ヴィットリオ・ヴェネトから西へ25キロほど行くと、
フォッリーナ・Follinaという小さな町があります。
そのまま西へ向かうとヴァルドビッアーディネに通じる道と、南へ
トゥレヴィーゾに向かう道が分岐している、古くからの交通の要所で、
ここに13世紀からのロマネスク様式の修道院があり
今日は、その修道院と町のご案内を。
今日は、その修道院と町のご案内を。
地図をどうぞ。
上中央に見えるLA BELLA というのは、この地図を拝借した
アグリトゥリズモのパンフレットの名前なので、お気になさらずに、ははは。
上中央に見えるLA BELLA というのは、この地図を拝借した
アグリトゥリズモのパンフレットの名前なので、お気になさらずに、ははは。

そのすぐ下にFollinaが、線で囲っている所。
ヴェネツィアからの他の町も含めての位置が分りやすいので拝借ですが、
これは道路地図で、太い線は高速道路。
サンタ・マリア修道院 (パンフレットより)
これは下側、南からの眺めで、丘に入り込む形で上(奥)に教会が、
そしてちょうど写真の中程に、修道院の美しい回楼があります。
そしてちょうど写真の中程に、修道院の美しい回楼があります。

道から石段を上がり、一度建物を抜けた所にある美しい回楼。

真ん中に井戸が見えますが、一つの岩を掘り抜いたものといい、
この中庭で夏に音楽祭が開かれるそうで、素晴らしい雰囲気です。
教会は内部もゴシック様式で、素晴らしい金色の祭壇画と、古い起源を
思わせる聖母子像、木製の十字架像、F・ミラーノのフレスコ画も。
思わせる聖母子像、木製の十字架像、F・ミラーノのフレスコ画も。
南側にあるこの修道院は、シトー派の修道士がここに居を定めた
13世紀に遡り、回楼側から見える、教会庇下の壁画。
古びた赤い色、素朴な模様が素晴らしいでしょう?
古びた赤い色、素朴な模様が素晴らしいでしょう?

回楼を取り巻く円柱がそれぞれの表情を持っていて、ここに見える円柱は
一本ずつの太く柄の入ったものですが、その柄も違っています。
こういうのを見るのが、大変興味深いです。

この円柱部分は細いのが2本ずつ組になったもの、また太い1本で、
円柱には柄はありませんが、柱頭部分をご覧下さい。
なんと楽しくなるではありませんか、それぞれが違う柱頭部分です。
円柱には柄はありませんが、柱頭部分をご覧下さい。
なんと楽しくなるではありませんか、それぞれが違う柱頭部分です。

この円柱は2枚上でご覧頂いた写真の、真ん中の柱頭部分。
角に当たる部分に素朴な人面があり、真ん中に鳥がいます。
角に当たる部分に素朴な人面があり、真ん中に鳥がいます。

影に当たる真ん中は鷲でしょうか、羽を広げ脚を踏ん張っています。
表側の正面には、椰子の木が葉を広げ実をたわわにつけています。
修道院の入口付近に小さな水飲み場があり、この蛇口が。
鳥の様でもあり、竜の様でもあり・・、
上の真鍮のひねり部も、いい味でしょう?

この教会、修道院の周りにある古い家々は、石造りでどっしりと。
正面も、左手に続く建物も、大きな入口のアーチを持つ古い家々で、
通りに大変良い趣を与えています。
正面も、左手に続く建物も、大きな入口のアーチを持つ古い家々で、
通りに大変良い趣を与えています。

この道の右上側に教会入り口が。
これは上の家並びの軒下に見えたもので、
1758年4月28日、すでに250年近く経った事になりますね。

教会の北側の道を少し西に行くと、泉が湧き出ている場所があります。
かってはこの水を使っての製糸工場があったようで、今は無人の
大きな建物が残ります。 (再利用のプランはある様子)
その湧き水が、こうして家の下を潜り抜け、町の中を流れていきます。

私はつい書き慣れている様に「フォッリーナの町」と書いていますが、
実際は町というより、十字路になった通りの両側にお店が少し続く、
といった趣なのです。 が、どうやら奥は深そうです。
というのもこの建物の壁をご覧下さい。
この様にフレスコ画で飾られた建物もあり、洒落たホテルもあり、
バールではなく「喫茶店」と言いたいような古い店もあり、
周囲には「白ワインの道」に当る、葡萄畑の丘が広がります。

先ほどの湧き水の流れは結構な水量があり、通りの少し先の方では
こんな風に鴨達が遊んでいます。
写真の中だけでも15,6羽見えますが、この周囲にももっといます!

この様に何もかもが混存しているイタリアの小さな田舎町、
お出かけくださ~い!
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