・ ヴェネトの奥、カンシーリオの森  晩秋風景 

こちら北イタリアは土曜日から悪天候続きで、日曜には豪雨の中を
メストレまで高速を走りましたが、時に真っ白になる程のひどい降り!
ヴェネツィアのアックァ・アルタは140cmを超す最高を記録との事、
地元で生活する人たちの大変さを思います。

今日ご覧頂くのは、写真クラブの友人ジョヴァンニ・Giovanniが送ってくれた
ヴェネト平野の奥に広がるカンシーリオの森・Cansiglioの晩秋風景を。

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カンシーリオの森は、コネリアーノからは半時間もかからずに行ける
広大な森と平野で、ヴェネツィア共和国時代には「櫂の森」として、そして現在は
国有林、自然保護の森となっています。

ジョヴァンニとは写真のクラスが違い殆ど初めての顔合わせだったのですが、
彼に連れられて仲間と出かけた自然公園フォンターネ・ビアンケの朝の写真
先回既にご覧頂きました。
 
で引き続きヴァル・ディ・ノン、グラッパ蒸留所見学と(これ、お楽しみに!)
顔を合わせるチャンスが増え、ブログに載せるから写真を送って、 OK! 

と軽く承知してくれたのに、翌日メールが届き、自然公園の写真を見て驚いた、
不細工なのは送れないから、じっくり選ぶ、と。
・・ははは、大和撫子の実力分かったかや?! とそのまま10日間!

漸くに気合を入れて、ははは、選んで送ってくれ、待った甲斐がある
素晴らしいのが届きましたので、ここにご覧頂きますね、ごゆっくりどうぞ!
Grazie Giovanni、per le tue foto bellissime!!

上は、坂道を登り始め、平野が下に見え始める辺り。 写真は10月の末。

ヴェネトの奥には、まだ雪が ・ カンシーリオの森
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462783728.html


地図をどうぞ。 コネリアーノからは25k程の距離と思いますが、
Bの印のついた白い部分、ここに広大な平野が広がり、周囲を森が取り囲みます。

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写真はジョヴァンニが送ってくれた順番のままに。 多分彼が動き歩いた順で、
朝早めに出かけたのが、段々お天気になるのも良く分かりますので。

森の重なり。

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靄の掛かる森の中。

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出会う鹿たち。
     
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そうなのです、以前聞いた話ですが、地図で見て頂いた森に囲まれた広大な平野。
ここで秋の月の夜、鹿たちが一斉に集まって愛の交歓をするのだそう!
       
月の光に明るく広がる平野、だあれもなあにも動く物がない平野。
そこに突然に、時間の待ち合せでもあったかのように、一斉に周囲から鹿たちが
走り出してくるのだそう!

鹿の鳴き声をご存知ですか? あの声とこの突然の状況に、
見た友人は鳥肌が立ったそう!!

うん、想像できますねぇ。 一度見たい!! と思いつつ、
あのカーヴの夜の坂道を1人ではねぇ・・。

現在国有林で、森林警備隊が駐在しており、この鹿たちの愛の交歓カップル数を
数えるのだそうで、いやいや、覗きなどではありませんで、ははは、
これで翌年の鹿の子の増殖数を計るのだそうです。



花に降りる露。

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綺麗に広がるクモの巣。

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苔むす森の奥、射し込む光。

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露が、クモの糸が光り、

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ほら、鹿ちゃん。

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少し時間が経過し、晴れ間も見えてきた様子。

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クモの糸に浮かぶ枯葉。

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ぺッティ・ロッソ・胸赤ちゃん。 我が家の台所の窓の外にも来ますが、
そう、ジョヴァンニのレンズは300mmだったっけ、く、く、く。

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オレンジ色のハーモニーが美しいでしょう?!

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雲が谷を流れ、

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平原に点在する家。 どの辺りをジョヴァンニが回ったのか、今度訊ねてみよう。

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最後は車の中からの様ですが、 ええ、ドロミーティーの山々は、既に白く!

