・ フジーネ湖と山の道 ・ 逝く夏を惜しんで 

そろそろ夏も終わりを告げていますが、今日はイタリアの最東北部に位置する、
オーストリア、スロヴェニア国境に一番近い、タルヴィシオ・Tarvisioの町、
そして少し奥にあるフジーネ湖・Lago di fusineをご紹介いたしますね。

エメラルドの湖が上の奥と少し下にの2つあるもので、と、タルヴィシオの町から
山沿いの道を歩いた様子、ちょうど8月中旬の写真でどうぞ。

タルヴィシオ駅から眺める、ドゥオーモと土地で呼ばれる町の主たる教会で、
玉ねぎ型の鐘楼のてっぺんと、雪深い土地を表す、傾斜のきつい屋根、
左には、いかにも中世を偲ばせる倉が見えます。

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タルヴィシオには他の季節にも行っていますので、またの機会にも。



道路標識。 スロヴェニア →11キロ    フジーネ →8キロ
tre confini・3つの国境 ・・イタリア・オーストリア・スロヴェニアの国境が
接します →あっち ?! 
  
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laghi・湖 (川みたいですが)→あっち   ここには見えませんが、
オーストリアまで、ここから →7キロ  あっち です!  



フジーネ湖には、バスで。 町のちょうど南東の方角、約12,3キロにあり、
バスは、スロヴェニアとの国境、チェックポイントのすぐ傍を通ります。
こちらは下の湖。 上の湖にも行きましたが、水位が下がり、余り美しくなく、割愛。

下の湖は水量も豊富、透明で、エメラルド色!
夏でも氷のように冷たい水で、避暑客は結構居ましたが、
湖の周りで寝そべって本を読んだりで、水には誰も入っていません。

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向こうに見えるのは、バール・レストランでしたが、多分宿も兼ねているものと。 
山小屋風建物は、上の写真の左手前にも一軒。

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この辺り一帯、高山植物の宝庫でもあり、素晴らしい形の岩山が左手に聳えます。
写真を撮られる方は、朝早く行かれるか、宿に泊まっての、逆光にならない時間を
お勧めです。 これは、北向きに。



貸しボートも何艘かあるようで、漕いではいましたが、ご覧の様に殆ど。
余りにも、神秘的で、静かで、夜は怖いくらいでしょうね。

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湖の西側を撮りましたが、これが精一杯。  
後は皆、逆光になり、木々の色が出ませんでした。

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タルヴィシオに戻り、町の山側に上り、東に向かう道を辿りました。  
殆ど人もおらず、車も通らず、家も無く、秋の訪れを感じさせる道。  

この蝶はこちらで良く見ますが、名前を知りません。  
日本にも同じ蝶がいますか?

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何軒かあった家の庭で少女が遊んでいましたが、
ふと見ると、柵の向こうに馬が顔を覗かせていました。

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なんと言う名前? ジャーダ・翡翠、よ。  怖くない? ちっとも!
で、こうして記念撮影。 
 
が、私は例によって、少女の名を聞いてないのでした!!



リンドウですよね?  違っていたら、お教えを。
いかにも日本的な植物のイメージですが、あちこちで見かけ、
植物の繁殖力に驚かされます。

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家々の屋根をご覧下さい。 この辺りは瓦葺ではなく、雪が深いので、
傾斜のきつい、金属の屋根。

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家の雰囲気も、イタリアの普通見かける家とは違いますね。
スロヴェニアにも近く、この一帯は第1次大戦終了まではオーストリア領でした。



8月の半ばでしたが、山の空気は涼しく、既にコスモスが満開。
コスモス、イタリア語では、コズメーア・cosmeaと濁ります。

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イタリア最後の駅タルヴィシオ・ボスコヴェルデ・緑の森・Tarvisio Bosco Verde.
次の駅はオーストリア側になり、ウィーンにまで続く幹線駅!

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最初の写真でご覧頂いたのは、タルヴィシオ・町駅で、無人駅.

緑の森駅はかっては中央駅と言い、写真も当時の物ですが、
町駅の東1キロのがらんとした大きな駅で、駅前にいくつか建物があるだけの、
何も無い場所で、一層、旅情がかき立てられます。
この写真は、以前にもご覧頂きましたが、もう一度歩いた想い出に。 

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