・ ポン・デュ・ガール ・ ローマ期の美しい水道橋 

今日は、2000年を経た今も、その美しい姿で我々を魅了する
ポン・デュ・ガール・Pont du Gard をご覧下さい!

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今回プロヴァンスのあちこちでローマ期の遺跡、アレーナ・円形野外劇場
なども見たのですが、ヴェローナのアレーナも、ローマのコロッセオを
見ている目には、ここにもあったか、というだけの誠に不遜な感想で・・。

ですがこの水道橋の美しさ、壮大さには 「凄い!」 とまさに感嘆!!
まだ全部済んでいない写真整理の時間稼ぎにも、ははは、
皆さんにもじっくりご覧頂きたいと思います。 ではどうぞ!


ポン・デュ・ガールはどこにあるか、地図をどうぞ。

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ニーム・Nimesの北東Vers Pont du Gard という町に印を
つけましたが、橋の位置は、南を流れるGard ou Gardon川にかかり、
水道の水源は、橋から北西にちょうど地図が切れる位置のUsesの
町近くのEureの湧き水で、
ここからニームの町に水を運んだ水道橋なのでした。


余談ですが、ちょうど地図に出る位置なのでついでに。
今回の旅のホテルは真ん中下にあるBeaucaire ・ボーケールと発音
でしょうか、この町外れの住宅街にあり、夜の散策の楽しみもなく
部屋も狭く、皆さんからも悪評タラタラでしたが、
食事はまぁまぁでしたので最後にまた少しご披露いたしますね。
      
すぐ東に位置するタラスコン・Tarscon の町では、通りすがりの
バスの窓から大きな中世のお城と教会が見え、残念でした。
イタリアと同じで、田舎の小さな町村を巡ると病みつきになるかも!



この水道橋に行く最初の予定は、初日のアヴィニョンの戻りでしたが、
われらのホテルの町を過ぎ、もう少しの所で我々のバスが事故。

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何かガンと当たる音がして道端にバスが停まり、
どうやらチェンジギアの故障か何かで、皆道端で待機。
替わりのバスが仕事を終え、迎えに来てくれるまでの1時間程を
のんびり道端で待ったのですが、まずは最初のトライ日の写真を。

馬のいる牧場風景はあれこれ見ましたが、
ロバの放し飼いというのは珍しく、

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この吊り橋式の円柱、こちら側にも円柱が2本のかっての橋は、
ホテルから朝出かけていく時、戻る時に2度程見かけ、

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バスはカステルフランコ・ヴェネトの外国旅行専門バスで、
運転手が人乗り、大型コーヒー・メーカー(自動販売式の)もついた
最新式で、若い運転手の説明が良い、可愛いと、あはは、
大おばさま方の間で大受けだったので、この事故でもだぁれも文句を
言う事なく、良い子して待ったのでした。



待った場所は、橋まで後1K程だという事でしたが、暑い午後でしたし、
誰も徒歩で行こう、とは言いだしもせず、ははは、
葡萄畑の間でせっせとお喋り。

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ヴェネトやトスカーナでも見る葡萄の木よりもずっと背が低く、
畝の脇に立つとほぼ背の高さでしょうか、
プロヴァンスの冬の名物、北西からの強風ミストラルの影響なのか、
もともとそうなのか・・。  ちいさな葡萄の房が出来かかっていました。

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一列に並ぶ、見事なオリーヴの古木。

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幸いな事に、バスが停まった道端の斜め向かいに農家直販の
果物店の小屋があり、

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一人が箱ごとサクランボを買って皆に振舞ってくれ、これが大粒で
大変に甘く美味しく、あっという間に空になりました。

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店を覗くとメロンやアンズ、スイカも売っており、写真のサクランボの値段は
1K3,5エウロです。 水道橋を見に行く観光客はこの道を通りますから、
我々のみだけでなく、商売は大繁盛の様子。

