・ n.2 トゥスカーニア 古寺巡礼 ・ サン・ピエトロ聖堂

一度に秋がやって来た感じのこちら北イタリアですが、秋の涼やかさに誘われ、
今日はこの春訪れました北ラツィオ州のトゥスカーニア・Tuscaniaの
素晴らしい古寺、サン・ピエトロ聖堂のご案内です。

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先回見て頂いたロマネスク様式のサンタ・マリーア・マッジョーレ教会から、
緩やかな坂道を辿った丘の上に位置し、
15世紀迄トゥスカーニアのドゥオーモ・司教座の置かれる教会、だったという
サン・ピエトロ聖堂・Basilica di S.Pietroですが、

その歴史ある美しさもさることながら、今回読んで知ったのは、なんとまぁ、
たくさんの映画撮影に利用されている事で、そんなシーンも探し出せたものは
ご一緒にご覧頂こうと、写真の数が多くなりましたが、ごゆっくりどうぞ!

トゥスカーニアの位置、町の地図は先回のサンタ・マリーア・マッジョーレ教会の方に。
上の写真は、バスの窓から丘の下を巡りつつ、塔と聖堂が見えて来た所。



こんな風に近づき、素晴らしい後陣の姿も見え・・、

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まずサンタ・マリーア・マッジョーレ教会に寄り、そこから坂道をゆっくりと辿ります。
この丘自体がサン・ピエトロの丘と呼ばれているそうで、丘の頂上に位置する聖堂。 

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近くから見る後陣部分。 素晴らしい!! 

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聖堂への最後の坂道の脇に、こんな立派な泉、現役。

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坂道から見下ろすサンタ・マリーア・マッジョーレ教会、
そして谷の向こうに広がる現市街。

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かってはこの教会の周囲に町が広がっていたのだそうですが、
今はご覧の様に、これらの教会よりも高い、北位置に町があります。



ここで最初の映画のご紹介ですが、ちょうどこの2つの教会が見える位置で
撮影されている、ピエロ・パオロ・パゾリーノ監督・Piero Paolo Pasoliniの
「大きな鳥、小さな鳥・Uccellacci e uccellini」(1966)

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現代の旅する親子と烏、そしてサン・フランチェスコの説話に関する2人の僧の
逸話を組み込みながらの教訓的コミックという筋で、
主演がイタリア喜劇の大物トト・Totòでもありますが、
監督がピエロ・パオロ・パゾリーニなので、一筋縄ではいかぬお話と・・。



こちらが北に広がる現在のトゥスカーニアの中心。

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右手丘の上に廃墟になった城、城壁が見えますが、1971年にこの一帯を襲った
大地震で破壊されたのだそうで、羊たちが草を食んでいる姿が見え。



ぐるっとかっての司教館の建物を回り込み、聖堂前に。

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手前に小さな門の形に残ったアーチがあり、見えるのは要塞を兼ねていた2つの塔。
塔は教会に至る道脇の外にもあり、都合4~5塔あったと。

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草はらの奥にどっしりと立ちふさがる聖堂の姿。 素晴らしい正面でしょう?!

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この一帯の建物の特徴の、凝灰石の茶色に白い大理石が素晴らしいアクセント。
上部に大きな薔薇窓、その両脇に開いた2連の窓、下部には白い短い10本の
円柱で形どられたロッジャ、ただしこれは単なる形のみのロッジャで、
そして白い大理石とモザイク装飾の正面扉の部分。

入り口は左右両脇に少し小さな入り口扉があり、現在の入り口は右側から。
残念な事に、扉はいずれも鉄とガラスの新しい物で、
これはサンタ・マリーア・マッジョーレ教会もそうでしたが、多分地震の被害に由ると。

そしてどこの聖堂とも違う趣の一つは、手前が如何にも中世を偲ばせる緑の草はら!
千年前にはどこもが、こんな牧歌的風景だったのでしょうね。



では、順に細部をどうぞ!

