・ パドヴァ ・ 聖アントニオの街

今日は、月一ゲストのグロリオーザさんの写真とコメントで、
パドヴァ・Padovaのご案内を。

ヴェネツィア・ミラノの大幹線上、そしてフィレンツェ~ボローニャ、ローマへの
分岐点でもあるヴェネトの大きな街で、近年市内電車が通ったり、
移民問題でもTVのニュースに事欠かない街でもあります。 ごゆっくり、どうぞ。
***
      
今回はパドヴァの紹介です。ヴェネツィアの隣町という感じで、電車だと約30分、
普通列車でヴェネツィアから往復5,8ユーロという手軽な小旅行です。
スクロヴェーニ礼拝堂・Cappella degli Scrovegni.  
駅を降りてポポロ大通りを真っ直ぐ南下すると、左手に、ジョットの壁画で
あまりにも有名なスクロヴェーニ礼拝堂があります。

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ここは完全な予約制ですが、日本からでもサイトから予約が可能です。
ただし、カードはVISAかマスターカードしか使えません。
1時間前に切符を受け取り、温度調整室で15分間ビデオを見たうえ、
15分間だけ見学が可能という厳重な管理体制がなされています。

各々の絵もさることながら、抜けるような天井の青に包まれた幸福感が、
何ともいえないものでした。
写真撮影は禁止なので、この写真は借り物です。



エレミターニ教会・Eremitani.
礼拝堂のすぐ隣りには、エレミターニ教会があります。
ここで最も目を引くのはマンテーニャの「聖クリストフォロの殉教」です。

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ただ、第二次世界大戦の時の空爆で大きな破壊を受け、
一部は消失してしまっています。



そのアップ。 とても生き生きした人物像ですよね。

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空爆で倒壊したときの、建物の写真も飾られていました。

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内陣のフレスコ画です。

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入口左側にはヤコボ・ダ・カラーラの墓があります。 ペトラルカの詩句が
刻まれていますが、ラテン語なので内容はわかりません。

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サンタントニオ聖堂・Sant'Antonio.  
ポポロ通りから続くガリバルディ通りに戻って、さらに南に20分ほど歩くと、
左側に、大きなサンタントニオ聖堂が見えてきます。

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パドヴァに住んでいた事もある作家坂東真砂子のエッセイ
「イタリア 奇蹟と神秘の旅」では、
「たこ焼きのように並ぶ丸屋根、そこから突き出した鉛筆状の尖塔」
と表現されていますが、まさに巨大なたこ焼きがいくつも並んでいます。



聖アントニオはポルトガル生まれですが、すぐにパドヴァに移り住み、
フランシスコ会修道士として数々の奇蹟を起したといわれています。

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彼は聖マリア・マテル・ドミニ教会所属だったのですが、
聖マリア・デ・チェッラ修道院で亡くなりました。
彼の死後もいろいろの奇蹟が起こり、信者達は修道院に巡礼に訪れる
様になりました。 同修道院の権威も高まり寄付もどんどん集まるのに、
ドミニ教会のほうは無視されがちになってしまいます。

これに対してドミニ教会側は、豪華な棺とそれを収める巨大な聖堂を
自分の隣りに建設し、法王に画策し、ついに遺体を取り戻すことに
成功したそうです。 
その聖堂がサンタントニオ聖堂です。 結構生臭い話ですね。



その聖堂の壁面には聖人たちの像が刻まれています。

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内部の光景です。 これではないのですが、棺の置かれた聖アントニオの
礼拝堂には、次々と信者たちが訪れて石棺に手を当てたり、祈りを捧げたり
する姿が絶えませんでした。恐れ多くとても写真は撮れません。

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棺の周りには「per grazia ricevuta」と記された手紙などが
山のように置かれていました。「祈願成就」とでも訳せばいいのでしょうか。
結婚や病気からの回復などはわかりやすいのですが、交通事故の写真も
あったので、不思議に思いましたが、
これはお祈りをした帰りに事故に遭ったが、奇跡的に早く回復した事を
感謝する手紙でした。



