・ トスカーナで食べた旨いもの! ・・菜食なれど 

皆さん、こんにちは! また今日からブログを再開させて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします!

まずは、今回のトスカーナ旅行で食べて来た旨いもの、なのですけどぉぉ・・、
私は肉を食べないので、美味しいワインと肉で有名なトスカーナに行くと、
逆に選択の幅が非常に狭くなり!

本人は美味しい赤ワインも飲み、一応満足して戻ったのですが、
写真を並べて見ると、やはり限定版式みたいで。
まぁ、その辺りお含みの上、見てやって下さいね。最後に、おまけをつけますけん!

旅行2日目のお昼を食べたカステルムーツィオの、ロカンダ・ディ・カザルムスティア・
Locanda di CasalMustiaという、中心で1軒のみのバール兼レストラン兼
宿の建物。

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夏には外のテラス席も開くと思うのですが、今は右脇の扉から2階がレストラン。
それにしても、重々しい建物でしょう?!町の中心広場に面した、かってはさぞ
名のある建物だったろうと、調べてみましたが、何も分りませんでした。
      


で、食べたものはこちら、リボッリータ・ribbollitaと野菜サラダ。

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リボッリータは野菜スープで、隣に見えるこんがり焼いたパンをちぎって入れ食べ、
なかなか美味しかった。



今回の旅の初日は朝6時半に出発、フィレンツェ・インプルニータまで高速で行き、
そこから連結しているシエナ行きの県道に。

この県道が6年前もかなりガタの来た道だったですが、この春の大雨でさらに酷くなり、
片側2車線が1車線に寄せられるのは何度も!
時に路肩が落ちていて通れず、反対車線の片方に入り込んだりで混み、
予定よりも40分以上も遅れシエナのクレーターの入り口に。

祭日で時間も取りたくなく、開いていたバールでジュースとサンドイッチのお昼を。
到着したピエンツァの宿でちょっと休み、夕暮れの町の写真を撮り、
レストランを覗くともうどこもかしこも満員で断られ!
雨もぱらつき始め、お持ち帰りのピッツァとビールで、ははは、
旅の最初の宿での食事だったのですね。

さて同様に2泊目のモンティージでの、夜の食事の写真も無し。
雨が降り出し、宿の隣のピッツェリーア兼トラットリーアに行き、
今回の旅の最初のピーチ・pici・トスカーナ南部やウンブリアの太いパスタ、
の茸のクリーム・ソースとサラダを食べたと。



さてモンテプルチャーノの市役所の建物と三日月。 サイトで見た点灯された広場が
なく、夏だけかな?、 ドゥオーモも市役所も暗く沈んでおりました。

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広場の一角のこの店で、夜を1度食べ、

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内部はこんな感じ。 早めに出かけ、まだ誰もいないので料理待ちに写します。

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アンティパストに、ペコリーノ・羊のチーズに蜂蜜と胡桃を乗せ、
オーブンでチーズを溶かせたもの。

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生のペコリーノに蜂蜜をかけて食べると美味しいですし、溶けるチーズを焼いたのも
何度も食べていますが、初めてメニューに見たので頼んだものの、う~~ん、
デザート以外に甘いのは私には余り、でした。美味しいのは美味しかったですがぁ。



ピーチのアリオーネ・ソース・pici all'aglione.

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何度かピーチのトマト・ソースをウンブリアで食べていますが、今回始めて
お目にかかったアリオーネというメニューで、
何、これ? ニンニクの入ったトマト・ソースです、シニョーラ。美味しいです!
うん、美味しかった! ピリッと辛い、ニンニクの入ったトマト・ソースですね。
まぁね、トマト・ソースのパスタはいつも美味しいもんね、ははは。



デザートの位置に、はは、何か煮野菜を、と言うと、
カポナータ・ラタトゥイユを持って来てくれまして、満腹!

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翌日のお昼は、街の通りがかりの店で、下の黄色いテーブルクロスの店で、 

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中はこんな感じで、

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今回ここで初めてお昼にワインを1杯、ブルネッロ5エウロを見つけて。
う~ん、ここの5エウロは美味しかった!

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他の店でもブルネッロを2回かな、6~8エウロを飲みましたが、
やはりブルネッロ・Brunelloは美味しゅうございますねぇ、はい!!



食べたのは、リボッリートと小タマネギの甘酢漬け。
リボッリートは、最初のカステルムーツィオの方が美味しかった。

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もう一度のお昼は、最初の夜の店の隣のバール兼で、
ポルチーニのパスタを食べた記憶。



夜は冷え込み風が強く、手っ取り早く安く済ませようと、はは、ドゥオーモ横の
穴倉みたいな店に行き、フェットチーネ・幅広パスタのポルチーニ・ソースと
野菜のグリル、赤ワイン。
ははは、如何にも、家で適当に食べてる感じでしょう?!

