今日は、サン・フェルモ教会をまず、そしてサンタナスタージア教会、ドゥオモ、
カステルヴェッキオ、そしてサン・ゼノ教会、とご案内です。
カステルヴェッキオ、そしてサン・ゼノ教会、とご案内です。
地図をもう一度ご覧下さいね。

サン・フェルモ教会はアレーナのほぼ東の河寄り。
サンタナスタージアは、エルベ広場から北東に。 ドゥオモはそこから北へ。
カステルヴェッキオには、サンタナスタージアから真っ直ぐ南西へ下るか、
ブラ広場から西へ。 サン・ゼノ教会は、カステルヴェッキオから北西の位置。
ではどうぞ!
奥に見える、緑に埋もれたサン・ピエトロの丘が、ヴェローナ発祥の地といわれ、
今はテアトロ・ロマーノ、そして考古博物館、そして一番上にお城があります。

手前に見える橋はポンテ・ヌオーヴォで、アディジェ河が少し湾曲した向こう側に、
元はローマ期の橋、ポンテ・デッラ・ピエトラがあります。
サン・フェルモ・マッジョーレ教会は、地下に11~12世紀のクリプタがあり、
ここに見える教会建物は、14世紀のゴシック様式のもの。
ここに見える教会建物は、14世紀のゴシック様式のもの。

それにしてもヴェローナの建造物は、茶赤の煉瓦に、白い横縞が入って
アクセントになっているのが多いですね。
ジュリエッタの家から、前の道を真っ直ぐ南東に行くと右手角に当ります。
サン・フェルモ・マッジョーレ教会入口。 ガイドブックによると、ロマネスク様式の
入口の扉が有名のようですが、それは見ておらず、これはその上部。

聖フェルモかどうか分りませんが、後の半分消えかかったフレスコ画の天蓋か、
藤棚か、バックの濃い色、そして、その下に朧に見える聖母像に惹かれました。
藤棚か、バックの濃い色、そして、その下に朧に見える聖母像に惹かれました。
ぐるっと回って、地下のクリプタに行く通路があります。
その階段手前に、中世のご夫婦が線で描かれた石棺が壁に埋め込まれていて、
この浮き彫りはその上部に。

分ります? 寺子屋です。
先生は3段高い席にいて、本を指差しながら横目で子供達を睨み、
子供達は席について、ぼ~っと上を眺めたり、頬杖をついたり・・! ははは。
あ、申し遅れましたが、ここのクリプタには素晴らしいキリスト像があります。
サンタナスタージア教会。
13世紀に建設が始まった、すべて煉瓦造りの教会で、鐘楼も煉瓦造り!
13世紀に建設が始まった、すべて煉瓦造りの教会で、鐘楼も煉瓦造り!

内部にはたくさんの絵画がありますが、何よりもピサネッロのフレスコ画
「ドラゴン退治に出かけるサン・ジョルジョ」 が素晴らしい!
ピサネッロの、ドラゴン退治に出かけるサン・ジョルジョ、部分。(画集より)

右のドンゼッラ姫の優雅さが、なんとも気品があって大好きです。
上の町・城の描写の美しい事。 真ん中に、馬の大きなお尻があるのも好き!
上の町・城の描写の美しい事。 真ん中に、馬の大きなお尻があるのも好き!
サンタナスターシャ教会については、こちらもどうぞ。 その1と2
http://www.italiashiho.site/article/451117387.html
http://www.italiashiho.site/article/451118711.html
http://www.italiashiho.site/article/451117387.html
http://www.italiashiho.site/article/451118711.html
サンタナスタージア教会の前から北に真っ直ぐ行くと、この様にドゥオモの横側が
見えて来ますが、かっての道幅の狭い事! 中世の町をご想像下さい。
見えて来ますが、かっての道幅の狭い事! 中世の町をご想像下さい。

ドゥオモ正面。 12世紀から建設が始まり、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンスと、
様式が混在しており、入口の2層式になった小玄関の上の部分に時計が。
様式が混在しており、入口の2層式になった小玄関の上の部分に時計が。

中の様子は・・、すみません、覚えていません!
これはまさに中世の面影を伝える、教会の両入口に控えるライオン像。
顔が少し鳥のようにも見えますし、両手の下に何か抑え込んでいますが、
何か良く分りません、牛のようにも見えますが・・。

背中が光っているのは、子供だけでなく上に跨るのが、たくさんいるのです!
イエ、私はここのには乗っておりません、はい。
これはアディジェ河が湾曲している部分の北側からの眺め。
左奥にサン・ピエトロの丘が見え、橋はポンテ・ガリバルディと思います。
左奥にサン・ピエトロの丘が見え、橋はポンテ・ガリバルディと思います。

