先週の水曜日、久し振りに仲間達とのバス旅行で
エミーリア・ロマーニャ州のパルマ・Parmaに出かけて来ました。
エミーリア・ロマーニャ州のパルマ・Parmaに出かけて来ました。
パルマの街ではなく、も少し西にある城を2つ見に行ったのですが、
生憎の曇天で寒く、肝心の城の中は写真禁止、おまけに期待していた程の
素晴らしさはなく! 往復8時間近くのバスで少し草臥れて戻りました。
生憎の曇天で寒く、肝心の城の中は写真禁止、おまけに期待していた程の
素晴らしさはなく! 往復8時間近くのバスで少し草臥れて戻りました。
が、バスの窓から思いがけずに素晴らしい、目に新鮮で鮮烈で
ダイナミックな物を見ましたので、サイトからの写真でご覧頂きますね。
ダイナミックな物を見ましたので、サイトからの写真でご覧頂きますね。
この写真が、バスの中から見た印象に近い構造物、
皆で、おー!!と歓声を上げながら見た角度の物。
分りますか、白い鋼鉄が波打つように並んでいるのです!
皆で、おー!!と歓声を上げながら見た角度の物。
分りますか、白い鋼鉄が波打つように並んでいるのです!
左の奥に、放射線が見えますが、これは後ほど。

この白い鋼鉄の板が、寄せる波を思わせる形で、
長さ483m、高さ約20mで続きます。



美しいでしょう?!
抜ける様な青空の下では、一層素晴らしいでしょうねぇ!!
抜ける様な青空の下では、一層素晴らしいでしょうねぇ!!
左に見える道路が、太陽の高速道路A1、
ミラノ・ローマを結ぶイタリア一番の幹線道路で、
我らのバスはこの向きで、高速の右車線を走っていたのですね。

この構造物に出会う少し前、イータロ・Italoという赤い車両、
2年ほど前から営業を開始した民間企業による高速鉄道車両が
走っているのが見えたので、おお、駅なんだよ! と納得したのですが、
次に、写真の上に見える真ん中の放射線の橋の下を通り、左右一対の
橋が見えた時、誰かが、レッジョ・エミーリアのカラトゥラーバの橋で
検索しろと言い、これらの正体が、ははは、分ったのでした。
橋が見えた時、誰かが、レッジョ・エミーリアのカラトゥラーバの橋で
検索しろと言い、これらの正体が、ははは、分ったのでした。
地図をどうぞ。
コネリアーノ・Coneglianoを出発一路南下し、ボローニャでA1に入り
北西に向い、レッジョ・エミーリア・Reggio Emiliaにこの構造物があり、
青い線が高速のA1で、すぐ北側を高速鉄道が並んで走り、
右に赤線で囲った位置に駅、左のA1で囲った所が橋の位置。
レッジョ・エミーリアの街はかなり南に位置します。
右に赤線で囲った位置に駅、左のA1で囲った所が橋の位置。
レッジョ・エミーリアの街はかなり南に位置します。
この街にはまだ行った事がありませんが、長い歴史を持ち、
農業経済の大変豊かな大きな街の様子。
という事で、駅の細部を少し。在来線接続と、高速鉄道・
従来のイタリア国鉄グループと、イータロ(NTV・新旅客輸送)を
統合した駅で、レッジョ・エミーリア・AV・メーディオパダーナと。
北側にある地上入り口部分、

構造美、


入り口の円形透明エレベーターと、駅の名。

実はこの真ん中に挟まる「AV」に最初何だろ?と悩みまして・・、
・・アダルト・ヴィデオ?! まぁさか! きゃはは、
漸くにアルタ・ヴェロチタ・Alta Velocità・高速の略と!
・・アダルト・ヴィデオ?! まぁさか! きゃはは、
漸くにアルタ・ヴェロチタ・Alta Velocità・高速の略と!
へっへっへ、shinkaiのイタリア語力なんてこの程度でありまして、
最近とみに低下傾向にある、と友人達に非難されており、ええ、ホント。
最近とみに低下傾向にある、と友人達に非難されており、ええ、ホント。
ホームへの連絡と、

ホームの様子。 光線が射し込む美しさですが、
これはどうやら出来上がり想像図のようで、

実際はこんな風に、線路間の仕切り柵があり、4車線ある様子で、
この赤いのがイータロの車両。 フェッラーリの赤より小豆色という赤!

こちらもやはり想像図のようですが、駅を覆うこの幅は25,4m。

2013年6月オープンのこのメーディオパダーナの駅、これからご覧頂く一対の
橋も、スペインの設計家カラトゥラーヴァ・Calatravaである事を知りましたが、
この駅の建設費用は7900万エウロ、
橋の方は3500万エウロなんだそうで、・・計算間違ってませんように!
橋の方は3500万エウロなんだそうで、・・計算間違ってませんように!
この位日常金額とかけ離れると、高いのか安いのか訳が分りませんが、はは、
レッジョ・エミーリアの街北部の再開発と、新架設の高速鉄道TAV用の駅、
そしてすぐ傍にある高速A1道路レッジョ・エミーリアのインターチェンジの
為の橋と、一大プロジェクトだった様子。
そしてすぐ傍にある高速A1道路レッジョ・エミーリアのインターチェンジの
為の橋と、一大プロジェクトだった様子。
カラトゥラーヴァ設計のもう一つの駅、ポルトガルはリスボンの
元万博会場のオリエンテ駅は見ており、
元万博会場のオリエンテ駅は見ており、
さて、2007年に完成した橋の方に参りましょうか。
まず3つの橋がすべて見れる写真で、様子をどうぞ。
真ん中の半円の下を、高速鉄道と高速道路が通り抜けており、

真ん中の橋はこんな形で、長さ220m、アーチの高さが約50m、

左右の細長い楕円形は、高さ70m、橋の長さは179m。
色が変わる、おまけにイタリアの3色にねぇ! ははは。



大河に架かる大きな吊り橋は、惚れ惚れする近代美といつも思いますが、
こうして陸に存在してもやはり美しい!
こちらが設計のサンティアーゴ・カラトゥラーヴァ・Santiago Calatrava
1951年生、如何にもスペインのヴァレンシア生まれというのが納得できる、
青空の下に映える白い力強い建築物の設計。
青空の下に映える白い力強い建築物の設計。

今回のも一連の橋は「帆」を表し、駅は「波」と言いますが、
最初に見た時の印象はまさに強烈で美しく、目に飛び込みました。
最初に見た時の印象はまさに強烈で美しく、目に飛び込みました。
こちらはやはり彼の設計の、ヴェネツィアの大運河に架かる
第4の橋・ポンテ・デッラ・コスティトゥツィオーネ・Costituzione.

こちらは美よりも日常使いの人々が歩いて渡る橋ですので、
使った材質が滑りやすい、橋の段差が違って歩きづらい等など、
様々な問題点があり、渡る度に皆が文句を言っている橋でして!!
橋については、こちらの最初に。
とはいえ、やはり今回見た駅のうねるラインは美しく、もう一度どうぞ!

そして最後は、夕暮れの橋を。

今回は偶然思いがけずに出会った、このブログでは珍しい、ははは、
近代的な建築美をご紹介しましたが、
お気に入って頂けましたように!
*****
ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。