・ n.1 チーマ・ダ・コネリアーノ展 ・ コネリアーノの町

今日のご案内は、イタリアはヴェネトの我が町コネリアーノ・Coneglianoで  
現在開催中の(6月2日迄) 我が町出身のチーマ・ダ・コネリアーノ展の様子、
そして、絵の中に繰り返し描かれているコネリアーノの町の、現在の姿を。

これは案内に使われている看板ですが、 聖母子の左の町と、右上のお城は
まさに現在も見分けられる町とお城で、

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「市壁に囲まれた町・ジャンバッティスタ・チーマの偉大な芸術と
歴史の中に今も生きるコネリアーノにようこそ」、と書かれています。



まずこちら、ワシントンのナショナルギャラリーから出品の
サンエーレナ・Sant'Elena 板に油彩49.5x20.5

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大変美しい絵ですが、左に橋が架かり町の城壁が見えますね。
そして彼女の右側に、市壁が丘の上に延びお城に続きます。

左奥の丘の上に見えるお城は、この距離感よりも遠いですが、
隣町のサン・サルヴァトーレのお城で、いずれも現存なのですね。

中世の城跡 ・ サン・サルヴァトーレ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463525627.html

勿論、今の町はもっと広がっていまして・・・、



こんな感じ。
モンティカーノ川・Monticanoに橋が架かり、かっての町の門もそのまま。

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この門は町の古い中心通りの東側の門で、モンティカーノ門、
そして見える塔はカッラレーゼ塔・Torrione Carrarese.
 
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カッラーラ家はパドヴァの領主で、ヴェネツィア共和国の元に滅びましたが、
かってはコネリアーノをも領有していたのですね。



町の地図をどうぞ。
10.が上の橋と門の位置で、ここから 9・チーマ展会場、 7.カーザ・ズバッラ、
8・ドゥオーモ、 6・チーマの生家、 9~6に繋がる道がかっての中心通り。

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その下を通る白い道が現在の中心通りで、中程に石段が見え、そこから北の一帯が
かってのコネリアーノの中心地で、右下に見えるのが国鉄駅。

町については何度かご案内していますので、なるべくダブらないよう、
今日は古い通りを東から辿り、チーマ展の会場と絵を少し、そして彼の家、
お城への道をご覧頂きますね。

我が町 コネリアーノ ・ ダーマ・カステッラーナのお祭り
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463527210.html

我が町 コネリアーノ ・ 再発見
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461745312.html


我が町コネリアーノ・Conegliano と ブログ開設のご挨拶
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460841080.html

  

町の東の門をくぐり、石畳の少し坂道を歩き始めるとじきに、右手に小さな
16世紀のアンヌンツィアータ礼拝堂・Oratorio della Annunziataが。

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現在閉っていますが、かっての町の有力者グラツィアーニ家・Grazianiの持ち物
だったそうで、隣に邸宅。
右横に見える上り道は、アージノの小道・ロバの小道と言いお城に続く細道。



この古い通りは、ヴィア・ヴェンティ・セッテンブレ・via XX Settembre・
9月20日通りで、緩やかな坂道が上って下って続きますが、
コントラーダ・グランデ・Contrada Grande・大地区とも呼ばれ、
町一番の古くて美しい、建築的にも価値ある建物が並びます。
       
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これを撮ったのは3月初旬の日曜日、お店もお休みで人通りが殆どありませんで、
見えるのはチーマ展の観客のみ。



ここは中心のチーマ広場にほぼ近く、中程に見える半月形の屋根の建物は、
ベアータ・ヴェルジネ・デッラ・サルーテ礼拝堂・
Oratorio Beata Vergine della Salute.

