11月21日は、ヴェネツィアのサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂のお祭りで、
参拝客の為に仮の橋が大運河に架けられます。
参拝客の為に仮の橋が大運河に架けられます。
夏のレデントーレのお祭りには、長い平橋がジュデッカ島に架かりますが、
デッラ・サルーテの橋は、緩やかな弧を描き、いつもは渡しのゴンドラがある、
デッラ・ジーリオから架けられ、終日参拝客で賑わいます。
デッラ・サルーテの橋は、緩やかな弧を描き、いつもは渡しのゴンドラがある、
デッラ・ジーリオから架けられ、終日参拝客で賑わいます。
右の大きな丸屋根が、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂で、ペストが
ヴェネツィアにも猛威を振るった17世紀、その終焉を感謝して建設。

夏のレデントーレの仮橋は、平橋で船の交通は一切遮断されますが、
こちらの仮橋は、下を水上バス・ヴァポレットや他の船も通れる様になっていて、
真ん中に船用の信号もついています。

これは、サンタ・マリア・ジーリオ側からの眺め。
いつもはここに渡しのゴンドラがあるのですが、参拝客が多く到底まかない切れず、
かといってアッカデミア橋を渡ると、かなりの遠回りになるため、
この架け橋・ポンテ・ヴォティヴォが大いに利用されるというわけですが、写真が古く、
往復の人々の姿が見えますが、現在は行きのみの一方通行です。
いつもはここに渡しのゴンドラがあるのですが、参拝客が多く到底まかない切れず、
かといってアッカデミア橋を渡ると、かなりの遠回りになるため、
この架け橋・ポンテ・ヴォティヴォが大いに利用されるというわけですが、写真が古く、
往復の人々の姿が見えますが、現在は行きのみの一方通行です。

所で、ここの渡しのゴンドラがある映画の中に何回か出てきました。
映画好きの方、お分かりですか?
そう、「旅情」です。 後ほど、この渡しのゴンドラもご覧頂きますね。
映画好きの方、お分かりですか?
そう、「旅情」です。 後ほど、この渡しのゴンドラもご覧頂きますね。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツィアの代表的な姿で、
サン・マルコ広場から斜め前に位置しますが、この写真は仮橋の上から。
サン・マルコ広場から斜め前に位置しますが、この写真は仮橋の上から。

丸屋根の一番上に、マリア様が少し前かがみの姿勢でおられます。
真ん中に見える窓の周囲に張り出している、渦巻き模様の飾りが特徴ですが、
これで、この大きな丸屋根を支えているのだそう。
外観がいかにも大きく見えますが、教会の中はそんなに広くなく、
そして普通一般の四角い長い空間ではなく、丸い空間です。
内部にはティツィアーノや、ティエポロの絵もあるそうですが、
このお祭りの日は大変な人込みで、とても鑑賞どころではありません。
そして普通一般の四角い長い空間ではなく、丸い空間です。
内部にはティツィアーノや、ティエポロの絵もあるそうですが、
このお祭りの日は大変な人込みで、とても鑑賞どころではありません。
これも橋の上からで、いつもはこの辺り観光客もそんなに多くは無いのですが、
この日ばかりはヴェネツィアの地元の善男善女で溢れかえり、
聖堂内は大変な人で、熱気でむんむん。
この日ばかりはヴェネツィアの地元の善男善女で溢れかえり、
聖堂内は大変な人で、熱気でむんむん。

聖堂前広場には屋台も出て、寄進用のローソクなども売っていますし、
いかにもお祭りの雰囲気で賑やかで、聖堂の鐘はこの日は単に鳴るのではなく、
メロディを奏でます。
日本の、縁日のお寺さんの感じを思い出します。
上の写真奥に見える、ドガーナの屋根の上の女性像。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の東への先は、ドガーナ・税関の尖った先で、
屋根の上にこのフォルトゥーナ像。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の東への先は、ドガーナ・税関の尖った先で、
屋根の上にこのフォルトゥーナ像。

3人の青銅の男性が金色の球を支え、その上に彼女がいて、
手に持つ風見に従い、くるりと向きを変えます。
ゴンドラの覆いは大体ブルーや緑色なのですが、珍しく赤い覆い布を見っけ、
これも仮橋の上から。
これも仮橋の上から。

後ろのライオン君のいる建物は、大運河に沿っての、ヴェネツィアン・ガラスのお店。
これは仮橋の渡った位置からだと少し西になりますが、大運河側には丸い窓が
特徴の、ダリオ邸の裏側。

手前に見える橋が少し変わっていて、向きを変え曲がりながら降りる、というか。
ヴェネツィアには400以上もの橋があり、様々な形がある、そんな一つ。
このような細い路地を、ぞろぞろとたくさんの参拝人が行きかいます。
フト目を上げると、露地の奥に丸屋根が覆いかぶさるように。
フト目を上げると、露地の奥に丸屋根が覆いかぶさるように。

冬が近い11月下旬ですから、既に広場は影の中。
ヴァポレット・水上バスの切符売り場も、確か臨時に設置されていたと。
奥に仮橋が半分見えます。
ヴァポレット・水上バスの切符売り場も、確か臨時に設置されていたと。
奥に仮橋が半分見えます。

終日参拝客が賑やかに行きかいます。

これはドガーナの先まで行き、折り返しての裏側の道からの聖堂の眺め。

この一帯はザッテレ・筏 と呼ばれる地区で、かってはここにヴェネトの奥から
材木を筏に組み、運んできた名残の名前で、今は船の倉庫などが。
ちょっと見え難くいですが、これがゴンドラの渡し、大きな2人漕ぎのゴンドラ。
ヴェネツィアの大運河、逆S字に流れる大運河の4箇所に、渡しがあります。
大運河にかかる橋は、駅前と、リアルト橋と、アッカデミアですから、
ちょうどその間を埋める形で、通行人の便を図ります。
ヴェネツィアの大運河、逆S字に流れる大運河の4箇所に、渡しがあります。
大運河にかかる橋は、駅前と、リアルト橋と、アッカデミアですから、
ちょうどその間を埋める形で、通行人の便を図ります。

追記: 現在は駅前から西にある憲法橋が加わり、大運河の橋は4本。
日が暮れ明かりが灯る頃になっても、ひきも切らず参拝客が仮の橋を渡ります。
デッラ・サルーテ聖堂は、ペストの終焉を感謝して建てられた聖堂ですが、
今もこうしてしっかり庶民の信仰の対象です。
デッラ・サルーテ聖堂は、ペストの終焉を感謝して建てられた聖堂ですが、
今もこうしてしっかり庶民の信仰の対象です。

デッラ・サルーテの冬の夕暮れ。 夕暮れの空に、鳩が、鴎が飛び交い、
やがて、ねぐらに戻るのでしょう。 寒くなりました。 私も家に。
やがて、ねぐらに戻るのでしょう。 寒くなりました。 私も家に。

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