・ 春を探しに ・ コッレ・ウンベルト村

東隣のコッレ・ウンベルトの村へ、春を探しに!     
いつもは我がスコミーゴ村の坂を下り、それから長い真っ直ぐの坂を上ると
コッレ・ウンベルトですが、今回は少し曲がりくねった地道の坂を。  
写真は季節がほんの少し先の3月末です。
  
冬の間、この傾斜地に広がる葡萄畑は、本当に冷え冷えと見えましたが、
今季節がめぐり、やっと心広々と、先を楽しみに見れます。

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坂の途中のお家の庭に、白木蓮が開いていました。  
イタリアでは紫木蓮が多いですが、
白の木蓮は、やはり清々しく清楚で、素敵ですね。

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裸木の向こうに、コッレ・ウンベルト村の鐘楼が浮かび上がりました。
もう一月もすれば、すっかり隠れて見えなくなる事でしょう。

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いつ見ても、木々の芽吹きは喜びを与え、
いつの年も、大きな希望と励ましを運んでくれる気がします。

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コッレ・ウンベルトから丘の上の道を北に辿ると、左右に広々と
葡萄畑が広がり、手前と向こう奥は、去年から栽培されている畑で、
真ん中は、どうやら新しい杭が打たれた様です。

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緩やかな丘の流れに従い、放射線状に列を描きます。




この木の枝は、葡萄の枝を冬の間に剪定し、杭の線に結わえるのに
使われますが、この様に畑の端に植えられ、
こぶこぶに見えるのは、枝を次々と刈られるため。
    
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注: この木が桑の木であるのを、私は長い間知りませんでした。
   日本同様に養蚕国であったイタリアの、歴史を物語っているのですね。




コッレ・ウンベルトの北隣、サン・マルティーノ村の坂を上がった所に、
村の教会があります。 スコミーゴから見える東の対面の丘です。

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北の国境の山々がここからだとこんな風に見え、畑も既に耕されています。
手前に見えるワン君は、すぐに仲良くなったハスキー犬。




丘を下った所の農家の並び。 
畑や家畜小屋が見えるこんな農家に寄り、卵を分けて貰ったりもします。

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柳です。 この辺りあちこちに流れがあり、柳も多く見かけます。

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そうそう、しだれ柳の事を「サーリチェ・ピアンジェンテ」、泣いている、と表現し、
でも泣きはしても、夏の夜には何も出ないようですよ! 




はい、イタリアにも土筆があります。 
これは日本と同じ様な大きさで、可愛い姿ですが、

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でももう一種、写真がなくて大変残念ですが、
大きな、30センチ位の丈のジャンボ土筆もあるのですよ!
最初見た時はまさに絶句!  まったく可愛くありませんでしたよぉ。




犬ふぐリ、マルゲリータ、ナズナ、・・  春の野原は何処も同じ。
そして毎年、嬉しさを貰えます。

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水辺のお家の庭に、たくさんの種類の水仙が咲き誇っていました。
が、水仙はやはりシンプルなのが好きです。

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ザッフェラーノ・サフラン。   ピンアマで失礼。
雌しべを摘んで念入りに炙り、リゾットの色付けに、魚のスープに。
「畑の金」と言われるほどの値打ちだったそう。

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自然からの色には、何時の時代も、人の心を奪う力があるのですね。


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