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1652年ペストの終焉を機に、モンタルバン家のリナルド・Rinaldが建設。 
同時期のヴェネツィアのデッラ・サルーテ教会の小さな模倣でしょうか。
左手の一番手前に半分写っている大きな建物が下の写真。



モンタルバン邸・Palazzo Montalban. 18世紀末の物で新邸で、
別に旧邸も斜め前に。
       
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南側を通る下の道との両方に入り口を持つ大きな建物で、実際、通りが狭く
下がれず、全体が写せない程!
1797年には、ヴェネツィア共和国を倒したかのナポレオンも泊まったのだとか。

コネリアーノの町が記録に登場するのが10世紀、べッルーノの大司教、
戦争好きなジョヴァンニ2世・Giovanni IIの領土としてですが、

このモンタルバン家の名は町の大評議会にも1180年から登場し、16世紀には
オーストリア皇帝マッシミリアーノより伯爵位も授けられたとの事。



通りの両脇の建物下にも、ポルティコの歩道が続きます。

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テラス席のあるこの建物は、元のモンテ・ディ・ピエタ・Monte di Pietà・
公営質店で、1524年の建物。

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正面壁には、ルドヴィーコ・フィゥミチェッリ・Ludovico Fiumicelli という画家
の名が残る美しいフレスコ画が見えますが、
現在は4つ星ホテル・レストランのカノン・ドーロ・CANON D'OROに。

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昨年春プロセッコの取材に来られた坂本さんの宿だったので中を見るチャンスがあり、
なかなか豪華な物でした。
ご覧の様に入り口はこの細長い建物ですが、ホテルとしては右隣の建物も使用の様子。
       
ホテル、カノン・ドーロのサイトは
https://www.hotelcanondoro.it/

n.1 ヴァルドッビアーデネ ・ プロセッコ ワイナリー訪問
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463526381.html

n.2 ヴァルドッビアーデネ ・ プロセッコ ワイナリー訪問
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463526671.html



ほんの少し先の左側、この白い建物がチーマ展の会場、サルチネッリ邸・
Palazzo Sarcinelli. 現在は市の持ち物で建物内部が修復され、
絵画展など、各種展示会場となっている様子。

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今回初めて内部を見ましたが、大きな建物で内部もかっての豪奢を偲ばせ、
1420年に町がヴェネツィア共和国の下に入った後、400年の平和を享受して栄えた、
この町の商人の力を彷彿と。

ちょっと調べましたら、サルチネッリ家はヴィットリオ・ヴェネト、かってのチェーネダ、
セッラヴァッレの出身で、後にコネリアーノにも進出(何商かが良く分かりませんが)、
16世紀にはオーストリアのマッシミリアーノ、フランスのヘンリー3世なども
この家に逗留の記録があり、
      
ティツィアーノの娘ラヴィーニア・Lavinia が、一家のコルネーリオ・Cornelio
と結婚していて、セッラヴァッレに住んでいた家に表示があります。



サルチネッリ邸の会場入り口と、入り口内部の様子。

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扉内がロビー式になっていて、ここにチーマ展の切符売り場、奥が内庭。
天井下に渋いグリーンのフレスコ画の帯が見えますね、内部の部屋にもこんな感じの
装飾が残って素敵でしたが、今頃はどこもかしこも写真禁止で・・。

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今回のチーマ展のキャッチ・フレーズは、
「ある種の展覧会は見るだけだが、他のいくつかは見つめる」です。

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この凝視する目、チーマの作品の中の見つめる目の部分が、階段周りの壁に
埋めつくされていて、これは迫力でした!



彼の作品で唯一、生地コネリアーノのドゥオーモにある
天使と聖人に囲まれた聖母子・Madonna in trono col Bambino
fra angeli e santi  1492年頃 150x235cm 板に油彩 

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コスタンティーノとサンタ・エーレナ・Costantino e Sant’Elena
140×73cm ヴェネツィア、Parrocchia San Giovanni Battista in Bragora 
板に油彩

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コスタンティーノ帝と母親エレーナですが、エーレナの衣装の襞の美しさに驚きです。
この絵の中央にも、町の城壁とお城の様子が見えますが、現在のお城は
塔が1つ残った小さい物に。

追記: この絵の持ち主がヴェネツィアの教会サン・ジョヴァンニ・イン・ブラーゴラと
    あるのに改めて気が付き、驚いています。
    ここはヴィヴァルディが洗礼を受けた教会でもあり、主祭壇の絵は、
    チーマ・ダ・コネリアーノの美しい「洗礼図」なのです。

A.ヴィヴァルディが洗礼を受けた教会と、その周辺を
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463740577.html



全カタログを買いませんでしたので、分かったのみでご勘弁を。
上から順に、

聖母子像・Madonna con il Bambino.
ロサンジェルス County Museum of Art

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眠るエンディミオーネ・Endimione dormiente.
パルマ、Galleria Nazionale

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キリストの遺骸に嘆く聖母と聖人たち・
Lamentazione sul corpo di Cristo con santi carmelitani.
モスクワ、 Museo Statale delle Belle Arti.

