・ ジェモーナ・デル・フリウリ ・ ロマネスク教会のある

フリウリ・ヴェネツィア=ジューリア州の地図をどうぞ。
ジェモーナ・Gemonaはちょうど真ん中辺りで、右下にウーディネ・Udine、
その北東にチヴィダーレ・デル・フリウリ・Cividale del Friuliが。
     
1-20060407212350_t_t.jpg
  
一番右下端にトリエステ・Triesteがあり、その南にムッジャ・Muggia、
トリエステ湾を挟んで西にグラード・Grado、その北にアクイレイア・Aquireia.

左上に、小さなイタリアの地図が見えますが、赤い所がフリウリで、
イタリアの北東部、ノルド・エストと呼ばれる所以で、その西隣がヴェネト州。



1976年の地震前のジェモーナ、絵葉書で。
これは町の南東方向からの写真で、今は地震で崩れて無いお城の塔も、
中心の小高い山の上に。

2-20060407224926_t_GF.jpg

右側が、現在もあるドゥオモとその鐘楼。



駅前から九十九折の坂を登りきった正面に、このパラッツォ・コムーネ・市役所が。
16世紀のもので、地震の後再建した物で、一階部分はロッジャ・広間に。

3-20060406223949_t_t_GF.jpg



ロッジャにある石棺。 素晴らしい中世の面影ある物で、天使が舞い、
どうやら亡くなった人を天国に連れて行こう としている様子。 
残された人々の捧げる愛情が偲ばれます。

4-20060406224044_t_t_GF.jpg



パラッツォ・コムーネから東へ、ドゥオモに続く道。
  
5-20060406224147_t_t_GF.jpg

道幅は狭いですが、両側の建物の下はポルティコになっていて、
雨が降っても濡れずに歩け、お喋りも心置きなく出来ようというもの。



ドゥオモの正面が、上の坂道を少し下っていくと、細い道の間からパッと正面に。
素晴らしい視覚効果で、最初に見えた感激は、今も忘れません。
  
6-20060406231341_t_t_GF.jpg

今回の写真は初夏と冬の両方から選んでいますので、道の上から下がっている
線の様な物は、クリスマス飾りの、夜間照明です。



ドゥオモ正面の薔薇窓と3賢者礼拝。 薔薇窓は、この上部の大きなものと、
両脇下の小さなものと3つあり、

7-20060406224601_t_t_GF.jpg

正面の薔薇窓の下に、東方の3賢者礼拝を現した、小さな張り出し部が。



薔薇窓下の小ロッジャを斜め下から見ると、奥の壁にも何か浮き彫りが施され、
彩色されているのが見えます。

10-20060406232113_t_t_GF.jpg

皆さん、それぞれおもいおもいの表情で、首をかしげ、瞑想にふけったリ・・。



少しアップした薔薇窓。 ドゥオモは13~14世紀のロマネスク・ゴシック様式で、
イタリアでよく見る薔薇窓とは少しイメージが違い、少し線が細く、尖っている感じ。  
多分、その辺りがゴシック様式の影響なのかもですね。

8-20060406231930_t_t_GF.jpg

白い鳩が2羽、薔薇窓に止まっておりました。



ドゥオモ正面の向かって右下にある、巨大な聖クリストフォロ像。
右手に杖を持ち、左肩に子供を乗せています。  

9-20060406231517_t_t_GF.jpg

調べましたら、彼は、気は優しくて力持ちな聖人として人気があり、
特に中世末期からルネッサンスにかけてよく描かれた、と言う事を知りました。
オーストリアとの国境の町タルヴィシオの教会正面にも、彼の大きなフレスコ画が。



薔薇窓を内側から。

11-20060406224915_t_t_GF.jpg

ラヴェンナにある、モザイク画で有名なサン・ヴィターレ教会、ガッラ・プラチディア廟は、
ガラス窓ではなくて、大理石アラバスターを薄く窓にはめ込んでいて、
内側は中世の暗さそのもの。
明るく光を通す薔薇窓を眺める時、当時の人々の驚き、喜びを想像します。



木造キリスト像、15世紀。
1976年の地震により、ドゥオモの屋根の一部が落下し、このキリスト像も落ちて、
両腕がもげ、下顎も損傷してなくなったそうで、

12-20060406225003_t_t_GF.jpg

今、見上げるキリスト像は、欠けた下顎の間から歯が覗き、怒りにかられた顔に見え。
 


町より高台にあるお城跡からの眺め。  
畑の畝、刈った草が巻かれて放置され、道が半円を描きながら、向こうに。

13-20060406232932_t_t_GF.jpg

草地の緑色、畑の枯れ草の色、木の幹の黒さ。 遠くに行きたくなりますね。



ドゥオモのすぐ前にあった窓で、向こうに見えるのは鐘楼。
窓の形がヴェネツィアでよく見る、オリエントのイメージを伝える窓でした。

14-20060406225940_t_t_GF.jpg

ここジェモーナも、かってやはり、ヴェネツィア共和国の元にあり、
ウィーンのハプスブルグ家とは、大変よい関係を保っていたと言いますが、
ヴェネツィアから、ウィーンに向かう道は、このジェモーナを通っておりました。



道の両側の建物の下、ポルティコが続きますが、坂の多い町なので、
下から覗いたポルティコの天井は大変複雑でした。

15-20060406230117_t_t_GF.jpg

良くこんな形が、レンガの積み重ねで出来たもの! 昔の人は偉かった!!



この石畳は鐘楼前のもので、こうした石畳は、さいころ型の石を埋めて作ります。  

16-20060406232250_t_t_GF.jpg

パッチワークで言う、シェル・貝の型紙のように、日本の青海波の形のように、
模様のイメージというものは、洋の東西を問わず本当に共通していますね。



お城跡の草原で見つけた野の花。 豪華な花より、こんな野の花が好き。

17-20060406232744_t_t_GF.jpg



お城跡の壁の隙間より見るドゥオモ。

18-20060406230525_t_t_GF.jpg

19-20060406232514_t_t_GF.jpg

こうして見ると、家が新しく修復されているのも良く分り、
フリウリの人々の勤勉さが偲ばれます。



最後にもう一度、このドゥオーモの正面が大好きなので・・

20-20060406233420_t_t_GF.jpg

ドゥオモの正面に洒落たバールがあり、窓は一枚ガラスの大きな物で、この様に。
ジェモーナにお越しの時は、このバールで喉を潤し、じっくりと眺めて下さいね。


*****

ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!


*****

コメントの書き込みについてのお願い。

ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、  
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。