今日はアクイレイア・Aquireiaのご案内を。
アクイレイアが歴史に登場するのは181年、ローマ軍が3000人の兵を
駐屯させた事に始まりますが、実際の町の起こりはもっと古くからといわれます。
ローマ期に第2のローマと言われるほどに栄え、中世に衰退したこの町、
アクイレイアの、かっての華やかさをご紹介いたします。
駐屯させた事に始まりますが、実際の町の起こりはもっと古くからといわれます。
ローマ期に第2のローマと言われるほどに栄え、中世に衰退したこの町、
アクイレイアの、かっての華やかさをご紹介いたします。
写真は、絵葉書と旅行雑誌Travellerから。
まず、アクイレイアの象徴を。 左上から順に下へ、 鐘楼、 金貨、
床モザイク、 フォロ、 バジリカ、 バジリカの床モザイク。
床モザイク、 フォロ、 バジリカ、 バジリカの床モザイク。

アクイレイアの地図をどうぞ。
1. ムゼオ・パレオクリスティアーノ(初期キリスト文化博物館)
2. ポルト・フルヴィアーレ (川の港遺跡)
3. フォロ・ロマーノ (公共広場・裁判所)
8. ムゼオ・アルケオロジコ・ナツィオナーレ (国立考古博物館)
9. バジリカ
1. ムゼオ・パレオクリスティアーノ(初期キリスト文化博物館)
2. ポルト・フルヴィアーレ (川の港遺跡)
3. フォロ・ロマーノ (公共広場・裁判所)
8. ムゼオ・アルケオロジコ・ナツィオナーレ (国立考古博物館)
9. バジリカ

バジリカの正面。 5世紀から始まった蛮族の襲撃で何度も破壊され、
現在の物は9世紀から11世紀にかけて、修復再建されたもので、
ゴシック・ロマネスク様式。
現在の物は9世紀から11世紀にかけて、修復再建されたもので、
ゴシック・ロマネスク様式。

内部は3廊式になっていて、大変素朴で壮大な雰囲気。
2列に10本の円柱が並び、4世紀始めの素晴らしい床モザイクが残ります。

床モザイクのある場所の地図をどうぞ。 一番右から
・バジリカ内部の南側、ここにBuon Pastore・良き羊飼いのモザイク
・内陣奥の地下、ここにフレスコ画で飾られた地下聖所
・鐘楼内部床面、ここには鳥や、動物のモザイク
・鐘楼北面側壁、ここに、鶏と亀の戦いのモザイク
・バジリカ内部の南側、ここにBuon Pastore・良き羊飼いのモザイク
・内陣奥の地下、ここにフレスコ画で飾られた地下聖所
・鐘楼内部床面、ここには鳥や、動物のモザイク
・鐘楼北面側壁、ここに、鶏と亀の戦いのモザイク

◆追記です◆
これを書いた時から随分事情が変わりまして、現在は内部の床モザイクも
アクリルの歩道の上から見れるように、鐘楼下のモザイクも聖堂内から入って
見れるようになりました。
これを書いた時から随分事情が変わりまして、現在は内部の床モザイクも
アクリルの歩道の上から見れるように、鐘楼下のモザイクも聖堂内から入って
見れるようになりました。
聖堂内部の床モザイクは、キリスト教圏における最大の大きさを誇るとの事で、
700平方Mに及びます!
700平方Mに及びます!
ただし普段はシートで覆われていて、こんな風にチョッピリと見せて頂けます。

絵葉書で、床モザイクを。 福音書のモチーフとの事で、「木の上の、イセエビ」!
美味しそう!! でも、なぜ木の上なの?
美味しそう!! でも、なぜ木の上なの?

★ さちこ&Vaniaさん、と仰る方がコメントで教えてくださいました。
旧約聖書の中に、Gesue'というのが出てきます。 モーゼの後継者で、
約束された地、エルサレムに人々を導く人で、日暮れまでに戦に
勝たなければならなかったことから、”太陽よ止まれ”と、言ったといわれ、
イセエビではなく、鋏がない海老類が、太陽がひるむ、あるいは、あとづさりする
と言う意味を表しているそうです。
と言う意味を表しているそうです。
木は5本のうちの一本で、それぞれ1000年をあらわし、
6000年目にイエスキリストが再来し、8000年目には神が創造した
本来の世界が現れるといわれ、つまりエポカリスとなるとキリスト教徒が信じていた
ということです。
さちこ&Vaniaさんに感謝です!
「魚釣りのシーン」 何と、躍動感溢れ、魚の多くて、大きな事!

この魚を見てください! 名前が特定できそうな位、描写が優れています。
職人の技とはいえ、4世紀にすごい物ですね。
職人の技とはいえ、4世紀にすごい物ですね。

「良き羊飼い」のアップ。 実はこの絵葉書に驚きで、今迄何度も見ていて
気がつかなかった事は、羊飼いの右手にある「パンの笛」!
気がつかなかった事は、羊飼いの右手にある「パンの笛」!

ギリシャの時代から伝わるパンの笛、イタリア語で「シリンガ」と言いますが、
何度も本等で読みながら、今回始めて、ここに登場しているのに気がつきました!
バジリカ内で、国際的なコンサートも行われるとの事。
音の響きが、素晴らしいでしょうね。

一度、アッシジのサン・フランチェスコ教会でその夜コンサートがあると知り、
大急ぎでシャワーを浴びて行ったのに、既に扉がしまっていました!
翌日偶然道であった日本人から、素晴らしかった!と聞き、
とても残念だった事、今も忘れません。
一度、音の響きを、経験してみたいものです。
とても残念だった事、今も忘れません。
一度、音の響きを、経験してみたいものです。
ちょうど鐘楼が真っ直ぐ奥に見える場所、にバスが止まります。
何世紀も経ているような糸杉の並木道で、荘重な雰囲気がありますが、
何世紀も経ているような糸杉の並木道で、荘重な雰囲気がありますが、

その道の西側一帯、そしてバジリカの北側、最初のアクイレイアの地図で言うと
5,6,7の一帯に、発掘されたローマ期の家の跡が広がっています。
5,6,7の一帯に、発掘されたローマ期の家の跡が広がっています。
この写真は、道のすぐ西側から鐘楼を眺めたものですが、
次回に、家の跡に残るモザイクなどもお目にかけますね。
次回に、家の跡に残るモザイクなどもお目にかけますね。
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