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出エジプト、聖人達との休憩・Riposo durante la fuga in Egitto
coni santi Giovanni Battista e Lucia.
リスボン、 Calouste Gulbenkian Museum.
    
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聖母子と2聖人・Madonna in trono con il Bambino tra i santi
Giacomo e Girolamo、ヴィチェンツァ、Musei Civici di Vicenza

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ジャンバッティスタ・チーマ・ダ・コネリアーノ・Gianbattista Cima da Conegliano
の署名スタイルを最後に。

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展示の作品は40点程で、他にもエルミタージュ美術館、ロンドンの
ナショナル・ギャラリーなどからも出品。

常に古典に題材を取り、明るく静謐な空気に満ちた彼の作品は、
先に生地カステルフランコで開催されたジョルジョーネの作品と比べ
少し硬い印象はあるものの美しく、誠実で真面目な性格を偲びました。

彼についての記録は不足で、生年も1459年か1460年と曖昧、
ヴェネツィアに出てジョヴァンニ・ベッリーニに学び、工房も持ち、1489年には
作品への初の支払い記録があるそう。

後にはパルマやボローニャ辺りにも教会からの作品依頼で出かけ、生地には夏に
戻っていたようですが、1517年か18年にコネリアーノで亡くなった様子。
彼の家は現在博物館として公開されていますので、後ほど。

TVニュースによると、今回の地元でのチーマ展は大変好評で観客数も多いとか。
実際観光バスが停まっているのを良く見かけますし、
如何にも観光客と分かる、地元以外の人の姿も多く見かけます。

このチーマ展は、この後パリで開催とか昨日聞きました。
世界各地からの良い作品が集まっていますし、このイタリアヴェネトの青い空の色が
見られるチーマ展はパリでもきっと評判を呼ぶ事でしょう。

カステルフランコの町 ・ ジョルジョーネ展
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462522712.html

という事で、n.1 をお終いにし、 次回の n.2 にお願い致します。


*****

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・ n.2 チーマ・ダ・コネリアーノ展 ・ コネリアーノの町

引き続き、有難うございます! コネリアーノの町のご案内を続けます。

会場のサルチネッリ邸から西に行くとこのチーマ広場で、長く続く9月20日通りの
ほぼ真ん中になります。

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右のクラッシック様式はテアトロ・アッカデミア・Teatro Accademiaで、
様々な講演会や催しが行われ、 写真では見えませんが、右に市役所が。
    
この広場では毎年6月に、生きた駒によるダーマの競技のお祭り、
ダーマ・カステッラーナが開かれますが、そのご案内はこちらに。

広場の北西角を入りこみ、西に行くとチーマの生家前に行きます。


2年ほど前、市の古文書館に保存の戦後直ぐに出版された本、紙の質も悪く小さく、
片面だけに印刷された、コネリアーノの15世紀までの歴史の本を読むチャンスがあり、
その控えの中から、当時の庶民生活を偲ばせる部分を抜き出してみますね。

14世紀の半ばにコムーネの建物が建築され始めたらしいのですが、
周囲の一般庶民の家はまだまだ木の家で、屋根も藁葺きだった様子。

そして町のお触れには、今では笑えるお達しが見えます。
いわく、
・何人も家の前に肥ダメを作ってはならぬ。
・何人も道や広場にゴミや皮屑を捨ててはならぬ。
・何人もポルティチの上に鳥小屋や子豚小屋を作ってはならぬ。
・何人も道に妊娠中の豚や、子豚に乳をやる雌豚を放してはならぬ。
ははは。 

こういうお触れが出るというのは、たくさん違反者がいたという事で!
で、犯罪者に対する刑罰は少し凄いので割愛・・。

       

