・ ピサ ・ Pisa ・ 斜塔の街 

今日は月一ゲストのグロリオーザさんの写真とコメントで、トスカーナの、
リグリア海沿岸に位置するピサ ・ Pisa のご案内です。
斜塔、そして「それでも地球は動いている」の言葉のガリレオ・がリレイの
街でもありますね。 美しいドゥオモ、洗礼堂、斜塔の姿を、ごゆっくり!
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今回は、斜塔で有名なピサを紹介します。
ここは東方貿易で発展し、12世紀にはヴェネツィアと並ぶ海洋国家となった街。
しかし、ジェノヴァとの戦いに敗れ、フィレンツェに支配されるなどして、
次第に勢力を弱めてしまいました。
ですが、中世の繁栄を留める、歴史的遺産が多く残っています。

フィレンツェから、電車で約1時間で行けるコンパクトな町です。

まずは奇跡の広場と呼ばれるドゥオモ広場から。
左から洗礼堂、中央に大聖堂、そして右が最も有名な斜塔です。
ホテルの屋上から早朝に撮った風景です。

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斜塔を少しアップしてみました。
背景の、トスカーナの山々が霞んでいい具合です。

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朝食後、歩いて広場へ。 鉄道駅からは、バスで10分たらず、
歩いても、20分ほどで着きます。

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建物の柱などをよく見ると、古代遺跡などで使われていた石を、
再活用しているのがわかります。 
これは洗礼堂の柱ですが、HADRIANO、ANTONINOなどの人名と思われる
文字が見えます。 ひょっとして古代ローマのあの皇帝たちの名前かも・・・

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大聖堂の正面。 多色大理石を使った、繊細なピサ・ロマネスク様式の代表です。

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前の画像の、屋根のてっぺんにある聖母子像が、修復のため、付属美術館に
降ろされていました。 今は代わりに、イミテーションが飾られています。

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正面入口扉の装飾です。
ここにはマリアの生涯が描かれていますが、これはイエス誕生のシーンでしょう。

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中に入りましょう。
左祭壇付近にある「天使の燭台」、ジャンボローニャの作品です。

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内部の備品の中では一番の貴重品、ジョヴァンニ・ピサーノ作の説教壇。
14世紀の作品です。

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正面奥に見える巨大なモザイク「玉座のキリスト」、圧倒的な迫力です。

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クーポラの天井画。 聖母被昇天でしょうか。
誰の作品かわからないのですが、とても美しい絵でした。

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大聖堂の隣りにある、洗礼堂です。 下層は、大きめの半円アーチが続いて、
安定感を与える一方で、上層は、柱と尖塔アーチが連なって高さが強調されています。
こんなブラインドアーチの列が、ロマネスク様式の特徴です。

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洗礼堂は、階段で上に上がれます。 上から内部を見たら、こんなに見えます。
ジョヴァンニの父、ニコラ・ピサーノ作の説教壇はこちらです。

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同じ広場にある「カンポ・サント」、貴族たちの墓所です。
第二次世界大戦末期に、爆撃によって大きな被害を受けた場所だそうです。

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中庭には、ゴルゴダの丘から持ち帰った「奇跡の土」が敷かれているそうです。

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修復された壁画が、展示されていました。 聖書の物語でしょう。

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この広場から10分も歩くと、アルノ河の河畔にたどり着きます。
そう、フィレンツェのポンテ・ヴェッキオの下を流れる、あの河の下流になります。
      
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この日は風もなく、ゆったりと散歩を楽しみました。 家並みが、見事に
川面に映っています。

ピサは、ツアーなどだとドゥオモ広場を見学してすぐ移動してしまうスケジュールが、
殆どらしいですが、この辺りのたたずまいも、素晴らしいですよ。



夕方になって、川全体が夕陽を浴びて、黄金に輝きます。

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夕陽といえば、洗礼堂も、夕方は、(といっても午後8時過ぎですが)
こんな形に、シルエットになって浮かび上がりました。

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斜塔は、長期間の倒壊防止工事が一段落して、予約制で、登れるように
なっていました。 昼過ぎ、急に怪しげな雲が湧いたときのショットです。

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夜は、広場がライトアップされます。
手前の子供の彫刻像と、斜塔とをコラボさせてみました。

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夜の、大聖堂と斜塔です。 昼だと人だらけの広場ですが、
夜になれば、こんな無人の風景も撮ることが可能です。

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如何でしたか、グロリオーザさんのピサのご案内は?

私には、とても懐かしい風景でした。
広場の、ドゥオモ、洗礼堂、斜塔のどっしりとした、典雅な姿も大変に美しく、
連続アーチの並ぶ、あのピサ・ルネッサンス様式は大変好きな形です。
       
修復工事以前に訪れたので、当時、斜塔には、上まで自由に登る事ができました。
階段の段の中央、人の足ですり減り、窪んだ大理石、
本当に、斜塔である事を実感した上の階。
一番上から見下ろし、オ~イ! と手を振っているのが、下で待っていてくれた、
高所恐怖症の男性陣のカメラに残り、懐かしく今も見ます。
斜塔の入口に、帆船の浮き彫りがあり、当時はピサが、イタリアの4大海運国の一つで
あった歴史も知らず、?! と思った事も、良く覚えています。

始めてみた カンポ・サントのフレスコ画が圧倒的な迫力でした。
暴かれた墓地の遺体に蛇が巻きつき、蛆がわき、見る人々が、鼻を押さえ・・、
地獄絵とも、曼荼羅とも見えるフレスコ画でした。

グロリオーザさんの書かれている通り、フィレンツェから、ピサ、ルッカは日帰りで
行ける距離にあり、訪れる価値は、十分あります。
どうぞ、お時間を取って、お出かけ下さい!
       
ルッカの様子は、また近々にご案内いたしますね。
             
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