・ n.1 アンコール・ワット遺跡群に!

今回はヨーロッパから大きく飛び出しアジアの国へ、
カンボジアはアンコール遺跡へのご案内を。

勿論私が行ったのではなく、同じコネリアーノ在のMさん、
年明け早々に新しい素敵な散歩道を教えてくれた方ですが、
彼女が1月に行ったアンコール遺跡の写真でご紹介です。

1-23-Phnom Bakhengからワットを望む_GF.jpg

旅行から戻られて後拝見に行き、聞きしに勝る凄い遺跡で、
ではブログに拝借、という事になった訳ですが、
ドンと80枚を超す写真が届き、好きなように料理して!と。

ああたぁ、私は東南アジアに出かけた事も調べた事もなく、
アンコール・ワット遺跡、という言葉のみを知る人間なのでして・・、
料理の仕方も思いつかずに日が経ち、
まぁ、次第に免疫が出来るのを待ちつつ、ははは、
遂に重いお尻を上げてここに、という次第です。

彼女は写真についてそれぞれ説明をつけてくれたのですが、
大幅に写真を省略せざるを得ず、彼女の言葉を拝借しつつ、
案内サイトからの知識と共に、新しく。
という事で、いにしえの物凄いクメール文化遺跡群を、
お茶など入れて、ごゆっくりどうぞ!

今回ご覧頂く地図の全ては、「アンコール遺跡群ガイド」の
サイトから同意を得て掲載させて頂いております。
http://angkor.yan-tian.net/index.html
このサイトは大変丁寧な良く出来たサイトで、
ご旅行をお考えの方の良きガイドになると思います。

最初の写真は、ただ一枚含まれていたピンボケですが、
とても美しいので、到底捨てる気にはなれずトップバッターに。
アンコール・トム南大門近くの、小高い丘にある
プノン・バケン寺院・Phnom Bakhengからのアンコール・ワットの眺め。



所で、アンコール遺跡というのはどこにあるの?
ね、大概の皆さんも私同様、詳しくご存じないでしょ?! と、
無理に同意を求め・・、はは、

2-map.jpg

カンボジア王国・Canbodia は、東にヴェトナム、北にラオス、
西のタイに挟まれ、首都はプノンペン・Phnom Pehn、
アンコール遺跡群は北西のシェムリアップ・Siem Reapにあります。

Mさんは乾期の1月を選び、イタリアからイスタンブール経由で
行かれたので、日本からの事情とは少し違いますし、
どこを経由するのか、交通機関は、通貨は、等には
ここでは触れませんのでご了承下さいね。       
       


こちらが、シェムリアップのアンコール遺跡群の地図。

3-0.JPG

一般に、アンコール・ワット遺跡と聞きますが、
こうして見ると、アンコールの広大な遺跡群の中に
アンコール・トム、アンコール・ワット等の遺跡が含まれるのを納得。

ここでちょっぴり受け売りのご案内を。
アンコール遺跡というのは、8世紀から14世紀に建設された
クメール(アンコール)王朝の建造物遺跡の事で、
クメール王朝は度重なるタイのアユタヤ王朝の侵攻に遭い、
1432年にプノンペンに遷都。

放棄され荒廃の一途を辿り忘れ去られていたのが、
150年程前にフランス人により再発見された物で、
その壮大にして荘厳な遺跡は1992年に世界遺産にも登録、
現在は世界からの観光客が訪問する遺跡となっていると。

アンコール・Angkor とは王都、ワット・Wat は寺院を指すそうで、
今回のご案内は、アンコール・ワットを中心に。
       
アンコール・ワットは、12世紀に王廟として建設されたと考えられ、
当時ヒンドゥー教と仏教が併存していたので、
中央祠堂にはヒンドゥー教の神が祭られていたそうですが、
クメール王朝滅亡の後仏教寺院に改修され、
現在は仏像が安置されているとの事。
    
   
      
遺跡への道。
トゥクトゥクというバイクに引かれた屋根付きリヤカー風のポピュラーな
乗り物で遺跡に向かいます。
吹く風で涼しいけど砂埃要注意、と。

4-5-遺跡群への道_GF.jpg



アンコール遺跡群中、最大の建造物アンコール・ワット。 
まず、余りの偉大さに感激! 190mある環濠を渡る橋を渡りつつも
見とれ、正面に見えるワットの外壁回廊になかなか辿り着けず。

