月一ゲストでご登場願っているグロリオーザさんの
素晴らしい写真による、フィレンツェのご案内。
コメントも書いて頂きましたので、ごゆっくりどうぞ!
素晴らしい写真による、フィレンツェのご案内。
コメントも書いて頂きましたので、ごゆっくりどうぞ!
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フィレンツェは15世紀から16世紀にかけ、
絢爛たるルネサンス文化が花開いた街です。
ミケランジェロ、ダヴィンチ、ラファエロの3大巨匠が
ほぼ同時期にこの街で創作活動に励み、
相前後してマザッチョ、ボッティチェリ、フラ・アンジェリコ、
フィリッポ・リッピなどが才能を開花させました。
絢爛たるルネサンス文化が花開いた街です。
ミケランジェロ、ダヴィンチ、ラファエロの3大巨匠が
ほぼ同時期にこの街で創作活動に励み、
相前後してマザッチョ、ボッティチェリ、フラ・アンジェリコ、
フィリッポ・リッピなどが才能を開花させました。
街自体も「天井のない美術館」と称されるように、
あの丸屋根のサンタマリア・デル・フィオーレ(花の聖母)教会を始め、
素晴らしい建築物が林立しています。
あの丸屋根のサンタマリア・デル・フィオーレ(花の聖母)教会を始め、
素晴らしい建築物が林立しています。
この街を1回で紹介するなどという大それたことは不可能ですし、
ウフツィ美術館などは写真撮影禁止になってしまったので、
手元の写真フォルダの中にある
“ちょい、きれいかな”レベルの光景を何枚か御覧いただきます。
ウフツィ美術館などは写真撮影禁止になってしまったので、
手元の写真フォルダの中にある
“ちょい、きれいかな”レベルの光景を何枚か御覧いただきます。
まずは、フィレンツェに行けば必ず案内される
「ミケランジェロ広場」からの、街全体の風景。
「ミケランジェロ広場」からの、街全体の風景。

これは5月の午後9時頃でしたか。少し前まで雨が降っていて、
あきらめて帰ろうかと思ったところで雨が止み、
束の間の夕焼けを見る事が出来ました。
ポンテ・ヴェッキオのシルエットが見えます。
昼の青空がのぞいた時間に撮った、ジョットの鐘楼。
鐘楼の階段は424段。 ドゥオモより少ないと思って昇りましたが、
イタリア到着翌日の朝で睡眠不足だったせいか、最後はバテバテ。
空の青さが印象的でした。
鐘楼の階段は424段。 ドゥオモより少ないと思って昇りましたが、
イタリア到着翌日の朝で睡眠不足だったせいか、最後はバテバテ。
空の青さが印象的でした。

ミケランジェロの、ローマ・サンピエトロ教会の「ピエタ」は有名ですが、
ここの「ピエタ」は彼が4製作したもののうち、3作目です。
ここの「ピエタ」は彼が4製作したもののうち、3作目です。

キリストを後ろから支える、バリサイ人ニコデモの苦しみに満ちた表情は、
ミケランジェロ自身といわれます。
「美」そのものとさえ言えるサン・ピエトロの像に比べて、
こちらはまさに「悲哀」をしみじみと感じさせます。
なお4作目の「ピエタ」はミラノにありますが、こちらは聖母マリア
イエスが溶け合うかのような姿で心を打ちます。
「ダ・ヴィンチ・コード」ですっかり有名になった、ドナテッロの
「マグダラのマリア」が十字架のイエスの前で祈っている像です。
「マグダラのマリア」が十字架のイエスの前で祈っている像です。

彼女は聖と俗を併せ持つ存在として、実に多くの作品に描かれて
いますが、このドナテッロの作品ほど、鬼気迫る姿のものは
見たことがありません。
「ピエタ」(前の写真)の向かって左側にいるマグダラのマリアと
比べてみて下さい。
この2作品は、いずれもドゥオモ付属美術館にあります。
なおドナテッロの作品では、バルジェッロ国立博物館にある
「ダビデ像」が大好きです。 ダビデのヒップラインが面白いですよ。
「ダビデ像」が大好きです。 ダビデのヒップラインが面白いですよ。
ウフツィ美術館前には、よく大道芸の芸人が出ています。
これは白ずくめの2人の芸人が、中央の椅子に観光客を座らせて、
ポーズを取っているところ。
娘さんの表情がとてもチャーミングだったので、思わず1枚。
これは白ずくめの2人の芸人が、中央の椅子に観光客を座らせて、
ポーズを取っているところ。
娘さんの表情がとてもチャーミングだったので、思わず1枚。

この場所の柱には、ミケランジェロ、ダンテ、ダ・ヴィンチなどの
彫像がずらりと並んでいます。
ドゥオモ、鐘楼、サンジョヴァンニ洗礼堂 が写った写真も掲載します。

怪しい空模様の日、カフェで一休みして外に出たら
夕焼けが見えました。
あわててダッシュしてポンテ・ヴェッキオに行き、アルノ河の夕焼けに
間に合いました。 シルエットはサンタ・トリニタ橋です。
夕焼けが見えました。
あわててダッシュしてポンテ・ヴェッキオに行き、アルノ河の夕焼けに
間に合いました。 シルエットはサンタ・トリニタ橋です。

その帰り道、ドゥオモ、洗礼堂の上に、またまた月が昇ってくれました。

イタリアに行く時は、出来るだけ満月に出会えるように日程を組みます。
イタリアの深い藍色の空に浮かぶ月が、とても美しいんです。
ただ調整がなかなか難しいんですが。
ミケランジェロ広場で雨が降り出すちょっと前、夕景を待っている
時間に撮った、広場の街灯。 意外にきれいだったので。
時間に撮った、広場の街灯。 意外にきれいだったので。

すっかり日が沈み、ドゥオモとジョットの鐘楼が夕闇に浮かび上がりました。

ライティングはとても控え目で、うっすらと見える姿に
メディチ家の盛衰を思いやる気持ちが湧き上がりました。
サンタ・クローチェ教会のライトアップは、ドゥオモよりもちょっと強めです。

この教会には、ジョットの傑作壁画「聖フランチェスコ伝」があるほか、
フィレンツェのパンテオンといわれるほど、有名人の墓が沢山あります。
ミケランジェロ、ガリレオ・ガリレイ、マキアヴェッリなど。
ダンテは、亡命先のラヴェンナが遺骨の返還を拒絶したため、
記念碑だけが造られています。
記念碑だけが造られています。
サン・ロレンツォ教会、メディチ家礼拝堂の「昼」と「夜」、
「曙」と「夕暮れ」の像が個人的には大好きですし、
サンマルコ教会の回廊を右に曲がると階段の上に忽然と現れる、
フラ・アンジェリコの「受胎告知」との出会いも忘れがたいものです。
フラ・アンジェリコの「受胎告知」との出会いも忘れがたいものです。
また、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会、ブランカッチ礼拝堂の
「楽園追放」に描かれたイヴの表情は、
世界で最も悲しい顔ではないかと思います。
「楽園追放」に描かれたイヴの表情は、
世界で最も悲しい顔ではないかと思います。
それに何といっても、ウフィツィ美術館、ピッティ美術館の美術作品群など、
じっくり味わおうと思ったら、1か月はかかってしまうでしょう。
じっくり味わおうと思ったら、1か月はかかってしまうでしょう。
ぜひぜひ、フィレンツェにどうぞ!
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