・ そして船が行く ・ ヴェネツィア 

皆さん、今日のタイトル、素敵でしょう?!
フェデリコ・フェリーニ監督の映画「そして船が行く」のタイトルを頂きました。

これは自分が見た数少ないフェリーニの作品の一つ、と思い込んでいましたが、
先ほどYouTubeを覗いて見ると、見ていない映画である事が分かり・・。
フェリーニ映画のファンの方、済みませんです、
ヴィスコンティの映画は、どれもしっかり覚えているのですが・・。
       
という事で、今日は、かの映画の状況とは違いますが、
ヴェネツィアから出帆してゆく、大型クルーズ船の様子をどうぞ!

写真は、ヴェネツィアの車乗り入れ口であるローマ広場から西外回りで
サン・マルコ広場に行くヴァポレットから見る大型クルーズ船。 大きいでしょう?!

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ローマ広場から西外側を回るヴァポレットの航路沿いには、こんなのが幾つも
並んでいて、写真だけ見たら、どこの港かと思いますよね?!



すぐ横を通るので、一枚に入りきらない大きさ。

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こちらはお尻だけですが、VOYAGER OF THE SEASとあるのが分かりますか?
・・と名前に念を押すのも、魂胆あっての事で~す、ははは。

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さて、こちらはヴェネツィアの正面玄関、サン・マルコ小広場の眺め。

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ヴァポレットで前を通りすぎながら、アップで広場の様子を。
鐘楼があり、2本の円柱、その上の聖人たち、

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奥に時計塔が見え、サン・マルコ大聖堂、そして右にドゥカーレ宮。
広場はいつも、満員御礼!

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という前提がありまして、はは、ここからが本題。



夕方7時前、サン・マルコ広場に出かける途中、スキアヴォーニ河岸のかの高級ホテル・
ダニエリ・Danieli前辺りで、この光景に。

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しずしずと出ていくので、ふっと気がついた時は既にこの位置、というのも、ご覧の通り、
大運河の向かいにあるサン・ジョルジョ島の教会は隠れ、鐘楼だけが半分見える状態。



で、こうなりまして、つまり、鐘楼の先っちょだけがかろうじて・・、

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船が通りすぎ、再び現れましたサン・ジョルジョ。

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で、クルーズ船の甲板に並ぶ、蟻んこの様な人々ですが・・、ははは、       
船のお尻をアップで撮りましたら、この様子! 

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上の写真も見て頂くとお分かりのように、そう、大勢の人々がこんな風にずらっと並び、
サン・マルコ広場の眺めを、上から楽しんでいるのですね。
       
エーゲ海クルーズか、はたまたカリブ海の方に迄出かけるのか、それはともかく、
サン・マルコ広場をかなりの高所から見れる、というのが、少々羨ましいですねぇ! 

これは土曜の夕方でしたが、以前にも2度程クルーズ船の出帆時に出会わせた事が。
ちょうどの時間にサン・マルコ小広場に居合わせて、
まん前、視界いっぱいに広がり、塞ぎながら通って行く、のが、やはり独特の眺めと。

ブラーノやムラーノ島行きのように干潟を行く航路は、杭を打ち込んで示し、
それでもそう深くはない様ですが、ジューデッカ島~サン・ジョルジョ島と、本島の間の
この運河は大変深く、こうした大型船も通れるのだそう。

毎年7月末に行われるレデントーレ・Redentoreのお祭りには、ジューデッカ島に向け
デッラ・サルーテ聖堂の西側から長い平らの浮橋がかけられますが、
その時はこの運河の大型船通行が不能となるので、午後になると急いで
出帆して行く様子も見られます。



クルーズ船を見送り、広場に到着。
ドゥカーレ宮の回廊に射し込む陽も、少し夕方の色。

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見上げるサン・マルコ聖堂、丸屋根の上の珠飾りが光ります。

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正面側から。 煌めく天使の羽根、そして有翼のライオン君。

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何度も見た、撮った姿ながら、その美しさに見惚れつつ・・、
・・ふと眼の隅に、人々の隙間を見え隠れしつつ通って行くタグボートに気が付き、
あ、また来たよ!! 



ね、今度はサン・ジョルジョが隠れる前でしょ?!

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ゆっくりと広場の視界を埋めて行き・・、圧倒的な大きさが素敵!

船名VOYAGER OF THE SEAS、そう、外港に停泊していたクルーズ船。

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見て! この甲板の人々!

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長~い大きな大きなクルーズ船がゆるゆると、前後をタグボートに曳かれ、
大運河を通りぬけ、リド島の先からアドリア海に出て行くのですね。

でも、戻って来るクルーズ船の姿を見た事が無いなぁ、と気が付きました。
朝早くなのかも。



最後は、夕日を浴びるサン・ジョルジョの姿をどうぞ。

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ブログご訪問、有難うございます!

お天気がなかなか一定せず、雨や曇り空、少し肌寒い程ですが、
今日の午後半ばから、またカッと強い陽が戻って来ました。

文明がどんなに進んでも、そして天気予報が昔より随分と良く当たるようになっても、
お天気に左右される我々人間の生活、心は変わりませんね。
ほんの少しのお陽さまの恵みで、どんなに日常の様子が変わる事でしょう。
じきに暑さに閉口するのかもしれませんが、久し振りの煌めく光と青空に心が弾みます。

はい、家の、机の上の片づけをしなければ!

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