引き続き、ヴァルドッビアーデネの「ソレッレ・ブロンカ・Sorelle Bronca」の
ワイナリー訪問をどうぞ!
ワイナリー訪問をどうぞ!
これは、エリーザさんには叔母さんに当たるアントネッラ・Antonellaさんのご主人
ピエロ・Pieroさんの掌。
ピエロ・Pieroさんの掌。

凄いでしょう?! 葡萄を育てワインを作る、現場で働く方の手なのです。
アントネッラさんが「誰もが皆、驚く」と。
こちらが「パルティチェッラ68」。

が、申し訳ないです、他に何を試飲したのかも、覚えていないのですよ!
美味しかった事だけは、しっかりとですが。
坂本氏はお仕事で詳しくメモを取られていて、「ヴィノテーク」というワインの専門誌7月号に
今回の取材報告が載るそうですから、詳細な試飲報告は、そちらでどうぞ!
彼は12,3軒ワイナリーを取材された筈。
ヴィノテークのサイトは http://www.vinotheque.co.jp/
今回の取材報告が載るそうですから、詳細な試飲報告は、そちらでどうぞ!
彼は12,3軒ワイナリーを取材された筈。
ヴィノテークのサイトは http://www.vinotheque.co.jp/
ワイナリーの中庭で、左からアントネッラさん、彼女と、エリーザさんのお母さん
エルジリアーナ・Ersilianaさんがこのワイナリーの創立者という訳で、

エリーザさんのお父さんは、ワイン醸造には関係のない家具関係のお仕事だったとか。
そのせいか、後ろのドアも素敵なデザインでしょう?
真ん中がアントネッラさんのご主人、厚い掌の持ち主、ピエロさん。
そして、お昼を食べに。 トゥレヴィーゾの土地の料理を食べさす所、と説明され、
連れて行って下さったのですが、あれ、これは?!
先日近くのチゾンのお城でG8の農業大臣の会合があり、TVニュースで見た所なのですね。
連れて行って下さったのですが、あれ、これは?!
先日近くのチゾンのお城でG8の農業大臣の会合があり、TVニュースで見た所なのですね。
その昼食会にソレッレ・ブロンカの赤ワイン「セル・ベーレ・SER BELE」が供されたそうで、
我々もここで頂きました。
我々もここで頂きました。
が、慣れぬ試飲が重なり、食前酒どころか胃が心地よく睡眠に入っていたようで、
日頃よりも食べられず、・・本当に残念!!
いつもお皿の写真は撮らないのですが、あまりにも美しい彩の前菜なので。
リコッタチーズをフライパンでさっと炒め、その上に、トマトと黒オリーヴ。
黄色いお皿は、パルミッジャーノをフォルノでパリッと。
日頃よりも食べられず、・・本当に残念!!
いつもお皿の写真は撮らないのですが、あまりにも美しい彩の前菜なので。
リコッタチーズをフライパンでさっと炒め、その上に、トマトと黒オリーヴ。
黄色いお皿は、パルミッジャーノをフォルノでパリッと。

レストランの内部装飾を1枚。 ピエロさんのお話では、この銅の鍋はかって電動ポンプが
まだ無かった時代、葡萄酒を運ぶのに使っていたバケツだそう。

天井から所狭しと下げられ、銅の柄杓などもあり、土地の歴史を物語り、圧巻。
ロカンダ・ダ・リーノ・Locanda da Lino
こちらのサイトで、様子を。 http://www.locandadalino.it
こちらのサイトで、様子を。 http://www.locandadalino.it
コネリアーノに近いルーア・Ruaまで、赤ワイン「セル・ベールDOC」の畑を見に。

この周辺の赤ワインになる葡萄は、しばらく干して後、絞ると読んでいましたが、
尋ねましたら、やはりその様子です。
丘の傾斜に沿って葡萄畑が広がりますが、畑が新しいので、トラクターも入るとの事。
土地柄が良いのか、既にかなり大きくなった葡萄の赤ちゃん。

「もうこんなに育っている」とアントネッラさんが嬉しそうに見せてくれたのですが、
いかにも葡萄、ワインへの愛情が感じられた声でした。
そしてすぐ近くの、1ケ月前に植えたばかり、という葡萄畑も見学に。
支柱が見事に並んだ畑を見慣れた目には、なんとも可愛い畑です。

葡萄の木は植えて3年後から収穫できるそうで、とすると、4~5年後にはワインもね!
アントネッラさん、ピエロさんご夫婦は日本に行かれた事があり、大変な親密感を持たれ、
きちんと整った、親切な日本と何度もお褒めを頂き、少しこそばいながら嬉しく聞きました。
きちんと整った、親切な日本と何度もお褒めを頂き、少しこそばいながら嬉しく聞きました。
全体の中では中位の大きさのワイナリー、とはエリーザさんの言葉でしたが、
細やかな彼女たちのワインへの愛情を、ピエロさん、フェデリコ氏がしっかり支えている、
細やかな彼女たちのワインへの愛情を、ピエロさん、フェデリコ氏がしっかり支えている、
そんな様子に大変心地よい印象が残りました。
サイトはこちら。 http://www.sorellebronca.com/
最後の訪問は、サント・ステーファノ近くの「ビゾール・Bisol」というワイナリー。
サイトはこちらに、英語版も。 http://www.bisol.it/