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近いうちにまた仲間と撮りに出かけよう、と彼のメールにありました。
嬉しい良い仲間が増えました!


***

ブログご訪問、いつも有難うございます!
今月24日からのこちらでの個展を控え、やはり少し気ぜわしく、会期の済む
12月の初めまで、ブログをお休みさせて頂きますので、よろしくお願いいたします!

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会場の様子、24日のオープニング、そして賑やかな友人達の顔は、
お休み途中にでもご覧頂くつもりですので、よろしくお願いいたします。
       
所で、我が絵の師である二木さんがご自分のブログで、
私めの個展の予定などをしっかり大きくアップして下さいました!

読んでいて、ウプッ! と詰まりそうな部分もあるのですが、ご自分の個展が
済んでの気分一段落。
年上を大いにからかい、こら! ははは、楽しんで下さっています。 こちらをどうぞ!
http://blog.goo.ne.jp/futa2560/e/35cdcfc2d03dda649db8ea27ba787015


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・ n.2 ヴァル・ディ・ノン ・ 聖所サン・ロメーディオ 

先回ご案内のヴァル・ディ・ノン、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の
ノン渓谷。
今日はその奥深い谷の切りたった岩の上に5層になって聳える
聖所サン・ロメーディオ・San Romedioのご案内を。

細い谷間の道、陽も差さず露が落ち、道も木々もしっとりと濡れる奥にちゃんと
駐車場があり、写真に見える標識に従い、丸石舗装の段々道を辿ります。
    
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あれこれ説明するよりも、次第に見えてくる様子をご覧になり、
1000年以上に渡る民間信仰の姿をもご想像下さいね。
位置の地図などは、先回の「ヴァル・ディ・ノン」をどうぞ!

クリスさんがあれこれコメントに記して下さった事に促され、改めてガイドブックを読み、
漸くにすっきり納得の部分があり、追記補記致しましたので、よろしくお願い致します。



上り道の脇に切り立つ岩はこんなに苔むし、濡れてつるつる滑る
丸石舗装はとても歩きにくく、

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漸くに見えた建物ですが、

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も少し先に進み、見張らせる場所からの眺めはこんな感じ! 凄いでしょう?!
奥の岩山に沿って、次々に小さな教会が重なっているのですね。

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教会の聳えたつ様子。
空は雲ひとつない快晴ですが、陽の射さない地面は濡れて暗く・・。

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上に辿り着いての正面の様子。 どこもかしこも綺麗に手入れ修復が施され、
かっての隠者修行僧達の修道院というイメージはありません。
正面のアーチをくぐると、

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小広場があり、そこから聳える教会群がこんな風に見えますが、

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まずアーチの横にある小礼拝堂に入ると、天井にはこんなフレスコ画が施され、
この礼拝堂はサン・ジョルジョの礼拝堂と呼ばれる物で1487年建設。

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壁にある祭壇。 天井のフレスコ画もそうですが、この祭壇の絵もいつも見かける
教会の装飾画と少し違い、素朴でどこか北国の香り・・。

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一番上の教会までは石段の数が130との事ですが、ここ迄は外の石段だったのが、
今見える左のアーチをくぐると、建物内の石段に。

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建物中程の階の右奥に見える木造部分は、内部の様子が分かりません。

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いよいよ上層部に入るアーチから見下ろすと、こんな様子。 高いでしょう?!

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右側の建物の手前にはやはり小さな教会があり、この小さな礼拝堂が
第一次大戦後に建設された一番新しい「悲しみの聖母の礼拝堂・
Cappella dell'Addlorata」で
入り口アーチに近い方にはバールとスーヴェニール店。



石段の脇、空間がある場所にはこんな風にキリストの受難場面を現わした
木製像が何か所が置かれているのですが、ご覧下さい、
かってのトルコの脅威を現わし、兵士達は皆トルコ兵で表現。

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壁のあちらこちらにいろいろな献金箱、お賽銭箱が設えられているのですが、
熊を連れた聖人、これがこの聖所、隠所を創始した聖ロメーディオ・
San Romedioを現わす姿。
      
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サン・ロメーディオという方は4~5世紀にかけ存在された方だそうで、
南オーストリアはインスブルック近くの城に住む貴族出身。
が、ローマに巡礼した後全ての財産を教会に寄与し、2人の仲間と共に
現在のこの聖所の近くの洞窟に隠棲したのだそう。

彼と熊との逸話は、トレントの司教に会いに行く時に彼の馬を熊が食べてしまい、
馬の代わりに熊に跨って出かけたという物!

