・ オリアーノ村から、コネリアーノに ・ 秋の道、秋の色 

この日曜からイタリアは冬時間になりましたが、日中はまだまだ暖かく、
秋の色がとても綺麗です!

朝から煌くような陽射しのこの日曜の朝、オリアーノからコネリアーノへの道を辿り、
イタリアの、ヴェネトの秋の色を写して来ました。
日本の紅葉と違う、イタリアの、静かな黄葉の秋をどうぞ!

オリアーノ村の教会。
右に見える道をぐっと下って行くと、我が村スコミーゴに続きます。

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教会との間にもう一本ガードレールが見えますが、この道は丘の上を通りつつ、
ヴィットリオ・ヴェネトの、チェーネダ・Cenedaに続きます。
多分この道が、コネリアーノとチェーネダを繋ぐ古街道だったのではないかと。



オリアーノ村の標高は150程ですので、教会前からの眺めが大変素敵です。
お天気は大変良いのですが、この日は少し靄がかかって残念。
       
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少し見え難いですが、黄葉の向こう奥に教会の鐘楼が見える所が東隣の村
コッレウンベルトで、その左奥に、サン・マルティーノの村の鐘楼も見えます。
イタリアの町、村には、必ず中心に教会があり、遠くからも鐘楼が見え、
位置がよく分ります。
       


左下に見える葡萄畑の葉の色が、茶色になって来ています。
今年の葡萄摘みは昨年よりも遅かったですが、それでも9月の末には
大方済み、年明け早々の剪定を待つ休暇中。

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逆光に光る細い草。   
奥に見えるのはヴェネツィアに続く高速道路で、これを通り旅行に出かけま~す。



今回唯一の、紅葉!
これは木ではなく、草ですが、ああ、名前がぁぁ・・。

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この道を、週に最低5回は往復します。 週2回通うプールもこの道筋にありますし、
コネリアーノに出るのに都合も良いのですが、何度通っても飽きないのです。

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季節ごとの美しさも勿論のこと、丘を巡り、坂を下り、また上り、
景色を愛でながら、通ります。

この景色の前にも素敵な場所がありますが、カーヴ、上り下りの連続の上、
道幅が狭く、路肩に寄せる場所も無いので断念。 歩くには7k程あります。
       
奥に見える丘の向こうに、コネリアーノの町があります。
夫の入院中、病院から毎晩この道をタクシーで戻っていましたが、一度この道を、
110kmで走られて、肝を冷やした事があります。
街灯などない夜道のカーヴの上り下り。 ご想像を!!



上の写真に見える大きな家の、カーヴを下り、曲がった所です。
一番奥の丘の上に塔が見えますが、あれが、コネリアーノのお城の塔で、
町の北の丘に当ります。

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中程に広がる茶色の丘、あそこには夏の間、トウモロコシ畑があるのですが、
今すっかり耕されて、土の丘。
冬はずっとこの土の風景が続きますが、コネリアーノからの戻り道は、すぐ近くで
カーヴしているので、目の前に、ワッと、土山が迫り、いつも、ああ、良いなぁ! と。

かなり大きな土山で、今回どうしてもその大きさ、高さが、写しきれずで。
どう撮ったら、あの感じが撮れるのか、消化不良のままです。




今、この坂道を自転車クラブの面々が上ってきますが、この前にも既に2人。

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イタリアはやはり自転車の人気が高く、平日でもよく見かけます。 が、
日曜ともなると、こんなグループから2人連れやら1人やらに、たくさん出会います。
カメラを向けると、皆嬉しそうに、声をかけて行きます。



これは、先ほどの大きな家の西に見える風景。

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アルプスからの流れの最後の山々が終わり、この辺りに行く筋もの丘の流れができ、
コネリアーノの向こうは、南にヴェネト平野が、東には、フリウリの平野が開けます。
そんな丘の流れのひとつで、あのまた向こうに丘の流れが見えますね。

靄がかかって本当に残念ですが、
でも、黄色から茶色のハーモニー、イタリアの秋の色は感じていただけますよね?



