・ 国境の街 ・ トリエステ ・ 港風景 

イタリアの一番北東部に位置するトリエステ。
トリエステ湾を囲み細く伸びたイタリア領の1番先の位置にあり、
敗戦国となった第2次大戦後は1時国連の預かりとなり、
ユーゴスラヴィアが管理していました。

背後にすぐ山が迫り、坂道の多い、神戸の感じによく似た、
大きな国際港であり、明るい光が煌き、
港町特有のコスモポリタンの雰囲気も漂っています。
今日は港の風景をお楽しみ下さいね。


国鉄トリエステ駅から真っ直ぐ南に向かう大通り、
コルソ・カヴールを行くと、左手にこの運河が見えます。

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18世紀に荷物の上げ下ろしに便利なように造られた物で、
正面突き当りのネオクラシックの建物は、
パラッツォ・カルチォッティといい、現在は銀行の本店との事。




大運河の少し先で道はカーヴし右手一杯に海、広い海が! 
遮るものがなにひとつない海が広がり、広い港をずっと行き、
突き当たりを回り込むとヨット・ハーバーがあります。

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こんなにたくさんの帆柱が並ぶのを見たのは、初めて。 
まさに、林立です!




後ろに見える建物の辺りに税関があり、ヨーロッパを縦断する
トラック群の溜まり場があります。

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オランダ辺りからヨーロッパを一気に下ってきて、
ここトリエステからは中央アジアに行くのでしょう。
中間点のイスタンブールのナンバーをつけた、トラックがいっぱい。




大運河の近くに「勇者の埠頭」呼ばれる大突堤があり、 
ここから振り返ってみる街は、素晴らしい!

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市民の散歩コースとなっていて、夕方いっぱいの人出で埋まりました。
夏など、さぞ気持ちがよい事でしょう。 
       
これは少し手前から大突堤と、ちょうど灯の灯った山腹の灯台を、
灯台の灯がクルリクルリと回るのを見計らって写したのですが、
白い灯台のてっぺんの灯が見えるかな?
左手の山の頂上に見える大きな3角形は、慰霊碑。




中央突堤にある街灯、少しレトロっぽくて、素敵でしょう?  
魚網のようなカバーが付いているのも、気に入りました。 

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中央突堤のかっての舫い杭で、今はこの中央突堤には
小船しか繋がれませんが、
かっては大きな船が停泊した事が偲ばれます。

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すべすべと丸く、いい感じで、  
なにやら、年金生活に入った老水夫、のイメージですね。




海に陽が落ち夕暮れが近づき、でもまだ小さなヨットが遊んでいます。

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ここの海の夕陽は本当に素敵です。 
心が思いっきり叫びたくなるような、そんな色になります。




トリエステの街の心、とも言える統一広場、海に向かって広々と。
ローマ期からの古い歴史のトリエステの、もう一つの近代の顔です。

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この夕暮れの、なんとも言えない素晴らしい空と広場の色、
ご覧下さい!      




駅に向かい歩いていると、街全体が薔薇色に染まり・・!

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少々ブレましたが、ご容赦願い、
その後も素晴らしい夕暮れに出会いましたが、
この様な色には、再会出来ていません。


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