・ La citta` bianca ・ 白い街、オストゥーニ

今日は、月一ゲストのグロリオーザさんの写真とコメントで、
南イタリアの、白い街にご案内です。 ごゆっくりどうぞ!
**

今回は、プーリア州オストゥーニ・Ostuniの紹介です。
イタリア半島を長靴に例えれば、かかとのあたり、
アドリア海を見下ろす高台にある町です。

町のパンフレットではラ・チッタ・ビアンカ(白い街)とされているように、
このイトリアの谷周辺にはチステルニーノ、ロコロトンドなど旧市街
全体が白い建物で埋め尽くされている町がいくつもありますが、
ここもその代表的なものの一つです。

旧市街の夕暮れ。
トロイ戦争で逃げてきたギリシャ人が興した町という説があり、
地名はギリシャ語で「新しい町」という意味だそうです。

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私はチステルニーノ(昨年秋にこの町の祭りを紹介しました)からバスで
オストゥーニに向かいました。 30分足らずで旧市街に程近い
新市街に到着、少し歩くと旧市街の入口、リベルタ広場に着きます。
スッドエスト線という列車だと、駅から標高220mの丘の上まで
またバスに乗らねばなりませんし、タクシーを見つけるのは
至難の技ですから、バスが便利です。



リベルタ広場の前には円柱がそびえ、
守護聖人サントロンツオ・Sant'Oronzoが町を見下ろしています。

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像をアップするとこんな顔。 ちょっとひょうきんな聖人に見えます。

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ゆるやかな上り坂になっている大聖堂通り。
旧市街に入るにはこんなソットポルティゴをくぐって行きます。

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大聖堂(ドゥオモ)が右側に見えてきます。
15世紀末の完成のバラ窓も美しい教会です。
がこの写真はドゥオモではなく、多分サン・ジャコモ教会だったと。

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昼は閉まっていましたが、夕方再度訪れたときはミサの最中でした。

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向かい側にはこんなアーチが。

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アーチの向こう側に白い街並みが見えます。
ほぼすべての建物が石灰乳の白で塗りこめられ、
夏の強い日差しを反射して、目もくらむほどの輝きを放っています。



あくまでも白い家々。 車もほとんど通らないような細い路地が
くねくねと続き、迷路をさまよいます。
暑い夏の午後は人通りも途絶えるので、迷宮を独占した気分です。

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花鉢も、出窓のある家では当たり前に置かれています。

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北側のサンタ・マリア・デッラ・ステラ教会。

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その背後には街並みが見えます。 ここを訪れたのは8月上旬。
毎年夏前には石灰乳の塗り替えを一斉にするらしく、この時期は
化粧直し後のタイミングになり、いくつかの「白い街」の中でも
ここが一番白さが際立っていました。



旧市街を取り囲む強固な城壁も真っ白。
この城壁は14世紀に造られ、その後次第に強化されたそうです。

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少し離れたところからの俯瞰です。

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また旧市街に戻ります。
強烈な太陽の光と、2人のシルエットが対照的です。

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高台に登って東側を望むと、遠くにアドリア海が見渡せます。
町からは約10キロ。海の向こうはクロアチアの南端ドブロブニクあたり。

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手前の林は何だろうと思い、町の人に聞いてみると、
「全部オリーブだよ」と教えてくれました。
プーリアの中でもこの地方が、最もオリーブ栽培が盛んな所だそうです。



また白い街並みに戻ります。

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またまたトンネル。

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大聖堂の建物が一番の高台にあるのがわかります。

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リベルタ広場に戻りました。 少しずつ夕暮れが迫ってきます。

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旧市街から離れて、町全体を見張らせる場所を探しました。
夕映えが空を染めてきました。

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すっかり夜の帳が下りて、
ライトアップされた旧市街が宵闇に浮かび上がりました。

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光の変化をみつめてうっとりとしているうちに、
バスの時間を忘れ、あわててバス停に走りました。
でも、いつものようにたっぷりと運行時間が遅れてくれて、
最終に間に合いました。 

バスの運転手に「チステルニーノのローマ通りで降りたいのだが・・」
とリクエストすると、その停留所に近づいたら、
4~5人の乗客全員が合唱のように声を合わせ
「次がローマ通りだよ」と一斉に教えてくれました。

美しい町と優しい人たちに会えた一日でした。

グロリオーザさんのブログ、「イタリアの誘惑」は、こちらです。
http://jun-gloriosa.cocolog-nifty.com/blog/

◆**◆

グロリオーザさんの、オストゥーニのご案内、如何でしたか?
ローマ以南は、ナポリに昨年の冬に行ったのみで、
まったく訪れた事がなく、この町の名前も知りませんでしたが、
写真を拝見すると、かなり大きな町で、歴史もありそうです。