暫く前までは聖所の近くに野生の熊が何頭か飼われていたとかで、
現在も入り口アーチの脇に熊の像がありましたが・・!



下から数え2つ目のサン・ミケーレ・アルカンジェロ教会・S.Michele Arcangelo、
1514年建設、狭めながらも比較的明るく整った教会で、ここで司祭の説明を。
   
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我らのグループにはアンナマリーアという大変素晴らしい女性がおられ、どこか遠足に
出かける時には、行きのバスの中で必ず現地事情、土地の歴史などの説明があり、

この日も先回ご案内の3殉教聖人のお話も含め、聖ロメーディオについても
説明を受けていたので、教会で説明に出てきた司祭の話の下手さ加減、ははは、
詰まらない話しぶりに呆れ草臥れながらも、眠らずにやり過ごす事が出来ましたです。

ガイドとしてお願いしてあったようで、お布施を払うのも見ましたが、ドテッと大きな
お腹を抱えた司祭で、清貧の陰者どころか、アンナマリーアの話がなければ、
まったく分からずにすんだ説明振りでしたぁ!       
       
年間20万人程の参拝者があるそうで、この平日もかなりの人出で、 
かっての信仰の巡礼とは違い、観光地として成り立っている様子が見て取れました。



壁に残るフレスコ画には、如何にもの往時の北の香りも残り、

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天井の装飾も素朴ながら可愛らしく、

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隅に、鐘楼に繋がると思われる引き紐も下がります。

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教会建設の最初は1000年頃、聖ロメーディオのお墓の上に建てられた物と言われ、
巡礼達が運び上げた石によって造られたそうで、正式に認められたのは1300年。

15世紀頃になり信仰が盛んになると、今こうして石段の両脇に掛けられている
願かけ成就のお礼・エクス・ボート・ex votoが溢れたのだそう。

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そうなのですね、普通の教会では余り見かけないエクス・ボートは、所謂聖所と
呼ばれる教会や、町の一角に設えられた礼拝所等に山の様に掛けられて
いるのを見ますが、 こうして見るといわゆる民間信仰の厚い聖所であったのが、
今もそうなのかもですが、良く分かります。

そしてエクス・ボートを見かける場所は、やはりちょっとくだけたというか、
親しみやすい庶民的な雰囲気のイメージなのですね。

15世紀になり第2の教会の建設が始まり、16世紀に第3、第4と造られ、
最後の一番上が建設されたのは20世紀初頭で、次々と上に重なる形で
5層の教会が出来たという訳ですが、見える鐘楼は16世紀の物と。
       


石段を上まで上り詰めると、こんな感じに教会の周囲を、
他に言葉が見つからずで失礼し、展望台が開けます。

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上の写真の1ヶ所開いた所から外に出ると、ほら、こんな周囲が!

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谷底はこんなに深く、水音が遥かに聞こえ、

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一番上の教会の屋根はこんな風な板張り。

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中に入ると2つの礼拝堂、というのか教会が隣り合わせにあり、こちらは下側の広い
1536年建設のサン・ロメーディオ教会・S.Romedio、聖人達の壁画が取り囲み、

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石を彫った上の教会入り口。

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この上の教会がいわばこの聖所の心臓部で、入り口の門は1200年作で、
半円部の下に並ぶ3つの顔は、先回ご案内した3殉教聖人を現わし、
太陽は生、上の十字架のキリストは死、彫り込まれただけの十字架は再生を示し、



側柱に見える鷲は民間の、顔は宗教を示し、この聖所の見張り、という解説が。
     
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石段を7段上がるとこの薄暗い教会に。 壁上部の壁画は殆ど消えかけていて、

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少し古いイメージを受ける壁画の名残も見え、

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鉄格子の窓の奥にはこんな小さな礼拝堂も見え、が天使像など、
如何にも普通の民家の置物風で・・!

