・ フィレンツェ ・ バス周遊観光はいかが?  追記と訂正

フィレンツェの街の大きさは、あちこち眺めながら歩いて回るのに程良く、
まさに「人間の大きさに合った街」ですが、

では歩くには少し遠い場所では何を見たい? と考えた時、
ミケランジェロ広場から少し高所に位置するサン・ミニアート・アル・モンテ聖堂・
San Miniato al Monteには行きたく、バス便、料金を調べつつ、
よっしゃ、では周遊バスに乗ろう! と。

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という事で、ローマで羨ましげに眺めてきた赤い2階建てのバス・ツァーの
フィレンツェ版バス周遊観光なるものを。 その様子をごろうじろ!



バス周遊 A線  青色

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このフィレンツェ周遊バスは、A線(青色)と B線(緑)に分かれ、
どちらにも乗り降り自由、一日22エウロ、8ヶ国語の説明イヤホーンつき。

私は、駅の東出口を少し北に行った停留所から9時15分発のA線に乗り、
まずはミケランジェロ広場まで。

真っ赤なバスですぐ分かりますし、バス停には大体30分から1時間毎に
巡回してくる様子で、
乗車には、切符(最初に料金を払った受け取りレシート)を見せるとOKです。
では、発車いたしま~す!

◆ 追記と訂正を ◆
この記事はご覧の通り2009年の秋に出かけた時の物で、現在もツァーは
勿論ありますが、コース、停留所が変わっています。

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一番大きなコースの変更は、駅の出発ゴール地点が駅西になった事、
以前はサンタ・マリーア・デル・フィオーレ大聖堂の前から横を通り抜けたのが、
駅からぐるっと北に出て中心は通らず、街の東はかなり外回りになり、
その代わりサンタ・クローチェ教会に近い所を走る、という所でしょうか。

ミケランジェロ広場からぐるっと山手を走りピッティ宮殿に出るのは同じですが、
アルノ川を渡ってからは以前よりも西周りで、駅西の出発点に戻ります。

サイトは https://www.city-sightseeing.it/it/firenze/
日本語版もありますので、どうぞご覧下さいね。

という事で、古いコースの記事写真を、現在とは少し違いますがどうぞ。



バス周遊 A線  
まずは駅横を発車し、ぐるっと迂回して駅前広場に出てきます。
フィレンツェ駅に到着し、まず目に留まるのがこのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会・
S.M.Novella.

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この姿を見ると、「ああ、フィレンツェ~!」と
ルネッサンスの魔法の粉を振りかけて貰える仕組みですね、ははは。

今回の写真は動いているバスの上からで余り良くはありませんが、
またそろぞれにご案内いたしますので、ご容赦!
   


バス周遊 A線  
駅前から斜めに中心部に通るパンツァーニ通り・via de' Panzani
を抜けて行き、朝の空気の中にすぐにあの大クーポラが見えて来て、

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勿論2階に座りましたから、目線の高さが何とも言えない心地よさ!



バス周遊 A線  
朝の逆光の中、素晴らしい正面壁も、まだひんやりとした空気の中。

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バス周遊 A線  
バスの速度はそう速くはありませんが、ゆっくり眺める、写真を撮るには速く、
その目的には、場所に適った停留所での乗り降りをお勧めです。

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午後もう一度ここを通りましたので、今はこれでお預け!



バス周遊 A線  
A線(青)はドゥオーモの手前で左に曲がり、デ・マルテッリ通り・
via de' Martelliに出て、左の薄茶色の建物が
メディチ・リッカルディ宮・palazzo Medici Riccardi.
     
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メディチ家がピッティ宮に移る迄の100年間の住まいでしたが、
現在は県庁関係のお役所でもあります。

フィレンツェの街の通りは狭く、歩道から上階を見るのは難しいですが、
こうして違った目線で街を見れるのが、2階建てバスの利点。



バス周遊 A線  
デ・マルテッリ通りが、カヴール通り・via Cavourとなり、
サン・マルコ広場・piazza San Marco に。

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正面が、サン・マルコ教会。 フラ・アンジェリコの壁画で有名ですが、
15世紀にフィレンツェ社会も教会組織をも激震させた、
かのサヴォナローラのいた修道院。 広場の手前角をバスは右折します。



バス周遊 A線  
そしてすぐに建物に囲まれたこの広場の横を通ります。
サンティッシマ・アヌンツィアータ広場・piazza SS.Annunziataで、
元捨て子養育院で現在は美術館・Spedale degli innocenti.

