・ ヴェネツィア散歩 ・ 冬に向かう日々 

今日見て頂くのは、先回の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」に行った際の
駅からアッカデミア美術館まで、のヴェネツィア散歩です。
      
寒くは無かったのですがあいにくの曇天。
運河の水の煌く反射、輝きもなく、少し寂しいかな、という色味ですが、
観光客であふれかえる事もなく、街の人々の姿も見える冬にさしかかる日々。
ご一緒にどうぞ!

写真は、駅前大橋の上からの大運河の眺め。
いつもの風景なのですが、やはりこれがないと始まらない感じで、はい。

1-062_GF_1.jpg



少しアップで。 見える鐘楼と丸屋根は、サン・ジェレミーア教会。

2-063_GF_1.jpg

聖女ルチーアの聖遺骸があると言うので、サンタ・ルチーア教会と思い込み、
そう書いておりましたが、ご指摘を受け、訂正です。
サンタ・ルチーア教会は今の駅の位置にあり、取り壊されたのだそうで、
なるほど、それで駅名がヴェネツィア・サンタ・ルチーアなのですね。



こちらは駅前正面にある、サン・シメオン・ピッコロ教会の丸屋根。

3-067_GF_1.jpg



ヴェネツィア、サンタ・ルチーア駅前の様子。 駅構内がかなり以前から
改装中で、駅内に店舗が出来たりしているのですが、
左奥に見える辺りのカフェ、トイレがいつになってもすっきりしません。

4-069_GF.jpg



橋を渡り、今回は西周りの道をたどるつもりで進み、角を曲がった途端に
目に付いたこのポスター。 
「ティツィアーノのラ・ベッラ展 パラッツォ・グリマーニ」

5-1-071_GF.jpg

遠くからパッと目に付く美人!というのか、これはやはり凄い絵ですねぇ。
       
サイトでどんな展覧会かを調べてみましたら、 この絵はいつもはフィレンツェの
ピッティ博物館にあるのが、修復を終えたばかりで、
グリマーニ博物館の何かとの交換展示の様子。

ウルビーノ大公フランチェスコ・マリーア・デッラ・ローヴェレ1世がヴェネツィアで、
夫人のエレオノーラ・ゴンザーガと共に、ティツィアーノのアトリエで肖像画依頼の
モデルをした時に、アトリエで見たこの絵を1536-38年頃に購入したものと。



こちらが全体像。

5-2-La Bella.jpg

「ラ・ベッラ・美しき人」と名づけられたこの絵。
モデルは高級娼婦かも、ともあり、11月1日から1月26日までの展示。
この絵と、購入者フランチェスコ・デッラ・ローヴェレ自身のティツィアーノ作の
肖像画が展示の様子ですが、詳細は知りません。
年明けにまた出かけるのも良いかもね。

n.1 グリマーニ邸 ・ ヴェネツィア、ルネッサンスの館
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472868269.html

n.2 グリマーニ邸 ・ ヴェネツィア、ルネッサンスの館
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472868405.html



のんびりと進みつつ、この朝は少し高潮加減であるのに気がつきました。
引き潮になりかけているようでしたが、まだ高め。

6-073_GF.jpg



土地の年配者達がわいわいと声高にお喋りする声が聞こえる角のカフェ。
この騒ぎようは朝から1杯やっているのではないかと想像しつつ、ははは、
向かいの岸に舫っている小舟の舳先の絵に目が行き。

7-074_GF.jpg



ちょうど運搬船がやって来るのに気がつき、大丈夫かなと見ていると、
船主も、ひょいと頭を下げて橋の下の高さを目測しながらゆるゆると進み、

8-075_GF.jpg



こんな風に頭を下げて通り過ぎましたが、どこか荷の角が当たったのか、
ゴン、という音も!

