・ 隠れ ヴェネツィア ご案内! 

色々なヴェネツィアの顔がありますが、
今日は余り観光客が行かない、または余りご存知で無い、
と思われるヴェネツィアのご紹介を。
・・何ぞと偉そうに言いながらこの程度か、だったりして・・!
       
まずはサン・バルナバ広場から、右端の円柱はサン・バルナバ教会。
では何故この写真でしょうか?!  
即お分かりの方は、かなりな映画キチ!

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ええとです、正面の小さなお店のウインドウが、
映画「旅情」で、あの「赤いゴブレット」が置かれていた
ウインドウなのです。 

で、この広場の左にちょっと見える運河に、
彼女は8ミリを回しながら後ずさり、落ちたのでした!!
但し、お店の中の場面はかなり天井が高い、別の場所でしたね。
 
そして、サン・バルナバ教会の地下、と言う設定が、
ハリソン・フォードの「インディアナ・ジョーンズ」にも、ありましたっけ。



大運河に掛かる橋は3つあり、1つは国鉄サンタ・ルチア駅前のスカルツィ橋、
そしてリアルト橋、アッカデミア橋。
◆ 訂正 ◆ 
その後国鉄駅の西に「憲法橋」がかかり、現在は大運河の橋は4つに。

ですからそれ以外は、せっせと歩くか、ゴンドラの渡しを利用です。

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ゴンドラの渡しの場所は4箇所、このペスキエーラと呼ばれる魚市場と、
向かい側のサンタ・ソフィア広場を連絡するもの、

ここから国鉄駅の中間に当るサン・マルクオーラの渡し、
上の写真近く、サン・バルナバと向かいのサン・サムエルを繋ぐもの、
     
そしてもう一つは大運河の南側、サンタ・マリア・ジィーリオ広場と、
デッラ・サルーテを渡すものです。

大きなゴンドラで船頭は2人、乗客も立ったままで、  
利用するのは、地元の通勤通学の人々が主です。



カーザ・ディ・ボイア。 ボイアとは、死刑執行人の事で、
かってこの家に実際に住んでいたのか、そう言い伝えが。
この家はリアルト橋から国鉄の駅に向かう間の、運河の南側に。
  
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ヴェネツィアの死刑執行は、サン・マルコ小広場の2本の円柱の間と、
少し東に行った所の、死の少路と呼ばれる場所で行われた様子。

この差は、多分身分の違い、罪状の違いと思いますが、
確かめておりませんで、ご存知の方、お教えください。

が、かってのヴェネツィア共和国政府は、なるべく死刑を減らし、
ガレー船の漕ぎ手に、という判決にしたと聞いた事があります。

       

こちらはかってのアルセナーレ、ヴェネツィアが誇った造船所内部で、
       
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カステッロ地区の、海沿いの渡し道をどんどん行き、
遂に行き止まりの近く、隙間から覗くとこれが見え、
余りにも暗く、到底写らないと思っていましたが、何とか見えます。

狭い間隔で、それぞれに炉が造られているのが見えますね。
ヴェネツィア共和国の造船技術と製造能力は大変な物でしたが、 
その一端が、この炉の数にも現れていると思います。



造船所(アルセナーレ)は現在建物の方は海軍が使っていて、
内部見学は出来ませんが、

正面玄関前に大小幾つもライオン像があり、これは私の大好きなもの!
かなり大きなメスライオン、イタリア語でレオネッサ。
余りにも情けなさそうな顔で、見ていると笑えるでしょう?!

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ヴェネツィアの運河は道と同様、交差点にミラーが備えられています。 

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運河には信号が無いので、出会いがしらの事故を防ぐのに
声をかけたり、クラクションを鳴らしますが、
ゴンドリエーレは、オェ、オェ~ というような声を、
モーターボートは、色気無くクラクション。



女性2人が、9月の第1日曜に行われる恒例のレガータ・ストーリカ 
競技参加の練習をしている所。

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「レガータ・ストーリカ」についてはまたご紹介しますが、
女性の競技クラスもあり、こちらの小舟は立ち漕ぎです。

サン・マルコから東のサンタ・エレナ辺りから出発し、大運河を駅前まで
行き、戻ってきてリアルト橋をすぎ、突き当りのカ・フォスカリがゴールの、
かなり厳しい競技で、毎年TVの中継があります。



最後を綺麗に〆るべく、駅前にかかるスカルツィ橋からの眺めを。 

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