後にエクサン・プロヴァンスの町の果物屋の店頭で見たサクランボの値段は、
K6エウロとなっていましたから、やはりここは安かったですね。



店の周囲にはオリーヴ畑が広がっており、木は大きな木ではなかったですが、
見ると、小さな小さなオリーヴの実があちこちに。

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という訳で、最終日の予定の最後に再度組み込まれ、
ローマ期の水道橋ポン・デュ・ガール見物が実現という次第。

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ここは現在個人所有になっているそうで、広大な土地の中に駐車場や
レストハウス、博物館等があり、まず駐車料金を払わないと
近寄れない仕組みだそう。
バス一台40エウロとか聞きましたが、博物館などはまた別料金と。



レストハウスにあった模型の写真、ちょうど真ん中の継ぎ目が残念ですが、
手前の白い大きなのがレストハウスで、
ぐるっと回り込んで橋に近づく仕掛けです。

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橋の右手に、かなりの長さで橋の遺物が続いているのが分かりますが、
こちらの奥が水源の湧き水にいたり、
橋の左手は殆ど構築物が残っておらず、こちらがニームの街に。

土地勘が無いのと予習なしでこれを見て、どっちからどっちに水が流れた?
と質問すると、皆がてんでんばらばらの答えで、
一見左手の山が高そうでもあり、漸くに、右手から左手に流れたのだ、
と分かった次第。

実際、水源地からニームの街までの高さの差は、驚くほど低く
(覚えておらず、探しても見つからず・・、残念)
完成させたローマ人の建築技術の高さに感嘆です。




橋に向かって歩き、全景が見え始めると、皆が一斉に「おお!」「おお!!」
まさに、それしか出ないのですよ、余りの素晴らしさに驚いて。

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こんなオリーヴの古木は、案外2000年を生き抜いて、
橋の建設からも見ているのかも知れず・・、

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近寄るにつれ、徐々にせり上がるその巨大さ、美しさに、
皆が驚きの声を上げるだけ!

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道を行くと、この様に橋の中段の通りに繋がりますが、
人間の大きさから、アーチの巨大さをご想像あれ!

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橋の上から見る、川の北側の眺め。

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余りの壮大さ、高さ、美しさにあっけに取られ、感想も疑問も何にも
出ず、単純に、橋を渡っている、という感覚のみ!

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この渡れる部分の高さが、水面から22m、6mの幅、長さは142m。
見上げる2層目のアーチの高さは20mで、11のアーチ、
幅が4m、長さ242m、

この上に更に実際に水を通した部分があり、35のアーチ、
3mの幅、長さ275m。



川の南側の眺め。

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川を西から東に渡り、渡りきった角の石がこんな風にすり減っていて、
てこを使っての仕事で、ロープの当たった部分がすり減った様で、
物でも吊りあげたのかなぁ、と。

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ちゃんとガードマンがいて、上に上がろうと試みる不届き者が
いないかどうかを検問していて。



ちょっと息抜きに見上げましたら、美味しそうな果実が。
もう少しすると熟れて食べ頃になる事でしょう。

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渡りきった東からの眺め。
下層部分の太い6つのアーチ。
こうして見ると、橋の中央部分がほんの少し高めなのが
良く分かりますね。

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一番上層のアーチの上を水が流れていたわけで、水が暑くなるのを防ぐ為、
石の薄板で完全に覆われ、所々に開けた穴で空気が通るようにし、
浄化装置部では清掃をするために、時に空にしたり、
修繕も出来るようになっていたそう。

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北の湧き水からニームの街に水を運ぶために、こうして山を越える50kの
長さの水道橋が1世紀に造られ、
一日に2万立方の水を、4世紀まで運び続けたのですね。

その後保全されず放置されるようになると、水の石灰分が積って
完全に穴を塞ぐようにまでなったと。

9世紀頃から使い物にならなくなったこの構築の石材は、
家の建築等にも使われるようになったそうですが
18世紀に通行橋として使われる様になり、現在にまで生き残ったと。

橋の最上段のアーチの上に花火をしかけてのお祭りがあるそうで、
そのポスターも見かけましたが、さぞや素晴らしい事でしょう!
       


