4月6日の日曜に「白ワインの道」を行きつつ、偶然この日この道で行われていた
ジーロ・ヴェネト・Giro Venetoの自転車競技に出会いましたので、
半プロの自転車競技の様子を、葡萄畑の風景共々お楽しみ下さいね。
ジーロ・ヴェネト・Giro Venetoの自転車競技に出会いましたので、
半プロの自転車競技の様子を、葡萄畑の風景共々お楽しみ下さいね。
「白ワインの道」と呼ばれるのは、コネリアーノからヴァルドッビアーデネに至る
33キロの行程、15コムーネにまたがる、約3500へクタールの葡萄畑で、
これはグイア・Guia付近の眺め。

この日ご一緒していたのは、昨年春ウンブリアをご一緒したランさんご一家で、
今年はヴェネツィアに来られ、この日はお昼を近くのアグリトゥリズモで頂き、
白ワインの道をドライヴしていたのですね。
今年はヴェネツィアに来られ、この日はお昼を近くのアグリトゥリズモで頂き、
白ワインの道をドライヴしていたのですね。
この辺りの道は山に沿い丘を巡り、葡萄畑の中を縫って進む大変素敵な道なのです。

丘が入り組み傾斜がきつく、葡萄畑の畝たるや、まさに芸術の趣を呈し感嘆します。

丘の切れ目の隙間に村落が見えるのがグイアの集落、鐘楼で、
少し春霞がかかっているのが残念。

道端に車を止めこんな風景を愛でていると、パトのオートバイが横に止まり、
シニョーラ、もう少し車を奥に寄せて、5分後に競技者達が通るから、と。
自転車競技をしているらしい事は見えていましたが、一度通り過ぎたらお終いなので、
ホイ、ホイ、と車を寄せて待ち構えました。
ホイ、ホイ、と車を寄せて待ち構えました。
傾斜している葡萄畑に少し上り、待ち構えます。
お、向こうのカーヴにまず先発のパトカーが何台か来て、そして代えの自転車を
積んだ車が来るのが見えます。
積んだ車が来るのが見えます。

はい、先頭の2人が! パトカーの2人乗りは競技の審判者。

我々の目の前のカーヴを行く先頭の2人。

続々と、競技者が向こうのカーヴを曲がって来ます。

道幅、カーヴ、そして傾斜の具合、お分かり頂けますか?

この「白ワインの道」はガイドブックにも、ヴェネトで最も美しい道の一つ、と紹介されて
いますが、上り下がり、カーヴ、傾斜、道幅と、自転車競技にはかなりきつい行程と。
こうしてたくさん通る時は、シャッ、シャッ、シャッ、シャッと、かなりの音が聞こえ、
ランさんのご主人はかなりの自転車狂なので、「高い自転車に、乗っているねぇ!」と。
突然の猫の登場ですが、ははは、ここは先程よりまた少し西へ進んだ所。

この白ワインの道にたくさんある「白ワイン製造直売」の家の前に車を止め、
試飲して買おうか、と車を止めたのですが、
家が高台にあり、その階段に待ち構えていた猫ちゃん達の、一人。
家というか店というか、に入っていくと、テーヴルには何人かの老人達がとぐろを巻き、
じっくりと飲んでいるのですね。 ご主人も心なしか赤い顔で。
この白ワインの道周辺は、発泡性の辛口白(プロセッコ)の有名産地で、
何種類かをポチッとづつ試飲しながら (車ですので!)ここで3本買いました。
1本が4~5エウロ位だったかな?
辛口白、と言っても、フルーティーな軽い辛口からかなりの辛口まで色々あり、
いずれも大変美味しい!!
じっくりと飲んでいるのですね。 ご主人も心なしか赤い顔で。
この白ワインの道周辺は、発泡性の辛口白(プロセッコ)の有名産地で、
何種類かをポチッとづつ試飲しながら (車ですので!)ここで3本買いました。
1本が4~5エウロ位だったかな?
辛口白、と言っても、フルーティーな軽い辛口からかなりの辛口まで色々あり、
いずれも大変美味しい!!
どうやら今日の自転車競技は、この周辺をぐるぐると何周かする競技と気が付き、
また車をひっこめて到着を待ちます。
また車をひっこめて到着を待ちます。

と、一人のシニョーレが声をかけて来ました。 「ここで、何をしているの?」
何でアンタにそんな事言われにゃいけん?! と思いつつも日伊親善を志す私めは、
「友人が来たので案内しているのです、私はコネリアーノに住んでいるもので」
「コネリアーノでなくて、スコミーゴだろう?」 な、なにぃ?!
とまぁ、このシニョーレは以前郵便配達で、夫が事故をした時家に知らせに来てくれた人。
話の途中で思い出し、大笑いしながら握手。
我々は石垣の上で喋りながら観戦。 すると警護のパトカーが来て止まり、
石垣の上の知り合いと話始めました。
こういう場面が如何にもイタリアらしく、私の大好きな状態!