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ブルネレスキ設計のすっきりとしたアーチが続き、デッラ・ロッビアの
青地に白い赤ちゃんのメダルが鮮やか。
       
その名の通り、15世紀創設の捨て子養育院で、当時の捨て子収容
のための小さな回転ドアが現在も見られる様子。

この養育院、当時の捨て子達については、
高橋友子著 捨児たちのルネッサンス  名古屋大学出版会
に詳細があります。中世から20世紀に至るまで活動があったこの養育院の、
資料の読み解きが大変明解で、一読をお勧めします。



バス周遊 A線  
捨子養育院の向かい側、こちらも古い信者会の建物の様子。
      
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広場の真ん中には、フェルディナンド1世の騎馬像と、
各建物の前にはバロック様式の怪物の噴水が。
    

   
      
バス周遊 A線  
バスはコロンナ通り・via della Colonna を進み、
途中爽やかな公園を見つつユダヤ人居住区を抜け、
グラムシ大通り・viale Gramusciに突き当たり右折。

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そしてベッカリーア広場・piazza Beccariaのクローチェ門・
porta alla Croce. 13世紀に造られた市壁の門で、
現在生き残りの門の一つと。

この広場で、聖ミニアートが斬首刑にされたものの起き上がり、
自分の頭を抱えアルノ河の向こうサン・ミニアートの丘まで歩かれたと!
ホンマかなぁ?!

ブリジット・バルドーと、ジャンヌ・モロー主演の映画を思い出し!
が、これ分かる方、おられるかなぁ?!

街中の狭い道に比べ、13世紀からの市壁を取り除いて造られた
街を囲む大通り・ヴィアーレは、運転者には格好の鬱憤晴らしの様子で、
皆さんかなりのスピードで突っ走ります!
2年前、運転初心でこの一帯を走った時の緊張感を思い出しましたぁ。



バス周遊 A線  
ジョーヴァネ・イターリア大通り・viale Giovane Italiaを
アルノ河沿いまで出て、ここで右折。

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2階席からアルノ河の流れが良く見え、右の塔はサン・ニコロ・San Niccolo`.



バス周遊 A線  
国立図書館の前を通り、狭い道に入り込み左折、再度アルノ河沿いに
出て、来た道を戻ります。

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サン・ニコロ橋を渡り、ミケランジェロ広場に向かいカーヴの坂道を上ります。



バス周遊 A線  
素敵な家も勿論あるのですが、道は並木道で、緑が深く気持ちよく・・。

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バス周遊 A線  
はい、お疲れ様でしたぁ。 ミケランジェロ広場に到着です。

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青銅のダヴィデ像があり、この写真を見て初めて、像の足元にあるのが
メディチ家のお墓にある彼の作品である事に気が付いた次第! あ~あ。



バス周遊 A線  
一旦バスを降り、サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂に。

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戻って広場の端から街の眺めを。
少し霞がかかりイマイチですが、おのぼりさんらしくパシャパシャと。



バス周遊 A線  
アルノ河に架かる橋一番手前から、ヴェッキオ橋・ponte Vecchio.
その奥サンタ・トリニータ橋・Santa Trinita、そしてカッライア橋・
alla Carraia. 奥が A.ヴェスプッチ橋・A.Vespucci.

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一番奥に白くパイプ状に光るもの、多分水道橋か、電線パイプと。



バス周遊 A線  
う~ん、こうして見るとドゥオーモは本当に大きい!!
そしてあの丸屋根は、もひとつ大きく、独特の美しさ!!

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バス周遊 A線  
街の眺めの東端を閉めるサンタ・クローチェ教会・Santa Croce.
霞がかからず周囲の緑の丘が見えたら、眺めは一層美しかったでしょうね。

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バス周遊 A線  
周遊バスがやって来て乗り込み、カーヴの多い下り坂を行きます。
並木道の緑の色が、ちょっぴり秋の色。

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バス周遊 A線  
丘を下りきった場所にあるローマ門・porta Romana.
名前の通り、シエナからローマに向かう街道に続く14世紀建設の門と。

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この門も今回初見ですが、地図によると、この右手にはボーボリ公園が。



バス周遊 A線  
ローマ門を通り抜け街中に。
   
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写真を整理していて、門のアーチ内にフレスコ画が見えたので大きく。
微かに、玉座の聖母子と聖人たちが見えます。

市壁の門内には大概フレスコ画が残りますが、
中世の旅人たちはここから遥かに旅立ち、また無事に我が家に戻れる様、
多くの敬虔な願いが捧げられた事でしょう。
       

       
バス周遊 A線  
ローマ門から街に入ってすぐ近くに見えた、小さな古い教会入り口。

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バス周遊 A線  
バスA線は、ピッティ宮の手前で左に直進、狭い狭い道を抜けて進み、
運転技術に感嘆しながら、手の届きそうな両脇を見あげます!

