・ ジョルジョーネ ・ Giorgione 

◆ ラ・テンペスタ ・ 嵐
ヴェネツィアのアッカデミア美術館の名品「ラ・テンペスタ」
ご覧になった方も多いと思いますが、とても不思議な絵です。

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空は暗く掻き曇り、稲妻も見えます。
手前には赤ちゃんにお乳を飲ませるお母さん、そして兵士。
どんな繋がりなのでしょうか。

そして、この画面の緊密間、完成度。 
画家は、ジョルジョーネ。 わずか32歳の若さで亡くなった
ヴェネトの画家です。



◆ 聖母子と2聖人

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この祭壇画は、彼の生まれたカステルフランコという、
小さな、典雅な町のドゥオモにあります。
       
暗い明かりの下で見た事があり、赤いマントがとても印象的でした。
この絵は、若くして戦に倒れた兵士(左)の追悼の為に、
彼の両親の依頼で描かれた作品だったそうです。



これはつい先日、家の近くに張り出されたポスターで、見て驚き。

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「ジョルジョーネの祭壇画が、町に戻った」とあり、
コネリアーノの町の広報誌にも出ていて、それによると、

修復の為ヴェネツィアに移され、その後修復の科学的検査が
ウィーンで行われ、そしてついでに展覧会が開かれ、
17万人の観客が詰め掛けたそうです。

カステルフランコの町を後にしたのは、2002年の2月からで、
「かくも長き不在」に町の女性市長が音頭をとって、
ネット上に抗議を広げたのだそうです。
まずは、ご無事でお戻りになられて良かったです。



それにしてもこのポスターを見て、聖母の顔の表現の美しさ、
優しさに、改めて心を打たれました。

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なんと優しく、そして媚のない顔でしょうか?!
うら若い聖母の、何かを予感する、悲しそうな顔にも見えます。
なかなかこの様に近くに祭壇画を見るチャンスはないので、
皆さんにもご紹介したくなり、これを。


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・ クリスマス、おめでとう! Buon Natale a tutti !! 

1400~1500年頃のヴェネト平野の北の端ベッルーノ周辺、
ヴェネツィア文化と、北の、とりわけドイツの文化が融合して、
独特の文化が生まれたようです。

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これはそのひとつ、本当に美しい木造彫刻の「聖母子像」 
豊かなお顔、素晴らしい指 (たとえ折れていても美しさは十分に)
幼いキリストの元気はつらつの笑顔、
その顔立ちが、お母さんとそっくりの微笑ましさ。

このお二人の笑顔を、皆様にも!



15世紀の画家ピエロ・デッラ・フランチェスカのテンペラ画「降誕」。
大きさ 124,5x123cm ロンドンのナショナルギャラリーに。

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底から光が沸いて来るような、静謐な、真珠貝の輝きにも似た絵。
とりわけ、天使とそのバックに描かれた風景に魅かれます。


願わくば美の巡礼者となり、一つ一つ、好きな絵を訪ね歩きたい、
と言うのが見果てぬ夢です。

ブオン・ナターレ・ア・トゥッティ !!
皆様、良いクリスマスをお迎え下さい!!


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・ n.1 トゥレヴィーゾ・Treviso ・ 中世からの運河の街 


まずはトゥレヴィーゾの中心部の地図をどうぞ。
かってはこの周囲を市壁と堀が取り囲んでいたのが分かります。

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一番下中央にStaz.FS とあるのが国鉄駅、左がヴェネツィア、
右がコネリアーノで、 ここから旧市街の中心まで、6~700mでしょうか。
駅から道をまっすぐに行くと、中心地に近い所で道が二股になっていて、



ここです。 左奥にこの様に古い塔が見えたら曲がって行くと、
中心広場、ピアッツァ・デイ・シニョーリにでます。

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広場に臨み大きくそびえるパラッツォ・デイ・トゥレチェント、13世紀の建物。

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左の低い建物は県庁で、結婚前に何かの書類申請で来た事がありますが、
古い映画のシーンのように、秘書が廊下の机にいましたっけ!
右側の一階のロッジャはカフェで、市民の憩いの場所。




建物の向かって右側面で、広場があり、「イタリア」像が中央に。

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この壁面の重々しさ。 いかにも中世の面影を今に伝え、
このレンガの積み重ねだけでも圧倒されます。

パラッツォ・デイ・トゥレチェントと、イタリア像については




駅から北への2つ目の運河の南側の道をず~っと東に行くと、
運河が南に曲がリますが、その角にあるダンテ橋。

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運河が北からのもう一つの運河と合流する場所にある、
ダンテ橋の冬の風景で、この辺りいつも水鳥達が群れていますし、
なかなか良い雰囲気がある場所です。

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イタリアの鳥達は、少し日本の鳥達とは違うのではないか、
と私は秘かに思っていますが、 なぜってすごく強いんですよ。
人間達と同じ線上で自己主張をします。 

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この白鳥だって、「何か食べる物を持ってきたか?」
「何も無いなら、お前を食ってやろうか!」という感じで寄って来て、 
ホラ、もう羽を威嚇の為に広げかけてます!




パラッツォ・デイ・トゥレチェントの下のポルティコで、
向かいの壁を写したものですが、今はもう修復されて綺麗になり、
勝手な言い草ながら、この趣はなくなりました。
 
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パラッツォ・デイ・トゥレチェントの右側面の窓、
なかなか優雅なでしょう?

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これら壁の写真は冬の寒い時に写した物で、底冷えのする、
寒い寒いトゥレヴィーゾでも、寒さにめげず鳩たちが愛を語らい。

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トゥレヴィーゾ名産の、ラディッキオ・トゥレヴィジャーノ。  
このトゥレヴィーゾ近辺でしか栽培できない、美味しい冬野菜で、 
細くて白い剣のような茎、赤い細い葉が特徴。

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ピアッツァ・デイ・シニョーリ広場で、ラディッキオ祭り開催中でしたが、
20分前に買ったデジカメで写すのに、フラッシュをたいてしまい・・! 