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ワインの入ったこういうごついコップ、つまりワイン・グラスと呼ぶ脚のついた
高いグラスでないのが、こちらイタリアでは、はぁ、オステリーア等で
出て来ますが、我が家もいつもこれ式で飲んでおり、
先日友人達との食事会でもついこれを出してしまい、ははは。



モンテプルチャーノから再度ピエンツァに寄り、お天気の良いお昼を
正面に見える小さな店で食べました。 この写真は、別の日の朝。

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外の広場に椅子とテーブルが出ていて、見える白シャツが主人兼ウェイターで、

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ほら、もう中年でしょう? が店の女の子はラガッツォ・少年、青年と
呼んでおり、ははは、私が食べている時彼の友人が来て、それを聞き、
ラガッツォ?! はは、もうオッサンの年寄りだぜ!
同じ事を思っていたshinkaiは、ついクスッと、ははは。



ハムやソーセージの盛り合わせのみの簡単スナックの店でして、
それ以外にはこのトマトとモッツァレッラのカプレーゼ・サラダだけ。
でも、これが本当に美味しかったのですよ!

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トマトが美味しいとこんなに美味しいのか、と思うほどで、
夏の暑い日にこれを、今年は家で食べよう!



サン・クイリコ・ドルチャの夜、サン・フランチェスコ教会前。 
広場の左端に見える街灯の隣の窓、あそこが宿の部屋でした。

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またまた同じ品で済みませんです、はは、ピーチのアリオーネと、野菜のグリルで~す。
ここのワインは、モンタルチーノの赤。

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テーブル・クロスが如何にもの凄さでしょう?! 町は小さいのですけど、
中世からの巡礼達が通った古い歴史の名残を感じさせますね。



こちらは2日目の夜で、前夜よりちょっと高級な店で! いや、狙ったのではなく、
考えていた店がお休みだったので、その先に見えた明かりに釣られ、
アル・ベッキオ・フォルノ・Al Vecchio Fornoというトラットリーアに。
雰囲気も大変良く、こんな様子で、

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カメリエーレ・ウェイター達も滑るように歩き、はは、
上にも席があるようで、予約した客達が次々と。

下の写真左に見える塔ですが、何処のかと聞くと、このサン・クイリコの町に
15世紀の庭園がありますが、その奥にあったのが、第2次大戦かな、
爆撃でやられたのだそうで。もったいない!



ワインの瓶の口についているガラス製の円錐球というのか、
ボケ写真ですみません、今回始めて見たもの。

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普通グラス・ワインを頼むとグラスに適当に注いでくれるので、量は正しいのかいなと、
ははは、心配になるのですが、この店ではこれを使っており。
つまり瓶を傾けると、まずこのガラスの円形三角に入り、
それが一杯になった所で、横に出ている注ぎ口からグラスに注いでくれるという。

ここでもブルネッロを頼みましたが、美味しいので、へへ、都合2杯ね。
そう、1本の値段を見ると20エウロ位からもありますが、70~80のもたくさん見え、
家での様に大きなコップになみなみと2杯、とは行きかねまする、はぁ。



席の隣の壁に大きな黒板があり、カンティーナへのお勧めとか
色々書いてあったのですが、隅にあった散文調がちょっと面白く。

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静寂の中の夢、
かっての香りと味わいと同じ
落ち着いた、何世紀ものオリーヴの樹の陰の
歴史の中で目覚める。
心の居場所、魂の避難所。



飲み物が最初に出てきますが、付いてきたパンも良かった。
如何にも自家製と分るグリッシーニとオリーガノの入ったフォッカッチャ。
そう、これだけでワインが進みますぅ!

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カボチャの花の中に、リコッタ・チーズと野菜の入った揚げ物。

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これも野菜の詰め物の入ったパスタ。

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向こうの客にカルチョッフィが運ばれるを見て、ああ、しもたぁ! 
あれを頼むんだったぁ!!
そうなんですよねぇ、この季節はカルチョッフィが美味しいのにねぇ!!
どちらもかなりコッテリでしたので、進められたデザートも入らず・・。

このトラットリーアのサイトはこちらに。
https://www.palazzodelcapitano.com/tuscany/trattoria-toscana/



こちらは、このサン・クイリコの町の街道筋のガソリン・スタンド兼バール・
トラットリーア兼宿で食べたお昼。  ピーチに黒タルトゥーフォ5g、ははは。
う~ん、でもまぁ、美味しいとは言えませんでしたねぇ。

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shinkaiが食べたタルトゥーフォの中での最高は、スポレートのドゥオーモを
見ながらのテラス席。 いや、眺めがというのではなく、初めてタルトゥーフォというのは
本当に美味しいものなのなんだと知ったリゾット。
なので真にお高いもの以外は当たり外れがある、というより、外れの方が多いのかも!
       