街自体は歴史があり古いのに、橋の眺めは、洒落たイメージがしません?
サンタナスタージア教会の前を真っ直ぐ南西に行くと、この門、
ポルタ・デイ・ボルサーリ・Porta dei Borsariを通ります。
ポルタ・デイ・ボルサーリ・Porta dei Borsariを通ります。

ローマ期には町への主要な門で、1世紀の中頃の建造。現在の名前に
なったのは中世で、司教への物品税の徴収員に、由来するとの事。
なったのは中世で、司教への物品税の徴収員に、由来するとの事。
上の門から、カステルヴェッキオまでの通りは、コルソ・カヴールとなりますが、
通りは比較的歴史が新しいというか、中心地とは違った雰囲気が漂います。
この窓も古いのですが、少し時代が違うと思われませんか?
通りは比較的歴史が新しいというか、中心地とは違った雰囲気が漂います。
この窓も古いのですが、少し時代が違うと思われませんか?

カステルヴェッキオの入口門です。 ヴェローナの主要な建造物の一つで、
14世紀のスカリージェリ家のお城。 ここもまた、すべて煉瓦造りです。
14世紀のスカリージェリ家のお城。 ここもまた、すべて煉瓦造りです。

コルソ・カヴールから来ると、こういう感じに見えます。
門の入口前は細い濠があり、橋が跳ね橋になっています。

自転車に乗った若い女性が見えますが、この門を入り横に辿って行くと、
アディジェ河を渡るスカリージェリ橋に出るので、近道出来るのですね。
アディジェ河を渡るスカリージェリ橋に出るので、近道出来るのですね。
門を入った所から見える奥の建物、「ナポレオン棟」と呼ばれる部分で、
市立の博物・美術館になっていますが、まだ、見物しておらず、残念!

お城の中、スカリージェリ橋に続く部分。 途中がかなり高く、上り坂です。

橋に至る途中から、逆に眺めた所。これらすべてが煉瓦製で、
小さな煉瓦を、営々と積み重ねる事を想像すると、気が遠くなりそうです。
昔の人はようやった!!

橋に続く通路がかなり高く、お城を分断する形になっているので、
下の中庭の井戸がこの様に見えます。

後ろに見える壁の、煉瓦の重なりをご覧下さい!
アディジェ河に掛かるスカリージェリ橋の中程から、お城の東側部分を眺め。
最初に中庭から見た市立博物・美術館部分の裏側で、かなりの威容です。

橋の西側からの眺め。 橋の上側に、塔の上と同じ形の飾りがついて
いるのですが、ちょうど建物と同じ高さになって見え難くなりました。

イタリア・ロマネスク建築の傑作、といわれるサン・ゼノ教会の全景。
右に細めの鐘楼があり、左に少し見えているのが、古くは修道院があった塔で、
薔薇窓の位置にあるのは「幸運の輪」で、前はとても広い広場。
薔薇窓の位置にあるのは「幸運の輪」で、前はとても広い広場。

入口両脇に、石の彫像版がはめ込まれていますが、旧約聖書のお話の様子。

上から2段目、左はエヴァの誕生で、その右は、エデンの園でリンゴを食べている
所と見えますが、後のシーンは、よく分りません。
どなたかお分かりの方、お教え願いま~す。
所と見えますが、後のシーンは、よく分りません。
どなたかお分かりの方、お教え願いま~す。
入口扉には、このような青銅の24枚の板がはめ込まれています。
12世紀の物で、サン・ゼノの生涯を物語っているのだそう。
12世紀の物で、サン・ゼノの生涯を物語っているのだそう。

内部は大変広く、その素朴で、荘厳な感じに少し驚きました。
入口左の壁にある、14世紀の十字架、ロレンツォ・ヴェネツィアーノ作。

内部の壁全面にフレスコ画が施されていて、大変古い様式に見える物、
そしてその上から再度描いている物等、これは少し、ジオット風に見える作品。

マンテーニャの祭壇画、15世紀、もあります。
教会からの戻り道、アディジェ河の畔に出ると、直にカステルヴェッキオの
西端に出ますが、その河沿いにハマユウの花が。

お城の西南端の眺め、威容です。
中世のスカリージェリ家の勢力が偲ばれます。

カステルヴェッキオ 城(博物館)と橋 ヴェローナ 1~3 こちらもどうぞ。
http://www.italiashiho.site/article/451136618.html
http://www.italiashiho.site/article/451137634.html
http://www.italiashiho.site/article/451138584.html
http://www.italiashiho.site/article/451136618.html
http://www.italiashiho.site/article/451137634.html
http://www.italiashiho.site/article/451138584.html
ここからブラ広場に戻り、ヴェローナの中心のご案内は一通りお終いです。
お疲れ様でしたぁ!
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