・ コルティナ・ダンペッツォ ・ Cortina D'Ampezzo


開催されているトリノ冬季オリンピックは、ご存知の様に、
イタリアには3回目のオリンピックで、
前の2回は、50年前のコルティナ・ダンペッツォ、
そしてアジス・アべバの大きな記憶の残るローマです。

で、今日は、我らが猪谷選手が銀メダルを獲った、
コルティナ・ダンペッツォに、ご案内いたします。

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コルティナに行くには、我が町コネリアーノからは電車で
カラルツォまで行きますが、ここが電車の終点で、 
カラルツォの駅前からバスが連絡していて、小1時間で到着したと。

カラルツォからすぐ近くの、ピエーヴェ・ディ・カドーレは、
画家ティツィアーノの故郷で、生家もありますので、また、ご紹介を。

この岩山は、日本の緑茂る山を見慣れた眼には、大変新鮮。
突然、ガッと、目の前に岩山です!

お天気に恵まれた日でしたので、岩山の色が大変美しく、
薄いピンクがかった色に見え、
コルティナの町に近づくと、谷の向こうにスキーのジャンプ台が見えます。
    
蛇足ですが、アルプスの山にトンネルを掘りオーストリアまで繋がる、
そのトンネルが貫通した、というニュースが何年か前にあったような
記憶がありますが、さてその後は?




VIPの避暑地、また冬のスキーで有名で、大変お洒落で、高級な街。
何度か行きましたが、一つも調べておりませんで!はは、  
ただ、様子を御紹介です。

フレスコ画で飾られた家が多く、彩を添えていて、 
土地の生活を描いていますが、やはりアルプスの麓の町で、
南ティロルの香りがします。 

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家の角に見える「十字のしるし」は、「薬局」の印。  
今頃は、ネオンサインの十字も時に見かけます。




コルティナの教区教会の鐘楼。 

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この鐘楼は、この写真では薄くベージュがかって見えますが、
白い石で緑の屋根、大変端正な美しいものです。




教会は18世紀の建設で、内部には木製の大変貴重な厨子が
保存されているそう。 教会内に入りましたが全然覚えておらず!
正面のスタイルが、大変可憐で洗練されていますね。

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この紋章の様子からして、この建物は県庁というかお役所と。

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屋根の傾斜が少し見えますが、かなり急な事にご注目を。
写真をアップしませんが、あちこちの建物には「落雪注意」の札が。




余り遠くまで行きませんでしたが、町の家々は大体この右に見える様な、
ティロル風と言うのか、大屋根の造りで木のベランダが多いです。

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個人の家もあるのでしょうが、日本で言うマンション、コンドミニオと
こちらでは呼びますが、それも、こういう造りになっています。
奥にそびえて見える山が素敵でしょう?!




窓辺、ベランダは、大変綺麗にお花で飾られていて、
空気が澄んでいるせいか、花の色が大変鮮やかに感じます。 

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手前の家のお花越しに、ずっと向こうに草原が広がり、家が点在し、
森があり、そして岩山が視界をふさいでいます。  
空気が青い!

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坂道を上がっていくと、すぐに草原が広がります。 
「アルプスのハイジ」とまでは、言いませんが・・。

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小さな可愛い教会が見え、鐘楼はかなり古い感じがしますね。

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そして奥に、また遠くの家々が見えます。  
住んで見たいと思われますか? それとも・・?




たしか、夏水仙という名を持っていたと思います。
我がスコミーゴ村でも見かけますが、薄いピンク色が大変清楚。

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かなり上に登った所からの町の眺め。  
南を望んでいるので、アルプスの岩山ではありませんが、
山懐の町である事が、お分かり頂けると思います。

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町外れの家ですが、たいへん綺麗に演出されていて、  
家の前に古い手押し車が2台、植木鉢代わりに。  
イタリアではありますが、常のイタリアではありません。

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町外れの、小さな大変素朴な、祈祷所と呼びたいような教会が。
屋根の上に小さな鐘が一つ。  
こんな在り方が、心に沁み入るようで好きです。

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草原が続く町外れの、木造のキリスト像。  
素朴な信仰を現す、ちょうど日本の野仏の感じでしょうか。  
そして、屋根の下にはツバメの巣が。

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