このドゥオーモ広場前の道はカルマッジョーレ通りと言い、ローマ期からの
街道で、15-16世紀の建物が立ち並びます。
  
ドゥオーモはネオクラッシク様式ですが、オリジナルはロマネスク期だそうで、
内部には、ティツィアーノの祭壇画があります。

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日本でも、獅子・ライオンは強い物の象徴ですが、イタリアでもやはり
シンボル的存在のようで、教会の前によくこの様に座っています。
中世の面影を濃く残したライオンが、前足の下に獲物を抱え込んでいますが、

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背中が、ピカピカに光っているのに気が付かれました?  
皆さん、またがって遊ぶのですね。 ええ、私ももちろん!へへ。




ドゥオモに向かって左側に、ロマネスク様式の洗礼堂があり、
稚拙な顔の飾りが残っていて、いかにも中世を感じさせるこんな顔があり、
あの時代の人々の息遣いを感じ、胸がときめきます。 

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上で白鳥をご紹介しましたが、これはあちこちにいるマガモ達。
  
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トゥレヴィーゾは運河が街中を何本も通っているので、街の中で鴨を
たくさん見かけますが、これは駅近くの運河沿いの風景。 
水鳥のいる水辺の風景は、心が晴れますね。


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・ ヴェネツィアの 蒼と朱

ヴェネツィアのサン・マルコ聖堂の正面上に4頭の馬がいて、 
これはその内の一頭。

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ヴェネツィアの冬の青空をバックに、
好きな写真の一枚。




こちらが本物

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聖堂内部の博物館にある、こちらが本物の馬4頭。
かってヴェネツィア共和国がトルコとの戦争に勝ち
分捕ってきた物で、「金色燦然の馬」だった様ですが、
かなり削り取られています。

そしてヴェネツィア共和国がナポレオンによって倒された後、
この馬はフランスに持っていかれ、後ナポレオンも滅び、
「この馬のあるところ、国が滅びる」との言い伝えが。

フランスから戻り、今ここにいますが、
どうぞ伝説が復活しないよう、穏やかでいて欲しいもの。




サン・ジョルジョ・マッジョーレ
  
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サン・マルコの鐘楼から見た、サン・ジョルジョ・マッジョーレ。
冬日を浴びて、ひときわ鮮やかに見えます。
       
後ろに細長く見えるのは、
秋に「ヴェネツィア映画祭」のある、リド島。




ヴェネツィアの家並み

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ぎっしりと詰まった朱色の屋根、屋根。  
サン・マルコ鐘楼からの眺めで、落ちているのは鐘楼の影、
左下に、時計塔のライオンがちょっと。

最近この時計塔修復の覆いに、ピサの斜塔の写真が使われ
大いに問題になっているとか。 当たり前! 
ましてピサなら、海運国としてのヴェネツィアの
沽券にも関わるではありませんか!




アックワ・アルタの夜のサン・マルコ  そして時計塔の覆い 
  
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アックワ・アルタの夜のサン・マルコ、
素晴らしい、グロリオーザさんの写真をどうぞ。

◆ 追記 ◆
昨日、メルマガの読者グロリオーザさんから写真とお便りが届き、  
この時計等の覆いの写真は、5月に旅行された時は
「エッフェル塔」であったとの証拠写真です。
       
素晴らしい写真なので、ブログで紹介させて欲しいとメールを送り、
それと共に、ひょっとして私の聞き間違いであったのかと、
今日こちらで、つてを辿って尋ねました。
  
すると、どうやら間違いなく「エッフェル塔」の前は
「ピサの斜塔」であった事を確かめましたし、
グロリオーザさんからも、3,4ヶ月ごとに写真を変える
旨が書いてあった、とのメール。

どうやらこの物議をかもしている張本人は、
以前ベネトンの、写真を受け持っていた人である事も知りました。  
う~~ん、人騒がせな!
まぁ、彼としてはこれが狙いでありましょう。




スキアヴォーニ通り
  
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サン・マルコの広場から東に続く海岸通り。 
蒼い海、そして朱の家並み。

一番くぼんだ辺り、教会の半円形の窓が分りますか?
この教会がピエタ教会で、「赤毛の司祭」と呼ばれた
アントニオ・ヴィヴァルディがいた教会です。

そう、ヴェネツィアには、やはりヴィヴァルディが似合いです!


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・ アッシジ ・ Assisi


こちらはもう説明が要らないほど、有名なサン・フランチェスコ聖堂。
13世紀に建立され、上下に2層になっていて、こちらは上院の入り口。
この青空と同じ青い空を、聖フランチェスコも眺めたのでしょうか。

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上院の入り口の薔薇窓
この薔薇窓の美しさに魅せられました。
かっての人々も、今と同じ様に尊敬を込め眺めていた事でしょう。
そう、美しい物の前に立つ時、言葉が要りましょうか。

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聖堂の中庭は素晴らしい回廊になっています。
かってはフレスコ画で飾られていたらしく、その名残が見れます。
夏の強い陽射しの照り返しを受けつつ、内部はとても静寂。

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下院教会の前にある広場のポルティコ・柱廊。
広場の方は駐車場になっていますが、現在駐車場は下広場に移動、
こちらのポルティコは誰も通らず、
夏の坂道、影が強く濃く見えます。

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中世が色濃く残っている、このアッシジの町。
家並みも壁も、経てきた年月の重みを留め、語り掛けます。

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「美しい泉通り」にある古い家の横に、かなり急な下り坂があり、
目の前に、ウンブリアの平原が遥か彼方まで広がります。
青い青い空。  気持ちまでが、晴れわたる様な青い空。

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坂道の中程、家の前に立っているシニョーラが見えますか?
あの家のシニョーラと、午前中いっぱい話している声が、
坂の上まで響いていましたっけ!