ここはまた、一味違うワイナリーというか、16世紀からの歴史も持つ企業精神旺盛な、
大変活気に満ちた研究熱心なワイナリー、の印象です。
大変活気に満ちた研究熱心なワイナリー、の印象です。
まず、この写真でご覧頂けるように、持っている土地があちこち地質の違う土地に広がり、
生産するワインも種類が多い様子。
サンプルで、土地の色、質の違いが良く分かりますね。
生産するワインも種類が多い様子。
サンプルで、土地の色、質の違いが良く分かりますね。

これは社のパンフレットから取りましたが、地質についての説明図です。

右上の水色から順に、
Ghiaie calcaree 砂礫の石灰岩
Arnaie fossilifere 化石を含む砂岩
Marne 泥灰土
Marne Argillose 粘土質の泥灰土
Arenarie e conglomerati 砂岩と礫岩
これで、カルティッツェ辺りは、化石を含む砂岩地帯だと分かりますね。
こちらの真ん中、アルミを巻いた瓶が見えますが、酸化防止剤を加えていないプロセッコ、
「ノーゾードゥエ・noSO2」. SO2というのが酸化防止剤の事で、
つまり酸化防止剤が含まれていないプロセッコ、no SO2と。

究極というか、大げさな程、とは、このワイナリー一族のジャンルーカ氏・sig.Gianluca。
一見謙遜風ながら、確固たる自信が感じられました。
訪問の最後に、このnoSO2を、素晴らしい場所で試飲させて頂きましたが、後ほど。
その左横に見える小さな瓶は、「ドゥーカ・ディ・ドッレ・DUCA DI DOLLE」.
プロセッコの葡萄を干して作ったもので、エキゾチックな香りが濃厚な、
プロセッコの葡萄を干して作ったもので、エキゾチックな香りが濃厚な、
切れ味のよいプロセッコ、と、説明にあります。
家が近いからと、お土産に頂いて戻りましたが、今回の3軒のワイナリー訪問で、
品質にかける情熱の凄さ、大変さを垣間見ると、
単にワイン1本とは思えなくなり・・、お正月に開けようか、などと考慮中。
品質にかける情熱の凄さ、大変さを垣間見ると、
単にワイン1本とは思えなくなり・・、お正月に開けようか、などと考慮中。
用意されていた、試飲のテーブル。 このグラスの数を見て、我々の前の訪問客は、
これだけの種類を試飲するのかと、ひるんだとか! はい、私目もぉ。
これだけの種類を試飲するのかと、ひるんだとか! はい、私目もぉ。

こうして試飲を重ね、・・その時々に受ける印象を坂本氏と話し、ジャンルーカ氏にも
話すと、間違いない様なのですが・・

いかんせん積み重ねがききません。 ソムリエになる希望を持たずに幸いでしたぁ!
プロセッコ全体の印象は、軽やかで、フルーツの香りがし、飲みやすく、後を引かない、
というのが定評で、一般のワインの様に何年も熟成させない、と言います。
が、このビゾールでは、伝統的なシャンパン式の何年も寝かせる、という方式も取っており、
その地下の古い蔵も見せて頂きました。
その地下の古い蔵も見せて頂きました。

まさに圧巻! 薄暗い古い蔵にびっしりと瓶が並び、札には2000年の日付も!
細長く続く古いカンティーナの突き当たり、まさに舞台装置満点!

壁が光っていますが、これは水が染み出し、苔がびっしりと壁を覆っているのですね。
この蔵を見る事が出来ただけでも、大満足!
この地下蔵で試飲したうちの1本、2001年の「エリゼオ・ビゾール・ELISEO BISOL」
創始者の名前だそうですが、今気がつくと、下にナンバーも入っていますね。

口に含んだ瞬間は大変柔らかく、そしてすっきり、きりっと消える、
の強い印象を残したのは、これだったと。
の強い印象を残したのは、これだったと。
最後に、ビゾールが持っている離れた土地、ロッレ・Rolleというチゾンの近くの、
「ドゥーカ・ディ・ロッレ」というアグリトゥリズモもある場所に案内されました。
ご覧のように、小さな丘が重なり、素晴らしい場所、谷の林も深くいくつも続き、
いかにも、柔らかい空気の土地です。

「ドゥーカ・ディ・ロッレ・Duca di Rolle」とは、ロッレ公爵を表しますが、入り口の
鉄柵から入り込んだ農家風母屋の軒下には、こんな馬車も見られ、お庭にはプールも。

