今日は月一ゲストのグロリオーザさんの写真とコメントで、トスカーナの、
リグリア海沿岸に位置するピサ ・ Pisa のご案内です。
リグリア海沿岸に位置するピサ ・ Pisa のご案内です。
斜塔、そして「それでも地球は動いている」の言葉のガリレオ・がリレイの
街でもありますね。 美しいドゥオモ、洗礼堂、斜塔の姿を、ごゆっくり!
***
今回は、斜塔で有名なピサを紹介します。
ここは東方貿易で発展し、12世紀にはヴェネツィアと並ぶ海洋国家となった街。
しかし、ジェノヴァとの戦いに敗れ、フィレンツェに支配されるなどして、
次第に勢力を弱めてしまいました。
ですが、中世の繁栄を留める、歴史的遺産が多く残っています。
街でもありますね。 美しいドゥオモ、洗礼堂、斜塔の姿を、ごゆっくり!
***
今回は、斜塔で有名なピサを紹介します。
ここは東方貿易で発展し、12世紀にはヴェネツィアと並ぶ海洋国家となった街。
しかし、ジェノヴァとの戦いに敗れ、フィレンツェに支配されるなどして、
次第に勢力を弱めてしまいました。
ですが、中世の繁栄を留める、歴史的遺産が多く残っています。
フィレンツェから、電車で約1時間で行けるコンパクトな町です。
まずは奇跡の広場と呼ばれるドゥオモ広場から。
左から洗礼堂、中央に大聖堂、そして右が最も有名な斜塔です。
ホテルの屋上から早朝に撮った風景です。
左から洗礼堂、中央に大聖堂、そして右が最も有名な斜塔です。
ホテルの屋上から早朝に撮った風景です。

斜塔を少しアップしてみました。
背景の、トスカーナの山々が霞んでいい具合です。
背景の、トスカーナの山々が霞んでいい具合です。

朝食後、歩いて広場へ。 鉄道駅からは、バスで10分たらず、
歩いても、20分ほどで着きます。
歩いても、20分ほどで着きます。

建物の柱などをよく見ると、古代遺跡などで使われていた石を、
再活用しているのがわかります。
これは洗礼堂の柱ですが、HADRIANO、ANTONINOなどの人名と思われる
文字が見えます。 ひょっとして古代ローマのあの皇帝たちの名前かも・・・

大聖堂の正面。 多色大理石を使った、繊細なピサ・ロマネスク様式の代表です。

前の画像の、屋根のてっぺんにある聖母子像が、修復のため、付属美術館に
降ろされていました。 今は代わりに、イミテーションが飾られています。

正面入口扉の装飾です。
ここにはマリアの生涯が描かれていますが、これはイエス誕生のシーンでしょう。
ここにはマリアの生涯が描かれていますが、これはイエス誕生のシーンでしょう。

中に入りましょう。
左祭壇付近にある「天使の燭台」、ジャンボローニャの作品です。

内部の備品の中では一番の貴重品、ジョヴァンニ・ピサーノ作の説教壇。
14世紀の作品です。

正面奥に見える巨大なモザイク「玉座のキリスト」、圧倒的な迫力です。

クーポラの天井画。 聖母被昇天でしょうか。
誰の作品かわからないのですが、とても美しい絵でした。

大聖堂の隣りにある、洗礼堂です。 下層は、大きめの半円アーチが続いて、
安定感を与える一方で、上層は、柱と尖塔アーチが連なって高さが強調されています。
こんなブラインドアーチの列が、ロマネスク様式の特徴です。

洗礼堂は、階段で上に上がれます。 上から内部を見たら、こんなに見えます。
ジョヴァンニの父、ニコラ・ピサーノ作の説教壇はこちらです。
ジョヴァンニの父、ニコラ・ピサーノ作の説教壇はこちらです。

同じ広場にある「カンポ・サント」、貴族たちの墓所です。
第二次世界大戦末期に、爆撃によって大きな被害を受けた場所だそうです。

中庭には、ゴルゴダの丘から持ち帰った「奇跡の土」が敷かれているそうです。

修復された壁画が、展示されていました。 聖書の物語でしょう。

この広場から10分も歩くと、アルノ河の河畔にたどり着きます。
そう、フィレンツェのポンテ・ヴェッキオの下を流れる、あの河の下流になります。
そう、フィレンツェのポンテ・ヴェッキオの下を流れる、あの河の下流になります。

この日は風もなく、ゆったりと散歩を楽しみました。 家並みが、見事に
川面に映っています。
川面に映っています。
ピサは、ツアーなどだとドゥオモ広場を見学してすぐ移動してしまうスケジュールが、
殆どらしいですが、この辺りのたたずまいも、素晴らしいですよ。
夕方になって、川全体が夕陽を浴びて、黄金に輝きます。

夕陽といえば、洗礼堂も、夕方は、(といっても午後8時過ぎですが)
こんな形に、シルエットになって浮かび上がりました。

斜塔は、長期間の倒壊防止工事が一段落して、予約制で、登れるように
なっていました。 昼過ぎ、急に怪しげな雲が湧いたときのショットです。

夜は、広場がライトアップされます。
手前の子供の彫刻像と、斜塔とをコラボさせてみました。

夜の、大聖堂と斜塔です。 昼だと人だらけの広場ですが、
夜になれば、こんな無人の風景も撮ることが可能です。
夜になれば、こんな無人の風景も撮ることが可能です。

***
如何でしたか、グロリオーザさんのピサのご案内は?
私には、とても懐かしい風景でした。
広場の、ドゥオモ、洗礼堂、斜塔のどっしりとした、典雅な姿も大変に美しく、
連続アーチの並ぶ、あのピサ・ルネッサンス様式は大変好きな形です。
修復工事以前に訪れたので、当時、斜塔には、上まで自由に登る事ができました。
階段の段の中央、人の足ですり減り、窪んだ大理石、
本当に、斜塔である事を実感した上の階。
連続アーチの並ぶ、あのピサ・ルネッサンス様式は大変好きな形です。
修復工事以前に訪れたので、当時、斜塔には、上まで自由に登る事ができました。
階段の段の中央、人の足ですり減り、窪んだ大理石、
本当に、斜塔である事を実感した上の階。
一番上から見下ろし、オ~イ! と手を振っているのが、下で待っていてくれた、
高所恐怖症の男性陣のカメラに残り、懐かしく今も見ます。
高所恐怖症の男性陣のカメラに残り、懐かしく今も見ます。
斜塔の入口に、帆船の浮き彫りがあり、当時はピサが、イタリアの4大海運国の一つで
あった歴史も知らず、?! と思った事も、良く覚えています。
あった歴史も知らず、?! と思った事も、良く覚えています。
始めてみた カンポ・サントのフレスコ画が圧倒的な迫力でした。
暴かれた墓地の遺体に蛇が巻きつき、蛆がわき、見る人々が、鼻を押さえ・・、
地獄絵とも、曼荼羅とも見えるフレスコ画でした。
暴かれた墓地の遺体に蛇が巻きつき、蛆がわき、見る人々が、鼻を押さえ・・、
地獄絵とも、曼荼羅とも見えるフレスコ画でした。
グロリオーザさんの書かれている通り、フィレンツェから、ピサ、ルッカは日帰りで
行ける距離にあり、訪れる価値は、十分あります。
どうぞ、お時間を取って、お出かけ下さい!
ルッカの様子は、また近々にご案内いたしますね。
*****
行ける距離にあり、訪れる価値は、十分あります。
どうぞ、お時間を取って、お出かけ下さい!
ルッカの様子は、また近々にご案内いたしますね。
*****
ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
この記事へのコメント