アッシジの西の端にはサン・フランチェスコ聖堂があり、
東の端にはサンタ・キアーラ教会がある、その前広場から。

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大きな威厳あるサン・フランチェスコ聖堂と、
清楚な、優しい感じのサンタ・キアーラ教会。
2人の逸話を知ると、その違いが良く納得できます。
見える鐘楼は、サンタ・マリア・マッジョーレ教会。
曇り空になっているのが少し残念。




サンタ・キアーラ教会前広場からの眺めを。 

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2枚の写真は同じ場所から左右に広がりますが、  
この場所からのスケッチをほぼ一日がかりで取り組みました。
建物の壁に滲み込んだ年月、その存在感に、 
こちらも必死で取り組まないと、軽く跳ね返されそうで・・。

今記憶に残るのは、あの日の充実感と青空の感覚。
写真が曇り空なのが、自分では不思議な思いです。

  


・ 我が町 コネリアーノ 2 


この写真で、町の中心街が全て分りますです!はい。

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まず右下角に見える道が駅からの道、200mほどで、
ポルティコへの石段に続きますのでどうぞ。 

上がると、上の白黒の碁盤の模様が見えるチーマ広場で、
正面がアッカデミア映画館、現在は舞台と講演会場に、
右側のアーチの続いている建物が、市役所の本部。

チーマ広場の下側を、少し弓なりに東西に走る通りが、
9月20日通り、と呼ぶ一番素敵な通りで、
鐘楼の見える下がドゥオーモの位置。

チーマ広場の左上から西に入って行くと、この町出身の画家
チーマ・ダ・コネリアーノの生家、ちょうどドゥオーモの後陣の
裏側に画家の生家跡があり、
この一帯は古い建物が残り、とても良い雰囲気なのです。

左の中程上に大きな四角い建物が見えますが、
ここは元のフランチェスコ派の修道院あとで、
現在は、国立のワイン醸造業者育成学校の本部に。

左下に見える塔の様なのは、9月20日通りの西の門。

左上の端に、細く長く古い市壁の連なっているのが見え、
そして一番上に見える塔がお城で、
私の住むスコミーゴ村は、塔の辺りからだと、
北に約7キロ位でしょうか。




チーマ・ダ・コネリアーノの絵に描かれた、コネリアーノのお城と
町の一部で、余り変わっていないようですね。
ただ、彼の描くお城の絵は、時々塔の位置が違うとかで、
望郷の念で、描き入れていたのかもですね。

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人物は、師匠のジョヴァンニ・ベッリーニの描く顔に似て、
とても優しい顔です。 




スコミーゴ村からコネリアーノへの道で、春霞で靄ってますが、
次々と低い丘が入り込み、道はその間を縫うように、
曲がりくねり、上がり下がりしながら続きます。

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途中に見える丘の様子は、少しトスカーナの丘の感じにも似て、
杭が並んで見えるのが葡萄畑。

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ご覧の様に幾つもの丘が重なり、コネリアーノが
アルプスからの山の流れを受ける最後で、ヴェネト平野が広がります。




春先、畑が耕され、新しい土の色が現れます。
この畑は、何の畑? この辺りだとトウモロコシでしょうか。

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土の中に大きな石がごろごろしていて、
日本の綺麗にならされた土を覚えている私には、ちょっと驚き。 
が、石は水分を含み、土が乾く所では有用なのだとか。




こちらがスコミーゴ村、海抜140m。
隣の海抜150mのオリアーノ村から見た所で、一番手前が葡萄畑。

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右端近く、階段状に見えるコンドミニオ、
ここの上側から2番目に我が家があります。

   


さてもう一度コネリアーノの町中に戻って頂き、駅前をまっすぐ来ると、
この「アルピーニの階段」があり、ここを上がると、
まるでタイムトンネルをくぐる様に、中世の町中に到着という訳。

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ポルティコの真ん中には古い井戸もあり、
ゆっくりと雰囲気を味わい、古きコネリアーノへ。




ポルティコを抜けると、目の前にこのチーマ広場が。  

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正面のネオクラッシックの建物は、現在は講演会場兼舞台公演の場。
広場に描かれた碁盤の上で、毎年6月には生きた人間による、
「ダーマ・カステッラーナ」の競技が行われます。




同じ広場を北側から見た様子で、「ダーマ」の競技に伴う、
旗振りの演技中。なかなか見物料金もお高く、私はまだ・・。

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向かい側の建物、右から3つ目の建物の下に、
駅との連絡道、潜り抜けるポルティコがあります。

      


「ダーマ」の催しに参加の、コネリアーノ美人をご紹介。
ダーマは、一種の駒競技ですが、また貴婦人も意味し、
如何、こんな時代衣装を着けると、尚の事美人ですよね。 
      
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「ダーマ」と呼ぶには、まだ若いダーマ予備軍。
後姿ですが、なかなか素敵で、さすが、プロのカメラマンですね。

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生きた人間の駒の「ダーマ」競技の他に、ダンスや、
歴史の一齣の再現シーンも行われる様子。


       

チーマ広場の前を東西に横切るのがこの9月20日通り・
ヴィア・ヴェンティ・セッテンブレで、 写真は市の広報誌から。

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ゴシック様式のアーチが続き、その下が柱廊・ポルティコになっていて、
雨の日も濡れずに通れると言うわけ。
       
丘に沿って広がる町なので、一帯の通りはかなり傾斜してます。




ドゥオモの正面壁全面にフレスコ画が施され、かなりの迫力。

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正面の窓の見える2階部分は「サーラ・ダ・バットゥティ」と呼ばれ、
かっては徒歩旅行者や、貧者を収容する場所として使われて
いたそうで、内の壁面も全面フレスコ画で覆われています。

またご案内いたしますね。



・ ヴェネツィアの鳥たち


サン・ポーロ広場の雀

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リアルト橋の北詰めを西へ行くと出る、サン・ポーロ広場。 
広い広場が、観光客や市民でいつも賑わっています。
鳩も雀もいつもいっぱいいて、 
ベンチに座り、パンをちぎってやったりすると、
もうどんちゃん騒ぎのごった返しに。

おまけにここの雀はヴェネツィア一の妙技の持ち主で、 
カモメそこのけの、空中キャッチなんぞはお手の物。
こうして、掌のパンまで食べに来ます。




屋根の飾りの上には何が?