パトカーの横の石垣の上には、スコミーゴ村の連中が車を止め観戦。
いっぱいやろう、と先ほどのシニョーレに連れられて飲みに行ったランさんのご主人の
情報では、ワインが箱で積んであり、チーズのでかい塊とハムの太いのが何本もと!
積んであるTVで実況中継していたそうで、それらを肴に一杯やりつつ観戦なのですね。
いっぱいやろう、と先ほどのシニョーレに連れられて飲みに行ったランさんのご主人の
情報では、ワインが箱で積んであり、チーズのでかい塊とハムの太いのが何本もと!
積んであるTVで実況中継していたそうで、それらを肴に一杯やりつつ観戦なのですね。
ご主人にはなみなみと注いでくれ、後ろにいたこの春中学に入る僕には、
「子供だから」と半分ほどを!!
というので、このパトのお巡りさんにも一杯飲ますのではないか、と期待して
見ていましたが、ははは、残念!
「子供だから」と半分ほどを!!
というので、このパトのお巡りさんにも一杯飲ますのではないか、と期待して
見ていましたが、ははは、残念!
道の写真だけだと平坦に見えますが、すぐ道の脇からこんな傾斜になり、
段々の葡萄畑が続きます。 畑にある小さい小屋は道具置き場か何かでしょうね。
段々の葡萄畑が続きます。 畑にある小さい小屋は道具置き場か何かでしょうね。

丘の傾斜に沿って続く畝。 本当に見事!
畝の間に見える黄色の帯はタンポポが花盛りなのです。

そして、こんな急傾斜も! まさに手作業の葡萄畑なのです。

また少し西に移動し、少し大きな集落のサント・ステーファノ。

撮っている場所は道脇のワイン醸造直売店の庭で、ここでもまたチョッピリ試飲し
(車ですので!) 2本買い込みましたぁ。
この辺り見渡す限りの葡萄畑。 営々と続く白ワインの畑です。

庭から眺めていると、再び競技者達が戻って来て村の急坂を下っていくのが遥かに。

一度この道に入り込み、まさに「到天耕」と表現したい葡萄畑を見た事があり、
我々も道を引き返し、この競技の道に入り込みました。
狭い道の両側にワイン醸造所が点在し、自転車競技観戦者、車がひしめきます。
その間を縫って進む我々の車、そしてその隙間を走る後続の競技者たち!
その間を縫って進む我々の車、そしてその隙間を走る後続の競技者たち!
進んで行くうちに、なんとも美しい緑! 畑の横にまた車を止めました。
畝の間を埋め尽くすタンポポ。 緑の草原、そして耕された土色。

草原の向こうに雑木林が広がり、芽吹き始めた木、白い花の咲いている木が。

特別な事の何もない草原ですが、なんとも清々しく、心が晴れます。
同じ場所から道の北側を。 やはりこちらも葡萄畑が、丘に、山に、這い登ります。

見事な葡萄畑。 耕して、天に到る。

とこうしている間に、再び道の向こうからパトカーを先達に、競技者の先頭グループが。

奥に第2陣のグループが続きます。 道の上り加減、奥の山の葡萄畑。

目の前を選手達が走り抜けて行きます。 この道の先何キロかにゴール地点があり、
これが最後の周回、ラスト・スパートだった様。

こうした地方競技で、20歳までに頭角を現さないと本当のプロ生活には入れないそうで、
確かにきつい競技ですね。
大方の選手が通り過ぎ、観戦の車もぞろぞとと動き始め、我々もついて行きましたら、
選手の表彰が始まっているのが道の奥の広場に見えました。
選手の表彰が始まっているのが道の奥の広場に見えました。
夕方、TVの地方ニュースを楽しみに見ましたら、チョッピリの映像と、誰それが優勝と、
ホントにさらっと、出ましたねぇ!!
ホントにさらっと、出ましたねぇ!!
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先ほど、ウンブリア8日間の旅から無事戻って来ました。
半日雨降りの日があっただけで、お天気に恵まれ、また黒くなって・・!
半日雨降りの日があっただけで、お天気に恵まれ、また黒くなって・・!
アッシジのお祭りも想像していたよりずっと素晴らしく、トーディ、ナルニも大いに気に入り、
ナルニで出会ったギルランダイオの祭壇画に魅せられ、デルタの町の陶器もしっかり買い。
ナルニで出会ったギルランダイオの祭壇画に魅せられ、デルタの町の陶器もしっかり買い。
写真の整理が出来次第 (2080枚、撮っていました!)
順にご紹介、見ていただきたいと思います。 お楽しみに!!
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