まずは薔薇窓の部分。 中心円から3層に広がり、
それぞれに細かいコズマ式のモザイクが施され、

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4隅には、それぞれ4福音者を現わす左上から鷲・聖ジョヴァンニ、
右上天使・聖マッテオ、左下有翼のライオン・聖マルコ、右下雄牛聖ルーカ、
       
そして両端に、竜が縦構図に獲物を追う姿があるのですが、



こちらをどうぞ! 我々が行ったのは既に午後遅く、折角の浮彫の深さが
良く見えないので、この写真をサイトから拝借して来ました。
素晴らしいでしょう?!

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薔薇窓の一番外側の縁の深さ、それぞれの4隅の聖人のシンボル像、
縦にいる両脇の竜の飛び出し具合、

2つの縦窓を囲む左は神の子羊が上に、両脇を聖人像が囲み、下に見える
両手を広げた男性像は、エトルスクの物を再利用した踊る男か、ローマ期の物と。

右の窓には周囲に装飾植物、上下には悪魔的な顔が蛇を持ち、
下のロッジャの円柱の飾り、その上に並ぶ動物の顔もよく見え、
両脇には獲物を抑え込む伝説の鳥グリフィンがおり、
何よりも薔薇窓部分の両端から飛び出す雄牛が色の対比もあって圧巻!



正面角の飛び出す雄牛と、その下のグリフィンの姿部分と、

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薔薇窓脇の縦位置、竜が獲物を追う姿、庇下のそれぞれの顔。

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こちらは向こう半分。
まったく、よくぞ大地震の被害からのがれてくれたもの!

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中央入り口部の、扉枠の周囲と上部の半円はモザイク装飾で埋められていて、
半円内は星柄、細かさと色の対比がとても新鮮ですね。

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入り口脇にはそれぞれ3本の円柱があり、柱頭にはこんな飾り。

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このサン・ピエトロ聖堂がある位置、この丘の上は、エトルスクの時代に既に
この一帯の中心地だったろうという高所。

戦略的にも重要な場所で、前庭にも3つの塔が残りますが、以前はこの教会が
建設されたのは8世紀に溯ると言われ、イタリアの建築歴において、
初期キリスト教会の形からロマネスク様式に移行する時期と見なされていた様子。

所が内部にある聖体用祭壇に1093年という年号が刻まれている事から、
多分古い様式の上に、以前の建築資材も使って再建されたのだろうと。

とりわけクリプタ・Cripta・地下聖堂が持つ特徴は大変古く、
再建の際にもそのまま核として残ったのであろうという事。

確かな記録が不足でその確定は出来ないものの、近年の研究では、
12世紀の末から13世紀にかけての聖堂再建であろうとされ、
その後15,16,18世紀に修復が。



では、内部にどうぞ!

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この写真はガイドブックからで、内部に小さな机を置いた管理受付兼ブックショップ
があり、写真はダメ!と女性がしっかり見張っており・・、
おまけに奥に見える内陣部分に修復の為の足場が組まれて、ビニールの覆いもあり、
内陣の記憶が殆どありません。

全体は3廊式ですが、どうやら最初は中心の身廊だけだった様子。

境の円柱の下部に見えるのは、石を彫った席だそうで、床にはこの様に
素晴らしいコズマ式モザイク柄。



身廊の両脇のアーチの装飾は特徴があり、素朴で力強いイメージを伝え、
・・これは内緒で撮った写真。

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はい、第2の映画ご紹介。 ご存知「レディーホーク・Ladyhawk」(1985)の
ラストシーンで、ほらね、アーチの飾りが良く見えるでしょ?! 
苦労して探しました、ええ、この男優の目が大好きでして、ははは。

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レディホークの映画には、たくさんのお城が撮影に使われており、
n.1 ソンチーノ ・ 中世の要塞と、ユダヤ人の印刷所
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464088820.html

n.2 ソンチーノ ・ 中世の要塞と、ユダヤ人の印刷所
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464089153.html

n.2 パルマの城 ソラーニャ、そして トッレキアーラの城
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462632651.html



こちらが隠れて撮った床のモザイク柄。 周囲の石の席も良く見えますが、
モザイクの色がイマイチ見えず、

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で、サイトで探して来たモザイクの床写真。 
色石の細かい、素晴らしい床モザイクでしょう?!