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何の写真かすぐ分りました? 
リアルト橋のすぐ横にある郵便局の屋根飾り。
ただしその上の全部の屋根飾りの上に、
鳩が止まっているのです!




サン・マルコのライオンの上にも

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ヴェネツィアの守護神サン・マルコを現す、翼のあるライオン。
これはヴェネツィアの表玄関である、
サンマルコ小広場にある円柱上のライオン君。

とは言え、ここも鳩たちの襲来からは逃れようもなく、
威厳あるライオンの背中も、
こんな風に「鳩のお休み所」となっています。

所で、ヴェネツィアの街灯のカヴァーの色が、
こんなピンク色なのをご存知でした?




高潮の日のカモメ達

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ヴェネツィアの冬には、高潮の日がよくあります。
水位が上がると400以上あるといわれる
橋の下を船が通れなく荷物を運べず、市中が麻痺。

観光客達は半ば、名物を見たという感じで喜びますが、
カモメ達も大騒ぎ。
サン・マルコ広場の中にまで入り込み、
いつもと違う様子に大はしゃぎです。




ちり紙交換
  
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ここはアッカデミア美術館から南に行った、
近くにはゴンドラの製作所もあるサン・トゥロヴァーゾ。
日影に座って休んでいると、例によって鳩がやって来て、
ゆっくりと、こちらを見ながら前を行ったり来たりします。
       
さながら、
ちり紙交換でございます。 ご不要のパンくず、
食べ残しの物など御座いましたらお知らせ下さい。
軽く手を振って頂けましたら、即、お引取りに参ります、と。

ホラね、目がこちらを見つめています!




・ アスコリ・ピチェーノ ・ クインターナのお祭り 

「旗振りの競技会」の翌日、呼び物の「クインターナ」という
お祭りがあり、会場は町外れの広いトラックですが、
切符は全て売り切れで買えませんで、 これはそのポスター。

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競技は、選手が長い木の槍を抱え込んで馬で走り、
的を槍で突くというもので、
サラセン人を模した大きな人形が、手を伸ばした先の的を
槍で突き、槍の墨の点いた位置で点数を決めるというもの。




会場に入る切符は買えませんでしたが、行進があると聞き
場所を定め待ちました。

写真は、道の向こう側で待つ人々。

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公園があったのですが、絶対に人が前に来ると考え、
私はこちらの石垣によじ登りましたが、大正解でした!
人々の、服の色の鮮やかさ!  
夏の甲子園で写真を撮ってもこうはならないでしょうね。




長い事待って、やっと行列が近づいてきました。
時代行列を模した槍持ちや兵士、バンドとたくさん続きましたが、
貴婦人の中でもとりわけの美人と、美男の騎士の一部をご紹介。

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馬に乗っている男性が各地区の騎手、クインターナの競技に
出場する選手です。 彼、なかなか感じが良いでしょう?!  

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彼女の笑顔、可愛いでしょ?!
にっこり笑って相手を見ていますが、彼の方はいささか上の空。 

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優しい笑顔の彼女。 周囲を子供達に取り囲まれて、
なんとなく「幼稚園の先生」のイメージ?!
後ろにいる男の子の平然とした顔が可笑しいでしょう?

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余裕しゃくしゃくで、馬を進める彼。
クインターナの競技は、TVで見ましたが大変修練を要する競技で、
馬をかなりの勢いで走らせ、長い槍で的を突く、
見ていると的中率がとても良く、点数を決めるのが大変だろうと。

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赤い色の簡素な衣装がとても似合って、暖かい笑顔が素敵。
こうした時代衣装は全てビロード地で、色がしっとりと美しく、
夏の暑い日に、この衣装は大変でしょうが、
皆さん、張り切って成りきっておられます!

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貴婦人のうちでも、とりわけ私が気に入ったダーマをご紹介です。
この華麗で清楚なイメージ。 少しまだ硬い蕾の感じがありますが、
衣装の、デザインも色もまさに彼女にお似合いと。
こういう女性を見ると、「描きたいなぁ!」

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とても気に入り2枚撮っていて、こちらはプロフィール。  
うなじの線がとても美しい!

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良い顔で、手をあげて答える彼。
う~ん、私は髭の男性が好きですし、
この顔、なかなか良いと思うのですが、いかが?!

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この子は、前日の「旗振り競技」には出ていませんでした。 
多分年齢制限か何かでしょう。 なぜなら、ものすごく上手かった!!
熱心で、集中していて、そして自信に満ちていました。

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彼は今、旗を高く投げ上げ、落ちて来るのを待っています。
この写真では、全然写らない程高く高く投げ上げたのです。
そして、この待ちの姿勢の的確さ!

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動かなくても、旗は彼の手元に正確に落ちて来るから。
シュルシュルとよじれながら、ひらめきながら、彼の手に戻って来るのです。



この写真は、騎士よりも馬をどうぞ。
たてがみを綺麗に編み、しかもビーズまで付けて貰って!
馬の持ち主の愛情を感じますね。 
そう、このお馬さんにとっても、今日は「晴れの日」。

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そう、この彼女ともう一人だけが女の子でした!
「旗振り」は全て男の世界で、昨夕優勝した男性はかなり年が上でした。
そんな中で、必死に走り回り、投げ上げ、頑張っていた彼女。
緊張している顔が美しいでしょ?!

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・ 12月のイタ猫 ・ ヴェネツィア、そして


トリエステから少し西にある、ミラマーレのお城。
オーストリア・ハプスブルグ家の最後の皇帝の弟である
マッシミリアーノが建てた城で、彼はメキシコ皇帝となり
この城から旅立ち、3年後、かの地で革命が起こり、彼は銃殺に。

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残された城、広大な庭園。 
どの部屋からも海が見える素晴らしさ。
そしていま、留守を預かるたくさんの猫達。 
ちょっと首をかしげて、迎えてくれました。

ミラマーレの城、ご案内は



近くにあるフォッリーナには、13世紀に遡る修道院があり、
家の前には湧き水が流れ、鴨たちが遊んでいる。

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左の猫さんは、「おまる」と呼びたいほど、まん丸だった!
鎧戸に隠れているのが残念。 右の白黒もホントに綺麗な猫さんで、
可愛がられているのが、良く分ります。

     


自転車でのハイキングの途中、フォンターナ・フレッダの
村のバールで見かけた猫さん。
なかなかこれ程の、その、・・BUSにはお目にかかれない!
 
