・ ジーロ・ディターリア、 オリアーノ村を通過!

今日は少しトスカーナを離れ、
我が地元ヴェネトは隣村のオリアーノ・Oglianoに!

というのも、なんとジーロ・ディターリア・Giro d'Italiaが、
フランスのトゥール・ド・フランスと並ぶ自転車競技のイタリア版
ジーロ・ディターリアが、隣のオリアーノ村を通過したのであります!

昨日28日、朝プールに行くのにオリアーノを通ると、何か横幕がかかり、
ピンクの風船が揺れ、カーヴの多い道にたくさんのバリケードを
作っている最中で、何がある?!と思っていましたら、
プールの仲間から、今日ジーロ・ディターリアが通るんだと教えてもらい、
それは見にいかにゃぁ!!

プールの戻りに見るとカーヴのバリケードではなく、競技スポンサーの宣伝幕が
ずらっと張られており、そのままヴィットリオ・ヴェネトまで様子を窺いつつ走り、
ははは、どこで待ったら、よく見えるか?!を検討。

サイトで見ると夕方の5時頃オリアーノ通過で、
この第17日目のゴールはヴィットリオ・ヴェネトなのですね。

という事で写真は、夕方4時頃にオリアーノに来て、
教会脇の坂道の石垣の上に陣取っての1枚目。

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横幕には、「オリアーノのアルプス山岳兵が、ジーロにご挨拶」



これが2014年97回めのジーロ・ディターリア、17日目の行程図。
オリアーノ村は最後10kの位置に当たり、緑の印を。

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トレンティーノ・アルト・アディジェのサルノーニコ・Sarnonico、
地図の南西のずっと下にガルダ湖あり、を12時過ぎに出発の204kmの行程で、
オリアーノ通過は17時頃予定ですが、グループのスピード差により
16時47分から17時14分と、30分程の違い予想。



3時半過ぎに家を出て車をスコミーゴ村の外れに停め、坂道を歩いてのぼり、
オリアーノ村の教会前に。
そうです、いつもスコミーゴ村からの写真でご覧頂いている教会で、

予想通り、到着した4時には既に近辺は車で埋まり、人もかなり。
さてどこに場を占めようかと様子を見つつ、教会脇の坂道の横の
石垣の上に入りこみ・・!

生垣が内側にあるものの、ちょうど隙間があり、そろっと生垣を跨いで、
幅4~50cmの石垣の上に。

坂道からは2mほどの高さがあり、ちょうどオリアーノ村の外れのカーヴまで、
道路標識によると750m+αが見通せる位置。

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が、生垣から枝がたくさん外に伸び、ちょっと邪魔なのですね。
なので後ろに回って、何本かづつを枝同士で結わえ、ははは、
私の居場所を阻む枝は折り捨てまして・・、ひひひ。
証拠隠滅の為、枝の新しい折口は見えない様に生垣に隠し、
それでも手の届かない場所に伸びた枝が2本ほど! 残念!!

オリアーノにあるロータリーの標識は隠され、棒にはクッションが巻かれ、
ジーロの皆さんはまっすぐ通過と了解。



通過予定までまだ1時間あるのですが、こうして石垣に上ってしまうと、
待つしかなく・・!
ジーロ・ディターリアの公式宣伝車が何台も何台も通り、

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グッズを売っているのですが、買えません!
キット10エウロには、Tシャツ1枚、帽子、リュック、拍手用の玩具、腕輪4つ、
が入っているんですよぉ!! バンダナ、靴下2足も5エウロ!

そう、ジーロ・ディターリアのシンボル・カラーは、可愛いピンクちゃんなんで~す!
トゥール・ド・フランスは黄色ですけど、こちら勝者のシャツは、マーリア・ローザ・
Maglia rosa・ピンクのシャツ!



ちょっと傾斜のある石垣の上で、落ちない様に、ははは、脚を踏ん張って
1時間待ちながら、花に集まる目の前の蜂を見つつ、刺さんといてやぁ!

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次々と宣伝車がやって来て、たったの5エウロ!と煽る、
パトカーが何台もやって来ては通り過ぎていく、道路も封鎖されたらしく
一般車が通らなくなり・・、情報伝達車というのかが通り、「・・は11分遅れ」と。
が何が11分遅れなのかよく聞き取れず・・、

そんな待ち時間が長い割りにはそう退屈もせずに待つうちに、
オレンジの旗をはためかせ、「自転車競技始まり」と書いた車が通り、

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4時45,6分頃、先頭グループが!

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この5人が先頭グループで、黄緑色のステーファノ・ピラッツィ・Stefano Pirazzi
にご注目を!
わぁ~い!!と皆いっせいに拍手、歓声を!

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続いて、第2陣が通り過ぎ、

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ヘリコプターも通り過ぎ、

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じきに、第3グループもやって来て通り過ぎ、

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shinkaiが、わぉ~!とちょっと驚いた、さすがジーロ・ディターリアだ!!と
感心した、グループの後に続く糧秣部隊、もとえ補給部隊というか、ははは、
替えの自転車を上に積んだ後続車の数!!

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明らかに外国ナンバーと見られる車も多く、先頭グループで走っていく選手の、
グループ数だけ続くわけで・・!
       
