天正4少年使節のご縁により、九州大村からの皆さんと共に、ローマの街も
駆け足ながら見る事ができましたが、ここでは、2日目に拝見した連判状なども。
では、ローマの休日2日目をどうぞ!
駆け足ながら見る事ができましたが、ここでは、2日目に拝見した連判状なども。
では、ローマの休日2日目をどうぞ!
翌10月1日には、既に見て頂いた様に午前中、ヴァティカン訪問があり、
で、午後はまたバスに乗り、街中を通過して行きます。
で、午後はまたバスに乗り、街中を通過して行きます。
こちらはご存じ、カステル・サンタンジェロ城。 プッチーニのオペラ「トスカ」の
舞台でもあり、ヴァティカンから、イザと言う時の秘密の抜け道が通じていると。

この橋は、ヴァティカンから繋がるヴィットリオ・エマヌエル橋と思うのですが。
テーヴェレ河の水量も少なめ。

本日も交通警官の目を気にしながら、禁止地点でバスを大急ぎで降り、
カザナテンセ図書館・Casanatenseに向かいます。
途中通りすがりに素晴らしい建物の中庭を。黒塗りの車に運転手が待機中。

カザナテンセ図書館、という名は始めて聞きましたが、こんな場所を訪れる
チャンスも、今回の天正4少年使節のご縁なのです。
場所はパンテオンの少し東、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会隣接。
17世紀末に、このドメニコ派教会に接し、カザナーテ枢機卿の意向により、
一般に公開する図書館として発足。
現在は35万冊以上の蔵書を抱える国立図書館で、毎日一般公開との事。
17世紀末に、このドメニコ派教会に接し、カザナーテ枢機卿の意向により、
一般に公開する図書館として発足。
現在は35万冊以上の蔵書を抱える国立図書館で、毎日一般公開との事。

我々は、この写真の左奥の入口から記念の大図書室に入りましたが、
かって教会付きの図書館としてあった時は、この位置の後の扉が入口で、
こういう印象で、図書室に入った訳ですね。
かって教会付きの図書館としてあった時は、この位置の後の扉が入口で、
こういう印象で、図書室に入った訳ですね。
この素晴らしい眺め! そしてなんとも言えない古書の匂い! 涎が垂れそう・・!
この大広間には、かってのままに6万冊に及ぶ古書が収められているとの事。
本棚の上にはその部分の蔵書内容が示され、蔵書は百科事典的に全ての項目と。

部屋の一番奥左にエトゥニカという項目があり、その場所には日本に関する本も。
一階部分の本棚には、この写真ではちょっと見え難いですが金網が張ってあり、
勿論泥棒除けで、図書室入口の上には、本泥棒は破門するの額も!
勿論泥棒除けで、図書室入口の上には、本泥棒は破門するの額も!
本の上に見える帯状の物は茶色の皮ですが、これで本の上に溜まる埃を防ぎ、
本の高さを一定に見せる美学的な物!
本の高さを一定に見せる美学的な物!
特別に見せて頂けたものが、この本。 4少年が8年半に及ぶヨーロッパ旅行からの
帰国途中、マカオでイエズス会の神父とした会話集の本です。
帰国途中、マカオでイエズス会の神父とした会話集の本です。

下の方にAnno 1590 とあるのが見えますか? で、この本はラテン語ですが、
イタリア語訳にして出版した本もあり、それも見せて頂けました。
当時マカオには、イエズス会の大きな支部があり、印刷機も備え、
後には神学校も創られた、ヨーロッパと東洋を結ぶ街だったのですね。
次に見せて頂けたのが、司書の方達も殆ど見た事がないという貴重な物。
こんな、本の形をした箱に入っていました。
こんな、本の形をした箱に入っていました。

これです。 1622年の年号の入った、やはり九州大村一帯からの連判状。
最初の一行の初め、日本国貴理志端 は読めますが・・。

ヴァティカン図書館で見せて頂いた、美しい柄入り、金箔をちりばめた紙と違い、
巻紙に大変に長い文章が続き、そして、村の名前の後、名前、花押。

連名もかなりの数で、数を忘れました、そして最後にこれが貼り付けてあります。
文の内容をラテン語に訳し、連判状が本物である事を証明したもので、
この中に1622年の年号が見えます。
連判状は同じ物が2つ作られ、1つは最初にラテン語で文章を書き、それに連判して
いる物で、横書きの文章が最初に来るので、同じ巻紙ですが、
左端から始まり、右に続いていきます。

1622年というと、ヴァティカンで見せて頂いた連判状とほぼ同じ年代で、キリスト教の
弾圧が始まっていたのでしょう、危機感を抱き、悲痛な思いで記したものと。
ラテン語の文章を読まれているのは、図書館の副館長と思われるアンドレア氏。

この図書館には手描きの写本をはじめ、手書きのパガニーニの楽譜、
そしてご覧のように、一連の版画によるローマ風景、肝心な有名作者の名が出ない!
など、ご自慢の貴重な蔵書があるようです。
そしてご覧のように、一連の版画によるローマ風景、肝心な有名作者の名が出ない!
など、ご自慢の貴重な蔵書があるようです。
今回は、このスペイン広場に行けなかったので、ローマの休日の一部としてこれを。
まだ舗装されていないスペイン広場。

カザナテンセ図書館のサイトはこちらに。英語版もありますので、どうぞ。
http://www.casanatense.it
http://www.casanatense.it
カザナテンセ図書館を出てバスに乗る為少し歩き、ちょうどカンピドーリオの前を。
はい、奥に見えるのがローマ市庁舎で、この階段を上がった所に広がるのが、
ミケランジェロ設計の美しい広場ですが、横目で睨みながらバスに急ぎます。