反対側のサン・フェリーチェ礼拝堂は、ゴシック式の美しい様式で、
ジャコボ・アヴァンツォのフレスコ画「十字架刑」が飾られています。

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サンタントニオ広場。  外に出たら、ロウソクの売店を見つけました。
とても長いもので、11月にヴェネツィアのサルーテ教会の祭りで
見かけたロウソクを思い出しました。

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広場には、ドナテッロ作のガッタメラータ将軍騎馬像があります。

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ヴェネツィアのパオロ教会広場にある、ヴェロッキオ作のコッレオーニ騎馬像
とともに、ルネサンスの騎馬像の傑作といわれるものです。



隣りのサンタントニオ信者会2階には、16世紀ヴェネツィア派のフレスコ画が
18枚飾られていますが、最も注目されるのがこれ「新生児の奇蹟」。
生まれたばかりの赤ん坊が、母親にかけられた嫌疑を晴らす場面ですが、

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ティツィアーノが独力で制作した最初の作品といわれています。
後に「画家の王」と呼ばれるようになったティツィアーノの原点ともいうべき
作品とその空間を、完全に独占状態で堪能しました。
この建物にまで来る人はほとんどいないようです。



その先に広大な公園があります。 プラート・デッラ・ヴァッレ・
Prato della valle と呼ばれるこの場所は、昔ローマ劇場のあった所で、
18世紀の建造です。80体にも上る彫像がずらりと並んでいます。

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バラエティに富んだ彫像たち。周囲には食べ物などの市が開かれて
にぎわっていました。


***
グロリオーザさんの旧ブログ、「イタリアの誘惑」は、こちら。
http://jun-gloriosa.cocolog-nifty.com/blog/ 

「新イタリアの誘惑」は、こちらに。
***
グロリオーザさんの、パドヴァのご案内、いかがでしたか?
私も久し振りに、パドヴァに出かけたくなりました。
      
スクロヴェーニ礼拝堂のジオットの壁画も、エレミターニ教会の壁画も、
近年修復されましたが、
とりわけ、スクロヴェーニ礼拝堂のジオットの作品は、あの名高いアッシジの
サン・フランチェスコ教会下院の壁画と同じモチーフで、こちらの方が
サイズが小さい分だけ密度が濃く、傑作という批評家の説もあります。

エレミターニ教会のマンテーニャの作品は、遠近法を最大限に使っての
迫力あるものですが、この聖クリストフォロは、優しい力持ちの大男、という
中世に大いに愛された聖人との事で、他の人物に比しての大きさも納得です。

ヴェネツィアから近いので、楽に訪れる事ができます。 是非どうぞ!


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・ トスカーナのスキャンダル ・ シエナの子豚「チンタ」の冒険談

先月シエナに行った時、市庁舎にある博物館を見て後いつもの様に
博物館のブック・ショップを覗き、面白そうな本が、即、目にとまり! 

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というのも、この表紙の絵はシエナの市庁舎内にある壁画、
アンブロージョ・ロレンツェッティの手になる、14世紀の有名な
フレスコ画で私の大好きなもの。

この童話は、この絵の中に生き続ける子豚君のお話で、絵と両方楽しんで
頂けると思いご紹介を。 では、どうぞ! 出版社 Mandragora 

◆チンタの自己紹介

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自己紹介します。 ボクは、この物語の主人公で、この美しく有名なフレスコ画に
描かれた1人です。 絵の中のボクが、見えます?

ボクは、シエナの豚、チンタ・セネーゼの子豚で、「チンタ」と呼んで下さい。
チンタ・セネーゼという名はチントゥーラ・帯から来ていて、チンタの名は誇りです。

フレスコ画は描かれてから既に700年ほど経っていますが、ボクはまだ子豚です。
ボクの事を書いたこのお話を読まれると、それがお分かりになりますよ。



◆扉絵
という事で、これが扉絵です。
     
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途中で切れましたが、”シエナの有名な壁画に、子豚侵入”とでも
言いましょうか、チンタ君の、いたずら冒険談です。



◆チンタの一日  1
この日、町から遠い遠い丘の上で、チンタの一日がつつがなく始まりました。
いたんだ14個の林檎、熟しきった26個のイチヂク、芽を出したジャガイモ10個、
甘~いザクロ2個をお腹に詰め込み、白い帯がはちきれそう!

