・ 葡萄摘みが始まったスコミーゴ村 

この木曜22日の朝、隣のカルページカ村まで歩いて戻る途中、
葡萄摘みが始まっているのを見かけ、一旦家に戻って朝ご飯を食べ、
カメラを持って出かけました。

葡萄畑に取り囲まれた田舎に住んでいても、いざ葡萄摘みとなると、
毎日出かけるわけでも無いので、なかなかその日のその畑に出会うのは
難しく、チャンス!とばかり出かけたのですね。


写真はこの春のもので、何度か見て頂いているこの丘の葡萄摘み・
ヴェンデーミア・vendemmiaを見かけたのはこれに続いて広がる畑で、

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奥に建物が見える手前の、傾斜地のこの広い畑。

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ここは緩やかな坂道の東側にず~っと続いて広がる畑で、坂道の写真は7月に
カルページカ村の教会まで歩いての戻り道に撮ったもの。
      
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下って来て最初のカーヴを過ぎるちょうどこの右奥の庭に、いつも吠えて
尻尾を振ってくれるワンがいて、
       


上のカーヴを過ぎると、これがまた長~~い下り坂!

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で、この長い坂道の最初から最後位まで続く、これまた長~~い広い葡萄畑で、
ほら、同じ柵がずっと続いているでしょう?



その畑の、半分から北側のこの道の角下で、朝7時半頃に
葡萄摘みが始まっているのを見かけたという訳。

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曇り空の日で一寸残念だな、と思いつつ朝ご飯を食べ、9時になって家をでました。
所が坂道にかかる頃から有難いことに太陽が顔を出し、良かった!と思いつつ
道を行きますが、朝見かけた皆さんの赤いジャンパーが見えません!

こちら側の傾斜の葡萄摘みが済んで向こうに下ったりすると見えなくなる・・、
と心配しつつ歩いていくと、畑の手前にちょこっと頭が見え、

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小さな車のウンウン唸る音と、人の姿はちょっぴり見えるのですが、
肝心の大勢の皆さんの姿は見えず!!

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その内に遠くから音楽が聞こえてきたので、ああ、いるいる!!
ほらね!! 葡萄の畝の陰に隠れて、皆さんの姿が見えなかったのでした。

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こちらの道から手前の畑を越えて向こうの畑で、おまけにここの畑には普通は無い
柵があり、私有地の標識もあって傍に寄れず、近くからの様子は撮れないのですが、
でも考えてみると、平地の畑は傍では見れるものの、一列の畝の間しか見えないので
逆に良かったのかも!



若者たち、中年のシニョーレも混じり、赤い籠の中には満杯の葡萄も!!

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今年は雨が多く、ほんのちょっぴり色が付き始めたかな、という程度で、
未だに葡萄の葉が緑です。
       


この小さい車と2人のシニョーレが何をしているのか、何度か写真を見返して納得。

まだ摘果の済んでいない列に、収穫用の赤い籠、プラスティックの籠を
適当に置いているのですね。

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そうそう、まだまだ摘むべき畝は長いぞ~!!
そしていっぱいになった籠は、この2人が運び上げているのですね。


摘んだ籠から、大小のトラックの荷台にシートを敷き広げて移され、
それから各地の農業組合の醸造所に運ばれるのが普通ですが、
ここの畑はビゾール・Bisolの土地なので、自分ちの醸造所に運ぶわけですね。

ビゾールはこちらに n.2 ヴァルドッビアーデネ ・ プロセッコ ワイナリー訪問
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463526671.html

n.1 ヴァルドッビアーデネ ・ プロセッコ ワイナリー訪問
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463526381.html

1度私が撮った写真を使いたい、というので本社まで持参したのが、
お昼ご飯前で、はい。 で、折角なので1杯どうぞ!と大き目のシャンパングラスに
プロセッコをたっぷりね。ははは。
嫌いではないので、写真代と思って勿論頂きましたがぁぁぁ、
帰りのカーヴ続きの坂道は、ほろ酔い加減にはきつかったぁ!!
       


すぐお隣の畑の葡萄の熟れ具合!

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少しでも近くが良いかと思って移動したものの、近づくと畝の中に皆さんが
隠れて見えず、再び畝と真っ直ぐの位置に戻り、

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どんどん摘み取りながら、皆さん移動して行きます。
       
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中腰での作業が多く大変な仕事!! 1度フリウリの農業学校で、機械摘みの
畑の葡萄の木を見た時、働く側の作業としては楽なのでしょうが、
一列にスパッと刈り取られた枝を見るのは無残でした。
       
土地と日光の恵みを含んだ、芳醇なワインの味わいの中には、
元の葡萄を手塩をかけて育て、手で摘み取った人々の愛情もあるんだよね、
と、改めて思ったことでした。



道沿いに植えられているオリーヴの木々の実も、かなり大きく育って来ています。

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そろそろと道を戻りかけると、皆さんが畝の下まで下りてきて、次の畝に移動する所。

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坂道の下の畑は、この春、前の葡萄が引っこ抜かれ、整地され新しく植えられた
苗木がひょろっと。 確か葡萄摘みができるまで3年かかる、と聞いたような。

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家に戻る道の角の奥地には、お馬の親子も健在で、
どちらが親か、姿だけではもう分からないほどに!

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家の近くまで戻っての畑の葡萄。 もうそろそろね、と思ったのでしたが、
まさにその翌朝、買い物に出かけるのに通ったら、葡萄摘みの最中でしたぁ!

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最後はお隣のオリアーノ村の様子を。 色づき始めた木々の色と、村の教会。
    
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昨年の、家の近くの葡萄摘み  スコミーゴ村 秋の日 ・ 秋の色ちょっぴり
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/476879496.html
         
       
トスカーナ  秋の葡萄摘み、ピティリアーノの場合は
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465663025.html


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