橋の西に戻り南に少し先に、水面近くまで降りれる場所があり、
この素晴らしい眺めを堪能し、皆が記念撮影を。

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水面から一番上の高さまでは、49mあるそう。
2000年を経て、この美しい水道橋が見れる喜び!
まさに惚れ惚れと見惚れたのでした。

最初は単に「おお!」「おお!」とのみ口走っていた皆さん、
だんだんに気持ちがほぐれて、恐ろしい事を・・。
いわく、
「こんな素晴らしいものを、ローマ人が造ったなんて・・!」
決して、我々の祖先 とは言いませんでした事を付け加えますね。
すると、間髪をいれずに、
「いや、今のローマ人の先祖が造ったなんて言うのが、信じられん!」

これは、同行の北イタリア人連中が言った事でして・・、
ローマにお住みの、イタリア人御主人を持たれる日本人奥さま方、
ローマ期の水道橋の素晴らしい呪文から、やっと逃れた挙句の戯言と
見逃してやって下さいませ、ませぇ。
私もぷっと吹き出した事は、大目に見てやって下さいませぇ!

       
◆◆◆
       
ブログご訪問、有難うございます!

プロヴァンスの旅の基地となったニーム近くのホテルが余り良くなかった
事は上に書きましたが、食事について少しここに。

お昼は出先で簡単に済ますので、皆さん夜が楽しみで、
戻りのバスの中で、今夜のメニューなるものが披露されます。
いわく、トーロ・カマルグ地方の黒い雄牛、のビフテキとか、
豚肉の煮込みとか、魚のスープとか、
デザートでは、ラヴェンダーのアイスクリームまでありました!

肉料理は美味しいと、皆さんしっかり食べましたが、
問題は魚のスープで、欲しがらない人も何人か。

魚のスープと言っても、鱈の入ったトマト・スープにイカの切り身、
で、このイカの身というのが厚くて、一体どんな大きさのイカ?!
という感じではありましたが、味は悪くなく私は喜んで!

食べた後、shinkaiちょっと来い!と隣のテーブルからお呼びで、
今のあのスープは魚だと思うか?とのお尋ねで、
日本人が魚食いであるのは、既に周知の様子。
魚というより、イカの味である事は間違いなし、
どんな大きさのイカかは想像できないけど、とお答し、
やはりイカなのか、と皆さん了解した様ですが、

飲んだ挙句に、イカかどうかでかなり盛り上がっていた様子。
イカかどうか分からない、というのが日本人には不思議ですがね、はは。
       
テーブルに並ぶワインは、赤とロゼで味はイマイチ、とりわけロゼは
美味しくない、と一同が決めつけ、余り美味しくない、と言いつつも
赤になじみ、2日目からは、美味しいね、になる有様。

ラヴェンダーのアイスクリームなるものは初めて食べましたが、
色は薄い緑色で、やっぱりラヴェンダーの香り?味?で、
アイスクリームの味でも、なんとなしに石鹸を食べている感じ・・。

お昼に、フランス・パンのパニーノではないものを、と
サンドウィッチを頼むと、やはりバゲットのサンドウィッチだったり!
パンはどれも美味しいので、店先を通りかかると
皆がちょいと買い込んで齧ったり、お相伴にも預かり・・。

で毎日それなりに美味しい物を食べた筈なのですが、
なんとなしにどこか欲求不満気味になり、
トマト・ソースにパルミッジャーノをタップリかけた
スパゲッティが喰いたい!と、旅先で今回初めて感じました。
       
そんなこんなで、戻りのバスの中では
イタリア万歳!の大合唱となったのでした、ははは。


あっという間に7月に突入!
暑くなって、テントを下し鎧戸を殆ど閉め、窓を閉め切っての
薄暗い中でのゴキブリ生活が始まりましたぁ。
プール体操も外のプールで爽快そのもの!
今週中には、真っ黒になる予定です。

皆さんも、お元気でどうぞ!

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