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これが聖堂の平面図ですが、これに見える通り、内陣部はかなり広い面積。

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左廊の奥、内陣との境に見える階段がクリプタへの階段とありますが、
我々は一旦外に出て階段を下りた記憶があり、
右廊中程に見える階段で、クリプタから再び教会内に戻りました。
       


これもサイトからの拝借で、内陣内の聖体用祭壇。1093年と刻まれていたという
祭壇がこれですが、この奥、写真では左奥に石を彫った司教様用玉座があると。

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現在の町のドゥオーモは町中のサン・ジャコモ聖堂ですが、1573年まで
この聖堂に司教座がありました。

こうして見ると、内陣内でもこの祭壇部分は高くなっているのが良く分かりますね。
周囲に描かれたフレスコ画がかすかに見えますが、我々はまったく見ておらず、
それらも1971年の地震によりかなりの被害を受けた様子。



こちらは第3の映画紹介、内陣部分の祭壇前の床モザイクも一緒に見れますね。
「ロメオとジュリエット・Romeo e Giulietta」(1968)
フランコ・ゼッフィレッリ監督・Franco Zeffirelli.

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今回知ったのは、この映画の中でこの聖堂が何度も使われている事、
長い7つもの口のある泉もこのトゥスカーニアの町にあり、
ジュリエッタの家として撮影に使われたのは、トスカーナはピエンツァの
ピッコローミニ邸と中庭、その他にはグッビオの町も使われている事などなど・・。

こんなあれこれを知ったのは、なんとロシア語のサイトで、まるで読めないものの、
たくさんの写真のあれこれから、カップルがこの映画に憧れ、彼らもイタリアで
結婚したらしい、という・・、おめでたい様子でございましたぁ。      



クリプタの様子をどうぞ。 右奥に見える階段から降りて来ると、
細長いこの地下に28本もの円柱で支えられた十字アーチが連なります。

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これらの円柱はご覧の通り形がばらばらで、ご想像の通りローマ期のものや
中世初期の物をあちこちから集めた様子で、壁もローマ期の資材を使っていると。



教会内側に向いた壁には小さな礼拝堂が2つあり、壁画が残り、玉座の聖母と、
左は町の守護聖人を描いたグレゴーリオ・ダレッツォ・Gregorio d'Arezzo、
サンタ・マリーア・マッジョーレ教会の後陣の壁画の作者の物と。

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このクリプタは監視人がおらず皆喜んで写真を撮ったのですが、
なにせ暗く、ははは、殆どがブレておりまして・・、クヤチィ。
サイトから古い絵葉書で、全体が写った物をどうぞ。

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所で、このクリプタも映画に登場しておりまして、
こちらは「フランチェスコ・Francesco」(1989)ミッキー・ローク主演
リリアーナ・カヴァーニ監督・Liliana Cavani の作品。

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そして何よりもこのクリプタの登場で有名な映画が「ノスタルジア・Nostalghia」
(1983)アンドレイ・タルコフスキー監督・Andrei Tarkovskyの物。

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写真は同映画にしっかり登場のトスカーナの野外温泉バーニョ・ヴィニョーニ。

バーニョ・ヴィニョーニ ・ ローマ期からの温泉保養地 再訪
http://www.italiashiho.site/archives/20180611-1.html



この美しい主演女優が、映画の冒頭シーンでこのクリプタにあるという設定の、

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ピエロ・デッラ・フランチェスカの「出産のマドンナ」の壁画と出会う場面は
写真が見つからず、Youtube のこちらで。