検索をかけましたら、人口が32000人ほどですから、
我がコネリアーノとほぼ同じですし、
シルクロードの終着点で、県庁所在地でもあるブリンディシ・Brindisi
から、僅か35kほどに位置します。
ええ、やはり一度あの辺り、訪れてみたいものですね。
       
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・ n.2 カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑 

引き続きウンブリアの奥、マルケ州に程近いカステルッチョ・Castelluccioと、
その足元に広がる大平原、ピアーノ・グランデのお花畑のご案内です。

山道を半分ほど登った所からの村の眺め。 大平原から立ち上がる様子、
そしてヴェットーレ山の大きさが、良く分ります。

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道はこんな風に続きます。 右手にまだ樹、樅かな?、が見えますが、
ここを過ぎると、奥に見える濃い緑の部分の樹のみで、樹は生えなくなります。
あの、山が重なる部分くらいまで行きました。 大平原は左下に広がります。
 
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こんな風に、下に広がる大平原。

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アザミの花に止まる蝶。

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この白黒の柄の蝶と、茶色の柄、そして真っ黒な蝶と3種見かけました。
道脇で、子孫繁栄に励む姿も見てしまった!



山道を下ってきての村はずれ。 放置され崩れかけた家に、芥子の花が咲き乱れ、
青空の下でもなんとなく侘しさを。

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カステルッチョの村から、大平原に下って来た辺り。 かなりの数のトラクターが行き来し、
畑がこんなに広く多いのですもの、考えてみれば当然ですね。

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村から坂道を下り、大平原がくびれて狭くなった辺りから、東の山麓部に入り込みます。
       
こちら側は山が近いせいか、トレッキングに出かける人の姿。 ええと、右が彼女です。

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優しく、色も柔らかく。

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道の奥から、かなりお年のご夫婦がマウンテンバイクで。
どうやらドイツ人のようですが、誠に、お元気で結構ですぅ!!
手前の初老の男性はカメラを手に。

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お花畑が広がる姿はとても美しいものですが、さてそれを写真に撮った時、
写真が美しく見えるかどうかはまた別問題で、まして、芥子の赤が入るととても難しい。

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これは、かなり良く行ったと思うのですが、多分手前の青い矢車草のお陰ですね。



青紫の矢車草。 久し振りに見ました。

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大平原のあちこちに、もわっと青みがかって見えるのが、矢車草が咲きかけの所。
ツタンカーメン王のお墓にあったと言われ、イヴ・モンタンも好きだったという花。
何かとても懐かしい想いを運んでくれます。



これは、何の麦でしょうか? ウンブリアは、ファッロ・Farroと呼ばれるスペルト麦でも
有名なのですが、それでしょうか?

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古来からある穀物で、体にも大変良いそうで、お米のサラダにしたり、スープに入れたり。
我が家でもこの頃お米のご飯に、このファッロやそば粒、大麦、レンズ豆等などを混ぜての、
雑穀ご飯、藤澤周平氏書かれる所の、かて飯を食べております。



この大平原の中、我々の眼には見えないような水脈が、やはりあるものと見えます。
近くに、こんな小さなカタツムリがあちこちに。

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大平原の真ん中あたりで、道が一本分岐します。 地図を見ると、九十九折の
峠道を越え、アスコリ・ピチェーノから、アドリア海に抜ける道で、
その道を辿ってみました。

すぐ真下から仰ぎ見る、ヴェットーレ山の割れ目。

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大平原に伸びだす山の裾に牛たちの姿が。
奥の方に、筒が並んでいるように見える白い物は、どうやら水飲み場のよう。
宿の窓からも移動している姿を見かけ、一日の内に2回程往復の様子。

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今辿るこの道は大平原の東端を抜けているので、「イタリア」も、大平原越しに。

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ヴェットーレ山に続く南の山の上、カイトが2つ、飛んでいました。
気持ち良いだろうなぁ!

