・ n.2  カルネヴァーレ・ディ・ヴェネツィア 

今日は、月一ゲストのグロリオーザさんのご案内で、
コメントも彼に書いて頂きました。
***

今回は、ヴェネツィアのカルネヴァーレの模様をお伝えしましょう。
日本ではカルネヴァーレというと、仮面をかぶった人たちが
街のあちこちをのし歩く祭り といったイメージが一般的ですね。
私も今回、現地に行くまではそう思っていました。
実際、それも売り物ではありますが、それ以外にもちゃんとした行事が
いろいろありました。

Shinkaiさんが、仮面の様子は紹介済みなので、
今日は仮面抜き、イベント中心に紹介します。

ヴェネツィアが最も繁栄した当時の、時代衣装の総督らの行列が
ありました。 ただ、私がサンマルコ広場に着いたときには、
行列も既に到着済みで、小広場に集まっている所でした。

領土内の各地から集まる形のようで、Shinkaiさんの
コネリアーノの旗もありました。

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旗を振る演技や、マジックなど各種の催しが展開されましたが、
人が多すぎてよく見えませんでした。
近くにいたあでやかな衣装の人たちのスナップです。

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そのうち、花火の合図で「天使の飛行」というイベントが始まりました。
てっきり、天使の格好をした人たちが何かをするのかと
思っていたのですが・・・
       
鐘楼から地面に渡されたロープを伝って、A,N,G,E,L,Oの
5文字が降りてくるんです。
肩透かしを食ったような、でもわかりやすくて、これもあり、かと。

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中間地点にくると、文字がよくわかります。
Oの文字の上に仕掛け人が乗っています。

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レオーネの柱のそばを通り、地上に到達するころ、
紙ふぶきが撒かれ、無事終了です。

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これで、イベントは一旦休憩に入ります。
行列参加者もカフェで一休み。

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行政館の2階からみた広場は、まさに芋を洗うような大混雑です。

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午後は、「マリーエの行列」が始まります。
これには、次のような伝説があります。
 
943年、結婚のためにアーセナルから、花婿の待つリドまで海上を
進んでいた、花嫁と従者たちを乗せた船が、ダマルチア地方からの
海賊に襲われました。
花嫁は誘拐され、たくさんの持参品や持参品が強奪されました。

このため、ヴェネツィアの人たちは奪回チームを作って遠征、
見事、花嫁と持参品を奪い返すことに成功したのです。

この勝利を記念して、格式ある富豪を募り、貧しい階層から選ばれた
12人の若い女性に富を分かち与えることを決めました。
この女性たちをマリーエと呼んだそうです。


行列は、東端のサンピエトロ教会から、サンマルコ広場までの行進です。
私は途中のアーセナル付近で待ちました。
しばらくして、優雅な行進が近づいてきました。

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マリーエたちを担ぐのは、ゴンドリエーレたち。
途中休憩時の、マリーエとのスナップです。

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いよいよ、ごった返すサンマルコ広場に入っていきます。

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マリーエの1人。 笑顔が美しい!

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広場の特設舞台で、イベントが始まりました。
中央の女性は、タレントのようでした。 それにしても、
衣装の着方なんでしょうか、胸の盛り上げ具合がすごいです。

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舞台に上がった12人のマリーエたち。 その1.

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マリーエたち。 その2.

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最後にもう一人。
この女性が今回の主役のようでしたが、私の好みはちょっと違いました。

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ここでもフラッグショーがありました。

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もう1つのグループの演技です。

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日本でいう竹馬に乗った怪人が出現して、演劇が始まりました。

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煙、花火など、光と影を使ってのスペッターコロです。    

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ようやく、イベントもフィナーレです。

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この舞台は、こんな形に作られていました。

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今年の祭りのテーマは SENSATION・感覚ですね。
サンマルコ地区だけでなく、カステッロ地区は聴覚、サンポーロ地区は
視覚など、それぞれの地区ごとに小テーマを設けてさまざまな催しを
していました。 決して仮面だけの祭りではありません。

もちろん、高級ホテルでの仮面舞踏会もたくさんあったようですが、
貧乏人には手の出せない料金が必要のようです。



最後に、祭りで出会った中で、私のイチオシの女性をご覧下さい。
かわいいピエロでしょう!

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***

グロリオーザさんの「ヴェネツィアのカーニヴァル」如何でしたか?

マリーエの行列の、舞台中央の女性、タレントかというのは、
オルネッラ・ムーティという、眼の素晴らしい映画女優で、
ここ数年、ヴェネツィア・カーニヴァルのマドリーナ・女主人役を
務めている人ですね。

マリーエの行列に参加した女性の中から、ミスが選ばれるようで、
マリーエたち その2の、右から2番目、行列最初、ゴンドリエーレと
写真に写っている女性が選ばれ、余り好みではなかったので、はは、
よく覚えております!

カーニヴァルの済んだ後のヴェネツィアに、もう一度行って見ましたが、
心なしか観光客も少なく、ゴンドラも少なく、
復活祭を待ちわびる風情でした。 春よ、来い!!
       

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