今日はヴィットリオ・ヴェネトから西に7キロ程にある湖、レヴィーネ湖の北の山腹
にあるサントゥアーリオ・聖所のご紹介です。 写真は4月の下旬、どうぞ!
にあるサントゥアーリオ・聖所のご紹介です。 写真は4月の下旬、どうぞ!
サントゥアーリオ・聖所、というとちょっと固く聞こえますが、日本だと「庶民信仰の場」
というのか、近くにあって、散歩がてらちょっとお参りに、という場所ですね。
というのか、近くにあって、散歩がてらちょっとお参りに、という場所ですね。

実際、少し山の上とか人里離れた場所にあり、近くの人々が毎日山道を運動
かたがた登る、というスタイルも定着しているようです。
で、あの上に見える白い教会まで、行きます!
かたがた登る、というスタイルも定着しているようです。
で、あの上に見える白い教会まで、行きます!
これが道路に出ている標識。 上から3番目の、
サントゥアーリオ・サン・フランチェスコ・ダ・パオラ18世紀、がそれです。
サントゥアーリオ・サン・フランチェスコ・ダ・パオラ18世紀、がそれです。

同じサン・フランチェスコという名前でも、アッシジの聖人とは別人です。
この辺りの農家の造りは少し特徴があり、壁は石積みですがベランダなどは木で、
階段が雪が深い土地独特の、外から直接2階に上がれる形です。

多分1階部分は物置とか家畜用で、2階が居住部と。
この農家は住んでいた人が年老いて亡くなり、その後放置、そんなイメージ。
こちらもやはり古い家ですが、煙突が修理され、住んでおられる様で、
やはりこの家も、外からの階段が2階部分に直接に。

日本の家はウサギ小屋だといわれますが、今頃そういう言葉は無いと思いますが、
ですが、こちらの農家も結構小さいのですよ。
家全体が大きくても住んでいる所帯数が複数とか、部屋自体は大変小さいとか。
公共の建物は大変立派で大きく天井も高いですが、
一般の農家、豊かでない農家は大きくありません。
藤の花は桜の後、というのは日本の常識で、こちらでは土地の条件次第で、
4月早々に満開になる場所がたくさんあります。

藤の紫色は日当たりが良いと上手く出ませんが、幸いこれは日影で。
こちらはきちんと修復され、素敵に変身したお家。
こうした古い家は壁が厚く、60センチ程もあり、どっしりで、センス良く修復されると
大変見事になりますが、その代わり、今様の新築の家よりも大変高くつくそうで。

こちらの家も見事です。 石積みの壁の素晴らしい所は見せ、他は白壁で覆い、
古い瓦も使い、玄関前の敷石も見事。 と、どこか建築評論家みたいな口調で!

白壁のせいか、何となしスペイン風なイメージを思い浮かべますね。
家の立ち並ぶ狭い道をあちこちと曲がりつつ、少しずつ登って行きます。
これは集落を抜けたあたりからの眺めで、古い家の家並みがカーヴを描きます。
これは集落を抜けたあたりからの眺めで、古い家の家並みがカーヴを描きます。

この素敵なカーヴの道! なだらかにカーヴし、合流して下る道。
とても懐かしいイメージが湧きます。

もう少し登ったあたりから、西にレーヴィネの湖が逆光で春霞に霞みます。
結構大きな湖が細長く2つ続き、ピクニック用の場所もあり、素晴らしい自然のままの
水辺が四季ともに楽しめます。

坂の途中に、九官鳥の大きな籠が外に出ているお家があり、日本と同じ様に、
家族のそれぞれの声で答えて、通行人の笑いを誘います。
家族のそれぞれの声で答えて、通行人の笑いを誘います。

時に「マカーコ!」と叫び、皆どっと笑いますが、これは、猿とか馬鹿、という事で、
相手が九官鳥ですから、笑っておれますよね、ははは。
いよいよ、サントゥアーリオ・聖所の教会の下。
かっては、ここに修道僧達がお祈りの生活を送った修道院もあったのでしょうが、
現在は閉じられている様で。

いよいよの最後の所は、かなりの急坂で、細い山道をよじ登る感じ。
外の坂道にせり出してかってのトイレがあり、が、足の下は何もなく山の坂のみ!!
フーム! と、映画「薔薇の名前」を思い出しましたが。
外の坂道にせり出してかってのトイレがあり、が、足の下は何もなく山の坂のみ!!
フーム! と、映画「薔薇の名前」を思い出しましたが。
鐘楼についている人物像の顔をどうぞ! なんとも中世的な稚拙な顔で驚きました。
確か18世紀 と道脇の標識にはありましたが、元々は案外もっと古いのかも。

と言うのも実際に登って受けるイメージは、この顔の雰囲気がぴったりなのですね。
今は集落も大きく開けていますが、かっては・・?!
山道を下り、少し歩いて湖に。 湖畔の木々が芽吹き、花は殆ど散り、
草原にはデイジーやタンポポがいっぱい。 岸辺の枯れた葦がとても良い色に。
春満開の湖の岸辺。
草原にはデイジーやタンポポがいっぱい。 岸辺の枯れた葦がとても良い色に。
春満開の湖の岸辺。

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