・ 美味しいチーズ ・ サン・レオで食べた 旨いもの!

さて今日は、先回と同じエミーリア・ロマーニャ州のサン・レオですが、
ここで食べた大変に美味しいチーズ各種をご覧頂きます。

食通の街として知られる州都ボローニャ・Bolognaのある
エミーリア・ロマーニャ州・Emilia-Romagna自体が美味しい物で有名で、
このサン・レオ・San Leo に行ったのは、チーズも一つのお目当でした。
       

まず町の門から見える中心広場への坂道ですが、

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右手の角に矢印が見えますね、あそこを曲がり真っ直ぐ坂道を行くと
先回ご覧頂いた塞に向かいますが、
あの角を入ってすぐ、小さな何台分かの駐車場の奥に我々の泊まった
小さなホテル、ラ・ロッカ・La Roccaがあります。

ここを選んだのも、ホテル兼レストランのメニューに
フォルマッジョ・ディ・フォッサ・formaggio di fossa、穴倉に貯蔵して
熟成させたチーズ、とでも言いますか、それを見つけたからなのですね。

ボローニャのご案内はこちらに。



通りの食料品店、土地の産物を売る店にも同じ表示が見えますが、
D.O.P と言うのは、原産地呼称規制 の事で、その土地固有の
昔ながらの伝統に従い生産する食品規制に合格、というお墨付きで、
有名なパルミッジャーノ・レッジャーノ・Parmiggiano Reggiano を筆頭に、
チーズは現在34種ほどあるようですが、
フォッサ・チーズがDOPになったのは確か近年だったと。

    
今この写真で見えているのが、フォッサ・チーズか私には特定できませんが、

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この黒っぽいのは、stagionato in botte con foglie di noce       
胡桃の葉に包み、樽の中で熟成させたチーズだそう。

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は~い、これも頂きましたので、 のちほど写真を。



まずは夕食の前に、サン・レオの夜景をどうぞ!
町の中心にあるダンテ広場・Piazza Dante.
D.アリギエーリはこの町を1306年に訪れ、神曲に書いているそう。

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ちなみにもう一人歴史上有名人物のアッシジの聖フランチェスコ、
彼は1213年にやって来ているそうで、
この聖人は我が国の弘法大師さまみたいに、どこにでも出かけていますねぇ!

単なる断崖上の鄙びた村とは言えない、
由緒ある歴史を持つ、文化的にも開けた町なのでした。



広場の写真の右端に切れているのが、こちら
サンタ・マリーア・アッスンタ教会・Piave di S.M.Assunta.
訪問した翌朝はちょうどミサの最中で内部は遠慮しましたが、
元はご覧の様に9世紀に溯る趣のあるもの。

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この教会のすぐ右奥に、この町の名の由来ともなっている守護聖人の
サン・レオーネ聖堂・Cattedrale di San Leoneがあり、
12世紀の素晴らしいロマネスク様式。
内部も少し変わった造りで、またご覧頂きましょう。

でこの聖レオーネと言う方は、お隣のサン・マリーノ共和国の起こりとなった
聖マリーノと一緒にキリスト迫害から逃れて来たそうで、
のち、聖レオーネはこの地に引きこもった、という事だそう。

サン・マリーノ共和国については、こちらに。
       
      

山上の照明に浮かぶ要塞。

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脇の小路にそれるとすぐに暗闇に包まれ、小さな街灯のみに。

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葉の残る葡萄棚が壁に映ります。

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ではいざいざ、ラ・ロッカ・La Rocca のレストランに! 
             
白いシャツ姿がこのレストラン兼宿のご主人で、イタリア人歌手の
エンリコ・ルッジェーロに似た声と顔で、いや、もっとドスのきいた声と容姿で、はは、
でも料理に関しては大変親切丁寧に説明してくれます。

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で食べました物は、例により、ポルチーニのタリアテッレ。

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野菜のグランタン風と言うのか、ズッキーニ、ナス、玉ねぎ、トマト、ぺぺローネに
パン粉をのせオーヴンで焼いた物、

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友人は確か、肉を食べたのだっけ、(写真mkちゃん)

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そして、赤ワインはご主人が選んでくれたもの。

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は~い、お待たせいたしましたぁ! チーズ7種の盛り合わせ、と付け合わせ。

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ご主人が、2人一皿で十分と、言われる通りに半分づつ。
説明して貰ったのを図と共に友人が書き留め、
サイトでもう一度検索しましたので、間違っていないと、

右上の一番色の明るいものから左回りに、
・ミスト・ムッカ・エ・ペーコラ・牛乳と羊乳を混ぜたチーズ
・ぺコリーノ・フレスコ・Pecorino fresco ・羊乳チーズの新しい物・熟成なし
・スコパローロ・Scoparolo・羊乳チーズ、生産量が大変限定された物で、
 高湿気で温度が一定の場所で熟成最低3カ月
・ぺコリーノ・アッレ・ヴィナッチェ・エ・モスト・Pecorino alle Vinacce e Mosto              
 羊乳チーズを、葡萄の搾りかすとワイン熟成前の葡萄ジュースに浸け熟成
・ぺコリーノ・スタジョナート・イン・フォーリエ・ディ・ノーチェ・
 Pecorino stagionato in Foglie di Noce・写真にあった店頭の物で、
 胡桃の葉につつみ樽内で熟成
・ぺコリーノ・アッレ・フォーリエ・ディ・カスターニョ・
 Pecorino alle Foglie di Castagno上記同様に、こちらは栗の葉で
       