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イタリアにだって、美人猫もいれば、BUS猫もいるよ。 
文句ある?!  性格は良いのかも知れないけど・・ネ。
       



ヴェネツィアの高い窓辺で、時々下界の様子を眺めながら、
身づくろいに余念がない猫ちゃん。

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脚を高く上げ、顔も髭も、ピカピカになるまで磨き上げます。
一心不乱に続け、良くもまぁ、落ちないものです!




ショーウインドゥの中で、お茶をしています。
余りにも可愛く作ると趣味ではないですが、これは気に入りました。

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一緒にいた友人が、「あの猫、**ちゃんに似ていない?!」
と、共通の友人の名を挙げ、そっくりだ、と大いに笑い、  
少しぶれているのは、そのせいでもあります!




サン・マルコの前を東に、海軍博物館の近くで出会った
「おまるちゃん」大きな鈴をつけてもらっていた。
でも、良かったよね、カウベルではなくってね!

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サン・マルコから海岸沿いにずーっ行くと、右手に
ヴェネツィアには珍しく、大きな松の木のたくさんある公園。
この辺りは野良達がたくさんいて、ご飯番が通って来る様子。

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この猫ちゃんは、その少し手前の木の上に。
でも、何でこんな所の猫に気がついたんだろ?!




!!!絶望的に探しています!!!
レデントーレの夜、サン・スターエの辺りで、
大きな黒猫が、行方不明になりました。
どなたでもご存知の方、どうぞこちらにお電話下さい。
夜は、***。  または、***。

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大きな黒猫ちゃんは、ちゃんと家に戻れたかしら?!




大事に世話をされている野良さん達。
籠の中も紙が取り替えられて、お掃除済み。 水も、ちゃんとね。
冬になれば、きっとまたその対応をして貰えるのだろう。

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イタリア人は大体が茶色か、黒い瞳で、その分、金髪、青い目には
大いに憧れがある様子で、若い女性で金髪に染めている人も多い。

でこの猫ちゃん、こんな白とグレイの縞猫なのに、緑の瞳を持っていた!
やはり、モテモテだろうか?!
ブログのディスプレイでも、緑の瞳が、美しく見えますように! 

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早春の寝姿、ブラーノ島で。

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そしてこちらは、夏の寝姿。
同じ猫さん、同じ植木鉢、同じ台の上の寝姿。
季節の感じが良く分りますでしょ、この寝姿だけで!

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それにしても、他にすることが無いのかい、行く所は無いのかい?!




日本では三毛のオスは歓迎珍重されますが、イタリアにも勿論ミケ猫が。
でもね、同じミケちゃんでも、
このブチの入り方、勇壮豪快 と思われません?!

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マッゾルボはブラーノ島の手前の島で、狭い運河を入った所に、
ヴァポレットの停留所があり、ここで船を下りて木の橋まで戻り、
狭い運河を辿りつつ行くと、ブラーノ島への橋に出ます。

この一帯は観光化されておらず、なかなか良い雰囲気で、 
古い教会、ヴェネトで一番古い鐘楼もあり。

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所で、このボス顔、横のシクラメンにはまるで似合わぬ顔 、
にご注目を!




そして、この顔。 雰囲気は少し柔らかですが、最初のボス顔と
ブチがよく似ていると思われません?!

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マッゾルボのこの狭い島内に、いっぱい、この手の顔がいるのです!!
「誰だぁ、張本人は?!」と言いたくなる位、あちこちで見かけます。




マッゾルボ島の名誉回復のため、普通の猫もいるよ と言う証拠を。
カルチョッフィの畑にいました。

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今年最後のイタ猫を飾り、マッゾルボの家の前の猫ちゃん、
花と一緒の写真で、今年のイタ猫は終わりです。

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来年もまた、イタ猫の写真をお楽しみに!


*こんなにもボクをくすぐる形ありどこから見ても猫であること・・寒川猫持







      

・ アスコリ・ピチェーノ ・ 夏のお祭り

冬の寒い日が続き、少しばかり太陽が恋しくなりました。
写真を探していましたら、マルケ州はアスコリ・ピチェーノの
色鮮やかな、夏のお祭りの写真が見つかりました。

「ズバンディエラトーレ」と言ったと思いますが、
色鮮やかな「旗振り競技会」の写真をご紹介します。

まずはファンファーレから、始まり始まり。

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階上からもファンファーレで、お祭り気分が盛り上がります。

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各地区のバンドと選手が入場、
地区により衣装の色の違う事、色鮮やかさにご留意を。

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2人組の競技、脚の形の良い方を選ばせて頂きました!

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この方は、2人組みで優勝した内の一人で、
素人の私が見ても、もう断然上手かった!!

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こちらは団体競技で、高く、高く投げ上げられた旗が、
ひゅるひゅると翻り、よじれながら落ちてくる美しさ!

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近くにいた、ウン・ベル・ジョヴァノット。
こんな写真を撮って、まだこの頃は私も若かったよなぁ!

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「お祭り」の、続きをお楽しみに!


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・ エッツェリーノ・ダ・ロマーノ  ・ Ezzelino da Romano Ⅲ

エッツェリーノ・ダ・ロマーノ・テルツォ
なぜ急にこの様な肖像画が?! と思われるでしょう。
なぜって理由は簡単。  好きなのです!!