なぜかスペイン語字幕の物が見つかりましたが、はは、画面がはっきり見えます。
https://www.youtube.com/watch?v=NTq5SCeqHH0
   
ですが何度見直しても、映画の中でこの聖母像を収めた位置が確認できず、 
・・女優の位置、彼女が見る角度から考え、
どうやら絵葉書に見える左側の一段高い部分、この左には確かちょっと高くなった
床部分があり、多分そこを使ったのではないかと・・。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ ・ 出産のマドンナ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461129166.html



クリプタの突き当たりは、こんな風に一旦下がっての階段が教会内部に繋がります。

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再び教会内部の右廊側。 右手前にクリプタからの階段があり、
その奥に見えるのは13世紀の、こちらも聖体用祭壇。

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先回ご案内のサンタ・マリーア・マッジョーレ教会には、大きな面積の鮮やかな
フレスコ画が残っていましたが、こちらはかすかに認められる程度で、少し残念。

そしてこちらがドゥオーモではあっても洗礼用の泉は無く、
サンタ・マリーア・マッジョーレの方で洗礼を、という事でした。



最後にもひとつ、この教会が登場する有名な映画のご紹介を。
「ブランカレオーネ軍・L'armata Brancaleone」(1966)
先年亡くなったマリオ・モニチェッリ監督・Mario Monicelli
イタリアの名優ヴィットリオ・ガスマン主演。

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私は残念ながらまだこの映画を見ておりませんが、友人のジュリアーナもこの映画を
大変高く買っており、ですが、セリフの言葉自体も自由に作られているとかで、
少し難しいかも、との事。

cucciolaさんがこの映画についてこちらに詳しく。
http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/765079.html
     
写真が探し出せなかった映画がもう一つ。 オーソン・ウェルズ主演の「オテロ」で、
ヴィテルボの司教館の、特徴あるテラスの壁のシーンを見ました。



かっての栄華の面影を色濃く残し、映画に何度も登場のサン・ピエトロ聖堂は、
今は町の外れにひっそりと佇み、
横の草原には、こんな柱頭の名残と見えるのも転がっており、まったく勿体ない!!

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そして、こちらのそんな感傷を吹き飛ばす様な猫ちゃんが隣にいて、
触らせてはくれないのですが、
shinkaiがにゃ~ん、にゃ~んという度に、ごろんごろんと転がって見せ、

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ははは、ワッチは猫使いかや?!



最後は、町からの絶景パノラマをどうぞ! 

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トゥスカーニアで訪問の古寺はこれでお終いですが、他にもご紹介したい
素晴らしい教会がたくさんありますので、折に触れ、ぼちぼちとご紹介をと。
      
 
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・ ヴェローナ ・ 中心をほんのちょっぴり 

今日見て頂くのは、先月中頃に日本からの友人と出かけた
ヴェローナ・Veronaの中心部をほんのちょっぴり。

我が町コネリアーノからだとパドヴァ・ヴェローナ方面には、ヴェネツィア・
メストレで電車を乗り換える必要があり、距離のわりには時間がかかり、
ちょっと気分的に遠くなりますが、

世界遺産指定のこの街は、ローマ期からの歴史がぎっしりで、
見所もたくさんあるのは、皆さんも良くご存知の通り。
       
今回初めてカステルヴェッキオの博物館も見学、中世の木彫聖女像の
素晴らしいのも発見し、要塞城の兵士の見回り通路も通り、大いに楽しみ、
修復後のサンタ・アナスターシャ教会、ドゥオーモも回り、中心のエルベ広場、
そしてアレーナには10分遅れで中に入れでしたが、大いに歩き見て回りました。
其々のご案内はまたにして、今日は街歩きの雰囲気を楽しんでくださいね。

地図でこの日の行程をどうぞ。 駅からバスで、7.カステルヴェッキオ博物館・
Museo di Castelvecchioに行き、その後道をひたすら真っ直ぐ北東に、
10.サンタ・アナスターシャ教会・Chiesa di Santa Anastasia、
11.ドゥオーモ・Duomoと回り、
      