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家に戻ってのち、写真を整理していて気がつきました。 山の斜面左側に、
羊の群れがいるのが、見えますか? これはかなりの数ですよ。



ヴェットーレ山の山襞を近くから。 雪解け水の流れ道でしょうね。

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ちなみにこの辺り一帯、モンテ・シビッリーニ国立公園ですが、
この公園内で一番高い山がヴェットーレ山で、2476m。

も1つ山の奥にピラートの湖というのがあり、この名はなんと、ポンツィオ・ピラート、
キリストに死刑判決を下した彼の名からで、彼が、水牛にこの湖を引かせて来た
という伝説があるそうで。
この近辺の生まれのようで、彼自身が伝説の人物の様に思っていた私には、
おお! と、目から鱗でした。



芥子の花。 ここのは赤が綺麗。

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大平原の南東の端から見るカステルッチョ。 村から左の方に山腹を斜めに上る道。
あの道を今朝辿ったのでした。

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大平原の中を真っ直ぐに抜ける道に再度戻って来ると、羊の群れがちょうど移動中。
オゥ、オゥと急いで車を停め、追いかけます。

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羊の群れと競争された事、皆さん無いでしょう? これがもの凄く歩くのが早い!
なにせ脚が4本、倍ですものね。 草を食べつつ、ぐんぐん移動して行きます。



お尻だけでなく顔を写そうと思うと、こちらは走らなくてはなりません。

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それにしても、いろんな色の羊、いろんな顔、本当にいろいろおリますねぇ。



羊のガードマン君たち。

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白い方が少しお年なのか、疲れ加減のようで、それをこの黒ちゃんが迎えに走り、
付き添っているのです。 白ちゃんの背中には、草の実がいっぱい。
    

   
そろそろお昼ご飯の時間。 ボチボチと、カステルッチョの方に戻ります。
まだ草色をした巻き草。

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お昼を食べていると、道の真ん中に郵便局の車が急に止まり、車から降り上を眺め。
何だろうと思ったらこのプロペラ機、こちらが大きいほうで、もう一機、プロペラが一対の
小さいのが、グゥイ~ンと飛んで行きました。

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すごいなぁ! 公務員が道の真ん中に車を止めるんですよ。
ちなみに、これはプロペラ機の戻りの姿。



3日目の朝。 窓を開けると、大平原に雲がかかっていました。
もっと早くにはもっと雲が多かったでしょうに残念、 暫くする間にすぅ~っと消え。

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朝ご飯の後、出発前にもう一度と、大平原の一番南まで走りました。
       
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昼間は囲いの中の馬たちも、自由に草を食んでいて、大変良い眺め。



このチビ君は草を食べるのに、首を伸ばしても少し届きにくいのか、首がまだ短いのか、
ちょっと前脚を開きなおして、首を伸ばすのですよ。

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大平原を南北に貫く道のその東側で食べていたのが、やおらカポッカポッと、
順に道を横切り移動するのです。

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すぐ近くのお馬君が私の方に向かって来た時は、ワッ、ワッと、少し本気で逃げ腰に。
だって彼ら、本当に大きいですよ、近くだと。

道路横断を恐れるチビ君には、小父さんが後から、ホイホイと手を叩いて。 



朝の空気の中、カステルッチョとお馬君たち。

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彼らが草を食べる時、パシッパシッと草をむしり取る音が響きます。



面白い柄のブチ馬君が2頭。

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大平原の中を、村に電線が続きます。
一本の電線は写真の中では邪魔なだけですが、こうして見ると、命の綱の様ですね。

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大平原の一番南まで走り、車の向きを変えました。
この一直線の道は、一度途中で角度を変え、カステルッチョに向かい、
そして、一昨日越えてきた峠を再び越えて行きます。

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今回最後のカステルッチョ。 昨春の印象とはかなり違う大平原でした。
いっぱい虫に食われ、腫れ上がりもしましたが、
羊も、馬も、牛も、犬も、レンズ豆の花も、矢車草もたくさん見れ、満足して戻ります。

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華麗なイタリアでも、大都会の美でもありませんが、私の大好きなイタリアの一部。
上手くお伝えできる様にと願います。

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・ n.1 カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑 

今日のご案内はウンブリアの奥、マルケ州に程近いカステルッチョ・Castelluccioと、
その足元に広がる大平原、ピアーノ・グランデのお花畑です。

行ったのはこの7月上旬。 昨春まだ山に雪が残る平原を見、
花が咲き乱れるという初夏に訪れるのを楽しみにしていたのです。

まずは、昨年の早春のカステルッチョもご覧下さい。
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464307296.html     

昨年の春にはアッシジからの日帰りで、ノルチャから標高1500mの峠を越え、
いわば大平原の南口から訪れましたが、今回は、ヴァルネリーナの道をマルケ州に
入った所のヴィッソ・Vissoまで行き、そこから南に向かいました。
  
この村はカステル・サンタンジェロ・Castelsantangelo、ヴィッソ・カステルッチョの
行程、36キロのほぼ中程に位置する標高780mの村で、絵に描いた様な城壁でしょ!