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ガイドブックには、ここに始めて聖ロメーディオが小礼拝堂の様なもの、少なくとも
十字架を立て信仰の場とし、最後はここに葬られたと言われ、後1000年代になり
お墓の上に建てられた、と言われる最初の教会がこの聖所の起こりと。

5層に重なる教会、という言葉から、なんとなし下の部分から建設、と思い込み、
見学した時に疑問が出たのでしたが、クリスさんのコメントのお陰で
漸くに納得する事が出来ました。 有難うございました!



上の教会から見る、最初に入った広く明るい方の教会。
祭壇正面に、熊を連れた聖ロメーディオの姿。

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射しこむ光に浮かび上がる椅子。

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入り口の扉、薄暗い中で黒茶と思って写したのですが、なんと赤い扉でした。 

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曲りながら降りる石段。

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石の備え付けのお賽銭箱なのですが、大きな南京錠が2つも!!

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入口のアーチまで戻り、漸くにお昼近くの射しこむ陽が嬉しく・・。

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外正面より。 こうして見ると、前の建物と後ろの教会の水平が少しずれている様な。

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厚い厚い壁!

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如何でしたか、サン・ロメーディオの聖所は?
行く前に、素晴らしいと聞いて出かけたのですが、サン・ロメーディオ修道院、
と聞いていたのとはかなり違った姿、印象の聖所でした。

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民間信仰の親しみやすい姿、北の匂いのする姿でもあり、今はかなり観光地化した
様子もあり、一方、かっては辿り着くにも大変な場所であったろうとも思い、
と共に素晴らしい眺望もあり、

いつもの素晴らしい芸術美術作品のある教会とは違う、ふ~ん、そうなのかぁ、
という想いで丸石舗装の道を下ったのでした。
  
            
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・ n.1 ヴァル・ディ・ノン、秋の色、秋の香り ・トレント自治県ノン渓谷

先週半ば、グループのバス遠足で、トレンティーノ・アルトアディジェ州の
ヴァル・ディ・ノン・Val di Non・ヴァル渓谷に行って来ました。

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イタリアの一番北にあるアルト・アディジェ州の中にあり、リンゴを始めとする
果樹栽培でとりわけ有名なヴァル・ディ・ノン。
「リンゴの道」と呼ばれる程の産出量で、畑の面積は西に続く
ヴァル・ディ・ソーレと共になんと7000ヘクタールもあるそう。

この日はサンゼーノ・Sanzenoという町から東に約3kの山の中にある
サン・ロメーディオ・San Romedioという修道院教会、
そしてトレント一帯を8世紀間に渡り領有し司教でもあったトゥム家の城、
現在は博物館となっているのを見学するのが目的でしたが、

秋晴れの快晴の一日、まさに素晴らしい遠足日和で、大いに楽しみ撮りまくって
来ましたので、今日はまず、ヴァル・ディ・ノンの空気を味わって頂き、
サンゼーノにある三殉教聖人の祀られた聖堂をご覧頂きます。
       
我がコネリアーノから途中朝食休憩を入れて三時間半程、高速は通らず、
北西に向かう山間の道を通りトレント・Trentoに抜け、暫くの後
ボルツァーノ行きと別れ西に。

随分と苦労し写真を削ったのですが、そう、見せたがりで、纏めようと40枚に! 
整理整頓大得意のshinkai、はい、お茶でも入れて、ごゆっくりどうぞ!!
              
