・ ガルダ湖 北端 ・ トルボレ、 リーヴァ・デル・ガルダ

今日はつい先日行って来ました ガルダ湖の北端にある、トルボレと、 
リーヴァ・デル・ガルダ、そして高速沿いの途中のサッビオナーラという村にある、
中世のお城をご覧頂きます。

サッビオナーラ・Sabbionaraは、ヴェローナから北に向かう高速沿い、
アヴィオ・Avioで降りてすぐに。

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この北に向かう高速と並んで、国鉄と国道が狭い谷の間を縫うようにして走り、
2度程国鉄で通った時に山腹に見えた、中世さながらのお城を、
一度ゆっくり見たかったのですね。

お城が見える位置まで、狭い狭い村の道をかするようにして抜け、
駐車場に入れて後、歩いて上ります。
上はかなり登ってからの、村の眺め。



閉ざされた古い教会があり、その向こうに険しい岩山に挟まれた狭い平野が、
細く細く続くのが見えます。

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教会前の桜の木に、既にこんなに色づいたサクランボがありました。

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到底手の届く高さではなく、低い部分のまだ余り色が赤くないのを
ちょっぴり頂きましたが、これが、甘くて美味しかった!
ならば、このくらいの色艶だと・・、ウム! もう誰かが、かじっておるな?!



葡萄の花が咲き、花が実に変化しかけて。

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どんな種類の葡萄か分りませんが、花の房の長さが約10センチほど。
スコミーゴ村のを確かめると、倍以上の長さで、花もこの様に詰まっておらず、
やはり種類の違いなのでしょうね。



これが、サッビオナーラのお城。 北の岩山を背に、山腹に広がります。
 
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下の平野を走る電車の窓からは、お城の中庭が見え、まさに絵に描いたような
中世のお城そのものなのです。

が、折角訪ねて坂道も登りましたが、残念、月曜、火曜日はお休みで、
博物館、美術館を訪ねる予定の方、特に月曜日にご注意を。
ええ、再度訪れましょう。

追記:この城は2016年になって訪問出来、記事もありますので、
   再アップ出来次第、見て頂けるよう、リンク致します。2018.12.24



今回の旅行でたくさん見たもの、それは、このオリーヴの花。
小さな、薄い黄色がかった白い花で、たくさん、たくさん開いて。

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ガルダ湖周辺は北に位置するにも拘らず、周囲を山に囲まれての温暖な気候で、
オリーヴや、レモン栽培で有名なのです。



特別でもないゼラニウムの花ですが、なんとも言えない鮮やかさに、
思わず立ち止まり、見とれました。

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街角の花屋さんの花も、こんな塀の上の鉢植えの花も、紫外線の関係か、
大変に鮮やか。 後ろに見えるキーウィも、この辺りでよく見かけました。



ラヴァンダ(ラヴェンダー)は、道の植え込みにも良く使われます。
今のこの時期、花が開きかけ、そろそろと香りが漂います。
       
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◆ そして、トルボレ・Torboleに

トルボレは殆どガルダ湖北岸に近く、かってゲーテが滞在したという保養地でもあり、

ヴェネツィア共和国が、6隻のガレー船、25隻の大船を雄牛に引かせ、
人力と共に10キロの山越えをし、見事ガルダ湖の領有に成功。
ヴィチェンツァを占領していた、ミラノのヴィスコンティ家を打ち負かしたという、
歴史のロマンを物語る町でもあるのです。
一度、この山越えを自分もして見たい、そんな好奇心も、勿論!
      
考えていたよりもかなり平坦な道のりで、急な坂道は最後に少しの、
標高280Mの峠道でした。
そして山道を抜け、カーヴを切った途端に目に入ったこの風景!

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車の中で、3人が思わず「ワァ~!」と歓声を上げました。



ガルダ湖の西岸側、険しい岩山が湖に迫っているのが、ご覧頂けましょうか。

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この岩山の為に、西岸側は行程の半分以上が、大変狭いトンネル続きで、
一度バスで通った時でさえ肝を冷やしたので、今回は自主規制で東から!



岸辺に下りて、西岸側を。 トルボレ、リーヴァの一帯は、北の背後を高い山で
護られた形ですが、風が強いので、ウィンド・サーフィンのメッカとして有名です。

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写真にも少し写っていますが、実際は、もっと、もっと、うようよと!



こちらは東岸側の眺めで、背後の山の断層が面白く。

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岸辺に沿ってホテルやレストランが並び、背の高い糸杉が風景にアクセントを。
これは、ガルダ湖特有の光景で、いかにも、洒落た保養地のイメージ。



風はきついのですが陽射しが強く、湖岸に並ぶベンチでは、ウィンド・サ-フィンを
する若者達を眺めながら、ヴァカンス客が日光浴です。

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ガルダ湖は特にドイツ人が多いのですね。 まぁ、北イタリア一帯がそうですが。


  
例によって、カモ達がたくさんいます。 彼の羽が、一際美しく、
写真を撮ろうとしましたら、ちゃんと立ち止まって!
       
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頭から首筋が濃い緑に煌いた、伊達男!



細い突堤が突き出し、小さなボートが、舫っていました。
薄いピンク色の壁に緑の窓の、小さな監視所かな。

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突堤の先。 特別な事は何も無いのですが、湖畔風景。

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立ち並ぶレストラン、そしてホテル。
どことなく華やかな、そして海辺とはまた違う、湖岸の保養地。

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突堤の先から、西岸の眺め。

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この中程のレストランでお昼を。 ウンブリアと違い魚があり、大満足の私!
ガルダ湖は漁業も盛んで、白身の魚が美味しいのです。



◆ ガルダ湖北端 リーヴァ・デル・ガルダ

トルボレから西に4キロほどにあるリーヴァは、既にご紹介しているので、
今回は少し趣を変えてご覧頂きますね。

これは、思い切り振ったら、ホームラン!のような写真。
ワン君に彼女が浜の石を投げ、彼は勇んで取りに行くのですが、見つからない。
そうやって大喜びで、遊んでいるシーン。

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彼の尻尾が、煌く水しぶきを振りまいて! 本当に2人とも楽しそうで。



リーヴァには長い浜が続きます。 皆思い思いに、日光浴を。

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一番西端の突堤に、白いドレスが、ひらひらしている! 見に行こうぜ!

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何の撮影か分りませんが、モデルさん、皆、背が高く!
この彼女の笑顔が、なかなか。

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逆光の位置からで、金髪が良く目立ちます。 風になびいて、とても綺麗。
後のオレンジのシャツが、カメラマン。

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ベンチの4人組。 遥かに、過ぎし方を眺め。

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