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彼の名は、エッツェリーノ3世。  (1194~1259)
政治面では秀でた男と評されながらも、残忍な圧制者として、
歴史に名を残しています。

皇帝フェデリコ2世の娘セルヴァッジャと結婚、圧倒的な勢力を
行使したそうで、
ダンテの「神曲」地獄変 第7章にも登場しているとの事。

ヴェネトを支配下に収め、ミラノへの侵攻途中に捕虜となり、
出血で死ぬままに放置されたと言います。

この面構え、そしてこの絵の素晴らしさ! どちらもがお気に入り。
列車内に中吊り広告になっていたのを盗んで来たほど、
惚れ込みました!

4年前に盗み、時々秘かに眺めつつ、まだ心をときめかせています。
バックの茶色と、朱の上着。 中国の古画にも通ずる色でもあり、
そしてまた、見る者の心を静かに騒がせます。


◆追記です。      
上の記事を書いたのは、2005年12月10日。
で、この絵がポスターだった「エッツェリーニ一族」に関する
トゥレヴィーゾでの展覧会は、
2001年9月から2002年の1月だったのですね。
その時期に電車の中吊り広告を盗み、懐かしさもあり
思い出してブログに書いたのでした。

が、昨日2005年12月16日、何年ぶりかで買い物に
トゥレヴィーゾに行き、帰りに駅のホームの階段を上がり、
振り返って驚きました。
何と、彼のポスターがあったのです! 

たった1枚、4年間もの間残されていたのです。
ホームに上がる階段の、一番貼り替えにくい場所とは言え、
1枚だけホームに、しかも、私が上る階段の上に。
 
長い4年間、陽にさらされて色が少し変わっていましたが、
でも面構えはそのまま。
何となしに因縁を感じ、「チャオ!」を言いに行きました。


◆追記 2
その後、この絵がフィレンツェの「パラティーナ美術館」所蔵である事、
そして作者不詳の事を知りました。
いつか一度、逢いに行きたいものです。


◆追記 3  2018.8.12
パラティーナ美術館にその後行った時、肖像画を探しましたが
見つからず、管理の方にも尋ねましたが分からず、
その内に管理の方たち3,4人ほどが寄って来て、あれこれ見解を
述べてくれたのですけど・・、見つかりませんでした。

「エッツェリーノ・ダ・ロマーノ」という名前を、ああ、と分かったのが
1人の男性のみで、この北イタリアでは当然の様に有名に思っていたので、
あれ、彼はローカル・ヒーローかいな、と思ったほどで、ははは。


所でウッフィッツィ美術館の廊下にかかっている肖像画の中で、
エッツェリーノとされている人物の顔はこれでして、

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それはもう、断然絵としても、人物への思い入れがある顔としても、
上の方が素晴らしい事がお分かりでしょう?

・・なんぞと書いていて、またむくむくと好奇心が湧いてきて、
再度あれこれ読んでみようかな、という気になっています。
あぁぁ、誘惑の甘き誘いが、この忙しい時にぃぃぃ・・。

エッツェリーノについてはちゃんと調べて纏めていませんので、
また何かありましたら、皆さんにもご紹介を。


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・ イタ犬 ・ ヴェネツィアの犬 


海を行く。  日曜日は、外出日! 颯爽と出かけよう!
風を切り、耳を後ろになびかせて、モーターボートの先っちょに座り、
ほ~ら、ボクのかっこ良さに、みんな見とれてる!!

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普通は、「犬に注意」の「ATTENTI AL CANE」のみ。
が、これはご丁寧に念が入っていて、 曰く。 
「犬にご注意。 彼は、ものすごく悪い性格です」 前科者かや?!

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ヴェネツィアを歩かれる時、時には上を見て下さいね。
たまにワン君が暇つぶしに、こうして眺めています。

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少し悲しげな目に見えるのは、こちらの思い過ごし?
土のある田舎の草道を、走らせてあげたいね。




アウロンツォはオーストリアとの国境近く、コルティナ・ダンペッツォの東に。
細長いエメラルド色をした湖があり、夏にはモーターボートの競技会も
開かれる、避暑地としても有名な場所ですが、夏はそれなりに暑い。

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家の日影でワン君が長くなっているのを、傍に行って彼の眼を見たら、
なんと、片目が水色、もう片方が金茶色の眼でしたよ!




国鉄のヴェネツィアのサンタ・ルチア駅前からずっと東へ行き、
リアルト橋の方に曲がるサンティ・アポストリ広場の横、
パラツッオの窓から覗くワン君。

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建物が余りにも素晴らしく、窓の前の円柱も由緒あり気で
ご覧頂きたく、このままに。
(注)その後このパラッツォはホテルになりました。



でも写真の顔をアップしてみたら、少し胸がきゅんとなりました。
とても寂しそうな顔に見えませんか?
退屈なのか、このワン君がこうして眺めているのを何回も見ましたが、

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ヴェネツィアの大きな素敵なお屋敷に住むのも、
ワン君にとっては、余り快適ではないようですね。




水上バス・ヴァポレットで、多分ドイツからの家族に出会いましたが、  
外国人観光客はヴァカンスにも犬連れが多いのですね。
人ごみの混雑の中で踏まれないように、ご主人の、女の子の脚の間に
挟まって小さくなって。

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このコッカー君にとって、ヴェネツィアの印象は?!


   ***


・ ヴェネツィア ・  アックワ・アルタ


ドゥカーレ宮 2つ

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高潮の日にヴェネツィアに行った。
サン・マルコに着いた時は、既にかなり水位が下がっていた。
が、ご覧のとおり!
こういうのには、なかなかお目にかかれませんね。
ちょっとした晴れやかな気分になってしまう。




広場のカフェ

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いつもは観光客がいっぱい座っている、カフェ・クワードリの
椅子の数が倍になり、水に煌いている。  
そして広場全体が変に静か。




サン・マルコ

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水に映るサン・マルコ。
徐々に引く潮の流れにつれ、小さい波が立ち、
ゆらゆらと揺れている。
鐘楼が、冬の日の長い影をくっきりと落としているのが見える。




あふれる運河

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高潮の日の朝、国鉄のサンタ・ルチア駅近くの運河。
本当にゴム長靴が必要な程の高潮ではないが、歩くのには少し躊躇。