こちらイタリアはさすが自転車競技愛好者が多く、1人で、グループで、趣味で、
トレーニングで走っているのをよく見かけ、ちょっとした競技に出くわす事も多く、
こういう競技者の後に補給車が続く景色には驚きませんが、
いやぁ、さすが国際競技となると凄いもんだ!

白ワインの道を走る、ヴェネト一周自転車競技
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463525348.html


そんな国内最高競技、国際競技にしては、はは、このオリアーノのロータリー前の
人数は、ささやかですよね?! ですがぁ、これがイタリア!なのです!!

一見ささやかな人数ですがずっと途絶えることなく、ドロミーティーの高山の上迄も、
場所によってはそういう場所ほど、たくさんのファンが集まり待っているのですね。

お昼前、プール帰りにヴィットリオ・ヴェネトの手前まで行きましたが、
その道沿いには既にちゃんと各家ごとに飾りつけがされ、既に木陰で一杯やりながら
待っている人たちがおり・・。 なぜゴール地点に行かなかったかというと
選手を見れない程の凄い人出だと知ってますもん!

今年で97回目の開催で、過去には名の残るたくさんの名選手、
競技者の出たジーロ・ディターリア。

かって一度、20年も前でしょうか、トゥレヴィーゾで出会ったことがありましたが、
その時はクロノメーターといい、個人毎に走っての競技の日で、
コネリアーノを通る、と聞いた事もありますが、南の国道だったので行っておらず、

実際に全選手が走るのを見るのは、今回が初めてなのです!
以前はずっと中継を見ていた事もありますが、さて、この道を走ってくれるのは、
次回はいつ?!なのですものね。



肩車して貰っているチビちゃんも、ピンク色の一式を買って貰って見た
この日のことを覚えていると良いなぁ!

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間に一人通り過ぎましたが、その後かなりの間が開き、

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・・後で知ったニュースによると、最初のグループで通って行ったのは26人で、
後続の大部隊は15分ほども遅れていたのだとか。



あ、ヘリコプターだ! いよいよ、来るぞぉ!!
なんとなし、戦争映画の1シーンみたいでしょ?! ははは。

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ほら、カーヴを曲がって出た!

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来た、来たぁ!! わぉ~、凄い数だぁ!!

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そこのおじさ~ん、早く退いてぇ~!!



カーヴを大蛇のようにうねって続く自転車の長い列、これがTV中継で見るときにも、
醍醐味なんですよね!
やっぱりローターリーで曲がらぬよう、指示してる! わぁ~~い!! きたぁ!!

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あ、マーリア・ローザだ! そうか、このグループなのね。

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自転車競技は、まれに個人参加もあるようですが、本質はグループの参加競技で、
勝つ為の緻密な計画が練られ、勝利者を守る為にも様々な駆け引きが行われる様子。



こうして前後を守られ進むマーリア・ローザを見て、競技のルールを思い出し納得。

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何枚もの写真を省略しましたが、今回まだ競技続行中の選手は29日の時点で159人!
今迄に途中で棄権している選手は多分39人という、
21日間に渡る過酷なレースなのです。

5月9日アイルランドのベルファーストから始まり、3日間の競技の後
イタリアの南に飛びそこから北上。
21日間の日程の後、間に3回休日を挟み、6月1日のトリエステが終点。

こちらに今回のレースの日程。 毎日のレースの標高差も見れます。
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2014/it/percorso-tappe/index.shtml



この2人が最後尾で、またまた長~い後続部隊!!

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救急車も続き、

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自転車競技終わり、の車が通り、
後にパトカーと何台かが続きましたが・・、

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やれぇ、おわったぁ! と皆ぞろぞろ引き上げ、
雨がパラつきだした中を、私めも家に。

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翌日あれこれサイトを見ておりましたら、昨日の競技で勝った、
先頭グループの緑色ステーファノ・ピラッツィのヴィデオもあり、

ゴールした後、両腕を使ってして見せたジェスチャーが、良い子がしてはいけない
仕草で、ははは、彼は200スイス・フランの罰金を喰らい、大泣きしたと。
後で、5年間の鬱憤があったとインタヴューで詫びたそうですが・・!
       
翌29日の行程はドロミーティ山中のコースで、コロンビアから単独参加の選手が
勝ったとありました。
が通算でのトップ、マリーア・ローザは昨日のまま、クインターナという選手だそう、 
・・よく知らず。

多くの逸話と、数々の名選手を輩出するジーロ・ディターリア、
図らずも今回すぐ近くで見れて、やはり幸せ!

ささやかな田舎の村のロータリーの前を、自転車の大行列が練ってゆく、
これもイタリアのお洒落の一つでしょう?! ははは。


*****

◆ 雑誌掲載のお知らせ ◆

暫く前に、雑誌編集事務所よりお知らせを頂き、
以前載せた「寒い冬の日、熱いラザーニャはいかが?」のレシピを、       
新しく出る「はじめての西洋野菜の手帖」に掲載をと。

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レシピの元になるイタリアのブログにも連絡をしOKを貰い、
今回、ラディッキオの項に掲載され、6月3日に発売との事。
アマゾンからも購入できるそうですので、料理自慢の方、新しい西洋野菜の
レシピに挑戦したい方、ぜひご購入下さいね!

