今日は、トリエステの西14,5kmに位置するドゥイーノから、
東のシスティーナ・Sistinaを結ぶ、海に望む全長約2kmの
リルケの小道・sentiero RILKE のご紹介です。
東のシスティーナ・Sistinaを結ぶ、海に望む全長約2kmの
リルケの小道・sentiero RILKE のご紹介です。
行きましたのは、数年前のちょうど4月4日の復活祭の日、
大快晴で、写真の色が余り良く出ていないのは、
紫外線が強すぎたのだと思います、・・とまず言い訳をして!
大快晴で、写真の色が余り良く出ていないのは、
紫外線が強すぎたのだと思います、・・とまず言い訳をして!
トリエステからバスでシスティーナに着き、バス停からじきに
「小道」への入口があります。
「小道」への入口があります。

道から遥かに見下ろす崖下に入り江があり、向かいの山に
点々と白く見えるのは桜の木で、本当にどの桜も満開!
バスでここに来る道々でも、満開の桜が迎えてくれたのでした。
こちら側の断崖絶壁。 Il carso・イル・カルソ・岩と呼ばれ、
この一帯から東のスロヴェニアにかけては、この様に石灰岩質の
ザラザラと荒々しい岩の風景が特徴だと。
この一帯から東のスロヴェニアにかけては、この様に石灰岩質の
ザラザラと荒々しい岩の風景が特徴だと。

入り江の東側の断崖絶壁の下には殆ど土地がなく、すぐ海に。
小さな漁港、そして海には何か、養殖の筏が見えました。
小さな漁港、そして海には何か、養殖の筏が見えました。
奥の断崖上の塔は、電車の窓からも見える古い砦の塔。

リルケの小道を歩きながら見る崖。 日本海側で見た断崖絶壁は
海も荒々しく暗い厳しい感じでしたが、ここのは少し違うでしょ?
石灰岩質との事で岩も白いし、結構植物も茂っています。

冬のトリエステは、ボーラと呼ばれる台風並みの突風で有名ですが、
今日は波も穏やかで、いかにも春の海らしく煌いています。
全長約2キロの小道に、ドイツの詩人リルケの名が冠されているのは、
1911~1912にかけて彼がドゥイーノにあるお城に客人で滞在、
この道を散策しながら「ドゥイーノの悲歌・Elegie duinesi」
を著したからとの事ですが、詳細は・・。
1911~1912にかけて彼がドゥイーノにあるお城に客人で滞在、
この道を散策しながら「ドゥイーノの悲歌・Elegie duinesi」
を著したからとの事ですが、詳細は・・。

小道より、本当は「小径」と書くべきなのかもですが、
この様に断崖絶壁の上を、海に沿い、松林の中を続いています。
辻邦夫が生前ここを訪れ、「世俗化している」との感想を
友人宛に送られたとの事。
私が訪れたのも祭日で、若い人達がたくさんピクニックに来ていて、
それでも日本の観光地に比べたら!と思いましたが、
この辺が、凡人の我との違いでしょうか?!
友人宛に送られたとの事。
私が訪れたのも祭日で、若い人達がたくさんピクニックに来ていて、
それでも日本の観光地に比べたら!と思いましたが、
この辺が、凡人の我との違いでしょうか?!
細い小さな枝に花が少し。 でも春の色。

これはドゥイーノのお城の新城、と呼ばれる方ですが、
元々は古く14世紀に遡り、古い城、と呼ばれる遺跡も残っています。

かのダンテもお客になったという歴史があり、
現在もThrum und Taxis公の子孫が住んでおいでとの事。
残念ながら現在は非公開。
現在もThrum und Taxis公の子孫が住んでおいでとの事。
残念ながら現在は非公開。
小道から見える、断崖と海の様子をどうぞ。


西のドゥイーノに着いた所にも小さな入り江があり、
海に下る坂道の家々の庭の桜が、見事に満開、
花の重みで枝が下がるほどでした!
海に下る坂道の家々の庭の桜が、見事に満開、
花の重みで枝が下がるほどでした!


日本の染井吉野と違い、こちらの桜は白い桜ですが、
桜はやはり桜、見事です。
あと何回、見れましょうか?!
桜はやはり桜、見事です。
あと何回、見れましょうか?!
この古いお城には、伝説「ダーマ・ビアンカ・貴婦人ビアンカ」の
悲しいお話が伝わっていて、
暴虐な城主の不幸せな花嫁ダーマ・ビアンカは、
断崖から身を投げ、岩に叩きつけられて亡くなった、と。
悲しいお話が伝わっていて、
暴虐な城主の不幸せな花嫁ダーマ・ビアンカは、
断崖から身を投げ、岩に叩きつけられて亡くなった、と。

が、この春爛漫の花盛りの光の中では、悲劇の模様も薄れ加減・・。
木の間から見る新しいお城を最後に。

ドゥイーノの入り江にアッラ・ダーマ・ビアンカ・という小さなホテル、
ガイドブックによると7部屋ほどの小さなホテルですが、海に望み
大変素敵な場所でした。
ここに泊まって、夕陽を眺めながら魚を食べたら、さぞ素敵だろう、と。
どなたか先に試されたら、様子をお知らせ下さい!
ドゥイーノを訪れた後、トリエステのサン・ジュスト教会に回り、
古い教会内の柱に、こんな可憐な花飾りがされているのを見ました。

なんと素朴で心豊かな、復活祭の飾りでしょうか?!
古い教会に、まさに春を運んでいる様でした。
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