出会った長身の警官が腿までのゴム長を履いている。
既に膝の所で折り返しているが、なかなかに格好よい。
ゴム長の色は色々あるが、よく見るのはオリーヴ色。 
少し渋くて粋な色。





水に映る鐘楼

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サン・マルコの鐘楼が逆さに映っている。
ゆらゆらと、塔の先の天使までが揺れている。 
群青の空の翼が時にきらりと光り、
広場の白い石の幾何学模様が塔に重なる。




引き水 ・ 漏斗

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サン・マルコ広場を埋めた水が、見る見る引いていく。
大きな下水用の蓋から、そして広場の石の隙間から!
広場の石の隙間、こんな小さな隙間からも、
漏斗のようにどんどん吸い込まれていく。

この広場の下は、どうなっている?!  隙間だらけ?! 
考えていたら、少し怖くなった。




サン・マルコ広場の引き水
   
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広場の水がどんどん引いていく。
大きな下水用の蓋から、輪を描き、渦を巻き、
音がするほどの勢いでどんどん水が引いていく。




渡り板
  
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高潮の日の必需品、渡り板。 
結構高く、上がるのに「よいしょ!」
この辺りは観光客の本通りではないので、し~んとしている。
なんとなく、雪の降った朝のような静かな感じ。

水溜りのこちらで猫が鳴いている。 
通りかかった小父ちゃんが「渡りたいのか?」
と言いながら抱っこして渡してやる。
黒い猫は大急ぎで走り去り、
小父ちゃんの胸には、丸い濡れた足跡が。




広場の鳩たち

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サン・マルコ広場に水が満ちると、鳩の代わりに
カモメ達がやって来て、大きな声で騒いでいる。
そりゃまぁ海水に違いはないけれど、場所を考えてよ。
ちょっと、厚かましいのではないの?!

ようやく少し広場が見え始め、鳩たちが戻ってくる。 
ピンクの足が濡れ、濃いピンクになっている!




・ 冬のヴェネツィア 


サン・ジョルジョ・マッジョーレ

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冬のヴェネツィアは、憂鬱だと人は言う。 
確かに寒いし、細い少路を歩くのは気が滅入る。
が時に、霧に囲まれ常よりもっと美しく見える時がある。
弱い冬の陽を浴び、サン・ジョルジョが浮かんでいる。




鐘楼 そして コロンナ

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深く、濃く晴れ上がった空の色は夏の色と違い
深い深い群青色。 または藍色。
き~んと澄んで、ヴェネツィアのシンボルを引き立たせ、
鐘楼の先の天使の羽を光り輝かせる。




霧の運河

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細い細い運河にも霧が満ちる。 
橋はびっしりと濡れて、渡る人の足音を重くする。
窓を開けると白い霧が入って来そうな、そんな冬の朝。




霧の中のドゥカーレ宮 

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冬の日に一度、リド島から戻ってきた事がある。 
リドは晴れていた。  
ヴェネツィア本島の端の公園辺りに着いた時、少し霧が出てきた。
霧は見る見るうちに濃くなり、
サン・マルコに来た時はご覧のとおり、真っ白。

ドガーナ、サンタ・マリア・デッラ・サルーテも霧の中。
そして、逆S字型のカナル・グランデの角、アッカデミアを
過ぎた頃から少しずつ収まった。
その間、1キロ足らずと思う。




カナル・グランデの夕陽

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リアルト橋に近づく頃には、霧など忘れる位に晴れていた。
素晴らしいカナル・グランデの落日。
たっぷりと柔らかい、冬の夕陽の空の色。




ゴンドラがゆらゆらと

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連なって、ゴンドラが行く。 
ゆらゆらとたわたわと、ゆっくりと進んでゆく。
こうして連なって行くのは同じグループだから。
時に歌手が乗って、アコーディオン弾きも乗って、
歌いながら揺られてゆく。
時々、ナポリ民謡が聞こえたりして・・!




霧の日

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冬の霧の日、ラグーナ(干潟)を走る航路には、
昼日中でも灯がともる。
小さなモーターボート等は航路無視で突っ走るが、
水上バスはゆるゆると蛇行しながら航路内を行く。
この写真は硝子細工のムラーノ島の港近くで。
鴎までが寒そうに。




サン・マルコ広場で

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夕暮れ時、広場に灯がともる頃、
広場を囲む店の中は既に灯が赤々と点いている。
ふと階上を見上げて驚いた。
素晴らしいシャンデリアが垣間見える! 
フ~ム、 何か始まるのかな?




夜の運河
  
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夜、運河を水上バスで行く。
店が連なり赤々と灯の流れる道と違い、
夜の運河は驚くほど暗く、
舟は小さなランプのみで航行している。

昼間は耳に入らない、ちゃぷちゃぷと船端を叩く水音がする。
水上バスの中の明かりも暗く、早く家に帰りたくなる。
(写真手振れ、ご容赦)


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・ イタ猫 ・ ヴェネツィアの猫 ・ ムッジャの猫

イタ猫のコーナーで~す。
あちこちで会った、イタリアの猫ちゃんたちを!
  
トップバッターは、スピッロ。
花屋のお坊ちゃまで、、ご主人に可愛がられて、がられて、
こんなに大きなお腹になってしまった、スピッロ君!

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スピッロ と言うのは、ピンの事ですよ、あなた!
ちっとも、細いピンには見えないじゃないですか!
何を食べてるの?! と聞くと、ご主人が何々と答えて、
最後にかならず 「でも、ちょっとだけよ」と付け加える。
ええ、ええ、そうですとも、ホンの一口だけよね、スピッロ君?!




