今日は「トゥッティ・イン・ピアッツァ・みんな、広場へ」と題し、ウンブリアの
お祭りのご紹介で、勿論、槍の試合も、お神輿かつぎも、時代衣装の美女もいますが、
美味しい物、美しい物もあります。 いざいざ、まずは広場へ!!
美味しい物、美しい物もあります。 いざいざ、まずは広場へ!!

写真は、すべてDeAgostini出版と、specialeTOURINGからです。
ウンブリアの地図をどうぞ。
ご紹介する場所は、ナルニ・Narni ベヴァーニャ・Bevagna ノルチャ・Norcia
グッビオ・Gubbio フォリーニョ・Foligno そしてスペッロ・Spelloです。
ご紹介する場所は、ナルニ・Narni ベヴァーニャ・Bevagna ノルチャ・Norcia
グッビオ・Gubbio フォリーニョ・Foligno そしてスペッロ・Spelloです。

ベヴァーニャの中世風・「ガイーテの市」. ベヴァーニャ・Bevagnaの町では、
毎年6月末の1週間、町のすべての人々が中世の生活に戻り、
当時の市のお祭りで賑わうのだそう。
毎年6月末の1週間、町のすべての人々が中世の生活に戻り、
当時の市のお祭りで賑わうのだそう。

勿論特産の「タルトゥーフォ・トリフ」も売られているのが見えます。
台の上中央の籠に黒く見えるのがそれで、1キロ150エウロ(21000円程)と。
悔しいけど、まだ食べた事がないので、なんとも・・・!
これがお祭り期間中の様子で、「中世の村に変身する」と。

女性が長い衣装をつけるとなかなか良い、といつも思うのですが、如何?
皆さん、のんびりと楽しそうです。 コンサートや、弓の競技も行われ、訪れる人々も
中世に戻って楽しめるそうです。
この女の子の写真に大変魅かれ、この雑誌のウンブリア特集を皆さんにも、と
思ったきっかけになりました。 愛おしいというか、あどけなさに胸が痛くなる程で。
思ったきっかけになりました。 愛おしいというか、あどけなさに胸が痛くなる程で。

ノルチャ・Norciaは豚肉の加工食品で大変有名ですが、ここにはチーズ、サラーメ、
オリーヴ油、蜂蜜、そして豆類が見えます。

ノルチャはまた18世紀まではイタリアの外科医の学校でも有名でしたし、
ウンブリアにおいてちょっと特殊な位置も占めている様で、機会を見つけてご紹介を。
これが有名なノルチャのタルトゥーフォ・ネーロ・黒トリフ。
といっても、私はまだ白も、黒も食べた事がないので、味をご説明できず残念!
中が、霜降りの様になっているのですね?! フ~~ム。

ノルチャのタルトゥーフォ・ネーロを使った、ストゥランゴッツィ・strangozzi.
皆さん、美味しさを御想像ください!!

グッビオのお祭り、「大ローソク競走」。 この有名なお祭りは高さが4mもある
巨大なローソクを担いで走り回り、山上のバジリカに奉納する為につづれ折りの
山道を登るのだそう。

熱狂的なお祭りもまずは神聖なミサから始まり、これは大ローソクを梃子の要領で
起こしている所。 さぁ、広場の熱狂が始まります!
大ローソクは男たちの肩に担がれまず広場を3周し、そして町の狭い道を走るそう。
3本ある大ローソクは、それぞれ天辺に町の守護神のサントゥバルド、サン・ジョルジョ、
サンタントニオの3聖人が鎮座し、揺すられ、衣を翻し走り回ります!!
3本ある大ローソクは、それぞれ天辺に町の守護神のサントゥバルド、サン・ジョルジョ、
サンタントニオの3聖人が鎮座し、揺すられ、衣を翻し走り回ります!!