チーマ広場、テアトロ・アッカデミアからの眺め。 ロッジャがあり、アルピーニの
階段を下り南に行くと、突き当たりに、アーチの下から少し覗いて見える国鉄駅。

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建物角に美しいバルコニーのある、広場南側角の美しい建物は、15世紀の
ピュッティの家・Casa Piuttiと呼ばれ、後に何度か改装されつつも、
貴族の住まいというより、常に公共の学校に使われ、文法の先生とあるので
ラテン語と思いますが、その先生の住居だったりした様子。

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9月20日通りは西にまだまだ続き、通りの右側には、チーマの祭壇画のある
ドゥオーモがあり、西端にある門はダンテ門・Porta Danteで、
この通りは終わりますが、

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下側(南)を並行して通る現在の中心通りに続き、ここにも大きな古い建物が
続きますので、またの機会にご案内を。

と、今回町の古い建物についていろいろ調べていましたら、
なんと、キプロス王の家・casa del Re di Cipro というのに出くわし、
仰天して読みましたら、間違いなくカテリーナ・コルナーロの夫の為に
コネリアーノに、住宅用に15世紀に建てられた物。

家の由来こそ知りませんでしたが、ポルティコの下のフレスコ画も、場所も知っている
建物で、またきちんと写真も撮り、ご紹介いたしますね。

カテリーナ・コルナーロについてはこちらに。
アーゾロを彩る女性ふたり ・ アーゾロ市立博物館 n.2
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463693935.html



チーマ広場の北西角を少し行くと、角にこのバルコニーの家、カーザ・ズバッラ・
Casa Sbarraと呼ばれる15世紀の建物で、 ご覧の様にかっては全面フレスコ画で
埋められていた様子で、バルコニーの形も、煙突の形も凝っています。

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ズバッラ家については、「ルッカの古い家柄という羊皮紙の記録があるが、
今世紀の初頭(20世紀)に消滅した、コネリアーノにこの姓の詩人がいた」
という事だけ分かりました。



手前から左折するこの細い道がチーマ通りで、ここを入って行くと・・、

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この案内板があり、チーマの家博物館の入り口。 

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但し、これはチーマ展の会期中だけで現在はありませんが、



表示で分かります。

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3年前の写真になりますが、内部の様子をどうぞ。
ちょうど彫刻の展覧会が開かれていた時の模様です。

1階の梁組み、

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2階の暖炉・北側と、

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南側の部屋・こちらにも暖炉。
これは当時の庶民の家としては、かなり贅沢ではなかったのでしょうか?

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やはりこれも市の古文書館で、当時の納税記録を見せて頂きましたが、
その時、チーマの叔父さんの納税記録だと教えて貰った記録があり、
額は当時の一般よりも少し多い、という事でしたので、
画家ではありませんが、ちょっと特殊な職人一家だったのかもですね。



3階は広い部屋で、

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ここの窓からドゥオーモの鐘楼が見えますが、実際すぐ近く。

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昨日イタリア語の先生アンナリーザに、市の図書館にはチーマに関する書類、本が
たくさん揃っていて持ち出しはできないものの閲覧はできると聞きました。
気持ちの準備が出来たら、読みに通っても良いな、と思った事でした。



チーマの家の前を先に進むと、ベッカルッツィ広場・Piazzatta Beccaruzzi.

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先年、広場も周囲の建物の修復され、少し整いすぎですが、
真ん中の小礼拝堂の左、格子の嵌った場所から覗くと・・、



こんな細い坂道が見え、カスタニェーラの道・Via della Castagneraといい、
丘の上のお城に通じる古い道です。

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コネリアーノの現在のドゥオーモが14世紀に建設される以前は、お城の横にある
教会がその役割だったそうで、中世初期の皆さんは、せっせとこの道をね。
で、現在の道は・・、



上の小広場から、もう一本坂道が右に分かれていて、そこを辿って行くと、
かってのフランチェスコ会派の大修道院、現在は国立のワイン学校の本部・
ワイン製造技術者育成学校の横を通り、

この古い市壁、チーマの絵にも何度も登場するこの市壁、10世紀頃より造られた
カッラレージの壁・Mura Carraresi.

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多分、上で見たカスタニェーラの道はここに続いている筈で、ずっと以前は
あの広場から上った覚えがあります。



そして、お城。 ローマ期からの遺跡跡も残り、お城の建設は10世紀頃といいますが、
現在残るのはこの塔のみ。 市の博物館でもあり、塔のあの一番上にも上れます!

