初夏に訪れた南仏旅行の最終日はひたすらに走り、イタリア国境に
ほど近い紺碧海岸のニース・Niceを訪れました。
ほど近い紺碧海岸のニース・Niceを訪れました。

コートダジュール・紺碧海岸。
フランソワーズ・サガンの作品に何度か登場するコートダジュール、
こんな形で訪問できる様になるとは考えてもおりませんでしたが、
フランソワーズ・サガンの作品に何度か登場するコートダジュール、
こんな形で訪問できる様になるとは考えてもおりませんでしたが、
実際に行ってみると、現在の興味はかってとまるで別の物に移っており、
古いメルカートに並ぶ新鮮な野菜類とか、色とりどりの石鹸などなど。
古いメルカートに並ぶ新鮮な野菜類とか、色とりどりの石鹸などなど。
街の高台の古い教会では、2組の結婚式にも出会いました。
人口45万の大都市は到底上手く説明できませんので、
自分の見た物だけをここにちょっぴり。 どうぞ!
人口45万の大都市は到底上手く説明できませんので、
自分の見た物だけをここにちょっぴり。 どうぞ!
街に近ずくとまず見える、この高層アパート群。
船の形、と聞きましたが、大きくうねる波にも見えません?
船の形、と聞きましたが、大きくうねる波にも見えません?

海のすぐ脇に飛行場があり、

海岸沿いの散歩道プロムナード・ザングレを進むと、海に面して立ち並ぶ
高級ホテル、アパート群。
プロムナード・ザングレ・イギリス人の遊歩道、と知り避暑や避寒に来る
イギリス人観光客を想像していたのですが、
失業者対策でこの道建設にイギリス人が働いたからなのだそう。
真実を知ると、時に若い頃の憧れのこもった想像もふっ飛びますねぇ。
海水浴客もちらほら。 はい、6月20日でした。
う~む、これがかの紺碧海岸、ね。
イギリス人観光客を想像していたのですが、
失業者対策でこの道建設にイギリス人が働いたからなのだそう。
真実を知ると、時に若い頃の憧れのこもった想像もふっ飛びますねぇ。
海水浴客もちらほら。 はい、6月20日でした。
う~む、これがかの紺碧海岸、ね。
まず訪問したのは、ロシア正教会サン・ニコラ・San Nicola.
1912年建設の、ヨーロッパでロシア以外で一番大きなロシア正教会だそうで、
亡くなった皇帝ニコラス2世の妃の提唱によるものと。
1912年建設の、ヨーロッパでロシア以外で一番大きなロシア正教会だそうで、
亡くなった皇帝ニコラス2世の妃の提唱によるものと。

かっては冬の厳しさを逃れるため、ロシア貴族がこの暖かな南仏の地に
たくさんやって来て、彼らの礼拝の為でもあったそうですが、
ご存知の通りロシア革命があり、その後の所有者問題が今も続いているのだとか。
たくさんやって来て、彼らの礼拝の為でもあったそうですが、
ご存知の通りロシア革命があり、その後の所有者問題が今も続いているのだとか。
屋根の青い瓦はフィレンツェのロッビア工房から、とか、とにかく莫大な費用を
かけて建設されたそうですが、高層高級アパート群がひしめく中に、
まるでオアシスの如く、今に至るも広い公園を持ち、5つのクーポラが聳えます。
かけて建設されたそうですが、高層高級アパート群がひしめく中に、
まるでオアシスの如く、今に至るも広い公園を持ち、5つのクーポラが聳えます。
またバスに乗り、街を横切り高台に向かいますが、
ニース駅を上から眺め、
ニース駅を上から眺め、

確かこの白いホテルに、イギリスのヴィクトリア女王が滞在されたのだとか。
お気に入りのニースにお出での際の女王様のお付き、召使、お荷物、
なんじゃらかんじゃらと、当時はとにかく大変な大移動だったと。
お気に入りのニースにお出での際の女王様のお付き、召使、お荷物、
なんじゃらかんじゃらと、当時はとにかく大変な大移動だったと。

という訳で、ニースの街の一番奥の高台に。
シミエ修道院・Monastère Notre Dame de Cimies(発音をhiroshiさんに
教えて頂き)の庭が解放されおり、その木陰に座って長~いガイドの説明を
聞きましたが、ははは、な~にも覚えておりませんで。
遠くに広がる青い海を眺め、

