・ n.1 トゥレヴィーゾ・Treviso ・ 中世からの運河の街 


まずはトゥレヴィーゾの中心部の地図をどうぞ。
かってはこの周囲を市壁と堀が取り囲んでいたのが分かります。

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一番下中央にStaz.FS とあるのが国鉄駅、左がヴェネツィア、
右がコネリアーノで、 ここから旧市街の中心まで、6~700mでしょうか。
駅から道をまっすぐに行くと、中心地に近い所で道が二股になっていて、



ここです。 左奥にこの様に古い塔が見えたら曲がって行くと、
中心広場、ピアッツァ・デイ・シニョーリにでます。

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広場に臨み大きくそびえるパラッツォ・デイ・トゥレチェント、13世紀の建物。

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左の低い建物は県庁で、結婚前に何かの書類申請で来た事がありますが、
古い映画のシーンのように、秘書が廊下の机にいましたっけ!
右側の一階のロッジャはカフェで、市民の憩いの場所。




建物の向かって右側面で、広場があり、「イタリア」像が中央に。

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この壁面の重々しさ。 いかにも中世の面影を今に伝え、
このレンガの積み重ねだけでも圧倒されます。

パラッツォ・デイ・トゥレチェントと、イタリア像については




駅から北への2つ目の運河の南側の道をず~っと東に行くと、
運河が南に曲がリますが、その角にあるダンテ橋。

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運河が北からのもう一つの運河と合流する場所にある、
ダンテ橋の冬の風景で、この辺りいつも水鳥達が群れていますし、
なかなか良い雰囲気がある場所です。

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イタリアの鳥達は、少し日本の鳥達とは違うのではないか、
と私は秘かに思っていますが、 なぜってすごく強いんですよ。
人間達と同じ線上で自己主張をします。 

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この白鳥だって、「何か食べる物を持ってきたか?」
「何も無いなら、お前を食ってやろうか!」という感じで寄って来て、 
ホラ、もう羽を威嚇の為に広げかけてます!




パラッツォ・デイ・トゥレチェントの下のポルティコで、
向かいの壁を写したものですが、今はもう修復されて綺麗になり、
勝手な言い草ながら、この趣はなくなりました。
 
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パラッツォ・デイ・トゥレチェントの右側面の窓、
なかなか優雅なでしょう?

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これら壁の写真は冬の寒い時に写した物で、底冷えのする、
寒い寒いトゥレヴィーゾでも、寒さにめげず鳩たちが愛を語らい。

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トゥレヴィーゾ名産の、ラディッキオ・トゥレヴィジャーノ。  
このトゥレヴィーゾ近辺でしか栽培できない、美味しい冬野菜で、 
細くて白い剣のような茎、赤い細い葉が特徴。

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ピアッツァ・デイ・シニョーリ広場で、ラディッキオ祭り開催中でしたが、
20分前に買ったデジカメで写すのに、フラッシュをたいてしまい・・! 



このドゥオーモ広場前の道はカルマッジョーレ通りと言い、ローマ期からの
街道で、15-16世紀の建物が立ち並びます。
  
ドゥオーモはネオクラッシク様式ですが、オリジナルはロマネスク期だそうで、
内部には、ティツィアーノの祭壇画があります。

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日本でも、獅子・ライオンは強い物の象徴ですが、イタリアでもやはり
シンボル的存在のようで、教会の前によくこの様に座っています。
中世の面影を濃く残したライオンが、前足の下に獲物を抱え込んでいますが、

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背中が、ピカピカに光っているのに気が付かれました?  
皆さん、またがって遊ぶのですね。 ええ、私ももちろん!へへ。




ドゥオモに向かって左側に、ロマネスク様式の洗礼堂があり、
稚拙な顔の飾りが残っていて、いかにも中世を感じさせるこんな顔があり、
あの時代の人々の息遣いを感じ、胸がときめきます。 

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上で白鳥をご紹介しましたが、これはあちこちにいるマガモ達。
  
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トゥレヴィーゾは運河が街中を何本も通っているので、街の中で鴨を
たくさん見かけますが、これは駅近くの運河沿いの風景。 
水鳥のいる水辺の風景は、心が晴れますね。


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