入り口の鉄柵のスイッチが利かずに開かず、ゆっくりと開けに来てくれた、如何にも
農夫風年配男性の半ズボンのベルトの後ろには、大きな鉈が下がり・・!
これは、母屋からかなり下がった位置にある、アグリトゥリズモの宿。
部屋ではなくアパートですね。 台所が付いていて、1泊1人70エウロ位とか。

2階のテラスからの眺め。 なんともゆったりとした、素晴らしい眺め。
真ん中に水色に見えるのは、小さな池です。
真ん中に水色に見えるのは、小さな池です。

案内のミケーラさんが、車の中で興味ある話を。
何世紀か前まで、ヴェネツィアのラグーナ一帯で栽培されていた葡萄の品種ドローナ・
Doronaを歴史家たちと探し出し、ブラーノ島のお隣、マッゾルボ島の塀(壁)に囲まれた
土地に100株程を植えたのだそう。
そして2011年をめどに、かってのヴェネツィアの白ワインの味、ヴェニッサ・Venissaを
予約制で売り出し、ヴェネツィアの味のレストランも、というプロジェクトが進行中だそう。
彼女は、インディ・ジョーンズみたいな探検をした、と表現しましたが、聞く方も少しワクワク。
予約制で売り出し、ヴェネツィアの味のレストランも、というプロジェクトが進行中だそう。
彼女は、インディ・ジョーンズみたいな探検をした、と表現しましたが、聞く方も少しワクワク。
n.2 ヴェネツィア共和国時代のワイン復活を目指し
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463332411.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463332411.html
こちらは、内部2階部分。

さて、我々日本人はこういう場所、このお部屋で寛げるでしょうか?!
皆さんは、如何?
皆さんは、如何?
このテーブルを用意して下さり、ちなみに、生ガキ、手長エビの刺身、そしてマグロ、
酸化防止剤抜きの「ノーゾードゥエ・noSO2」を頂きましたのです、はい。


瓶を手にしているのは、ミケーラさん・sig,ra Michela. 彼女が本社でも達者な
英語で説明し、車で案内もして下さったのですが、頂いた名刺にはドットレッサ・博士と。
酸化防止剤抜きのワインは、30年ほど前にはこの一帯で結構造られていたのだとか。
が条例の関係と思いますが、再度復興させるにはそれなりの研究が必要だった様子で、
酵母との関係、出来上がりの味の質、ecc.
が条例の関係と思いますが、再度復興させるにはそれなりの研究が必要だった様子で、
酵母との関係、出来上がりの味の質、ecc.
他にも酸化防止剤抜きのワインを造っているワイナリーがあるそうですが、味の点で落ち、
その点、このノーゾードゥエはかなりのヒットの様で、かなり、とはミケーラさんの言葉で
ご想像を。
味は大変軽やか繊細で、爽やか!でしたぁ。
ビゾールのサイトは http://www.bisol.it/
その点、このノーゾードゥエはかなりのヒットの様で、かなり、とはミケーラさんの言葉で
ご想像を。
味は大変軽やか繊細で、爽やか!でしたぁ。
ビゾールのサイトは http://www.bisol.it/
感謝 il Ringraziamento.
なんとも素晴らしい体験をさせて頂いた一日でした!
今迄何度も葡萄畑の道を通り、通りすがりのワイナリーで味見をし買った事もありますが、
こうしてワイナリーの中を見学し、実際に作っている方の話を聞くのは、
まさに一味違う、素晴らしい経験でした。
こうしてワイナリーの中を見学し、実際に作っている方の話を聞くのは、
まさに一味違う、素晴らしい経験でした。
この地方のワイナリーの活気、熱気を直接に感じ取り、
こうしてお伝えできるチャンスを得た事が大変嬉しいです!
こうしてお伝えできるチャンスを得た事が大変嬉しいです!
私のブログを見て、連絡を取ってくださり、思いがけないチャンスを下さった坂本氏に感謝!
そして、飛び込みの素人と知りながら、温かく、親切に対応して下さった各ワイナリーに感謝!
そして、飛び込みの素人と知りながら、温かく、親切に対応して下さった各ワイナリーに感謝!
ヴェネトのプロセッコが、はるばると日本のテーブルに届き、それを飲まれる皆さんに、
どんな土地で、どんな人々の手で、どういう風に作られているのかを、
少しでもお伝えできたら、今回の私の感謝に代わるものと思います。
どんな土地で、どんな人々の手で、どういう風に作られているのかを、
少しでもお伝えできたら、今回の私の感謝に代わるものと思います。
Grazie a tutti, Vi ringrazio di cuore !!
***
今回ワイナリー訪問をご一緒した坂本雄一氏は、飛騨高山の坂本酒店の息子さんで、
ワインを売るだけでなく、各地でワイン会も開き、今回の様に取材もと幅広く活躍の様子。
サイトを、ご訪問くださいね。 http://waiwai-wine.com/index.html
今回ワイナリー訪問をご一緒した坂本雄一氏は、飛騨高山の坂本酒店の息子さんで、
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