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ノルチャから入る道も標高1520mの峠越えですが、ヴィッソからも行程は短いものの、
カステル・サンタンジェロを過ぎると、九十九折の上り坂が続きます!

道幅が広いので幾分気分は楽ですが、それでも、この辺りまで上り
景色が開けた時はヤレヤレ。 この谷底を抜ける道を辿って来たのです。

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遂に、峠の頂上に! グアルド峠、標高1496m。
水飲み場が設えてあり、後にレンティッキ・レンズ豆の黄色い花。

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グアルド峠・Passo di Gualdo. 水飲み場に並びこんな小さな祈祷所が。
奥に続く道は山奥の小さな村に。
翌日途中まで辿ってみましたが、道路工事中で引き返し。

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祈祷所の前を何メートルか歩くと、この景色が広がりました!
あの奥の、小高い山の上の村、あれがカステルッチョです。

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なんとなく、は~~るばる来たぜ、カステルッチョ~~ォ、と、歌いたくなり・・!!
日頃、モーツァルトだ、ヴィヴァルディだ、と文句を垂れていても、ああ、やはり日本人!

右側にジグザグと続く道をまず下り、そして上って、カステルッチョに行きます。



カステルッチョのレンティッキ・レンズ豆は、小粒で美味しい事で大変有名ですが、
この黄色い花がレンズ豆の花なのですね。
そして、この大平原がこのレンズ豆の花の色で埋まるのが、6月中頃との事で、
その時期に花祭りが開かれます。

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満開の花に埋もれた大平原を見たいと思い、最初はシエナの前にここに来る心算が
逆の行程となり、宿の予約をした6月の中頃に尋ねると、今咲き始めた所、と。
春が遅かったので大丈夫かと楽観していましたら、6月末から俄然暑くなり・・!

で、ヴィッソの書店の女性(兼カメラマン)に山越えの前に尋ねましたら、
レンズ豆は終わりかけているが、他の花が咲き出している、との情報でした。
それが、この北側の部分ではまだ見れたので、本当に嬉しかったのです。



峠からの道を下りきった低い位置から。 風が大変強く、雲の動きが激しく、
雲の影がどんどん移動して行きます。

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ピアーノ・グランデ・Piano grande・大平原、の名に恥じないこの広さ。
この広さから受ける感覚、上手くお伝えできるでしょうか?

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カステルッチョにはお昼過ぎに着き、一旦宿に荷を置いてすぐ出かけました。

北の小さめの平原に比べ南側はより広く、暖かさが違うのか、ポピーの花の咲き始め。

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ピアーノ・グランデは周囲を山に囲まれていますが、中でも東を占めるヴェットーレ・
Vettoreの山が一際高く、標高2476m、美しく、山襞の美しさに、昨春魅せられ。
今こうして見る初夏の姿も、穏やかながらの威容で素晴らしい!

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いました、いました、羊の群れ。 お尻ばかりで失礼をば!

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ならば、頭の方へ移動して、と。
それにしても、ずっと下を向いたままで食べ続けているのですよ。

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大平原の中を一本道がグーンと突き抜けて通っているので、ちょっと走っては脇に寄せて。

牛たちもいます。 彼らの中にも大変好奇心に富んだshinkaiみたいなのがいて、
ははは、逆に、じっとこちらを見つめます。

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お乳を飲んでいる子がいて、こうして撮ったのですが・・、
お母さんにも角があるのは、知らなんだ! それにしても綺麗なお尻だなぁ!!

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この白黒の大きな艶々の方が頭領で、ホラね、首に鈴をつけているでしょう?
この鈴は、仲間内のただ一頭がつけているのです。

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「イタリア」も、健在でした。

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前に見える小さい車が私めのでして、その心算は無く止めたのでしたが、
記念撮影というか、証拠写真というか・・、ははは。



平原の中程に乗馬用の馬がいて、今、女の子が一人、乗せて貰ってゆっくりと。

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馬の囲いの中。 あのチビちゃんは死んでいるのではありません!
普通、お馬は立ったまま眠ると聞きますが、まだまだ無防備で。
もう一頭のチビ君も、こんな風に横になり眠っていましたっけ。
うん、お馬のお尻は綺麗ですねぇ!

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大平原の南の端、昨年春にやって来た、ノルチャに続く峠道に上ってみました。

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中央奥に見えるカステルッチョの村が分りますか?

