コネリアーノから北西に向かう、葡萄畑の間を縫って続く道は「白ワインの道」と
呼ばれますが、コネリアーノ寄りの半分は昨年の春にご紹介いたしましたので、
呼ばれますが、コネリアーノ寄りの半分は昨年の春にご紹介いたしましたので、
今回は西の3分の1ほど、サント・ステーファノ・Santo Stefano近辺の様子、
そして最終点ヴァルドッビアーデネ・Valdobbiadeneの町をご案内いたします。
この日曜に運転実習を兼ねて、フェルトゥレ・Feltre という少し奥の町まで
行ってきましたが、素敵な古い町ですので、また改めてご紹介しますね、
大変な好天に恵まれ、白ワインの道のサント・ステーファノ一帯を通りつつ、
何回か道脇に止まり撮りました。
何回か道脇に止まり撮りました。

この県道の中でも、指折りの美しい風景の道と言われ、葡萄畑を縫い、
小さい町、村が次々と続いていきます。
小さい町、村が次々と続いていきます。
こうした小さな丘がいくつも入り組み、段々畑にも似た葡萄畑でびっしりと埋め尽くされ、
道は上がり下がりしつつ、丘を縫って入り込み、また出て、続いていきます。


向こうの山裾まで、葡萄畑が続いているのがお分かりでしょうか?
今年は暖冬だったので、葡萄畑の畝の間が、びっしりと草の緑で埋まっています。
それにしてもこの傾斜の畑に、営々と葡萄を育て美味しいワインを造り続ける人々。
まったくもって、頭が下がります。
それにしてもこの傾斜の畑に、営々と葡萄を育て美味しいワインを造り続ける人々。
まったくもって、頭が下がります。

緩やかにカーヴを描きながら、丘を巡るライン。 このサント・ステーファノ近辺が
最も密に県道の近くまで丘と葡萄畑が迫っているので、こうした眺めを愛でる事ができ、
手前を通っている道の北側はすぐ山。
手前を通っている道の北側はすぐ山。
こちらが県道の北側に迫る山腹ですが、こちらも目いっぱい、葡萄畑がせり上がります。

一度この辺りで、南の谷の方に入り込んだ事があり、その時、周囲全部を
せり上がる葡萄畑に取り囲まれ、感嘆して見上げた想いが、忘れられません。
素晴らしかった! 自然と、人間の働きとの渾然一体、そんな感じでした。
せり上がる葡萄畑に取り囲まれ、感嘆して見上げた想いが、忘れられません。
素晴らしかった! 自然と、人間の働きとの渾然一体、そんな感じでした。
こうして道脇に何十年、ひょっとしたら何百年、人々の願いと、感謝を受けつつ、
お出まし続ける、マリア様の祠。 洋の東西、人々の気持ちは同じですね。

奥に見える村、グイア・Guia. 葡萄畑の真ん中にあります。

絶好のお天気でもありましたが、道にはたくさんのサイクリング愛好家が繰り出し、
そして、オートバイの皆さんも。 この坂道、曲がり具わい、トレーニングには最適なのか、
次々とグループで、個人で通って行きます。

これからの季節は日曜ごとに、あちこちでサイクリングのレースも行われます。
ただ葡萄畑が広がるだけでなく、イタリアで初の命名を受けた「白ワインの道」の
名に恥じず、この道筋一体に、大変な数のワイン醸造所が存在します。
名に恥じず、この道筋一体に、大変な数のワイン醸造所が存在します。

それぞれの土地によってワインが違いますが、この一帯は看板に見えるように
プロセッコ・Proseccoと呼ばれる、白の辛口ワインが特に有名です。
プロセッコ・Proseccoと呼ばれる、白の辛口ワインが特に有名です。
そしてたくさんのアグリトゥリズムが点在し、週末にこの辺りに行くと、人々が集まり、
美味しい土地の産物と農家の手料理、そして美味しいワインとで、大いに楽しんでいます。
美味しい土地の産物と農家の手料理、そして美味しいワインとで、大いに楽しんでいます。
サン・ピエトロ・ディ・バルボッツォ・S.Pietro di Barbozzo.

これはワインのパンフレットにあった、サント・ステーファノの西にある、
サン・ピエトロ・ディ・バルボッツァという村の、かっての姿。 が今も変わらず、
この道が町を通り抜ける県道で、四角い鐘楼の先が修復されたのみ。
以下はガイドブックからの写真で、
コネリアーノから続く「白ワインの道」の終点の町ヴァルドッビアーデネの中心広場。
この町では毎年、有名な、唯一の「スプマンテ・発泡ワイン、の展示会」が開かれます。
この町では毎年、有名な、唯一の「スプマンテ・発泡ワイン、の展示会」が開かれます。

この町の西側をピアーヴェ河が流れ、河に沿って北東に辿るとベッルーノの町、
西に行くとフェルトゥレを通り、いずれもドロミテ山系に繋がり、いわばその麓
とも言えるヴァルドッビアーデネの町です。
上の写真、右側に見える町のドゥオモの鐘楼ですが、先端が玉ねぎ型で、
この形はイタリアでは少し珍しく、北方の影響でしょうか?
小さいながら、ちょっと洒落たイメージのある町です。
この形はイタリアでは少し珍しく、北方の影響でしょうか?
小さいながら、ちょっと洒落たイメージのある町です。


とはいえ、上がり下がりの九十九折の道の連続で、到底眺めを楽しむ状態では
なく、こちらからも良いなぁ、とチラッと思ったので、これをどうぞ。
なく、こちらからも良いなぁ、とチラッと思ったので、これをどうぞ。
地図をどうぞ。
右下、挟まれて赤い三角がみえる上にコネリアーノがあり、そこからくねくねと
西上方に続くオレンジ色の道が、「白ワインの道」で、
33kmの行程、15コムーネに跨る、約3500ヘクタールにわたる葡萄畑。
右下、挟まれて赤い三角がみえる上にコネリアーノがあり、そこからくねくねと
西上方に続くオレンジ色の道が、「白ワインの道」で、
33kmの行程、15コムーネに跨る、約3500ヘクタールにわたる葡萄畑。

肝心の、サント・ステーファノの名が見えませんが、最後のヴァルドッビアーデネと、
グイアのちょうど中間あたりが、今日のご案内でした。
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