・ モノクロの絵葉書で ・ ポルトガル 

今日はポルトガルの郷愁溢れる、モノクロの絵葉書をどうぞ!

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ポルトガルで買って戻ったセピア色の絵葉書ですが、
裏に書いてある撮影年を確かめると、古い時代どころか、
1990年代から2010年、11年の迄あったのですね。

そりゃあまぁ、あ~た、あんたが好きで買ったので、こちとらは何も
昔の絵葉書とは言っとらん、と言われるとその通りですがぁ、

セピア色というのが曲者ではありませんか?!
最新の2011年のまで、セピア色に印刷してあるんでっせ!

ヴェネツィアで売っている本当に古い版の絵葉書でも、
セピア色ではなく、モノクロなのですよぉ。
あのセコイので有名な、ヴェネツィア商人の上を行く
ポルトガルの絵葉書やさん、なのであります。

てな事で、すぐその気になる甘い己への反省と、
これから訪問される皆さんへの警鐘をこめて、ははは、
今日はセピア色ではなくモノクロにて、ポルトガルの絵葉書をご覧に。

トップは、この一部色が入った絵葉書で、
小さい方はナザレ・Nazare'の黒い衣装の女性たちと、
右は、12弦のポルトガル・ギターを弾く男性。
ポルトガル・ギターはマンドリンの形を大きくした輪郭で、裏側は平板。

セピア色の絵葉書のポルトガルはこちらに。
       


リスボン・Lisboa   1995
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リスボンのアルファマ地区にあるケーブル・カー。
ちょうどこの終点に停まっているのを、私も見ましたっけ。
アルファマ地区は、リスボンの一番高所にあるお城から少し下って
傾斜地に続く、いわゆる古くからの下町地区で、
庶民的な雰囲気のある素敵な場所でした。



リスボン・Estrela   2002

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こちらは市電。
街自体が傾斜地に広がるので、こんな市電の利用者もね。
狭い通りをなお狭くして、キキキィという感じで、
ぐらぐら揺れながら坂を下る市電。
ああ、やはりちょっと乗って見たかったです!



リスボン・Alfama   1999

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この絵葉書も、如何にも古い時代、の感じでしょう?!
でも最初に?!と気が付いたのがこの写真で、
確かに雰囲気は古そうなのですが、
女の子の足のサンダルは、底の広い現代のスポンジ・ゴム製!
ですが、素晴らしい写真である事に間違いなく!



リスボン・4月25日橋  1997

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テージョ河・Tejo にかかる2本の橋のうちの古い方、
街の西方ベレン地区にありますが、長さ2,2K。
     
まるで海の様な広い川幅になる街の東側には、
17kmものヴァスコ・ダ・ガマ橋があり、
その素晴らしい雄大さに目を見張りましたが、
靄に隠れるこの吊り橋も美しいですねぇ!

左に浮かぶのは、ブラジルはリオ・デ・ジャネイロの
山頂にあるキリスト像のコピーなんだそう。
       


リスボン  2010

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カフェやレストランのテントが並ぶ、歩行者天国のアウグスタ通り
・Rua Augusta を行く白い夏のドレス。

正面に凱旋門があり、その向こうに騎馬像の見える
コンメルチョ広場が広がり・・、
そう、この通りを夜、皆で行ったり来たりの探訪をね。



リスボン  2011

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こうして見ると、まさに海に面する港町みたいですよね。
奥に白く見える橋が、ヨーロッパ最長と言われるヴァスコ・ダ・ガマ橋。



ポルト・Porto  1998

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リスボンもコインブラも、このポルトも、とても趣のある興味深い街。
先月訪問した時には、この河岸に並ぶ屋台がなく、
世界遺産に指定されて徐々に整備されているのか、
道の奥にずらっと並ぶカフェ、レストランのみで、
観光客で大変な賑やかさでした。

ポルト市内を流れるドゥオーロ河の7本だったかの橋の内、
一番中心地にあるのが、このドン・ルイス1世橋。
パリのエッフェル塔の、エッフェルの弟子が設計したそうで、
少しレトロなイメージもあり、美しい!

今回このドゥオーロ河のミニ・クルーズも経験しましたので、
素晴らしい眺めもまたご覧頂きますね。



ポルト  2010

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ドン・ルイス1世橋を渡り、対岸の少し奥にある
かの有名なポート・ワインの醸造所見学もし、
とろっと濃厚で美味しいワインの味見もね。

醸造所に行く途中に、こうしてパノラマの見える場所にも寄りましたが、
残念な事に針金の柵で近寄れず、橋の影は半分ほどのみ。



ポルト  1992

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何の店だろ、何が入った袋だろ?と疑問に思っていましたが、
ガイドブックで同じ店の写真を見つけました。
はい、干し鱈!
バカラ・Bacala` の有名な店の様です。

書いてある値段は、写真撮影の年から考えエウロの前、
とすると、なんでしたっけ、通貨は?
今回驚いたのが、物価の安さですから、安い事はまちがいなし!
       
バカラ、日本で言うメルルーサをですね、
ジャガイモと一緒にグラタン式に料理したのを、8日間の旅で4~5回
食べる羽目になり!
美味しかったですが、暫くは食べたくありませんです、はい。
      


Tavira  1998

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Tavira というのは、ずっと南の町で、メルカートの写真だそう。
にっこり笑って手にしているのは、カタツムリ!
どうやら美味しい様で、あちこちで見かけましたが、

知ってますぞ、 この手の小さめのカタツムリの料理はですね、
エスカルゴと違い、体全体と小さな小さなツノがしっかり見えるのですぅ!
ヴェネトでも食べるのですが、見えると食べ辛くて、ね。
同じ種でも、エスカルゴは美味しいと思うのですがぁ。



リスボン・アルファマ  2011

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ははは、これはちょっと悪戯してみたshinkai の写真。
旅のレポートのつもりで、色もせっせと写したい私には、
モノクロ写真は記録として不足に感じ、撮りませんが、

こうして見ると、
モノクロに写す写真にも、色幅が必要な事が分かります。
色幅と言うか、白から黒までの諧調がね。
となると、やはり被写体を選ぶのが重要なのかも。


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