・ フィエーゾレ (フィレンツェ) の 結婚式


十数年前になりますが、フィレンツェ郊外山の手にある
フィエーゾレに行った時の事。 
ご一緒していた先生お2人と、円形劇場跡、小さな修道院などを見た後、
前の広場で休んでいると、小さな教会で結婚式が始まりました。
 
「6月の花嫁」にちなみ、今日はその時の写真をご覧に入れます。 
なにせ、花嫁が美人でしたぁ~!

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フィエーゾレの町は元はエトルスクが発祥の町だったそうで、
フィレンツェからバスでぐんぐん山手に登った所で、
はるかにフィレンツェを見下ろす、素敵な小さな町。

このマルヴァ花は遺跡跡に群れ咲いていて、
漢方に使うんだ、と先生にお聞きしましたが、
こちらイタリアでも、やはり薬草として使われているようです。




フィエゾレにある素朴なサン・フランチェスコ修道院で、
高台にあるフィエゾレの町のそのまた上、石段を上った所にあります。

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こういう素朴な教会を、結婚式場に選ぶセンス、素敵ですよね?




内部には、小さな素敵な中庭があり、回楼は半分でしたが、
真ん中にやはり井戸が。
エトルスクの町はどこもが高台にありますが、
水の確保が大変だったでしょうね。

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見学を終え教会前広場で休んでいると、急に人々の姿が現れ始め、
「わ、結婚式だ!」
この美しい花嫁を見て、我々は急遽予定変更。 
後左が、花嫁の素敵なお父さん。

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花嫁、神父、そして親戚の方々、神父の美しい帯にご注目。
そして花嫁の前、後姿の男性にもご注目を。 後ほど、お顔を。

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花嫁とお父さん。 横の縞の服の女性は、衣装、お化粧関係の方。
お父さんはどうやら寡の様で、(たくさん写している写真で考察) 

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手前の美しい中年女性をエスコートする、男性の手にご注目。




教会に入る、この写真が私は大好きです。 
大変良く似た、素敵な父と娘のこのシーン。

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中で式が行われている間、子供達は表で遊んで待っていて、
そこに男性が出てきて、扉の前にお米で何か書き始めました。
V の字を2つ重ねていて、何かと尋ねましたら
V V を重ねて、「ヴィーヴァ・万歳」という意味と教えて貰いました。

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新郎新婦が登場、いっせいにお米がぶつけられ、カメラが向けられ、
大変な騒ぎになりました。
前に行きそびれている私の代わりに、A先生が私のカメラで写した、
たくさんの写真の中の一枚。 2人の笑顔が素敵な一枚を。

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ひとしきりの騒ぎの後、式を取り仕切った神父さんも、
平服で出てこられての写真。

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教会前広場の石段を下り、パノラマが開ける所で
ベンチに腰掛けていましたら、皆さんが降りてこられ、
ちょうど我々の前で記念撮影されていたのを、横から失礼し。
新郎新婦と、花嫁のお父さん。 

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「花婿は、余り大した事ない」と私が言うのを聞き、先生が一言。
「それに代わる物を、もっとるんよね」 そうか! 
今振り返ってみても、昔も今も私は、直情径行な阿呆でして・・!  




美しい花嫁を見て、ご一緒していた先生お2人は、
それぞれのお嬢さんの結婚式の事を思い出され、お話しに。
やはり「花嫁の父」というのは、深い想いがあるのだ、と感じた私で。

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で、この真ん中の男性、どちらの関係か分りませんが、なかなかでしょ。
では、何時にどこそこでね、と披露宴のレストランを確認し、
皆さん一旦帰って行かれました。 
そう、イタリア式はこうなのです。




こうして見ると、フィエーゾレがかなり急な高台にある事が、
お分かり頂けるでしょう。  一番手前はオリーヴ畑。

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ガイドブックに、フィエーゾレからのフィレンツェの眺めが素晴らしい、
とありますが、町はフィレンツェから北方8キロに位置し、
これは、望遠で撮った写真を、さらに切り取ったもの。

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靄がかかっていて、ドゥオモの丸屋根がポワンと。 
その左側、少し白く光って見えるのがアルノ河。
夜、我々はこのフィエーゾレのレストランで食事をし、
バスでフィレンツェに戻りました。

◆ 追記 ◆ 
この写真を改めて眺めながら、想い出に浸りました。 というのも、
この時ご一緒した先生お二人は既にお亡くなりで・・、
想い出の新鮮さに対しての、月日の流れを一層感じました。


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