・ ウンブリア陶器の町・ デルタ、グアルド・タディーノ、グッビオ・・

今日はウンブリア紀行の第2回として、手工業の盛んなウンブリアにあって、
世界に知られた陶器の町々、デルタ、グアルド・タディーノ、グッビオ、
オルヴィエートをご案内です。 
 
先回のアッシジ同様、DeAgostino出版の旅行雑誌
「ウンブリア・緑の魂」からの記事、写真でご紹介です。 ではどうぞ。

ウンブリアはイタリアのどこにあるか、はい、この赤い部分がウンブリア州。

1-1301_sh01_t_t.jpg

こうして見ると、ほぼイタリア半島の中央部にある事が分り、
「ウンブリアはイタリアのハート」とも呼ばれます。

左上隣がトスカーナ州、左下隣がラツィオ州で首都ローマが。



もう一つ、ウンブリア州の地図を。
ほぼ真ん中にペルージャ・Perugiaがあり、今日のデルタ・Derutaはその南、
グッビオ・Gubbioは北北東、グアルド・タディーノ・Gualdo Tadinoは北東に。 

2-3751_t_t.jpg

アッシジ・Assisi、オルヴィエート・Orvieto、スポレート・Spoleto、
ノルチャ・Norcia など、囲いましたので位置を確かめて下さいね。



世界中にその名を知られるデルタの町。 手作り陶器の歴史は古く、
8世紀に遡ります。 

3-0553_t_t.jpg

周辺の丘から良い粘土が採取された事から始まり、中世においては
ヨーロッパ中の貴族の館、テーブルを飾りましたが、当時は、単なる職人の
手工業ではなく、芸術と同じ位置にあったとか。



町には幾つもの、手作り、手描きの陶器工房があるそうですが、
これはマヨリカ焼きの工房。 この雰囲気、素晴らしいでしょう?

4-0450_sh01_t_t.jpg



デルタには陶器博物館があり、16~18世紀にかけての芸術的な作品が
多数収集され、展示されているとの事。 
 
6-0239_t_t.jpg

5-0239_t_sh01_t.jpg      

最初は素朴な形、デザインで始まった物が、イスラムの図柄の影響も受け、
複雑に、動植物の柄も入り込んできたのだそうで。



こういった人物像の入ったもの、名画の中の人物像であったりを見かける事も
多いですが、絵として見ると、納得できる物がなかなかで。
が、これは素晴らしいですね。 

7-0239_sh01_t_t.jpg

8-0239_sh02_t.jpg

縁の柄が同じですから、何かのセット物の一部だったのでしょうか。
  
よく使われた色は、緑青色、オレンジ、コバルト・ブルー、との事。



グアルド・タディーノ。 町を見下ろす中世の要塞は現在市の博物館に。
やはりここも周辺からの豊富な粘土の産出があり、中世において既に評判の
陶器の町でした。 

9-1050_t_t.jpg
 
そして19世紀、忘れられていたマヨリカ焼きの「光を反射する」手法を、
高い技術で復活させ、現在世界中に評判を取っている、との事。



グアルド・タディーノの工房の様子。 手描きで、模様がやはりイスラムの影響
を受けた植物柄。 こういう作品はすべてろくろ製作で、焼きは木を燃やす窯と。

10-0143_t_t.jpg



マヨリカ焼きの陶器製作の様子を現した陶板。 多分、工房・店の表にあるものと。
伝統の一点物、床や壁のタイル、飾り皿、観賞用を兼ねた食器等が評判との事。

11-0342_t_t.jpg



山の中腹にかけて広がるグッビオの、町の感じが良く出ている写真を。

12-4938_t_t.jpg

狭い道の両側にこうして家が立ち並び、道は上がり下がり。
たくさんの店先に陶器が並び、観光客が品定めをしつつ、時に陶板に書かれた
警句を読んで、大笑いしていたのを思い出します。

どんなのか、って? 「家のパパは、トイレの中でのみ王様」とか、
「夜はライオン、朝は兎」とかね。 ホラ、洋の東西一つも変わりませんね。



グッビオの町の壁ですが、こんな風に、ウンブリアのあちこちの町で陶器が店の
表にかけられ売られています。 アッシジでもペルージャでもご覧の方も多いと。

13-0735_t_t.jpg

色も形も良く見るものですが、真ん中の下のテラコッタ風のものは、
「猫注意」「犬注意」の陶板です。 猫、犬の親子で、恐くはありませんね。



金色燦然たるオルヴィエートのドゥオモは余りにも有名ですが、その周辺の、
アーチをくぐりながら広がる小路をたどると、こんな風に店が並んでいます。 
古い印刷物の復刻版、陶器、人形、等など。
       
14-1759_t_sh01_t.jpg

ここもエトルスクの町で、小高い山の上に広がり、地下にもう一つの町があります。 
昔は作業場に使われたり、備蓄場所であった様で、ガイド付きで見学そう。



オルヴィエートのドゥオモは、余りにも正面は金ぴかで、晴れやかで華やかで、
なので、私の好きな側面の縞柄をどうぞ。 ドメニコ会派独特の縞柄だそうで。

15-1701_sh02_t_t.jpg

異端宗教裁判ではドメニコ派が大活躍したそうですが、そんな内の熱狂的な激しさも
秘められている様で、この縞柄、大好きです。


*****

ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!


*****

コメントの書き込みについてのお願い。

ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、  
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。


この記事へのコメント