続いているという、
「小鳥の展示会」も開かれます。 何もないような公園ですが、
素朴な公園が四季折々に季節の顔を見せ、とてもよい感じです。



一番奥に見える白っぽい建物が図書館で、中庭を通り抜け、
太鼓橋を渡リ、振り返るとこの様に見えます。 

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古い建物が修復され、形は古いままに新しい息吹を吹き込まれ、
中はモダンなお店になっていたり、それがとても素敵です。

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この写真は橋の上から写していますが、この橋ポンテ・デル・オスペダーレの
両脇の風景が素晴らしいのです。



水に映る緑の影、 そして小舟。

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逆光に浮かぶ鐘楼。  春にはこの場所に柳の緑も。

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水にしだれる緑も、秋の色。

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サチーレには、よく自転車で出かけ、冬の帰り道の夕陽。

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