寒い冬の日、熱いラザーニャはいかが?
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461474363.html


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・ 花のピエンツァ点描 ・ 再訪できた喜び!

6年振りのトスカーナはヴァル・ドルチャの町と風景紀行を、
先回まず「恒例の旨いもの!」から始めましたら、
友人から「高齢の食べ物ね」とメールで・・、ははは。

ええまぁ、間違いではないですがぁ、 ・・インプットしたからねぇ!
世間の冷たい目にめげぬよう懸命に、はは、
今回は再発見の想いのあったピエンツァ・Pienzaのご案内を。

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世界遺産指定、ピオ2世の理想の町、と余りにも有名ですが、
タイトルを「花のピエンツァ点描」としたのは、
ちょうど「ピエンツァと花」という催しの最中に行き合わせ、
ドゥオーモ前に花壇が作られていた事からもですが、

イタリアの他の町同様に、各家、建物の前の花鉢が美しく、
古い石壁の前の緑の美しさに改めて魅かれましたので。

トップの写真は、町の南側の市壁内の道とドゥオーモの鐘楼。

お天気、時間帯の違う時に訪れた写真を混ぜてご覧頂きますが、
写真や内容はなるべく先回とダブらないようにしますので、

宜しかったら前のご案内もご覧下さいね。
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461278750.html      

     
  
こちらは町の西のムレッロ門・Porta al Murello.
(プラート門・Porta al Pratoと書いてあるのもあり)
ちょっとシンプルに見えるのは、現在のこの門は第2次大戦時に
爆撃され、後に修復したものと。

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町の門と書きましたが、我々が訪問する古くからの一廓は、現在の町の
広がりのほぼ5分の一程でしょうか、今の市の東南の隅に当たります。



門を抜けると広場で、スーヴェニール店や土地の物産店があり、

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鉢植えの、これはツツジかな。

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門から続く町の中通りがコルソ・ロッセリーノ・Corso Rossellinno.
右手に13世紀末のサン・フランチェスコ教会があり、
こんな店先を眺めながら先に進むと、

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町の中心ピオ2世広場・Piazza Pio II.

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自分の生まれたコルシニャーノ・Corsignanoと呼ばれていた
この村を、15世紀にルネッサンス期の都会風にすべく奮闘した、
教皇ピオ2世の名が冠された広場。

町外れに古い教会があり、彼が洗礼を受けた盤があったので、
教会ご案内の時に見て頂きますね。

左手が現市役所のある1階がロッジャになった建物で、
正面がディオチェザーノ博物館・Museo diocesanoの
ヴェスコヴィーレ邸・司教館・Palazzo Vescovile、
       


こちらが、サンタ・マリーア・アッスンタ聖堂・
Cattedrale di Santa Maria Assunta.

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聖堂からの、コムーネの建物と時計塔の眺め。

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これは別の日に、よいしょ!と建物の壁のベンチに上って撮った
広場の花壇。
  
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こちらが「ピエンツァと花」のポスターで、
5月1日から11日まで開催、10・11日にはお花の市も。

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ヴェスコヴィーレ邸の壁のベンチ。shinkaiが上った場所で、はは、
向かい側のピッコローミニ邸・Palazzo Piccolominiにも
こんな石のベンチが壁に沿って作られていて、観光客が良く利用を。

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こちらは広場の西側を占めるピッコローミニ邸の壁ですが、
今回町中の壁のあちこちで目に付いた角の形の花篭。
花はペチュニアの赤紫と白で、古い町の壁に趣を添え。

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市役所の建物の2階に、ほら、カメラを構えた人物が見えますか?

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これはヴィデオ用のカメラですね。
花のお祭りの始まった2日目の朝でしたので、取材でしょうね。



おお、美人ではないですかぁ!

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1階のロッジャには、この町の名を高める元となったピオ2世、
本名エネーア・シルヴィオ・ピッコローミニ・Enea Silvio Piccolomini
(1405-1464)の生誕500年記念の碑と、

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・・あんたぁ、あたいのシジスモンドを苛めてからにぃ!! きゃは。

リミニの狼、シジスモンドとの確執は


歴史に名の残る教皇はたくさんおられ、その個性の豊かさに
ちょっと読むだけでも大いに愉しめる方も多いのですが、
・・いや、余りにも真面目一方では、教皇職というのは
なかなか勤まらない様でして・・、ははは。
       
それにしてもこの有名なピオ2世について今回ざっと読んでみると、
真に稀有な幸運な人生を送られた方の様子。
教皇になられるほどだから、ずっと宗教界で活躍したと
思い込んでおりましたが、そうではないのですね。

シエナとフィレンツェの大学で学び、シエナで教職に就いていたのが
26歳の時にマルケ州フェルモ・Fermoの大司教の秘書に。
後あちこち職を変えつつ、神聖ローマ皇帝とローマ教皇との仲介役、
優秀な外交官として手腕を発揮、遂に51歳で司教に任命。

その2年後教皇カッリスト3世・Callisto IIIが亡くなり、
有力候補と見られていた司教がフランス人である事、
性格にちょっと問題がある事、他に有力な候補が居なかった事等々から、
ひそかに運動を展開していた、雄弁術に長け活力に満ちた彼が
第210代の教皇に選出。
       
つまりずっと世俗で活躍した後、司教になって僅か3年、
53歳でカトリック教会の最頂点に上った、という事に!

人生を、自然に導かれるままに進みつつ、
一歩進む毎に常に新しいより良い仕事に就き、
それを見事に果たしつつまたより高く、という、
その才能実力があったとはいえ、まさに稀有な人生ですよね。

53歳で教皇にというのは大変若い、と言えるほどですが、
僅か6年の在位で、自分が創ったこの町を愉しむ余裕も少しのみ、
対トルコの十字軍派遣を夢見つつ、
船出予定地であった港町アンコーナで亡くなっています。

この時代に十字軍派遣に熱狂し、各国からかなり皮肉な
冷たい反応を受けたにも関わらず、
アンコーナで到着する筈の船を2ヶ月間も待ち続け、
遂にヴェネツィア共和国艦隊の到着を窓から見届けた2日後、
息を引き取ったと・・!
       
自分が就いた位に相応しく己を律し、優秀な教会の長であるべく、
それも多分、歴代の長でも最優秀であるべくと考えたに違いなく、
その為にはかなり熱狂的に自分の地位権力を利用して
職務遂行に励んだ人柄だったのかも・・。

宗教観念に凝り固まり、シジスモンド・パンドルフォ・マラテスタに対する
激しい追い討ちも、その立場から、許せない!と熱狂的に憎んだのかも。

まだ俗界の39歳の時に書いた情熱的な愛情と悲劇と
エロチックな物語という「エウリアーロとルクレツィア」とか、
他にもいくつもの著作もある人文主義者の教皇という評ですが、
今回初めてという感じで彼の生涯を知り、
ちょっと意外な感じを受けた事は否めません。
    

このピオ2世の跡をパオロ2世が継ぎ、ピオ2世の下で大の協力者で
あったロドリーゴ・ボルジャが、教皇アレッサンドロ6世・Alessandro VI
として、その後に続きます。
      
ドゥオーモ前広場のヴェスコヴィーレ邸はボルジャ邸とも呼び、
あのボルジャかなと調べたのですが、まさにそうなのでした。
ピオ2世からロドリーゴ・ボルジャ司教に贈られたのだそうで、
この2人は同い年であった事も知りました。 
       


さて再び現市役所の1階のロッジャに戻りまして、こちらはピオ2世に
町の設計建設を任されたベルナルド・ロッセリーノ・
Bernardo Rossellino.
 本名は碑に見えるよう、ベルナルド・ガンバレッリ・ダ・セッティニャーノ・
Bernardo Gambarelli da Settignanoで、

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フィレンツェ近郊のセッティニャーノ村生まれ。 同じ村出身の
デジデーリオ・ダ・セッティニャーノというベルナルドとも近しい関係に
あった彫刻家の事、

そしてその実の弟かも知れないポルトガルの司教は、
ピオ2世の十字軍に従軍すべくフィレンツェまで来て亡くなり、
サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂に埋葬、とまたまた話は広がりますが・・、

お暇な方はこちらを    
       
       
も一つお暇な方は、いや、向学心に満ちた方は、ははは、こちらも。
       


町中、通り、花鉢の様子などをあれこれ・・。

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町の南にある市壁の道に出ますと、遠くまでの見晴らしが良く、
広がる緑の野の素晴らしさ!!

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緑の野はいずれまた、これでもか!というほどお見せしますので、
ははは、今回はこの2枚のみで。
      
上の写真の一番奥、小高い山の上に塔が見えますね。
あの特徴ある山と塔は、ラディコーファニ・Radicofaniですが、
同じヴァル・ドルチャにあるとはいえ、今回何処からも
この山と塔の姿が見えるのに、改めて感嘆しましたっけ。

ラディコーファニのご案内は
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461280756.html       


小さな町の中を往ったり来たり、コルソ・ロッセリーノの北側に
広がる裏通り一帯を、気持ちよくさまよいます。

ここはカーゼ・ヌオーヴェと呼ばれる15世紀の市営住宅で、
現在は修復され小奇麗な住宅に。

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脇の庭に入り込むと、赤い可愛い三輪車。

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お、ピエンツァに狸! ・・いや、茶の猫ちゃんがそろっと登場。


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そろっと前に座り・・。 あんた、そんな厳しい目つきをしてからにぃ・・、
あぁ、耳にパンチを入れられてるやんか! やり返したかぁ?!

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・・うんにゃぁ、でも、ごろんごろんできるよん。
じゃぁね、撫でてあげるけんね。

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同じ宿に泊まり、朝食の時顔を知った人が、
小さな水溜りの前で傑作を狙うのに行き会い、ははは。
1つ手前の角からは、もう1人が笑いながら手を振り・・。

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朝の光線はドラマチックな影を創って見せますが、
あっという間に形が変わって行きます。

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裏通りから見る中央通り。
早くも観光客が押しかけ始めているのが見え、

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・・では私めは退散を。


*****

いつもブログご訪問、有難うございます!

暫く前から写真をL版サイズで撮っておりますが、ブログ掲載の為に
縮小したり、サインを入れると、ここ最近のブログの写真がどうも
以前に比べて、逆にすっきりしない印象と結果という感じで、
もやもや・・!

今日やっとあれこれ縮小の仕方を試し、結局2段階で縮小、
サイン入れにして見たのですが、
これで漸くそう酷くはないと思うのですが、どんなでしょう?

そして、写真集出すわけでもないしという横着さから、JPEG保存で
簡単にパシャパシャやっておりますが、これも今回のトスカーナの緑色の
出方で少々反省し、ジョヴァンニや先生のミケーレからも言われてた通り、
やはりRAWにした方が良さそう・・、なんぞとも。

あれこれ問題が出て、懲りないと分らない無知馬鹿は、
漸くに写真の基礎も学ばないと、と考え始めておりましてぇ、
・・何年カメラに触っているんだよぉ、お前はぁ、
昨夜もカメラの使用説明書を広げておりましたが、

日本語で説明されても飲み込めないのが、なにせイタリア語、
ははは、さて、どの程度頭に入りますものやら・・!
が、遅くとも無いよりはまし、
のイタリアの格言に従い頑張りま~す。

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・ トスカーナで食べた旨いもの! ・・菜食なれど 

皆さん、こんにちは! また今日からブログを再開させて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします!

まずは、今回のトスカーナ旅行で食べて来た旨いもの、なのですけどぉぉ・・、
私は肉を食べないので、美味しいワインと肉で有名なトスカーナに行くと、
逆に選択の幅が非常に狭くなり!

本人は美味しい赤ワインも飲み、一応満足して戻ったのですが、
写真を並べて見ると、やはり限定版式みたいで。
まぁ、その辺りお含みの上、見てやって下さいね。最後に、おまけをつけますけん!

旅行2日目のお昼を食べたカステルムーツィオの、ロカンダ・ディ・カザルムスティア・
Locanda di CasalMustiaという、中心で1軒のみのバール兼レストラン兼
宿の建物。

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夏には外のテラス席も開くと思うのですが、今は右脇の扉から2階がレストラン。
それにしても、重々しい建物でしょう?!町の中心広場に面した、かってはさぞ
名のある建物だったろうと、調べてみましたが、何も分りませんでした。
      


で、食べたものはこちら、リボッリータ・ribbollitaと野菜サラダ。

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リボッリータは野菜スープで、隣に見えるこんがり焼いたパンをちぎって入れ食べ、
なかなか美味しかった。



今回の旅の初日は朝6時半に出発、フィレンツェ・インプルニータまで高速で行き、
そこから連結しているシエナ行きの県道に。

この県道が6年前もかなりガタの来た道だったですが、この春の大雨でさらに酷くなり、
片側2車線が1車線に寄せられるのは何度も!
時に路肩が落ちていて通れず、反対車線の片方に入り込んだりで混み、
予定よりも40分以上も遅れシエナのクレーターの入り口に。

祭日で時間も取りたくなく、開いていたバールでジュースとサンドイッチのお昼を。
到着したピエンツァの宿でちょっと休み、夕暮れの町の写真を撮り、
レストランを覗くともうどこもかしこも満員で断られ!
雨もぱらつき始め、お持ち帰りのピッツァとビールで、ははは、
旅の最初の宿での食事だったのですね。

さて同様に2泊目のモンティージでの、夜の食事の写真も無し。
雨が降り出し、宿の隣のピッツェリーア兼トラットリーアに行き、
今回の旅の最初のピーチ・pici・トスカーナ南部やウンブリアの太いパスタ、
の茸のクリーム・ソースとサラダを食べたと。



さてモンテプルチャーノの市役所の建物と三日月。 サイトで見た点灯された広場が
なく、夏だけかな?、 ドゥオーモも市役所も暗く沈んでおりました。

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広場の一角のこの店で、夜を1度食べ、

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内部はこんな感じ。 早めに出かけ、まだ誰もいないので料理待ちに写します。

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アンティパストに、ペコリーノ・羊のチーズに蜂蜜と胡桃を乗せ、
オーブンでチーズを溶かせたもの。

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生のペコリーノに蜂蜜をかけて食べると美味しいですし、溶けるチーズを焼いたのも
何度も食べていますが、初めてメニューに見たので頼んだものの、う~~ん、
デザート以外に甘いのは私には余り、でした。美味しいのは美味しかったですがぁ。



ピーチのアリオーネ・ソース・pici all'aglione.

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何度かピーチのトマト・ソースをウンブリアで食べていますが、今回始めて
お目にかかったアリオーネというメニューで、
何、これ? ニンニクの入ったトマト・ソースです、シニョーラ。美味しいです!
うん、美味しかった! ピリッと辛い、ニンニクの入ったトマト・ソースですね。
まぁね、トマト・ソースのパスタはいつも美味しいもんね、ははは。



デザートの位置に、はは、何か煮野菜を、と言うと、
カポナータ・ラタトゥイユを持って来てくれまして、満腹!

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翌日のお昼は、街の通りがかりの店で、下の黄色いテーブルクロスの店で、 

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中はこんな感じで、

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今回ここで初めてお昼にワインを1杯、ブルネッロ5エウロを見つけて。
う~ん、ここの5エウロは美味しかった!

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他の店でもブルネッロを2回かな、6~8エウロを飲みましたが、
やはりブルネッロ・Brunelloは美味しゅうございますねぇ、はい!!



食べたのは、リボッリートと小タマネギの甘酢漬け。
リボッリートは、最初のカステルムーツィオの方が美味しかった。

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もう一度のお昼は、最初の夜の店の隣のバール兼で、
ポルチーニのパスタを食べた記憶。



夜は冷え込み風が強く、手っ取り早く安く済ませようと、はは、ドゥオーモ横の
穴倉みたいな店に行き、フェットチーネ・幅広パスタのポルチーニ・ソースと
野菜のグリル、赤ワイン。
ははは、如何にも、家で適当に食べてる感じでしょう?!

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ワインの入ったこういうごついコップ、つまりワイン・グラスと呼ぶ脚のついた
高いグラスでないのが、こちらイタリアでは、はぁ、オステリーア等で
出て来ますが、我が家もいつもこれ式で飲んでおり、
先日友人達との食事会でもついこれを出してしまい、ははは。



モンテプルチャーノから再度ピエンツァに寄り、お天気の良いお昼を
正面に見える小さな店で食べました。 この写真は、別の日の朝。

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外の広場に椅子とテーブルが出ていて、見える白シャツが主人兼ウェイターで、

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ほら、もう中年でしょう? が店の女の子はラガッツォ・少年、青年と
呼んでおり、ははは、私が食べている時彼の友人が来て、それを聞き、
ラガッツォ?! はは、もうオッサンの年寄りだぜ!
同じ事を思っていたshinkaiは、ついクスッと、ははは。



ハムやソーセージの盛り合わせのみの簡単スナックの店でして、
それ以外にはこのトマトとモッツァレッラのカプレーゼ・サラダだけ。
でも、これが本当に美味しかったのですよ!

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トマトが美味しいとこんなに美味しいのか、と思うほどで、
夏の暑い日にこれを、今年は家で食べよう!



サン・クイリコ・ドルチャの夜、サン・フランチェスコ教会前。 
広場の左端に見える街灯の隣の窓、あそこが宿の部屋でした。

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またまた同じ品で済みませんです、はは、ピーチのアリオーネと、野菜のグリルで~す。
ここのワインは、モンタルチーノの赤。

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テーブル・クロスが如何にもの凄さでしょう?! 町は小さいのですけど、
中世からの巡礼達が通った古い歴史の名残を感じさせますね。



こちらは2日目の夜で、前夜よりちょっと高級な店で! いや、狙ったのではなく、
考えていた店がお休みだったので、その先に見えた明かりに釣られ、
アル・ベッキオ・フォルノ・Al Vecchio Fornoというトラットリーアに。
雰囲気も大変良く、こんな様子で、

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カメリエーレ・ウェイター達も滑るように歩き、はは、
上にも席があるようで、予約した客達が次々と。

下の写真左に見える塔ですが、何処のかと聞くと、このサン・クイリコの町に
15世紀の庭園がありますが、その奥にあったのが、第2次大戦かな、
爆撃でやられたのだそうで。もったいない!



ワインの瓶の口についているガラス製の円錐球というのか、
ボケ写真ですみません、今回始めて見たもの。

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普通グラス・ワインを頼むとグラスに適当に注いでくれるので、量は正しいのかいなと、
ははは、心配になるのですが、この店ではこれを使っており。
つまり瓶を傾けると、まずこのガラスの円形三角に入り、
それが一杯になった所で、横に出ている注ぎ口からグラスに注いでくれるという。

ここでもブルネッロを頼みましたが、美味しいので、へへ、都合2杯ね。
そう、1本の値段を見ると20エウロ位からもありますが、70~80のもたくさん見え、
家での様に大きなコップになみなみと2杯、とは行きかねまする、はぁ。



席の隣の壁に大きな黒板があり、カンティーナへのお勧めとか
色々書いてあったのですが、隅にあった散文調がちょっと面白く。

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静寂の中の夢、
かっての香りと味わいと同じ
落ち着いた、何世紀ものオリーヴの樹の陰の
歴史の中で目覚める。
心の居場所、魂の避難所。



飲み物が最初に出てきますが、付いてきたパンも良かった。
如何にも自家製と分るグリッシーニとオリーガノの入ったフォッカッチャ。
そう、これだけでワインが進みますぅ!

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カボチャの花の中に、リコッタ・チーズと野菜の入った揚げ物。

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これも野菜の詰め物の入ったパスタ。

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向こうの客にカルチョッフィが運ばれるを見て、ああ、しもたぁ! 
あれを頼むんだったぁ!!
そうなんですよねぇ、この季節はカルチョッフィが美味しいのにねぇ!!
どちらもかなりコッテリでしたので、進められたデザートも入らず・・。

このトラットリーアのサイトはこちらに。
https://www.palazzodelcapitano.com/tuscany/trattoria-toscana/



こちらは、このサン・クイリコの町の街道筋のガソリン・スタンド兼バール・
トラットリーア兼宿で食べたお昼。  ピーチに黒タルトゥーフォ5g、ははは。
う~ん、でもまぁ、美味しいとは言えませんでしたねぇ。

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shinkaiが食べたタルトゥーフォの中での最高は、スポレートのドゥオーモを
見ながらのテラス席。 いや、眺めがというのではなく、初めてタルトゥーフォというのは
本当に美味しいものなのなんだと知ったリゾット。
なので真にお高いもの以外は当たり外れがある、というより、外れの方が多いのかも!
       
様子はこちらに。  秋の味覚、 トリフ と ポルチーニ について 
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461474928.html



モンタルチーノの町のロッジャの眺め。

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この通りの右手に、ワインとチーズの味見を兼ねた店が並んでいて、

勿論ハム・ソーセージの盛り合わせもあったのですが、ペコリーノ・チーズ8種の
味見盛り合わせと、お勧めのブルネッロを1杯やりました。

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若い熟成、かなりの熟成、粒胡椒の入ったもの、ルーコラの入ったもの、胡桃入り、
チョコレート入りなどなどで、 右上に見えるのは、
オレンジ・ジャムと蜂蜜、黒く見えるのがイチジクのジャムで、
のイチジクのジャムが舌にピリッと来る美味しいものでしたね。

ペコリーノ・チーズのどれもがそれぞれに美味しく、若い熟成、長い熟成、粒胡椒入り、
胡桃入り等が気に入りましたが、ですが、まぁさか、これ一皿全部を平らげたとは
思われませんよね?! 勿論無理で、お持ち帰りに詰めてもらい、
お口直しにトマトのサラダを頼みました。

ですがぁ、チーズの盛り合わせでは、サン・レオで食べたフォッサ・チーズが
加わったあの熟成ものには敵いませんねぇ!!

お勧めのブルネッロは、あまり高くないのを、と言いましたら、ははは、
Pininoの2009年、という札のついたグラスが来ました。

今サイトを見ると、ここのは2006年のが良いようで、1本74.19エウロも!
http://www.snooth.com/wine/pinino-brunello-di-montalcino-2006-2/
私の宿代よりもずっとお高いやん!! ははは。

美味しいチーズ ・ サン・レオで食べた旨いもの!
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461474994.html



旅の最後の夜、モンタルチーノの夕ご飯は、宿で教えてもらった近くのトラットリーア。
隅の席に座りましたが、私に背を向けて細身の若い男性がピーチを
食べていたと思いなせえ。

壁上にこんなお城の写真があり、要塞からあちこち撮った中に写っている位置かと思い、
シニョーラに聞きますと、知らないと。

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すると前の席の若者が振り返り、写真をちらっと見るのですね。 で、料理と料理の
待ちの間に振り返り、シニョーラ、あの城はモンタルチーノから8kほど離れているし、
見えません。 城はホテルになっていて、実は僕はそこのレセプションで
働いているのです、というより、昨日から働いているのです、と。
修復されて、まるで博物館みたいなホテルですよ。

お高いのでしょうね、1泊幾らくらい?
さぁ、よく知りませんが、400~500かな。
わぉ、私向きではないですねぇ!

などと話したのですが、きっときちんとホテル学校を出て、良い仕事に就けて
嬉しかったのでしょうね。 彼は大きな肉の皿を片付けて先に出て行きましたが、
シニョーラ、アリヴェデルチ!  
ブオンラヴォーロ!  良いお仕事を!
グラーツィエ!
  
     
先ほどサイトを見ましたが、モンタルチーノから20kの距離。

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あの若者は、多分他の町からやって来たのでしょう。 バンフィ・Banfiという
ワイン・メーカーでもあり、素晴らしいお部屋の写真も見れました。   
https://www.castellobanfiilborgo.it/it/enoteca/visite



私の食べたのは、嬉しいぃ、やっと茸のスープがあり!

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ははは、またまたピーチのアリオーネ!

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だって、アリオーネ以外は大概ラグー・ミートソースになるんですもん。



そしてまたもや、野菜のグリル、ははは。

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そうなのです、美味しいものをたくさん産出するトスカーナ州ですが、
肉を食べない者には逆に選択の幅が本当に狭くなる、という・・。

余談ですが、ピーチ・piciはモンタルチーノではピンチ・pinciと呼ぶ事を知りました。
今回何度か食べているうちに、これは少し長めに茹でて、普通に食べるのにも
22~23分とある硬めのパスタですが、醤油味で煮込み饂飩風に食べたら美味しそう!
と思いつき、1袋買って戻り、2度ほど試しましたが行けます!

そうそう、アリオーネ・ソースの作り方は、生のニンニクを潰し弱火でじわじわ煮て、
トマト・ソースを加えるのをサイトで見ましたが、
材料を混ぜたのを袋入りでも売っており、お味は、トマト・ソースにアーリオ・エ・オーリオの
唐辛子にニンニクを加えたもの、と。 ニンニクはかなり多目です、お試しあれ!



てな事で、菜食者の食い物ばかりをお見せしましたので、最後にオマケを!
トスカーナに行くと、はぁ、他の土地でもですが、こんなハムやソーセージの盛りの一皿や、

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これはチーズも付いておりますねぇ。

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そして、そして、こんなお肉! 

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ビステッカのでかいのが、皆さんのお出でをお待ちしておりますよぉ!


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・ トスカーナより、無事戻りました! ちょっぴり総集編 

皆さん、お久し振りです!
木曜の夕方、トスカーナはヴァル・ドルチャの旅から無事、満足して戻りました。
雨の日も曇り日もあったのですが、結果、日焼けして戻りましたので、ははは、
8日間の旅は上出来だったと思います。

現在ブログはお休み中ですが、余りにもたくさんの町の姿、美しい風景を見、
写真も数えましたら4250枚も撮っておりまして!
少しでも頭の中を整理すべく、ざっと日程順に最低限を纏めましたので、
無事戻りましたのご報告代わりに、見てやってください!

最初のは、今回の旅の最初の1枚、シエナを過ぎ、アシャーノに向かうべく
県道を下りたタベルナ・ダルビア・Taverna D'arbiaの町を出てすぐの所。

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町外れから坂道を上った目の前に、即、緑の野が始まり、
ああ、やって来たぁ! と深呼吸をしたのでした。



わき道にそれ、入り込んだ所から振り返ると、遥かにかすむシエナの街!

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シエナのクレーターの緑は、やはり凄い!

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今回の最初の計画では、シエナからトッレ・ア・カステッロを経由して、
まずクレーターの中を通る地道を、と予定していましたが、
前々日にもう一度、道の確認にグーグルのストリート・ヴューを見た所、
なんと入り道の脇に進入禁止、または許可を得たのみが通過OKの
白丸に赤い縁取りの標識が見えるではありませんかぁ?!

この標識では2度えらい目にあっておりまして、大罰金、ははは、
ひょっとしてとアシャーノ側を確認すると、こちらには無し!
あの辺りに隠しカメラがあるとも思えませんが、へへ、君子危うきに近寄らずで、
ならば旅の戻りに入り込もう、と計画変更。

そして最初は2日朝出発予定だったのですが、天気予報がどうも良くない、
それも大雨で雷マーク付き! 雨のアッペッニン越えは嬉しくないので、
太陽マークの1日出発に変更、宿を大急ぎで探し、
ありがたい事にピエンツァの市壁のすぐ外の安い宿が見つかり、
ラスト・チャンスに滑り込みセーフ!


というような若干の計画変更に従い、シエナのクレーターの中を行く幹線道を
通った後、アシャーノの手前からキュズーレ・Chiusureに。

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そして初日の宿を取ったピエンツァ・Pienza。

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今回は都合3回ピエンツァに寄りました。 泊まった夜は雨となり、翌朝は
曇り空でしたが、これが私には幸いし、先回の訪問では気が付かなかった
この町の壁の色に目が行き、再発見の想いがありました。

そして2度目はお昼時、その次は朝と、時間の違う、つまり光線の入り方が
違う姿を見れました。



ピエンツァの町外れの古寺、ピエーヴェ・ディ・コルシニャーノ・
Pieve di Corsignanoにも。

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北に向かい、カステルムーツィオ・Castelmuzioの町に。

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町の出外れにある、これも古いサント・ステーファノ教会・Santo Stefano.
上の教会共に開いており、中も撮れましたので、また詳細を見て頂きますね。

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そしてトゥレクアンダ・Trequandaの町。

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2日目の夜は、モンティージ・Montisiの町に。 夕方からぱらつく雨となり、
夜から翌日はかなりの降り! 
町の中を傘をさして歩きつつ、これはもう一度お日様の下で見たい町だと考え、
最終日の戻り路に寄る事に計画を変更し、ここでご覧頂くのは2度目の訪問の時のもの。

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そしてモンテプルチャーノ・Montepulcianoに。
この町も2日間曇り空続きだったのですが、最後の朝は快晴となり。

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この町は先回はほんの短い訪問で、町の半分しか見ておりませんでしたが、
今回はずっと端から端に、おまけに坂道を行ったり来たりで頑張りましたぁ!
町がかなり大きい分、やはり興味深い所がありましたです。
       


いよいよヴァル・ドルチャに入り、まずはモンティキエッロ・Monticchielloに。

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サン・クイリコ・ドルチャ・San Quirico D'orciaに向かう途中に寄った
ヴィタレータの礼拝堂・Cappella di Vitaleta.

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2泊したサン・クイリコ・ドルチャですが、再訪でもあり、へへへ、今回はまるで
町の中を見ませんで・・!

町の入り口の有名な古寺サン・クイリコ・エ・ジュリエッタ・
Collegiata del Santi Quirico e Giuliettaのみ。

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ですが狙った通りに、宿を取る町の位置としては最適でして、
朝靄にかすむ眺めも見れ、

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このオルチャの谷のシンボル的存在である糸杉の塊にも近寄れ、
ずっと丘の上まで歩いたり・・、

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そしてサンタンティモ修道院・Abazzia di Sant'Antimo.
修復も済んでいて、先回には回れなかった裏側にも。

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最後の宿泊はモンタルチーノ・Montalcino.
ここも半分ほどはうす曇でしたが、町の下、古い地区も歩き、
またもや何とかの高上がりで要塞の上にも上り、ははは。

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そして今回の最後を締めるクレーターの中の地道行き!
何とまぁ、凄い道でしたぁ!!

余りにも砂利道の傾斜がきつく、車から出ないままで撮ったり、ははは、
まぁ、次回にもとは思いませんが、自分の納得の為に通って良かったです!

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今回は土地の名のみで見ていただきましたが、またぼちぼち写真を整理しつつ
ご覧頂くつもりで、

はい、また10日ほどお休みを頂きまして、20日からブログを再開ということで、
よろしくお願いいたしま~~す!!
       

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