9-076_GF.jpg

そうなのです、ヴェネツィアの高潮は今年ももう何度目かになるようですが、
潮位が上がると橋の下を運搬船が通れなくなり、生活に支障が出るのですね。
この船も、牛乳ヨーグルトと書いてありましたから、冷蔵庫を積んだ
日常品運搬船なのかも。



久しぶりにサンタ・マリーア・デイ・カルミ二教会・S.M.dei Carminiの前に出て、
運河越しに。 元は14世紀の建設という美しい正面と、高い鐘楼を持ち、

10-078_GF.jpg

11-084_GF.jpg

12-085_GF.jpg

内部にはチーマ・ダ・コネリアーノや、ロレンツォ・ロットの作品もあるそうですが、
今回は素通り。



角を曲がってくると、脇入り口の前に素晴らしいアーチの張り出しがあり、

13-086_GF.jpg

この角の左側にはスクオーラ・グランデ・デイ・カルミ二の建物があり、
内部にはティエポロが描いた9枚の絵があると。

ヴェネツィアに何度行っていても、見るべき物が本当に多すぎ、
こうして書きながら殆ど知らない事に、我ながらア~ア!となりまする。 



少し後戻りの形ですが、カルミニ教会前に架かる橋の上から、西を。
ね、殆ど左側の歩道の高さにまで潮が満ちているのが見えますね。 

14-083_GF.jpg



カルミニ教会の先程の角、すぐ東に広がるサンタ・マルゲリータ広場・
Campo S.Margherita. 広場の北西にあるこのゴシックの建物が好きですが、
向こう半分は現在銀行に。

15-092_GF.jpg



夏はうっそうと茂り素敵な日陰を提供する木も、もう殆ど落葉し、
手前に魚屋さんの屋台が2軒店開き。

16-091_GF.jpg

17-090_GF.jpg



南に下り、ゲンコツ橋脇の船の八百屋さん。
一時辞めたのかと思っていたのですが、最近また繁盛していて、
店主も再度変わったのかどうか、前とは別の若い人。

18-095_GF.jpg


横に野菜を運んできた別の船が横付けになっていて、
前を通ると、この写真でわかるかな、買い物に来た奥さんが、どうも何か
気に入らぬ様子で、下唇を突き出しておりまして・・、ははは。

19-102_GF.jpg



ゲンコツ橋の上から西の眺めで、奥に見える教会は
アンジェロ・ラッファエーレ・Angelo Raffaele.

20-096_GF.jpg
       
いつも見るだけで、ここもまだ行った事がありませんが、
カナレットの素晴らしい絵がある様子。



この運河の眺めが好きで、いつも撮るのですが、

21-097_GF.jpg



手前のボートの上に、今日はカモメのお客さん。

22-100_GF.jpg



サン・バルナバ教会・S.Barnaba前には、骨董市の屋台が出始めていましたが、
まだ早い時間で、店開きをしているのは何軒か。
クリスマスの景気づけには、まだ早いですものね。

23-103_GF.jpg



南に下った所で見える橋。 通りがかりの人を待ち、何枚か撮りましたが、
やはり陽ざしがほしい!

24-109_GF.jpg



橋を渡りながら、あ、ワンちゃんがボートにいる! と舌を鳴らして
こっちを向いてもらったのですが、

25-110_GF.jpg



ついでに傍まで行くと、ちょうど扉を開けてシンヨーレが顔を出し、
ほら、もひとつボートに移って、こっちにおいで、と呼ぶのですが、
どうもボートに渡るのが怖くて元に戻ってしまい、

26-112_GF.jpg



そのうちカメラを構えた私に気がつき、ほら、シニョーラを見て!とワンちゃんに。
で、こちらを見てくれたのですが、ははは、泣きそうな顔してからに・・!