様子はこちらに。  秋の味覚、 トリフ と ポルチーニ について 
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461474928.html



モンタルチーノの町のロッジャの眺め。

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この通りの右手に、ワインとチーズの味見を兼ねた店が並んでいて、

勿論ハム・ソーセージの盛り合わせもあったのですが、ペコリーノ・チーズ8種の
味見盛り合わせと、お勧めのブルネッロを1杯やりました。

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若い熟成、かなりの熟成、粒胡椒の入ったもの、ルーコラの入ったもの、胡桃入り、
チョコレート入りなどなどで、 右上に見えるのは、
オレンジ・ジャムと蜂蜜、黒く見えるのがイチジクのジャムで、
のイチジクのジャムが舌にピリッと来る美味しいものでしたね。

ペコリーノ・チーズのどれもがそれぞれに美味しく、若い熟成、長い熟成、粒胡椒入り、
胡桃入り等が気に入りましたが、ですが、まぁさか、これ一皿全部を平らげたとは
思われませんよね?! 勿論無理で、お持ち帰りに詰めてもらい、
お口直しにトマトのサラダを頼みました。

ですがぁ、チーズの盛り合わせでは、サン・レオで食べたフォッサ・チーズが
加わったあの熟成ものには敵いませんねぇ!!

お勧めのブルネッロは、あまり高くないのを、と言いましたら、ははは、
Pininoの2009年、という札のついたグラスが来ました。

今サイトを見ると、ここのは2006年のが良いようで、1本74.19エウロも!
http://www.snooth.com/wine/pinino-brunello-di-montalcino-2006-2/
私の宿代よりもずっとお高いやん!! ははは。

美味しいチーズ ・ サン・レオで食べた旨いもの!
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461474994.html



旅の最後の夜、モンタルチーノの夕ご飯は、宿で教えてもらった近くのトラットリーア。
隅の席に座りましたが、私に背を向けて細身の若い男性がピーチを
食べていたと思いなせえ。

壁上にこんなお城の写真があり、要塞からあちこち撮った中に写っている位置かと思い、
シニョーラに聞きますと、知らないと。

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すると前の席の若者が振り返り、写真をちらっと見るのですね。 で、料理と料理の
待ちの間に振り返り、シニョーラ、あの城はモンタルチーノから8kほど離れているし、
見えません。 城はホテルになっていて、実は僕はそこのレセプションで
働いているのです、というより、昨日から働いているのです、と。
修復されて、まるで博物館みたいなホテルですよ。

お高いのでしょうね、1泊幾らくらい?
さぁ、よく知りませんが、400~500かな。
わぉ、私向きではないですねぇ!

などと話したのですが、きっときちんとホテル学校を出て、良い仕事に就けて
嬉しかったのでしょうね。 彼は大きな肉の皿を片付けて先に出て行きましたが、
シニョーラ、アリヴェデルチ!  
ブオンラヴォーロ!  良いお仕事を!
グラーツィエ!
  
     
先ほどサイトを見ましたが、モンタルチーノから20kの距離。

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あの若者は、多分他の町からやって来たのでしょう。 バンフィ・Banfiという
ワイン・メーカーでもあり、素晴らしいお部屋の写真も見れました。   
https://www.castellobanfiilborgo.it/it/enoteca/visite



私の食べたのは、嬉しいぃ、やっと茸のスープがあり!

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ははは、またまたピーチのアリオーネ!

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だって、アリオーネ以外は大概ラグー・ミートソースになるんですもん。



そしてまたもや、野菜のグリル、ははは。

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そうなのです、美味しいものをたくさん産出するトスカーナ州ですが、
肉を食べない者には逆に選択の幅が本当に狭くなる、という・・。

余談ですが、ピーチ・piciはモンタルチーノではピンチ・pinciと呼ぶ事を知りました。
今回何度か食べているうちに、これは少し長めに茹でて、普通に食べるのにも
22~23分とある硬めのパスタですが、醤油味で煮込み饂飩風に食べたら美味しそう!
と思いつき、1袋買って戻り、2度ほど試しましたが行けます!

そうそう、アリオーネ・ソースの作り方は、生のニンニクを潰し弱火でじわじわ煮て、
トマト・ソースを加えるのをサイトで見ましたが、
材料を混ぜたのを袋入りでも売っており、お味は、トマト・ソースにアーリオ・エ・オーリオの
唐辛子にニンニクを加えたもの、と。 ニンニクはかなり多目です、お試しあれ!



てな事で、菜食者の食い物ばかりをお見せしましたので、最後にオマケを!
トスカーナに行くと、はぁ、他の土地でもですが、こんなハムやソーセージの盛りの一皿や、

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これはチーズも付いておりますねぇ。

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そして、そして、こんなお肉! 

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ビステッカのでかいのが、皆さんのお出でをお待ちしておりますよぉ!


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