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チンタは満足し、黒い尻尾をフルフルと。
お昼寝をしようと考えていると、主人の声が。



◆チンタの一日  2
チンタ、今日は町に行くぞ! お前は「市」にちょうど良くなった。
なんと、素晴らしい! まだ、ボクは町を見た事がないもの。
という事で2人は出かけました。  チンタは、勇んで歩きます。

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なんとたくさん、見るものがある事!
大きなお城の横の葡萄畑には、葡萄が熟し、汁が溢れんばかり。
       
チンタは味見したい誘惑に駆られ、お腹を上に、転がって見せましたが、
豚らしくしろ! と逆に叱られ、足に鎖をつけられる始末。



◆チンタの一日  3
歩いて、歩いて・・、金色になった麦畑にさしかかります。
刈り入れ、そして麦の穂を打つ農民の姿。

ホンのちょっとで良いから、飛び散る麦の穂を食べてみたい、
本当に、ちょっとだけ・・。 でも、後に聞こえるムチの音。
 
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ああ、麦藁に寄りかかって休みたいなぁ、鶏をからかって遊びたいなぁ。



◆チンタの一日  4
ロバを連れた農民を見ては、ロバに跨り走り出したいチンタ。
オリーヴ畑を見、丘の横に広がる葡萄畑も見、
水車のある川にもより、冷たい水も飲み、泳いで町に行きたいチンタ。
そんなこんなの後、遂に町の門に至る坂道に。
       
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町!  煉瓦積みの、高い市壁!
高い、高い塔! 町の門!
ユヒュ~~~~~ン! 大げさに喚くチンタ。

狩人の手からは鷹が飛び去り、騎乗の男は振り返って何事かと見つめ、
尼僧は、世界の終わりが来たかと十字をきり、祈りはじめ・・。

町の門が開いているのを見たチンタは喜び勇んで飛びはね、
ぐっと鎖を強く引き、自由の身に。
   
    

◆チンタの一日  5
町の中はきっと素晴らしいに違いない! 真っ直ぐに走り出すチンタ。
織物職人に衝突。 辺り一面に広がるのも、チンタはなんのその。

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薪を運ぶロバにもぶつかり薪が散らばり、卵を入れた丸かごも地面に落ち、
卵がぺしゃんこ。 矢のように、羊飼いのすぐ横を駆け抜けるチンタ。
混乱に襲われ、逃げ出す羊の群れ。

うん、最初の出だしとしては悪くない! 内心うそぶくチンタ。



◆チンタの一日  6
やみくもに靴屋に突入。 あっちこっちと蹴散らかしに熱中し、
赤いブーツを試して大いに満足。

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次には、ハム・乳製品の店に飛び込み、赤い丸いチーズを失敬。
ハム類にはなぜか興味を示さないチンタ。

主人が大声で呼ぶのが聞こえるものの、問題じゃないね、
町はこんなに素晴らしいもの!
*真ん中に、寺子屋風が見え、頬杖を付き、先生を見つめる子供達!



◆チンタの一日  7
通りで踊る少女たちを見つけたチンタ。

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タンバリンを持っているのを見ると、それを引っつかみ揺すり、片足で飛び跳ね。
少女達の間に入り込み、くるりと回り、片足を蹴り上げ、
バレー・ダンサーが出来るとは知らなんだ!

赤いブーツを履いた子豚と踊るのを恐れ、悲鳴をあげ、
隠れようと逃げ去る少女達。



◆チンタの一日  8
豪華な衣装をつけた花嫁を乗せ、通りかかる馬。
こんなに素晴らしい物を見た事がないチンタは、
上手くご挨拶しようと、大音声でズヌ~~~~~~~ットゥ!