・そして真ん中が、フォッサ・Fossa  正式にはこのレストランのは
 フォルマッジョ・ディ・フォッサ・"アンブラ・ディ・タラメッロ"・
 Formaggio di Fossa "Ambra di Talamello"
       

フォッサ・チーズ・穴倉貯蔵チーズと言うのは、このエミーリア・ロマーニャから
マルケ州にかけての特有のチーズで、
中でもこのタラメッロ・Talamello(サン・レオの近く)と、
ソリアーノ・アル・ルビコーネ・Sogliano al Rubicone(フォルリの近く)が
一番有名なんだと。

最近は周辺あちこちで作られるものの、最終的にはこの土地の穴倉に
貯蔵される事が条件だそう。

頂いたタラメッロの品は、唯一伝統に従い年に一度、8月の末から9月にかけて
穴倉に貯蔵密閉、11月25日のサンタ・カテリーナの祭日に開けられると。

穴倉に貯蔵する方法は大変古く、15世紀に既に記録に出てくるそうで、
これはチーズ保存の為だけではなく、盗難よけに穀類も貯蔵したもので、
つまり理にかなった季節による2重の穴倉の利用法ですね。

で、チーズは岩に掘られた穴倉に保存される事により、場所の持つ木々、
タルトゥーフォ、苔等の香りを蓄え、大変濃い味わいとなるのだそうで、

確かにこの一皿を半分づつ2人で、言われたとおり軽い味のものから順繰りに食べ、
もうすっかり満足、満腹状態!

そうそう、右下の小皿に入った物は、濃い黄色の物が、リンゴと栗の蜂蜜
濃い色に見えるのは、コリアンドロ・Coriandolo (植物名と出ましたが・・)
と、玉ねぎのトロぺーア種・Tropea (赤紫皮の楕円球で美味しい)の煮物。

牛乳のチーズよりも羊のチーズは味が濃くモッタリですが、
この最後の3,4種はますます美味しくコッテリで、
       
ああ、美味しゅうございましたぁ!!!

以前読んだ日本の雑誌で、このフォッサ・チーズが物凄く臭い、と書かれて
いるのを読み、熟れ鮨みたいな物かと少々恐れておりましたが、
なんのなんの、そんな事はまるでない、大変美味しいものでした。
この地方にお出かけの方、是非お試しください!           
        
穴倉の様子などこちらで。
http://www.riviera.rimini.it/situr/enogastronomia/prodotti-tipici/-formaggio-di-fossa-ambra-di-talamello.html      



でデザートは、ムースとジェラート。

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書記に、ここの値段は幾らだった?とメールすると、2人で66,5エウロだったと。
ね、お高くはありませんね。



そして突然のクロワッサンですが、(写真mkちゃん)
こんなに美味しいレストランなのに、ははは、
ここの朝食はこのクロワッサン一つと(2つ目は要求しづらく)
カフェとかカフェラッテとかをお願いして・・。

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同時に宿泊していたドイツ人夫婦が片言のイタリア語で、朝食はこれだけか
と聞きましたら、ドスのきいた声で、「イタリアの朝食は、どこもこれだよ」と
あっさり片づけられ、ははは。

mkちゃんが「お前ら、このクロワッサンでも食っとけ!」とドスのきいた
低い声で言い、2人でくっ、くっと笑いをこらえたのでした。



こちらは2日目の夜、ダンテ広場の別の店に。(写真全部mkちゃん)
広場の夜景写真の教会横に写っている店ですが、
パスタはラディッキオの入ったクリーム味と、野菜の詰め物パスタ。

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ズッキーニと茄子とトマトのグリル

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そして豚肉ソテーの茸ソースかけ

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レモン味のソルヴェと、パンナコッタ(プリンみたいなもの)

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こちらの店は2人で47エウロ。
はい、食事はラ・ロッカがお勧めです。
サイトはこちらに。 http://www.laroccasanleo.it/
       
今回の旅行では、食べ物の写真がmkちゃんのも含め他にもありますので、
またのチャンスにご覧頂きますね。

右のカテゴリにも、旨い物! を早速に追加しましたが、
・・美味しい物を食べるのが好きな割に、土地訪問に1枚の写真とかで、
なかなかこのカテゴリへの記事がありません。
よっしゃ、少し頑張って増やす事にいたしましょう!


      ◆*◆

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はたまた突然の葡萄畑の写真ですが、

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これは9月の最初にご覧頂いた、ヴェネツィア共和国時代のワイン復活を目ざし 
の中でご紹介したドラーナ・Drana という古い品種です。

この時お世話になったプロセッコのメーカー・ビゾールの宣伝担当ミケーラから
メールが届き、女流作家がヴェネツィア・ラグーナの宣伝に使いたいと
言ってるけどOKかと。

勿論! 使ったら何処にあるか教えて、と返事をしましたが、
少し嬉しくなりましたので、皆さんにも聞いて頂きたく。

過日のヴェネトの大水害被害対策でも大いに活躍している
県知事のルーカ・ザイア氏が葡萄を持った写真は、
既にビゾールのニュース・レターで使われましたが、
専門家でない私なので、こういうニュースはやはり嬉しい事でした。
       

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