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この塔に久し振りに上ったのが3月11日で、なんとこの朝、雪景色だったのです。
また塔の中などもご紹介したいと思いますが、

今日はとりあえず、塔の一番上からの駅方面の眺めを。

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真ん中に3角形に広がるのが、駅舎と駅前広場。右端手前にドゥオーモの鐘楼。
       


そして北に広がる眺め。 真ん中の丘の中央に小さくオリアーノ村の教会と鐘楼、
我がスコミーゴ村は、あの丘の向こうに。
そして手前に、ぐぅっとカーヴしながら続く、いつも通う道。

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という様子で、ざっとご案内をして来ましたが、

我が町コネリアーノは、ヴェネツィアからは電車で1時間弱にあり、
プロセッコも美味しい、のんびりとした美しい町。

近辺にも美しい見所のある町・村がたくさんあります、どうぞ、お出かけを!!


◆*◆*◆
ちょっぴりおまけの、笑い話を。

先日出かけて来たマントヴァ近辺のサッビオネータ、 そして再度の訪問になった
サン・ベネデットポーの大修道院。
どちらも素晴らしく、ガイドの説明にも見所にも大満足で戻りました。

ヴェスパジアーノ・ゴンザーガ、そしてマティルデ・ディ・カノッサ。 
この2人について今回初めて大いに興味を持つ事が出来、
いろいろ調べ始めていますので、消化できましたらまたご案内を!


所で、次の3枚の写真をどうぞ!

その前日に出かけたヴェネツィアの、造船所前のライオン像ですが、
真ん中の雌ライオンちゃんの、いつもながらの泣きそうな顔に笑って気を取られ、
10センチもない段差に気付かず、転げました!

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痛い! と思うよりも、とっさにカメラに目が行くこの根性! あほが。
でも、痛いなりに歩けたので、サン・ザッカリーアからヴァポレットで駅に。

その間にどんどん左の足首が腫れてくるのが分かり、駅に着くとビッコを引き引き、
痛いのなんの! 駅内には薬局が無いのでそのまま乗車し、コネリアーノまで
足首マッサージを続け、必死の思いで車を運転し、家に。

エジプト旅行に持参したまま残っていた湿布薬を貼ったものの、
その夜は殆ど歩けず、ああ、明日のマントヴァに行けなかったらどうしよう?!
こういう所がね、遊び心のみ、というか・・。

翌朝起きると、パンパンに腫れあがり痛いものの、ビッコを引きつつなんとか歩けます。
駅まで車で出れば、後は観光バスですから、で、朝5時半に家を出発。 
普通の靴は履けず、運動靴の口を精いっぱい広げ・・。 根性、根性、ははは。
       
痛かったものの、やはり行って良かった!!

という経過で、これを書いている水曜日現在、
まだまだパンパンに腫れ、真っ黒で、おまけに水膨れがいっぱい!

一番大きな水膨れは、長さ4cm、高さ1,5cmの見事な黄金色!
薬局のドットレッサに大いに笑われましたが、お陰様で痛みは殆ど無くなり、歩けます。

友人から届いた、友情溢れる嬉しいメールには、
遊びすぎで罰があったったんだ! 出かけ過ぎるな! もっと家で本を読んで勉強しろ!

はぁ~い、来週までおとなしくしま~す。
皆さんも、道の段差と、ヴェネツィアの造船所前の雌ライオンちゃんにはご注意を!!


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・ ほら、春だよ! ・ スコミーゴ村も、春だよ!

柔らかい春の陽射しが続く毎日、暖かい春の陽気に誘われ
この日曜の午後、我がスコミーゴ村・Scomigoを一回り。

柔らかい緑の草原、咲き始めた小さな花々、萌えだす新芽、
のんびりとした、イタリアはヴェネトの春をお届けしますね。

家からすぐの所で見つけた春の花、春の色。

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萌えだす新芽。

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ムスカリの花、草地に咲いているのですが、野生かな?

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イヌフグリと、同じ位の大きさのピンクの小さな花。

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タンポポの黄色、満開!