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花嫁の馬は、興奮して暴れまわり、一人、そしてもう一人と落馬し、
花嫁も足を踏み外して落馬。
美しい彼女の王冠も地に落ち、婚礼は直ちに延期。

なんという怖ろしい子豚!  こんな事は終らせないと!
それぞれにつぶやく町の人々。 子豚の主人を探さないと。



◆チンタの一日  9
屋根の上で働く職人達は、下の騒ぎを聞き、何事かと覗き、
もう少しで、落ちてくる煉瓦に当りそうなチンタ。 なんと、怖ろしい! 
 
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見上げて、昼寝に最適なベランダを見つけよじ登るチンタ。
もう少しの所で、下から大声で喚く主人の声。
なんという災いの子豚だ! お前は怖ろしい事を仕出かした。
見ていろ、裁判官の前に連れて行かれて、お前は牢屋に放り込まれ、
俺は何の儲けもなくなるんだぞ!

突然、心配に襲われ、ベランダからドスンと飛び降り、
震えながら、すごすごとうずくまるチンタ。 赤いブーツを、ひったくる主人。



◆チンタの一日  10

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2人は裁きの女神の前に連れて行かれ、その前にひざまずくチンタ。
事件をよく吟味しよう。
裁きの女神、そして、町の代表、白い髭の老人は会議を招集。



◆チンタの一日  11

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会議が招集され、(左から順に)平和、勇気、寛大、温和の女神が、
事件を検討し、それぞれ発言。 恐怖に震えるチンタ。
              
が、最後には、すぐに町から立ち去り、決して、もう町には来ない事を
条件に許され、ヤレヤレ安心。



◆チンタの一日  12
平和の女神から貰ったオリーヴの一枝をくわえ、不機嫌な主人と
町の門から去る2人。

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長い鎖の端、主人から距離を置いて歩きながら、
チンタは溜息と共に、なんと素晴らしい一日を過ごしたものだ!

既に暗くなりかけの長い道を家に戻り、主人はチンタを豚小屋に閉じ込め、
でも既に彼には、町に戻る気は一つもなし。
時に思い出は、予想以上に大きい物。



◆チンタの一日  13
翌朝は、昨日の状況から考えると、チンタにとってはいつもどおり、
上等に始まりました。
朝ご飯をたらふく食べ、昨日のオリーヴの枝に上に丸くなり、
昨日の事を全部思い出せるかな?
   
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目をつむると、少しずつ昨日の事がフレスコ画のように浮かんで来ます。
赤い煉瓦のお城、農民、そして、ロバ、丘の連なり、水車、橋、
城壁と町の門、薪、卵、ブーツ、チーズ、タンブリン、踊り、白馬に乗った花嫁、
カルタ、会計士、左官、ベランダ、そして小鳥の籠まで・・

全部、いつまでも残るだろう、それは、確かだ。
満足して、小さく唸るチンタ。



◆善政の報い  

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この有名な14世紀のフレスコ画は、シエナのプッブリコ宮・市庁舎の現博物館、
かっては、ここに町の執政官達が集まった「平和の部屋」の壁に、
アンブロージョ・ロレンツェッティによって描かれました。

部屋の北の壁にはこの「善政の寓話」、
町を導く、裁きと徳、平和、の女神達が描かれ、
東側には、今回チンタが侵入した「善政の報い」、
町の様子と、田舎の様子が描写されています。

大変に素晴らしいもので、今回、チンタの冒険と共にご覧いただきました。
そしてここでは省略していますが、
北の壁に続く西側には、怖ろしい「悪政の報い」が。

市庁舎の博物館では、他に大変有名なシモーネ・マルティーニの「聖母子像」や、
「グイド・リッチョ将軍像」などのフレスコ画も見る事が出来ます。
シエナにお出かけの際は、是非ご覧下さいね。



◆チンタ・セネーