・ n.2 美しきナポリ、周遊バスの上から

先回に引き続き、ナポリ周遊観光バスの上からの眺めをご覧頂きますが、
最初の何枚かは別として、

今回見て頂くコースはずっと海辺に沿って西に向かい、ナポリ民謡マレキアーロ・
Marechiaroにも唄われる、ナポリの街の西端の高台ポジリッポ・
Posilippo迄行き戻って来るコースです。

皆さんも2階建てバスの上に乗ったおつもりで、美しいナポリ湾風景を
お楽しみくださいね!

最初の2枚は、国立考古学博物館。

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ええ、ここは次回のチャンスには必ず!ポンペイから出土の最上品が
ここにあるのですものね。



地図をどうぞ。 上の考古学博物館は、水色のコース4の停留所。
一旦1の周遊バス始発終着駅まで戻り、海辺を走るのは濃いブルーの線。

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これはまだ水色コースの街中で、3輪車の野菜売り。
如何にも庶民的というのか、体裁にこだわらないナポリの街、人々。

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地図水色コース3の、ダンテ広場。
電線が無数に走り街灯もあり、バスからはもうこれで精いっぱい!
ダンテ殿の顔は見えますね。   

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バスの上から警察のお二人を。
お暇そうで、という事は事件が無いという事で、良かった良かった。

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一旦周遊バスの発着場に戻り、次の出発コースまで30分程時間があったので、
お城の中庭と、ウンベルト1世のガッレリーアを覗きに。

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以前のナポリ訪問の時は団体のバス旅行で、ドゥオーモ見物や下町歩きも
経験したのですが、その場所まで連れて行かれ、またバスに乗り込む形で
まるで地理が飲み込めないままでした。

が、今回は自分たちの旅行ですから地図を眺め、バスの周遊コースの
パンフレットも眺め、やっとナポリの街の地理が少し飲み込めた感じです。
という訳で、こっちにガッレリーアがあるよ、と友と。

ミラノのガッレリーアに似てもいますが、長さが短く、冬場のせいか、以前にもなぜか
ガランとしたイメージを受けたのですが。 これは北側からの入り口で階段があります。



これは中央部の4隅にある女神像。

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よく見ると、なかなか美しい扇形の装飾もあり、周遊バスで戻って来てから
この付近を少し散策しましたので、
お城と共にまた別にご覧頂くとして、今回はこの2枚のみで。


さて、海辺を走る濃いブルーのコースの発車。
山側には、こんな風に高台にまでびっしり続く家並が見え、

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海側の先には、青い海が狭く覗き、

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そんな通りを幾つも通り過ぎ、地図の3の停留所辺りからずっと細長く続く
緑の公園の入り口です。

    
   
公園の中には水族館や、こんな彫像も。 幅狭い公園の向こうには、
煌めく海の広がる素敵な眺め。

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メルジェッリーナ港・Mergellinaを過ぎ、ぐっとカーヴを切る位置にあった彫像。

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ドンナンナ邸・Palazzo Donn'Annaというのだそう、古くからのナポリの風景画
にも登場するお屋敷。 地図がちょうど切れる辺りにあります。

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狭い上り坂、しかもカーヴの多い凸凹道をぐんぐん飛ばしてバスは上って行き、
ヴェスーヴィオ山がナポリ湾の向こうに。
うん、明日はポンペイに行くよ!

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坂道のカーヴの度に、シャッターを切らずにはおれない景色が次々と現れ・・、

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カプリ島がこんな風に!

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周遊コースの最西端ポジリッポ、高台から見下ろす光る海。
一番奥の大きな島が、イスキア島と。

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今回カプリ島からイスキアに行こうか、と考えていたのですが、冬の間は
ナポリからだけ連絡しているようで残念。



ここから周遊バスはナポリに向かって下り坂の戻り道、そろそろ西日になる時間で、
海の色がひときわ鮮やかに。
途中の道脇に展望台があり、バスも暫く停車して、眺めを堪能させてくれました。

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湾の向こうに広がる町並みは、ポンペイからソレントに繋がる海辺の町まち。

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卵城・カステル・デルオーヴォ・Castel dell'Ovo.

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ここの見物もまたのチャンスになりましたが、奥に雪山が見えるでしょう?
そう、ヴェネツィアからアペニン山脈を越える時に、真っ白に雪を被った山々が
見えたのでした。



どんどん坂道を下り街に近づき、山上のお城も見え、

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メルジェッリーナ港の眺め。

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近くから見る卵城。

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周遊バスにはナポリ民謡が流れ、イヤホーンで説明が聞けますが、
日本語版の着いたバスもあるそう、
その説明によると、お城は海に突出す船の舳先の形なのだと。 成程なるほど。



という様子で無事にバス終着点で下車、大急ぎでガッレリーア近くのバールに!
トイレ拝借の後、熱い熱いココアを。
生クリームを乗せて貰ったら、カカオの粉とカフェの粒も。

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バスの2階席、冷たい風の吹きさらしの中で頑張った我ら2人、
写真を撮るのを待ち切れずに、手を握り締める我が友!
ほら、2人の共通財布がテーブルの上に置きっぱなしだよ。


◆*◆       
ブログご訪問、有難うございます!

旅から戻り、今迄通りプールやグループの見学学習に復帰参加していますが、
顔を合わす人々がそれぞれに心配していたのよ、大丈夫だったか、
家族や親戚、友人達も皆大丈夫だったのか、と声をかけ、お見舞いの言葉を。
有難うございます、皆無事でした、と答えつつ、
災害の様子を語ると、みな真剣な目で聞き入ってくれます。

私は、こうして聞くイタリアの人々の声を、日本の皆さんにお伝えしたいと、
心から思います。
きっとイタリアだけでなく、世界中に散らばる日本人が皆、その土地の人々の
お見舞いの言葉を受けている事でしょう。

土地は違っても、世界中の人々が余りの被害の酷さに驚き、
言葉を失くし、その中で冷静に行動する日本人を、感嘆の念を持って
見つめているのだと確信します。

遠くからのたくさんの人々の気持ちが、どうぞ届きますように!!


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