27-114_GF.jpg



ふと通りがかりに奥の小路に入り込むと、ツタの葉が晩秋の気配を伝え。

29-118_GF.jpg



アッカデミア美術館に程近い大運河に面したペンション・アッカデミア。
ここが映画「旅情」の舞台になったそうで。

30-119_GF.jpg



さて、レオナルド展を見て後、ぐるっと建物の裏を回り出てきた
アッカデミア橋の袂。

31-120_GF.jpg



ここも恒例の1枚、ははは。

32-122_GF.jpg



橋の袂に舫うゴンドラ3艘と、

33-123_GF.jpg



ゴンドリエーレ。 彼は撮られているのを知ってましたね。

34-124_GF.jpg



そして、もう1枚。

35-126_GF.jpg
      


リアルト橋近くのマニン広場まで出た所で、南に小路を入り込み、
そしてもう1度入り込み、
このコンタリーニ・デル・ボーヴォロ邸・Pal.Contarini del Bovolo.

36-154_GF.jpg

37-151_GF.jpg

38-155_GF.jpg

ボーヴォロというのはカタツムリのことで、外の螺旋階段でお分かりですね。
昨年の夏に訪れた時は、まだ修復の跡片付けが残っていたのですが、
漸くにすっきり。
ですが内部が見れるようになるのはいつ?


n.1 ヴェネツィアの新名所 ・ コンタリーニ・デル・ボーヴォロ の階段  
http://www.italiashiho.site/archives/20170514-1.html

n.2 ヴェネツィアの新名所 ・ コンタリーニ・デル・ボーヴォロ の階段 
http://www.italiashiho.site/archives/20170515-1.html



最後のおまけは、昨夏に撮ったもので、
小路がこんなに細く、スペイン人らしい方たちが道を塞いでしばし撮影会!

39-505_GF.jpg

もちろん、私めも参加し、ははは、彼に見せましたら大喜びでしたっけ。
ね、これで気持ちが「夏の日のヴェネツィア」になったでしょう?!


*****

ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!


*****

コメントの書き込みについてのお願い。

ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、  
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。

・ ヴェネツィアのラグーナ ・ フラミンゴの群生地 

今日はヴェネツィアのラグーナ・干潟に群生するフラミンゴの様子を
写真仲間ジョヴァンニ・Giovanni の美しい写真でご覧下さいね。
先週お呼びがかかり、仲間が各自写真を持ち寄ったのですが、
この一連のフラミンゴの写真がとても素晴らしかったので、
そのままブログに載せるから、と持ち帰ったという訳です。

場所の名がフォルダに記入してあったので、それで検索をかけ、具体的な
場所や他の素敵な写真も見つかりましたので、それらも一緒にご覧頂きます。

トップは、ラグーナの様子で、

1-790_GF.jpg



ほらね、フラミンゴの群れ、本当に群生地なのです。

2-796_GF.jpg

3-806_GF.jpg



ヴェネツィアのラグーナの地図をどうぞ。 緑色のBの付いた所がリオ・ピッコロ・
Lio Piccoloで、この周辺のラグーナ・干潟が今日のご紹介の場所。

4-ari_GF.jpg

ブルーの線は、一体我が家からどう行くのかと調べた線で、そうなのです、
100kたらず、車で1時間35分で行ける距離にあり、
道がずっと続いていて車で直接に行けるのです。
ヴィットリオ・ヴェネト南から高速に乗り、トゥレヴィーゾ南で降り、
東南目ざして斜めに下り、地図で見える突き出した半島のこの東の根元に
あるのが、海水浴場で有名なイェーゾロ・Jesoloで、
ぐるっと迂回する形で、この一見島に見えるリオ・ピッコロに、という訳です。

ジョヴァンニの話によると、ここのフラミンゴの群れの様子をTVニュースで見て、
本当かな、と友人と2人で出かけ、たまたま車を止めた家の近所のシニョーレに
訊ねたところ、群生地を即教えて貰えたのだそう。



奥に見える教会の鐘楼の位置が、リオ・ピッコロの中心で、この写真手前に
見える砂州の右側に、ポコポコと積み上がった形が見えますか?
これが卵を産みつける、粘土で作った巣なんだそう!
一番右奥に見える白い姿のが大人になりかけで、茶色はまだ子供たち。

5-809_GF.jpg



大人になりかけの白い姿、羽の部分にちょっと赤い色が見え、
脚の色も赤いのが、見分けられますよね?