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良く見ると、小さな他の花も咲いているのですが、黄色に埋まってますね。



イタリアの春はカリカントス・蝋梅の薄黄色で始まり、レンギョウの黄色が続き、
今は既に盛りを過ぎ、これは、山吹。

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日本の様に花の咲く順番がなく、その土地の陽当たりや風あたり等の条件により
暖かくなるといっせいに咲きだします。
山吹など、日本では梅雨時に咲くものと思っていましたが・・。



いつもの風景、隣のオリアーノ村の教会と鐘楼。
村の境の谷を埋める木々が芽吹きだし、今様々な色で埋まりはじめ。

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草原で、シニョーラが草を探して摘んでいますが、向こうから声をかけてくれました。

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ほら、この草の先を摘んでいるのですね。 sciopetin・ショペティンとこの辺りでは
呼ぶそうで、イタリア語の先生に写真を送り訊ねましたが、やはりこの言葉。
ヴェネツィア・メストゥレに住む息子セルジョの奥方ドナテッラは別の言葉で
教えてくれたのですが、思い出せず・・。

リゾットにすると大変美味しいとの事ですが、まだ食べた事なし。
スーパーでもこの季節、ほんの少し売っているのを見かけます。
日本でも蕗の薹やらタラの芽とか土筆とか、春の野の味を賞味しますね、
所違えど、やはり人間の感覚というのは同じですね。 
  
スコミーゴで生まれ育ち、ずっとここにというこのシニョーラとは初めての出会いで、
どこに住んでいて、誰と結婚したのか、いつからこの村にと、ははは、
ちょっとした身元確認の会話があり、にっこりと、また会おうねとめでたく無罪放免。
ええ、田舎ではこれが大事なのですよね。



葡萄畑の脇を通りかかり、新芽が出ているのを確認。
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葡萄のこの一見枯れた様な肌の枝から、こんな可愛い、みずみずしい新芽!



ほらね、逆光に新芽が煌めいています。

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少し奥に入り込むと、土地の傾斜に連れて列が伸びるのが、良く分かります。



だらだらと傾斜を下り入り込むと、雑木林。 向こう側に湧き水の細い流れがあり、
渡った場所にも雑木林があるのですが、最近どんどん刈られて行きます。

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草地の奥でひっそりと野生のクリスマス・ローズが咲き、今、種袋が膨らみつつ。

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3年前に種取りをし、日本の各地にお嫁入りした野生のクリスマス・ローズが、
皆さんの丹精のおかげでこの春咲き始めたとの嬉しいニュース!
しかもなんと、爽やかな香りを持っているのですって!!



葡萄畑と道との境にある、小さな果樹の花が開き始め、蜂君が寄って来ていますが、
花に潜り込むと写せず、飛ぶとピンボケで・・。

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ここの果樹はなんだったっけ? リンゴだったっけ?



向かい側の畑の脇の木。 ここも様々な色の新芽、そして白い花。

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お家の庭のこれを写していましたら、

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ガードマン君が吠えながら走り寄って来たので、声をかけつつ、カメラを向け
1枚撮りましたら、途端に何やらモゴモゴいいながら母屋の方に、ははは。



藤の蕾も、ほら、膨らんで来ています。
      
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最初のはスコミーゴ村の郵便局のお隣で、次のはもすこし先のお家の垣根に。



隣のオリアーノ村への谷の道を下らず、東に延びる道をだらだらと。
住んでいる人位しか通らない道なので、早速にワン君たちが騒ぎます。

細いスカンポに、もっと細い蜘蛛の巣が。 見えるかな?

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イタリアの白い桜と果樹の白い花。 いずれも少し盛りを過ぎて。

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この花はなんでしょうか? 辺り一面に、馥郁たる香りが漂い、蜂君たちもたくさん
集まっていましたが、なかなか、こちらの思う花には立ち止まってくれず。

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オリアーノ村との傾斜に広がる葡萄畑。
逆光の位置ですが、大好きな眺めなのでご覧頂きますね。

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この大きな農家の左下を高速が通り、村道の高架が架かります。
車で旅行に出かけて戻って来た時、手前で大きくカーヴする高速を走りながら、
見上げるこの家。 いつも、ああ無事に戻って来た、と安堵する場所なのです。