これは、コネリアーノへの最後の丘の坂道。 こんな風に、松の並木が続き、
大好きな坂道です。

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スコミーゴ村からオリアーノに上り、そこからの道筋に幾つのカーヴがあったっけ、 
と、思い出しつつ数えてみました。
オリアーノから全部で7つのカーヴ、すべて丘を巡りつつの下り坂ですが、
最後に、この上りの坂道です。

追記:2年前の台風並みの強風以来、この坂道の松並木が全部切られました!
    大好きな道だったのに、今は丸裸の道となり残念。2018.10.18 



上の写真の左に見えた葡萄畑、坂道の上から逆方向に見ています。
葡萄の葉の色が、縞みたいに色が違っているのが、お分かりでしょう。
なぜか知りませんが、とても綺麗。

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葡萄畑の形のカーヴの様に道がカーヴし、左の中程にちょっと見える
土山を巡って行きます。



葡萄の葉の色を、アップして見ました。 なぜ、こんな風に?! って、
不思議に思われません? 同じ畑で、なぜこんなに色が違うのでしょうね?

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この葡萄畑、実は大変広く、傾斜地に広がるので、広さが写り切りませんが、
こんな感じに畝が続きます。

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先ほどの坂道を上り切った所からの眺め。 丘の上にコネリアーノの城の塔が見え、
手前に町が始まりますが、中心街は丘の向こうに。

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手前の木々の左奥にプールがあり、その右に小さな柵のような物が見える所、
あそこに馬場があります。 厩舎はもっと右奥にありますが、
この春頃、かなり本気に、乗馬を習いに行こうかと・・。
  

     
時々、馬の姿が見える事があるので、ひょっとして、と眺めていましたら、
写真を撮って! という声が後から・・。

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なに?! と振り向くと、このシニョーレが、すぐ上の小道を、カポッ、カポッと。
わっ、わっ、モチロン、モチロン!!
       


上の坂道を下りきった所にプールがあり、これはその駐車場。
       
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夏の間は木々の影に駐車してたのが、少し前から、平気で木のない所に止め、
そして先週、プールから出て来た所で、すっかり、景色が変わっている事に気がつき。

黄葉して良い色だったのが、殆ど裸木になり、空が広く見えるようになったのですね。
右奥に大きなお家が見えますが、 この辺り、かっての町外れだったのでしょう、
中心街の、古い何世紀もの建物とは違う大きなお家が、続きます。



広い駐車場に影を作ってくれるシナの木・ティーリオです。

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初夏に薄緑色の大変香の良い花が咲き、花の終わりには、車の上いっぱいに
カスが落ち、今、ほんの少しの葉が残り。 季節が、また移って行きます。



プールの駐車場からオリアーノまで戻り、教会の裏の景色を覗きに行き戻って来ると、
スコミーゴへの道脇にあるサッカー場で、試合が始まるのに出会いました。

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観客、親戚、友人、家族の数は、全部で5,6人ほどですが!
ちゃんと正式に隅から列を作って出てきて、こうして一列に並んで、ご挨拶を。



中央でボールを蹴って始まりましたが、う~ん、到底ゴールまでは待てないよぅ!

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でも、控えの選手が見えない。 皆、元気で丈夫なのか、
それとも、双方、ヨレヨレになるから、同じ事なのか?!



スコミーゴ村に下ってきた所から、オリアーノの教会を。

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標高は、スコミーゴの方が10m低い、と公式記録にはあるので、
スコミーゴの高い位置にある教会が、その基準なのかも。



郵便局の隣にあるお家のザクロ。 少し小粒ですが赤く熟れて、美味しそう!
イタリアのザクロは、本当に甘くて美味しいのですよ。

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郵便局からの道脇にある葡萄畑。 その奥にある、別の葡萄畑とトウモロコシ畑、
そのまた奥に、早春に緑の花を見せてくれる、野生のクリスマスローズの場所が。

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これは奥の方のトウモロコシ畑。枯れて、逆光に透き通って見えます。



日中の暖かさのせいか、北からの風が遮断される位置だからなのか、
まだ、タンポポが咲き、丸く白い、旅立ち準備OKのも。

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スコミーゴ村の葡萄畑。 ここの葉は、まだ緑がたくさん残り。

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スコミーゴ村のはずれ。 見事な葡萄畑の畝が続き、まだ平地の畑よりも、
茶色が少ないような。

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我が家のテラスから、コンドミニオの庭を。 常緑樹の植木の緑、草の緑、
黄葉、そして落ち葉の茶色。

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今の季節、朝、テントを上げて見るイタリアの秋の色。


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