6-814_GF.jpg

7-883_GF.jpg



背中のまだ茶色いのが羽をばたばたさせ、飛ぶ練習を。

8-897_GF.jpg



後ろに大人になりかけ、手前はまだ子供。

9-898_GF.jpg


10-905_GF.jpg

フラミンゴの羽が赤くなる理由はご存知ですよね? 食べる海老類の影響で
赤くなるそうですが、それがなんでぇ?というのは、聞かないでね、いい子だからね!

南仏プロヴァンス・カマルグで見たフラミンゴの様子などは、
       


群れに見えるのに子供が多いのは、昼は大人たちは皆イェーゾロのラグーナに
行ってしまうそうで、つまり大人に見えても、まだ大人になりたてのフラミンゴ!
一生懸命に飛ぶ練習をして、

11-919_GF.jpg



着水成功!

12-920_GF.jpg

13-921_GF.jpg



こちらも着水OK。

14-931_GF.jpg



飛ぶ姿。

15-943_GF.jpg

16-950_GF.jpg

17-955_GF.jpg



ジョヴァンニの友達。 迷彩のシャツを着て、小砲みたいなレンズを付けて!

18-030_GF.jpg



干潟の水の中には、クラゲも泳ぎ、

20-009_GF.jpg



カモメも飛び、

21-016_GF.jpg



白鷺ですね。 初夏、紫色に見えるのは花で、名を聞きましたが!

22-019_GF.jpg



飛んでいく群れの姿。

23-050_GF.jpg

24-053_GF.jpg 
      
冬にはいないと聞きましたから渡り鳥で、避暑地なのですね、ヴェネツィアが!
Grazie Giovanni!!

n.1 フリウリのラグーナ、 ミニ・クルーズ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/470578163.html

n.2 フリウリのラグーナ、 ミニ・クルーズ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/470578427.html



さてここからは、サイトで見つけた写真で、リオ・ピッコロの様子をどうぞ。
家が数軒固まっている中心の広場。
バイクが見えますが、自転車やバイクでのラグーナ巡りに恰好の場所の様で、
見える教会はサンタ・マリーア・デッラ・ネーヴェ。

25-Boldu.jpg



上空から。 ラグーナの様子が良く見えますね。

26-lo2.jpg

今回の日本行きもそうでしたが、ヴェネツィア-ウィーン間はプロペラ機なのですね。
ジェットだと、ヴェネツィア・ラグーナなどあっという間に飛び去りますが、
プロペラ機だと、かなり長い間ラグーナを見る事が出来、
しっかり管理されているなぁと、のんびり眺められます。



何軒かある家の様子。

27-129.jpg       



この辺りは農家なのですって。美味しいので評判の、小さな一番生りの
紫のカルチョッフィや、ナツメヤシ・ジュッジョレなどの産地なのだそう。

地図を検索していて、中心の広場から程近い所にアグリトゥリズムが
あるのが見つかりました。 ので、多分、これはそこの一品!
これを、あのフラミンゴ達も食べているのね!

28-mazzancolle.jpg



こんな風に、自転車でラグーナ巡り。

29-0.jpg

30-ghi.jpg



この家は、誰かが描いていたのを見た事があり、そうか、ここだったのか。
1時間半で行けるのなら、来年行ってみたいもの!

31-668.jpg



では、風景写真がお好きな方々に捧げます!

32-OLO.jpg

33-671.jpg

34-09_z.jpg

35-04.jpg


*****

ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!


*****

コメントの書き込みについてのお願い。

ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、  
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。