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写真は、も一つ南の高速にかかる橋上からなので、下から見上げるイメージは
ありませんが、スコミーゴ村のとっかかりです。



やはり高架橋の上から面白い畝の形の畑を見つけましたが、
どうしても橋の上からしかこの位置は写せずで、左に白い線が写り込んでいるのは、
高架の金網の線。

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葡萄畑も今のこの時期、まだこんな風に骨格のみ。

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空き家になった大きな農家、それでも、庭木に春が。

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これらの写真を撮った前日の土曜の夜、ざぁっとかなりの雨が降り、雷も鳴り響き、
日曜もずっと北の山には雲がかかっていたのですが、

家に戻りかけの時少し薄れ、なんとまぁ、また山の上が白くなっているのが見えました。

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葡萄畑の間に広がる草原に、猫ちゃん。
遠くから望遠で狙いましたが、パシャっというシャッターの音で、一目散!

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それがなんと、まさに馬が疾走する様に、後ろに長い尻尾を一直線に閃かしながら、
素晴らしい走りっぷりで逃げて行ったのですよ、あはは。


◆*◆
今日のブログ・タイトルにした、ほら、春だよ は、
2年前に見に行ったアッシジの「カレンディ・マッジョ」のお祭りで何度も聞き、
CDも買って戻った「Echo la primavera・エコ・ラ・プリマヴェーラ」から。

ほら、春だよ。
心を浮き浮きさせ、恋をする時、
幸せな気分を味わう春だよ。
空気も季節も、浮き浮きさせる。
この軽やかな季節、
憂いもなく、すべて優美で楽しくて。
草はみずみずしく、花は野原を覆い、
飾りつけられた木々も、そんな様子だよ。

あのお祭りは、まさに訪れる春を寿ぎ、喜びを歌いあげる素晴らしいお祭りで、
繰り返し想い出しては楽しんでいます。
ご案内はこちらからどうぞ!
アッシジ   ウンブリア州  
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460871638.html
       
◆*◆*◆

ブログご訪問、有難うございます!
今日は文字数が少ないので、ちょっとお喋りを。

ご自分がブログをされている皆さんはご存知でしょうが、
「お気に入り」に入れて訪問して下さる方の身元は分からないものの、
どのリンクから訪ねて下さったか、どんな検索言葉で訊ねあてて下さったか、
一日に何人ご訪問くださったかは、分かるようになっているのですね。

所で、このブログは有難い事に、今年になり、ぐっと訪問して下さる方が増えました。
本当に有難うございます!!
好きな事を好きな様に綴っておりますが、訪問して下さる方が多いと、
尚の事励まされます。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!!

と、しおらしくご挨拶をすませまして、・・ははは、
検索をかけて、このブログを訊ねあてて下さるのに、時にとんでもない言葉で、
来られる方がおられるのですね。

以前、砂地・ニンジン というので、数人の方が!
でもこの、砂地・ニンジンには心当たりがありました。 ポー河のデルタの干拓地で、
砂地の人参畑を見たのを一行書いた事があります、はい。

好奇の虫で、逆にこの言葉で検索をかけましたら、砂地・ニンジンでかかる
サイトの多い事!! 20ページまで行きましたが、当ブログには行きあたらず断念。
一体何ページ位で探し当てて、訪問して下さったものでしょうか!
まさかに、イタリアの田舎くんだりに辿り着くとは、予想外だったでしょうねぇ、ははは。

で、つい4月1日の事、
なんと、お前の血が欲しい という言葉で、お一人様ご訪問!
な、なに?! 覚えがないです! 無実です! どう考えても!

で、逆検索を。  
物凄いページ数、ホラー・ページ検索かと思う程、血まみれ!!
これも20ページまで行きましたが辿り着かず断念。

お前の血がほしい、だと?!
いらん、いらん!! やらん、やらん!!

日頃、世間常識とは離れて暮らしておりますが、認めます!
思いがけずにお付き合い頂けるようになった方々との繋がりがどんどん広がり、
これは大変に嬉しく有難く、
そして時にこの様に、大いに世間に引きずり込んで、笑わせて貰える
ブログの功名にも大感謝です!!

どうぞ今後とも、よろしくお願いいたしま~す!
       
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