上の写真はトレントを過ぎての、道路標識。 Val di Nonも見えます。



地図をどうぞ。 左下に矢印をつけた国道SS43でサンゼーノまで行き、
サン・ロメーディオの修道院をまず見学。

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町に戻って聖堂前の広場でパニーノのお昼、後ほど写真を、そして戻りにAの印
Ton・トンという町の高台にあるトゥムのお城博物館を、という行程。

電車でボルツァーノには2度ほどありますが、ヴァル・ディ・ノンは初めてで、
とても興味深かったです。



朝の6時半まだ暗い内に出発。 谷間の道を走る時には、雲が湧き横を流れ、
トレント辺りでは、葡萄の畝というか枝の伸ばし方が、まるでテントを張る様に
広げているのも興味深く、

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渡り鳥が移動するのも見、

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渓を溯る内にもどんどん果樹畑が広がり、リンゴ畑が多くなっていくのが
良く分かります。

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点在する村の景色。 家の作りも教会の鐘楼もティロル風に。

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道の曲がり角にあった土地の物産店。 リンゴがやはり目に付きますが、

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下がっている宣伝ビラには、アルト・アディジェのスペック・燻製ハム、
自家製ストゥルーデル・リンゴや干し葡萄、イチジクなどの入った巻ケーキ、
そして土地のジャガイモ。



曲がり角の、如何にも北の匂いのする小さな教会。

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上り坂から見る、谷の村、家々。 下の写真のは、きっと間違いなく城館ですね。

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サンタ・ジュスティーナ湖・Lago di Santa Giusutina.

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谷を渡る橋。 既にもうかなり高い位置でしょう?

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谷の向こうに見える集落。 道をぐんぐん上りつつ迂回して近づいて行きますが、

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下の写真がサンゼーノの町であるのを、写真整理をしていて気が付きました。



谷の眺め。 奥に見える高山群はブレンタ連山とでも、既にかなりの雪が見え、

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薪が積まれ、しっかりの冬準備。

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サン・ロメーディオへの曲がり道を通りすぎ、少し戻り・・、

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こちらがサン・ロメーディオの聖所。700mの高さの険しい岩山の上に、
小さな教会が5層に次々と上に聳える興味深いもの。
ですが、今回はこれ1枚で次回にお預けですワン、ははは。

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という所で、サンゼーノの町に戻ります。
  
リンゴ畑の畝には既に覆いの準備も整い、さぞや冬は寒く雪も多いのでしょう! 

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住人は1000人足らず、海抜641mの小さな町ですが、紀元前6世紀頃から
住民のいた歴史が残り、この一帯の経済の中心地でもあった様子。

大男サン・クリストーフォロのフレスコ画が残る教会も見え、

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町の南外れの大変美しいサンティ・マルティリ・Basilica dei SS.Martiri・
殉教聖人聖堂。

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16世紀の建設で何度か改修されているとの事。 ゴシック・ルネッサンス様式で、
上り坂の写真で見て頂いた鐘楼はロマネスクの美しいもの。



正面の半円内には、聖母子と、教会名由来の三人の聖殉教者。

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内部様式は洗練されており、

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入り口上部の薔薇窓。 やはり北の国の匂い。

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薔薇窓手前に祭壇なのか、オルガンなのか、逆光で漸くに片側だけ撮れた、
素晴らしく手の込んだ細工がありました。

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教会内は3廊式で、主祭壇の右側のこの礼拝堂が、397年5月29日に起こった
三人の伝道者の殉教を伝えます。

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3人はトルコのカッパドキア!からやって来た伝道者で、多分真ん中が助祭だった
というシジンニオ・Sisinnioと、読師マルティーリオ・Martirio、そして
守門・最下級権能のアレッサンドロ・Alessandro.

彼らはミラノの司教アンブロージョの意思により、まだまだ異教徒の多いこの地で
伝道を始めかなりの成果を得ますが、 それが逆に、サトゥルノ・Saturno信仰の
中心でもあった土地の民衆の怒りをあおり、彼らの祭日に襲われ惨殺されたという物。
今のこの教会がある地で亡くなり、葬られたのを祀っているというのですが、


       
397年! 1600年以上も前のお話で、おまけに伝道者達がカッパドキアから
やって来たという・・! 何やら遠くて近いというのか、それにしても、
当時の人々の世界観はどんなだったか、と思われませんか?! 