5-7-2-堀と外壁_GF.jpg

6-8-ワット外壁入口_GF.jpg

その様ですね、東西1.5K、南北1.3kのほぼ真四角の寺領に、
三重に四角く壁回廊が巡り、その周囲を幅広の濠で囲んだ広大さ。
       
      
       
一番外側の外壁回廊を通り抜けると、また続く長い参道。

7-11-まだ続くワット参道_GF.jpg
 
左に見える手を開いた様な形、これは7匹の蛇を現わす守護神・
ナーガで、中程に見える建物は、図書館・経堂。    



長い参道脇には、蓮池もあり、

8-13-参道沿い蓮池_GF.jpg
    

 
結婚したカップルの記念撮影も。
先頭が結婚したカップルで、後ろ3組は付添組、念の為。

9-10-1-ワットでの記念写真_GF.jpg



寺院の正面は修復中で、横の入り口から回廊に。

10-14-サイドの入り口_GF.jpg



第一回廊は、びっしりと素晴らしい浮き彫りが施された長~い物。

11-16-長ーい回廊_GF.jpg

12-17-レリーフ詳細_GF.jpg

当時の様子や世界観を伺える様々な図像の浮彫で、
また、写真に見える天井は修復された物だそう。



幾つもの階段を下り、とにかく物凄い広さで、外側からも第一回廊を
見物。 これは、王が直接象から降りた、という象のテラス。

13-18-象のテラス_GF.jpg

分かります? 階段無しで、象の背中から直に!
お付きの者達は飛び上がるとか?! ははは。



こちらは第二回廊。
入り組んだテラスや回廊がありの、ややこしい構造で、
あちこちに仏像もあり、参拝客も多いのだそう。

14-19-内部のテラス_GF.jpg

15-20-内部の詳細_GF.jpg



第三回廊の上からの素晴らしい眺め!

16-21-最上第3回廊からの眺め_GF.jpg

狭くて段差が高い急傾斜の恐怖の階段、と読んでいたのが、
順番が来て見ると、残念安心、木の階段が付けられていたと。
周囲を囲む第二回廊、そして遠くに外壁回廊も見えますね。



こちらは、最初の高所からのアンコール・ワットの眺めを写した
プノン・バケン寺院。

17-22-1-Bakheng寺院_GF.jpg

ここは夕日の眺めとアンコールワットの展望で有名な場所で、
Mさんが戻る夕暮れ時には、まるでラッシュアワー並みの
人々が上へと向かっていたそう。



こちらは市の近郊にあるロリュオス・Poluos遺跡群の中で
一番大きなヒンドゥー教バコン寺院(891年)の入り口。

18-4-Bakong寺院_GF.jpg

主要な遺跡の入口には、どこでも地雷障害者団体の人々が
こうして音楽を奏でて寄付を募っており、
長く続いた内戦を想い、心が痛んだそう。



郊外2時間程にある広大なベンメリア・Beng Mealeaの遺跡に。

近年の観光ブームに沸くシェムリアップの建設ラッシュに比べ、
一般の民家はこんな様子。

19-44-1-郊外の家_GF.jpg



半ば崩れ、修復を待つ寺院の参道にいた子供達。 裸足の子供も。

20-45-子供達_GF.jpg



こちらは、タ.ポローム・Ta Prohm の遺跡。

21-27-ta Prohm_GF.jpg

22-24-密林に埋もれた寺院-Ta Prohm_GF.jpg

「トゥームレイダー」というアンジェリーナ・ジョリーの映画撮影にも
使われた場所で、大樹に食べられつつある遺跡を意識的に残している様子と。 
熱帯大樹の物凄さ、恐ろしさ!            


アンコール遺跡見物の拠点、シェムリアップの街の風景を。

さすが南国を思わす大樹と、

23-1-シャムラップの街路樹_GF.jpg



色鮮やかな品の下がるマーケット。
ああ、こんな場所に行くと動けなくなりそう!

24-2-シャムラップのマーケット_GF.jpg

という所でお終いにし、アンコール・トムの遺跡は次回にご案内を。
お楽しみに!


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