ヴェネツィアの館付き猫。
確か、ヴェネツィアの大駐車場、バス発着所のあるローマ広場で、
猫好きは何処にもいて、野良さん達の世話をしています。

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これは綺麗な、素敵なグレイの猫さん。 お鼻にアクセント! 
ローマ広場から近くの運河の傍に。 
ヴェネツィアは車が通らないので、猫さん達はゆったりと。

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この二匹もローマ広場の傍らで、日向ぼっこ中。
白い方は分りやすいですが、黒いのは尻尾が短かったら見つけにくい所。 

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こちらの猫さんはみんな尻尾が長く、我が家の猫みたいに短い尻尾だと、
必ず「切ったのか?」と尋ねられましたし、滅相もない!
猫の雑誌に「ポンポンの尻尾」として、日本猫の特集がされているのを
見た事がありましたっけ。





トリエステからバスで約1時間、ぐるっとトリエステ湾を回って、
ちょうど向かい側にある、ムッジャ・Muggiaの町で会った猫さん。
ピッコラ・チビという名の彼女には2回会い、これは2回目の時。

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少し顔立ちがきつく写りましたが、本当に真っ白で美人猫。
が、ものすごいお転婆で、見ている前で、バリバリと木登りを。 
あんまりお転婆だと、お嫁に行けないぞ!




我が家から北の山腹にあるラーゴという村の、裏道であった猫ちゃん。
写真の中に小さく写っているのですが、とても周囲の雰囲気にあった、
小首を傾げてそうなのが好きなので、そのままに。

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こちらもムッジャの猫で、野良ちゃん親子かも。
大体日本でも港町というのは猫が多いですが、
このムッジャでも、角を曲がるたびに猫にあうという感じでしたよ。

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* 買ってきた缶詰食べずふて寝して猫のくせして生意気やど  ・・寒川猫持


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・ 我が町コネリアーノ・Conegliano と ブログ開設のご挨拶


最近、我が家から見える北の山が雪で白くなっています。

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奥の雪をかぶっている山と、手前の低い山の間を道が通っていて、
ずーっと遥か、オーストリアに続く古くからの道。
あの白い山の向こうに、ベッルーノ・Belluno があります。
 



コネリアーノの駅、ホームは3本ですが、これでもれっきとした幹線!   !
今入っている列車の手前方向は、遥かウィーンに続き、
向こう側のホームはヴェネツィアに行きます。

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小さくて可愛い駅舎は、オーストリア統治下にあった19世紀末に、
ヴェネツィア間との線が開通した時の物。
近年オンライン化されて、少しお化粧直しいたしました。




駅のホームから見たドゥオモの鐘楼とお城。

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一番奥、高い所に見えるのがお城の塔で、
中間に見えるのが、ドゥオモの鐘楼です。




ドゥオモの鐘楼、クリスマスの飾り付けが入った写真で。

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ドゥオモは駅から徒歩5分もかからぬ所にあり、
正面壁全面にフレスコ画が施され、かなりの迫力。
内部には15~16世紀にかけて活躍した、コネリアーノ出身の
チーマ・ダ・コネリアーノの祭壇画もあります。




ドゥオモの入り口。   
コネリアーノのドゥオモの入口は少し変わっていて、
入り口が柱廊の中にはめ込まれたロッジャ式。
つまり普通の教会前広場の役割を果たし、
雨が降っても、濡れずにおしゃべり出来るという訳です。

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お城前広場からの眺めは、大変良いパノラマで、
南にヴェネト平野が広がり、東にはフリウリの平野が一望出来ます。

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正面に見える地平線が一直線なのにお気づきですか?
コネリアーノが、アルプスの流れを受けて続く山々の最後なのです。
右寄りに見える塔が、ドゥオモの鐘楼で、駅もちょっと見えますが、
説明しにくく、・・お出かけ下さい!




お城の塔の上からの眺めで、上の写真よりもっと遠くまで!
ヴェネト平野の地平線を、感じてくださ~い!

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◆ ブログ開設 ご挨拶 
   
始めまして!   shinkai と申します。
このたび初めてブログを始める事となりました。 
  
PCを始めた時の、「いつかは・・」という希望でしたが、
知らない事が多すぎなかなか辿り着けず、
やっとこの12月、自分の誕生月に間に合いまして。


皆さんに、まずは私が今住んでいる、とても好きなこのヴェネトを
ご紹介したいと思います。 
私のイタリアとの最初の繋がりも、油絵以前のフレスコ画と
テンペラ画に魅せられた事だったのですね。
 
最初にスケッチ旅行をしようと計画した時、ガイドブックで調べ、
「ここは良さそう、絵に描けそう」と狙いをつけて行ってみても、
なかなか上手く足場の取れる場所が見つからなかったり、
イメージが違っていたりがありました。

現地で言葉不足で聞き出せない事、歴史も何も知らない
という予備知識のなさも、あったと思います。

それともう一つ、これは絵を描かれている方は良くお分かりでしょうが、
絵になる場所は、絵を描く人間でないとなかなか分らない、
つまり名所旧跡が必ずしも絵の題材に適している訳ではないからです。

私自身こちらに来た当初は、それまで知っていたイタリアが
いわゆる有名観光地のみでしたから、かなりの落差感がありました。

がその内に、最初は自転車で! ははは、それから電車バスを使って
日帰り遠征を繰り返す内に、
日本ではヴェネツィアのみが知られている、ヴェネトの田舎が大変に美しく、
また絵に描ける場所の多い事に気がつきました。

訪れた場所を地図上に印をつけていくのが、楽しみでしたし、
何回も行った場所もたくさんあり、
こうして知った、主としてこのイタリア北東部、
イタリアNord-Estの小さくて美しい町、村の幾つかを
皆さんにご紹介したくなりました。

絵を描いている方、写真が趣味の方なら、その心算で
予定に組めるでしょうし、
いつもの観光地以外にちょっと別のイタリアを見たい、
という方にもお勧めできると思います。
ヴェネツィアから、日帰り可能な場所もかなりありますしね。

いわゆるセレブなイタリアについては、たくさんの方が書いて
おられるし、私には縁のない世界ですから書けませんが、

ゆっくりと自分の絵を描く世界を楽しみたい方に、そして
写真に趣味をお持ちの方にも、楽しんで頂けると思います。

実際の様子は写真でご覧頂けますし、行き方などもご説明しつつ、
少しずつご紹介して参りますね。
  
ではどうぞ、このブログとお付き合いくださいませませ!


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