大ローソクのお祭りの他に、グッビオにはもう一つ有名なお祭りがあり、
それは中世からの武器、石弓の競技会。

写真の様に固定し、水平に構えて歯車を使って広げるもので、その威力は物凄く、
一度TVで見て寒気を覚えた程で、騎士の甲冑など、紙のように軽~く射抜きます。
ナルニ・Narniの「輪の競技」は、建物の間に張られたロープに吊るされた輪を、
騎乗の騎士が槍で突き通す、というもので、14世紀から続いているそう。
騎乗の騎士が槍で突き通す、というもので、14世紀から続いているそう。

写真はこの競技に先立っての、時代衣装で行進の若き美人。
今日のブログの最初の写真も、このナルニの時代衣装の行進です。
フォリーニョ・Folignoのお祭り、クインターナ・Quintana.
クインターナ というのは槍の的の事で、この名を冠したお祭りは、あちこちにあり、
いずれも騎乗の騎士が槍で的を突く、突き通すというもの。
クインターナ というのは槍の的の事で、この名を冠したお祭りは、あちこちにあり、
いずれも騎乗の騎士が槍で的を突く、突き通すというもの。

この写真でお分かりのように、輪の中を突き通す競技で、
上のナルニのお祭りもやはり輪の中を突き通す競技の様子。
こちらはお祭りに花を添える、時代衣装の美人。
17世紀の素晴らしい衣装だそうで、フォリーニョでもお祭りの熱狂は変わりませんね。
17世紀の素晴らしい衣装だそうで、フォリーニョでもお祭りの熱狂は変わりませんね。

カーシア・Casciaの「薔薇の祝福」のお祭り。 カーシアは、14~15世紀の聖女
リータ・Ritaの町で、若くして結婚、暴力的な夫が殺された後、息子たちが
復讐をするより死ぬ事を神に願ったそう。
リータ・Ritaの町で、若くして結婚、暴力的な夫が殺された後、息子たちが
復讐をするより死ぬ事を神に願ったそう。

修道院に引きこもり40年、身体的な痛みを受ける事をも望み、
額にキリストの茨の冠の棘を受けたという聖女で、
その聖女リータの祭日に、善男善女が薔薇の花束を持って集まります。
その聖女リータの祭日に、善男善女が薔薇の花束を持って集まります。
スペッロ・Spelloの「インフィオラータ・Infiorataのお祭り」は、町中の通りに
図柄を花びらの色を利用して描く、というものですが、
図柄を花びらの色を利用して描く、というものですが、
これはお祭りに賑わいを添える吹奏楽バンドの面々。 女性もいますね。

南フランスの海岸に続く紺碧海岸の街でも行われますし、ローマ近郊でも確か
あったと思いますが、ここスペッロのは大変大掛かりで、素晴らしいもので、
元々はキリスト教の祭日と結びついたお祭りです。
インフィオラータに使われる花びらは、全て自然の色、本物の花びらで、
人工の色や作り物の花びらはなしで、今それぞれの家の戸口で花弁むしり。

図柄に沿って手直しの最中。 既に出来上がった所を壊さぬよう細心の注意、
片脚で! 両膝にサポーターをつけているのを見て、ご苦労さんで~す!

全部で70もの作品が作られるそうで、これがそのうちの最大級の作品と。
場所が、広場と道の上ですから、見るのには不便だろうと思っていましたら、
やはり櫓が作られているので安心。
場所が、広場と道の上ですから、見るのには不便だろうと思っていましたら、
やはり櫓が作られているので安心。

花びらの作品で感心するのは、中間色の使い方が素晴らしい事。
絵の具なら簡単ですが、この色はどの花の花弁、と特定するのには、
花に関する大変な知識が要求されることでしょうね。
最初にこの写真を見たとき、書体の感じがすごいなぁ!と思いましたら、この作品が
2006年度の賞を獲得した、その一部分だそう。 なるほど、なるほど!!
2006年度の賞を獲得した、その一部分だそう。 なるほど、なるほど!!

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