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そして裏道をふらふらと辿り、中心のエルベ広場・Piazza Erbeに出て、
1.アレーナ前に・Arena、そして再びバスで駅にという回りでした。

ヴェローナには、ヴェローナ・カードというのがあり、2日間有効15エウロ
市内の有名観光場所17ヶ所が無料で見れますので、お勧めです。

追記:現在ヴェローナ・カードは1日有効が20エウロ、2日間は25エウロに。
   2019.5.1
    
ヴェローナの今迄のご案内は
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460835170.html

新ブログでのご案内はこちらから
http://www.italiashiho.site/category/26628535-1.html


さて、かなりの時間をかけカステルヴェッキオ博物館を楽しんだ後お腹を減らせて
出て来て、カヴール通り・Corso Cavourを歩きつつ、どこか良さそうな所をと探し、

こんな店を見つけました。 なかなか雰囲気が良いでしょう? バールもあり、
Il CIottolo・イル・チョットロという店。http://www.osteriailciottolo.it/

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食べたのは、サッパリ冷たいオルゾのサラダ。 オルゾ・Orzo というのは大麦で、
お米のサラダよりもむっちりと歯ごたえのあるサラダで、これにビール1杯で満足、
精神も安定、ははは。

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という所で、せっせと東を目指します。
       


これは元5世紀の古い初期キリスト教会を12世紀に再建という、
サンティ・アポストリ教会・Chiesa dei Santi Apostoli.

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前を通りつつまだ内部の素晴らしさを見た事はなく、この近くの大きな由緒ある
サン・ロレンツォ教会ともども、再度のチャンスを狙う事に。



せっせとお喋りしながら、店の中を覗きながら、友人は見つけたお土産も
買い込みながら・・、

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こちらは街の門、ボルサーリ門・Porta Borsari.
1世紀に溯るローマ期市壁の門で、綺麗に残っています。

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ボルサーリという言葉は、税徴収吏の警備兵・bursariiに由来すると以前
知ったのですが、今回この門の名は最初からそうではなく、当初はローヴィア門・
Lovia、中世にはサン・ゼーノ門・San Zenoと、いずれも近くの礼拝堂、
教会にちなみ、ボルサーリという名は、それ以降、つまり中世以降の呼び名だそう。



門脇に残る、浮彫。  ああ、ラーメン!  喰いた~い!!

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通りの名は、門から街中に入るとボルサーリ通り・Corso Borsariとなり、
中程のエルベ広場の脇からは、サンタナスターシャ通り・Corso Sant'Anastasia
と変わりますが、

街中の建物の壁には、あちこちに中世が残り、

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こちらはルネッサンスかな、
こういう物が無造作に残る街の通り、素敵でしょう?! 

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さて、修復後の素晴らしく美しくなったサンタ・アナスターシャ教会も、ドゥオーモの
中の様子もしっかり見て、裏道を拾いつつ、中心のエルベ広場に戻りますが、
 
こんな塔がひょこっと顔を覗かせたり、鐘楼ですね?

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きちんと修復されてはいるものの、元の古い壁龕・タベルナーコロが、
かっての信仰心を伝え、

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こんな素朴で質素で剛健な、古い壁も顔を覗かせます。

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さて、街の中心エルベ広場。 エルベ広場という名は、名の通りエルベ・erbe、
野菜市が開かれた広場に由来しますが、ここはローマ期にはフォーロ・Foroで、
政治の中心広場だったそう。

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現在は完全に観光客のスーヴェニール店の屋台が広場を埋め、
周囲にはレストラン、カフェが軒を並べますが、
この近くのあちこちの道の下には、発掘されたローマ期の遺跡が、ガラスの上から
覗きこめるようになっています。
       