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さて教会を出て来ると、前の広場の一角のバスを駐車していた所で、
お昼のパニーニが作られ、渡されている最中。

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いつも遠足の日は、土地のアグリトゥリーズモやバールで安く食べるのですが、
この日の遠足代金は30エウロ、お昼は袋入りお弁当、と書いてあったので、
場所柄便宜にそうするのか、と思っていましたら、

なんと即席のサーヴィステーブルが組み立てられ、パンとハム類、チーズ、左端に
見えるタッパーにはアーティチョークのマリネーが入っており、



各自がハムだチーズだと注文すると、こんな風に薄く切ってパンにたくさん挟んで
渡してくれるのですね。 はい、バスの運転手君がここでも働いてくれてまして。

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shinkaiはチーズを何枚も挟んだパンを貰い、アーティチョークを頭と軸を互い違いに
4つ程挟み、ははは、大口開けてかぶり付き、それも皆立ち食いで!

赤と白のワインも用意されていて、プラスティックのコップにしっかり注いで貰い、
目の前に広がる陽の輝くリンゴ畑を眺めながら、お喋りしながら・・。
美味しかったぁ!!
パニーノのお代りも、ワインのお代りも出来、久し振りに美味しいパニーノを
食べた気がした事でした。



そのうちに葡萄も出てきて、小さな一房を貰い、       

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少し落ち着いた頃には、小さく切ったトルタとリモンチェッロも!
もう言う事なしの、美味しい秋の日のお昼でしたぁ! 

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で、お腹がくちくなると、ははは、どうしたって目の前の誘惑、リンゴ畑にね?!
黄色いリンゴ畑の方は既に収穫が済んでいましたが、こちら背の高い赤いリンゴ、
不二みたいなリンゴですが、木によっては、まだこんなに!!

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それはもうしっかり、一つ赤いのを頂きましたです!



谷の傾斜地に広がるリンゴ畑、隣の畑はまだ小さな木で、谷向こうの村がこんな風に。

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皆が其々にお土産を手に戻ってきて、ははは、さて、それからが食後のひと騒ぎ。
頭に乗せて写真を撮らせたり、shinkaiは一つ胸に入れ、ジュリアーナが
撮ったりしているうちに、shinkai、2つ入れろ、というリクエストがあり、
OK! と2つ入れ両手で下から支え、うふん、の悩殺ポーズ!!

大笑いの内に一人が、この写真は来年の成人教室の募集に使おう、参加すると
こんな風に効果が出ます、と書いてさ、って!!
がはは、お嫁に行けなくなるやんかぁ!! 
・・あっ、今ぎょっとしたそこの人、冗談に決まってるやんかぁ!!



皆満足の一時を過ごし、さて道を下り、トゥム城に向かいますが、
       
ヴァル・ディ・ノンの有名なリンゴ「メリンダ」の看板が見えました。

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そう、メリンダはゴールデン・デリシャスの種で甘くて爽やかな味でD.O.P・
Denominazione di Origine Protetta・原産地名称保護なのです。

イタリアのリンゴ総生産の15%がこのヴァル・ディ・ノンだそうですが、
先日の「おお、信州人!」では、長野生まれの「シナノ・ゴールド」が
今ボルツァーノの試験場で着々と育てられ、デヴューする日も近いとか!
甘くてジューシーでとても美味しいそうで、楽しみですねぇ!



という所で、最後は見せびらかしの1枚、トゥム城です。
30年前まで実際に代々の居城だったそうで、中はなかなかの物でした。 
お楽しみに!

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長~い本日の最後を〆ますのは、ははは、サンゼーノで頂いて来たリンゴで~す!
裏側がまだ少し青かったので、今熟成中、が、もうそろそろ食べ頃で~す。

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