雲が影を落とし、動いて行きます。 この広さ、お分かりでしょうか?
アッシジのサン・フランチェスコを描いた映画、ゼッフィレッリの映画も、
ミッキー・ローク主演のも、いずれもこの平原を映画の中で使っています。 
フランチェスコが再建する、サン・ダミアーノ教会のある場所として。

そう、この大平原の中では、如何にも人間の存在が小さいですね。



平原に降りる道を下りながら、道端に一人男性が居るのを見かけました。
そのまま坂道を下り車を止めたところで、

後ろの山の上からカラカラと鈴の音が聞こえ、ああ、羊飼いだったんだ、
羊の群れが居たのか、と気が付きました。

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ずっとこうして山から山に移動を続け、冬になるとアドリア海のほうに行くのだそう。
羊の数を聞くと、500頭。
       


写真を撮っても良いかと聞くと、愛犬と並んでくれ、2人でカメラを見ているのもありますが、
この、見詰め合うのが良いでしょう?

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彼のズボンには、自分で縫ったのでしょう、ギュッと絞ったように、穴を塞いだあとが。



平原の中程からカステルッチョの村を。
本当に広いのです! 羊の群れが幾つも、あっちにも、こっちにも。

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トスカーナの平原でも、こんな形に麦藁を巻いたのをたくさん見ましたが、
これはまだ若い草を巻いてすぐのようで、丸い形が薄いグリーンを帯びています。
奥に見えるベットーレ山の山影が、長くなり始めました。
         
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これは宿の窓からの眺め。 素晴らしい眺めでしょう?!

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宿、といっても実はホテルではなく、部屋を貸している家なのですね。
予約を入れていた宿に行って見ましたら、部屋の小さいのはともかく、
窓が高~い位置に、小さいのが1つだけ。

幾らなんでも、監獄に寝る気は無いなぁと、予約が取れなかったレストラン兼の宿
に行き、ダメもとで尋ねましたら、電話をかけてくれて、部屋を借りてくれたのです。

というわけで、この眺めの素晴らしい部屋で、朝夕の景色を愛でながら、
2泊したという次第。



大平原の細長く作られた畑の感じが、お分かりでしょうか。

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上に直線で見えるのが、大平原の中をグーンと通る一本道。
畑の色が、太陽光線により、隣の畑との色の関係により、
なかなか上手く出ないのですが、これは納得できる色の一枚。



朝食夕食は、宿の仲介をしてくれたレストラン兼宿屋に。
レストランは北向きの位置にあり、大平原のくびれに当る山の部分、その影の変化、
色の変化を、晩御飯を食べながら大いに楽しめました。

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レストランの中の席にはドイツ人の夫婦グループが陣取り、気勢を上げ大変に賑やか。

色々食べたのですが、ポレンタ(トウモロコシの粉の練ったもの)に野草を入れ、
アンチョビソースをかけたものとか、この山奥で食べた鱒のグリルが、美味しかったぁ!
なにせトスカーナでは、一度も魚を食べれませんでしたから!
       

周囲を山に囲まれているので、日没が大変に早く、その後もまだまだ空が明るく、
ホンの少しのピンクが、山の色に加わるだけ。

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それにしても、こうして見るベットーレ山の山襞の異様な迫力。



大平原がすっかり影に落ち込み、トスカーナで見た時よりは少し太った三日月が。

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翌朝。 大平原の南の奥の山に朝日が射して。

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ぐんぐんと朝日が上り、夜の名残の影が後退して行きます。

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ふと気がつくと、既にもう、カメラを据えて狙いをつける2人! ご苦労様で~す。
でも、何を狙っているのだろう? 気になるやん。

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2日目は、カステルッチョの村から、西に続く山道、大平原を取り囲む西側の山の道を
歩いて辿ってみました。
地道の結構な勾配を、じりじりと暑くなり始める朝、ゆるゆると辿ります。

いろいろな四角に区切られた畑、少しずつ緑の色が違い、芥子の赤い花が咲き始め。

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ベットーレ山の山襞。 大平原からの立ち上がり部分で、
畑とせめぎあっているのが、面白い眺め。

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こちらがそのアップ。 なだらかに広がる傾斜部分です。
道が通っているのが見えますが、この後、あの道も辿ってみました。

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登り道脇の小さな花。

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カステルッチョの村自体が標高1452mですから、お花は高原植物の類でしょうね。

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この花も確か高原植物だったと。

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という所で、 引き続き、n.2 をご覧下さい、ませませ。

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