高く伸びるのは、ランベルティの塔・Torre dei Rambertiで、
エレベーターで上まで上れます。



広場を囲む東側の建物の壁には、フレスコ画が残り、

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こちらは中程にある晒し台・ゴーニャ・Gogna、残っている首かせは、本物かな?
サイトにはトゥリブーナ・tribuna・観客席という名で載っていて、天蓋の中には
司法長官が座り儀式を司ったのだそう。

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広場北側を占めるバロック様式の建物は、マッフェイ邸・Palazzo Maffei
古くからあった建物を、17世紀に大きく再建した様子。

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特別に公共の事務所などが入っているわけではないらしく、中には地下から
天井にまで届く、中心の支え以外にはまるで何も無い、
変わった石の螺旋階段があるのですって!



ランベルティの塔。 この上からの見晴らしが素晴らしかったっけ!

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エルベ広場の隣にあるシニョーリ広場・Piazza dei Signoriの
中心に居られるのは、ダンテ・アリギエーリ殿。

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エルベ広場南西の端に、こんな高い高い塔の家が建物に挟まっていて、
如何にも中世のままが残っているのが嬉しくて撮ったのですが、

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本当にエルベ広場だったっけ、とサイトを探しまわりました。
写真はどこにもなく、最後はマップのカメラで確かめ、あったぁ!!

追記:こちら側の建物の並びはゲットー・ユダヤ人居住区の名残なのだと
    いうのを、たまたま見たヴェローナのヴィデオで知りました。2019.5.1



さて、エルベ広場から有名商店街通りマッツィーニ通り・Via Mazziniを辿り、
アレーナのあるブラ広場に。

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途中でジェラートを舐めたり、ショウウインドウを覗いたり・・。
ああ、この日はこれを見ただけで汗をかきそうな暑い日でしたっけ!

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ブラ広場・Piazza Braとアレーナ・Arena. アレーナの全体をカメラに収めようと
すると、まだ入りきらない、まだ、とファインダーを覗いては後ろに下がり・・、
やっぱり素晴らしく大きい!!

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中に入るつもりが、なんと10分前かに見物時間終了!



ブラ広場の石畳。

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観光一家のボク2人。 イギリスからかな?

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ブラ広場の北側には、ずらっと緩やかにカーヴを描いてカフェやレストランが並び、

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さて、そろそろ戻る時間となり、ブラ広場の端にある門に。
何度もヴェローナに来るたびに見ている門ですが、例によって、これなんという名の門?
と、初めて持つ疑問!

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漸くに見つけましたぞ、はは、何の事は無くブラ広場のポルトーニ・大門ですと。



で、ふと門の外のバス停に行く途中に見かけたこの方、
シェークスピア殿ではござらぬか?!

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門を見上げ、沈痛な面持ちをされておられるので、横の碑文を読んでみると、

・・ヴェローナの門外には世界は存在しない、
煉獄と拷問と地獄があるのみ。
ここを追放される者は世界から追放され、
世界からの亡命者には死あるのみ・・

英語版の方には、
There is no world without Verona walls,とあるのですが、
       
イタリア語版だと
..non esiste mondo fuor dalle mura di Verona,
ヴェローナの城壁の外には、となり、

かっての各領土を示すのにふさわしい訳だと思うのですが、
まぁ、ご本人はどの様なおつもりだったのか・・。

という様な所で、我々は門外から平然とバスに乗り、電車に乗り、ははは、
無事にこやかに家に戻って参りました。

ヴェローナのまたのご案内をお楽しみに!



こちらは次回の予告、ヴェネツィアのレガータ・ストーリカ!

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この日曜はユダヤ文化の日として、ゲットーの各博物館が無料というので
出かけたのですが、レガータ・ストーリカの日でもあり、

午後はドガーナの先っちょ、デッラ・サルーテ教会の前、サン・ヴィオ広場、駅前と、
素晴らしいお天気の半日、動く先々で船の行列や競艇をも見る事が出来ました。

勿論写真もたくさん撮りましたので、整理して、次回にご覧頂きますね。


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