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バス周遊 A線  
上の写真共に、ちょっと位置が不明ですが、こんなお屋敷内の東屋風は
2階席だから見れるので・・。

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バスのA線が、トリニータ橋を渡った所で、私は一旦降りお昼を食べ、
予約を取ってあったウッフィーチ美術館に。

ウッフィーチ美術館は、予約で5分も待たずに入れましたが、
中程一部が修復中で閉鎖、中は満杯で美術鑑賞にはほど遠く、
最初の何部屋かの好きな絵は、「ああ、お久し振り!」と嬉しく眺めましたが、
後は、すらすらと通り抜け・・。



バス周遊  B線  緑色 
ヴェッキオ橋を渡ってアルノ河南に戻り、今度は緑のB線に乗ります。
フィエーゾレの空気を吸いに、と。

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21番乗り場で、時間は確か17時45分、どうやらB線最後の運行です。
最初の運行地図で見れる様に、B線はピッティ宮の前を通り、
アルノ河南西部をぐるっと回り駅に行き、街中を抜けフィエーゾレに。



バス周遊  B線  
アルノ河南西の道は、物凄いです! いえ、街中も道は狭いのですが、
かなり交通制限がされているのと、バスには乗らなかったので・・。

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この狭い道で、この交通量を毎日をやり過ごす、
フィレンツェ住人の方々は偉い!! 凄い!!

右の交通標識は、24時間駐車禁止、違反車はレッカーで持ち去る、
という物ですが・・、証拠物件写真で~す。   
   
   

バス周遊  B線  
道の狭さにもめげず、交通道徳の悪さにもめげず
鳩のウンチ爆弾にもめげず、健気な3輪車は今日も行く!

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バス周遊  B線  
サント・スピリト教会・S.Spiritoの広場を過ぎ、マサッチョ・Masaccio
の美しい壁画で有名なカルミネ教会・Carmineが、すっぽり修復の覆い
の中にあるのも確かめ、

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ぐるっと回って、サン・フレディアーノ門・porta S.Fredianoに。
14世紀建設、ピサに行く街道口だったそう。



バス周遊  B線  
サンタ・トリニータ橋から見る、ヴェッキオ橋。
アルノ河は、少し水量が少なかったような。

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バス周遊  B線  
B線の始発はサン・フレディアーノ門とあり、最終バスでフィエーゾレに
行くとどうなるのか訊ねましたら、
最終便は駅まで戻ります、との事で安心して2階席に陣取ります。

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駅前で朝と同様ぐるっと迂回、ちょうど戻ってくる周遊バスに出会いますが、
駅前の道の狭い事!!



バス周遊  B線  
は~い、再度のドゥオーモで~す。
この高さが、なんとも・・! 3階建てバス、というのは出来ないかしらん?!

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バス周遊  B線  
B線は、ドゥオーモの横を通り、後をぐるっと回り南下します。
(再度)ああ、この高さが何とも・・!
ピスタァ~!! (のいてぇ~!)

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バス周遊  B線  
ドゥオーモの内陣後陣の膨らんだ部分をぐるっと回ります。
囲む建物も、ぐるっと環状。
ドゥオーモの壁の威圧感!  やはり凄い! 

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追記:今のコースでは、このドゥオーモ周辺が無くなったんですよね。
   残念ですが、周囲一帯は一般車両も入れなくなったので・・。



バス周遊  B線  
ドゥオーモを過ぎ南下し、バルジェッロ博物館・museo Bargelloの
手前角から左折しまっすぐ東に。
今朝A線で通ったジョーヴァネ・イターリア大通りに出て南下、
アルノ河まで下りここで左折、フィエーゾレ・Fiesoleに一路です。

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これはアルノ河沿いの分岐点にあるゼッカ塔・torre della Zecca.
13世紀の市壁内にあり、名前の由来は、アルノ河の水力を利用して
フィオリーニ貨幣の鋳造がされた事に。
ゼッカ塔以前はヴェッキオ宮内でも鋳造されたそうですが、
この一帯、アルノ河の水力利用の水車が多かったと。



バス周遊  B線  
お天気が少し崩れ風も強くなり、フィエーゾレの甘い気分は余り味わえず・・。

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これは途中のサン・ドメニコ・S.Domenico、ここの修道院には
フィレンツェに移る前のフィリッポ・リッピがいたとか。
次回には、ここの訪問をしないと。。



バス周遊  B線  
坂道にさしかかるとこの様にフィレンツェの景色が望め、ドゥオーモが見えると
皆一斉にシャッターを。 ですが、なかなか難しいのですね、これが。
 
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今回訪れた小さな村セッティニャーノ・Settignanoが良かったので、
またご紹介いたしますね。



バス周遊  B線  
海抜300mに位置するフィエーゾレの広場。
ローマ期の遺跡、古い教会もありますが、一度訪れた事でもあり、
夕暮れも近く、バスから降りる事なく、そのまま帰りの発車を待ちました。

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戻り道、終に小雨が降り始め暗くなり、1階席に戻って国鉄駅でお終い、
フィレンツェ2階建てバス周遊、お疲れ様でしたぁ!


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