それにしても、本当に車が多い!
すぐ近くにバスが待っている向こうに、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会が、
あの「真実の口」で有名な教会が見えました。

ここも前をバスで通りながら、「真実の口」の前に並ぶ人々をちらり。
今見えている一番左のアーチの内側にありましたっけ。
チルコ・マッシモの横を通って、ホテルに戻ります。
映画「ベン・ハー」の、戦車競争のシーンでお馴染みの、といっても実際は
セットが作られたそうですが、そして先年はサッカーの世界大会で優勝した時の
歓迎大会が行われた思い出の場所。

細長いチルコ・マッシモの向こうにずっと続いて広がるフォロ・ロマーノの遺跡。
巨大です!
チルコ・マッシモは、長さ620m、幅120m、15万人収容の競技場だったそうですが、
今は散歩や、ジョギング場所の様子。
散らばって見える人々の大きさから、この競技場、そして背後のフォロ・ロマーノの
巨大さをご想像下さい。
今は散歩や、ジョギング場所の様子。
散らばって見える人々の大きさから、この競技場、そして背後のフォロ・ロマーノの
巨大さをご想像下さい。

それにしてもローマ人の建造物は凄い! 巨大さ、遊びに対する真剣さ、
イメージの豊かさ、そして2000年後の今も残る、頑丈さ!!
3日目の朝に行った、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会と、最後に訪問の、
サンタ・マリア・マッジョーレ教会は省略し、
サンタ・マリア・マッジョーレ教会は省略し、
これはローマの休日の最後にと、終着駅構内を。

ご一緒したグループと一旦別れ家に戻り、再度マントヴァで合流させて頂いたので、
その様子はまたご紹介いたしますね。
◆ JTBに抗議を ◆
長い間、ツァー旅行なるものに参加した事が無くかったので、
今回の経験で驚き、少々腹の立つ事もありましたので、ここに書きます。
ローマの宿はフィミチーノ空港に近いホテルで、4つ星の、部屋は綺麗で
今回の経験で驚き、少々腹の立つ事もありましたので、ここに書きます。
ローマの宿はフィミチーノ空港に近いホテルで、4つ星の、部屋は綺麗で
静かななかなか良い物でしたが、なんともお粗末な食事で驚きました!
ここに2泊で2晩とも夕食はホテル代込み。最初の夜は、パスタとロースト・ポーク。
私は肉を食べないので他の物を頼み、蛸の足が3本出て、少し固めでしたがまぁまぁ。
そしてデザート。
私は肉を食べないので他の物を頼み、蛸の足が3本出て、少し固めでしたがまぁまぁ。
そしてデザート。
2晩めは、パスタの後ビフテキとの事でしたが、薄い皮の様な、何時間も前に焼いた、
巻いた焼肉が出て、食べた皆さんのお話では、固くて味も素っ気も無く、
ソースは無いのかと訊ねると、そのままとの事で、皆さんは塩コショウで調味して。
巻いた焼肉が出て、食べた皆さんのお話では、固くて味も素っ気も無く、
ソースは無いのかと訊ねると、そのままとの事で、皆さんは塩コショウで調味して。
で、私には何が出たと思いますか? 薄いトマトのうす切りを3切れほど敷き、
その上にモッツァレッラ・チーズの小さいのが3つ。
その上にモッツァレッラ・チーズの小さいのが3つ。
まったくあきれ果てました!!
4星のホテルの食事とも、イタリアのホテルとも思えません。
近所に食べにも出れない田舎のホテルに缶詰にして、おまけにこの食事。
4星のホテルの食事とも、イタリアのホテルとも思えません。
近所に食べにも出れない田舎のホテルに缶詰にして、おまけにこの食事。
日本人は小食で、文句を言わない、を悪く利用しているのです。
こういうホテルを選ぶJTBの神経が知れません!!
付いてくださったガイドさんは、大変優秀で、気配りの優れた女性でしたが、
JTBの仕組みで他は端折っても、他にお土産を買う時間がありませんからと、
三越に連れて行かれるのです!
こういうホテルを選ぶJTBの神経が知れません!!
付いてくださったガイドさんは、大変優秀で、気配りの優れた女性でしたが、
JTBの仕組みで他は端折っても、他にお土産を買う時間がありませんからと、
三越に連れて行かれるのです!
今時日本には、何でも揃っているのでは無いですか?!
何十年も前ならいざ知らず、まだこんな旅行をさせるのです。
何十年も前ならいざ知らず、まだこんな旅行をさせるのです。
今回の旅行は、天正の4少年の旅を辿る目的がありましたが、
でも折角のイタリア旅行なら、何も日本のデパートでも見れるような物でなく、
一般の店、美味しい食事等など、なぜそういう物に触れさせないのでしょうか?!
JTBの、海外旅行に対する昔のままの見識!
旅行に参加される方達が、今、既に何を知り、何を見たいと思っているのか、
改めて大いに考えて欲しいものです。
でも折角のイタリア旅行なら、何も日本のデパートでも見れるような物でなく、
一般の店、美味しい食事等など、なぜそういう物に触れさせないのでしょうか?!
JTBの、海外旅行に対する昔のままの見識!
旅行に参加される方達が、今、既に何を知り、何を見たいと思っているのか、
改めて大いに考えて欲しいものです。
イタリアに住む者として、イタリアはもっともっと面白く、美味しい国と
知って欲しいと、切に願います。
知って欲しいと、切に願います。
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それもご了承下さいませ。
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