こちらを不思議そうに見つめる鳩君とも目が合い、

咲き乱れる花々を見つつ、ぽわぁ~ん。


教会では結婚式が行われていて、素晴らしい教会内部と、



いささか蚤の夫婦的な新郎新婦。

教会の前には、この新婚さん用お車が待機。

とすると、新婚さん用のお車の花は、イタリアと同じに華麗ですね。
と見ているうちに、飾りつけをした別の4輪駆動のごついのがクラクションを
鳴らしつつやって来て、


見ると新婦は大きなお腹で、しかも新郎は黒人で!
!をつける事自体がすでに古いのかもですが、友人のジュリアーナには
かなりの衝撃だった様子。
でもね、新婦もその父君もとても嬉しそうで、皆で声を揃えて
「アウグーリ!」と言いましたのです。
!をつける事自体がすでに古いのかもですが、友人のジュリアーナには
かなりの衝撃だった様子。
でもね、新婦もその父君もとても嬉しそうで、皆で声を揃えて
「アウグーリ!」と言いましたのです。
この高台には、すぐ近くにマチスの住居(現在は博物館)や、上の教会墓地に
彼は葬られているそうで、ローマ期の遺跡も残っていて、
ゆっくり見ればたくさんの見所がありそうですが、残念ながらまた下街に移動し、
古い昔ながらのメルカート・市場を見に行きます。
彼は葬られているそうで、ローマ期の遺跡も残っていて、
ゆっくり見ればたくさんの見所がありそうですが、残念ながらまた下街に移動し、
古い昔ながらのメルカート・市場を見に行きます。

日本の団体さんが歩いて来るのと一緒になり、女性ガイドが、我々イタリア
グループを追い越しながら、イヤホーンで「脇の花壇に入られないよう
お願いいたします」と皆さんに注意されるのが聞こえ、(やかましいわい)
「前がつかえておりますので、ごゆっくり!」と振り返ったshinkaiは
付け加えたのでありました。
高級ホテルや建物の写真はすべて省いても、市場に並ぶ品の写真は
捨てがたく、泣く泣く少しだけ削り、
古本の屋台、 ああ、時間があったらねぇ・・、
捨てがたく、泣く泣く少しだけ削り、
古本の屋台、 ああ、時間があったらねぇ・・、

イタリアの花屋さんとの大きな違いは、既にブーケに作られたのが
数多く売られている事かな、
数多く売られている事かな、


白い花に陽が当っているのが面白いと思ったのですが、やはり色が飛び。
辺り一面に漂うラヴェンダーの香り!

本物の海綿、なにか懐かしいイメージ。

最近は液体石鹸ばかり使っていますが、これら色とりどりの石鹸を見ると、
ささやかな贅沢がしたくなるのですけど、



この広い庶民的なメルカートで一番 わぉ! と思ったのが、
この白アスパラガス。
この白アスパラガス。

イタリアのは頭まで白いのですよ、勿論とても美味しいのですけど。
で、リンクさせて頂いているOtium さんの「エスカルゴの国から」に
この頭が緑紫の見るからに美味しそうな白アスパラガスが載っていて、
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-405.html
羨ましかったのですが、本当だ、と自分の目で確かめ。
ですがまだ味わっていませんから、心残り大!
カルチョッフィのこんな大きな丸い形、少し小さい尖った物などなど
イタリアにもありますが、
イタリアにもありますが、
手前の二十日大根、この細長いお尻の白いのは初めて。 お味はどんな?

フランス語では tomate なのですねぇ。 単数形は?

果物類、

このニンニクの量!

そして香辛料類。

こちらは市場横通りのワイン店。 両壁奥までぎっしり。

最新スタイルの市電・トラムの走る通りまで戻った所に、イタリア食品店が。
山形に並ぶ缶詰はカルチョッフィ、ケース内には詰め物パスタ類、
山形に並ぶ缶詰はカルチョッフィ、ケース内には詰め物パスタ類、

下にはドライトマトとか、アンティパスト類の瓶詰。奥には生ハムもぶら下がり。
イタリア頑張れ!
南仏ご案内はまだセナンク修道院、ゴルド、ニームなど残っていますけど、
素朴なイタリアが恋しくなり、一旦戻ります。
素朴なイタリアが恋しくなり、一旦戻ります。
さ~てと、どこをご覧頂きましょうか?!
◆*◆
低地にも雪が来る、との天気予報が見事当たりまして、
26日午前、この一帯にも牡丹雪が5cmほど積りました。
26日午前、この一帯にも牡丹雪が5cmほど積りました。
朝コネリアーノに出かける時は雨だったので、やれやれ。
所が10時頃からぼっぼっと振りだし、みるみる駐車場の車の上に
積もり始めるのが見え、道脇には白く積り、車の通り道はベチャベチャに。
所が10時頃からぼっぼっと振りだし、みるみる駐車場の車の上に
積もり始めるのが見え、道脇には白く積り、車の通り道はベチャベチャに。
11時過ぎに家に戻る時には車のウインドウにはボッテリの雪、
道もかなりな渋滞となっていて、いつも大賑わいの人出となる毎週金曜の
市の日でしたが、出店は既に引き揚げ、ライトをつけそろそろと走る車のみ。
道もかなりな渋滞となっていて、いつも大賑わいの人出となる毎週金曜の
市の日でしたが、出店は既に引き揚げ、ライトをつけそろそろと走る車のみ。
幸い家に向かう坂道にかかりましたら、雨に変わっていて
町中よりも気楽に走れ助かりました。
町中よりも気楽に走れ助かりました。
この冬は昨年にも増して、厳しい雪の季節になるかも。
来週中には冬タイヤに替えて貰わないと!
来週中には冬タイヤに替えて貰わないと!
皆さんも寒さにお気をつけて、お元気でお過ごし下さいね。
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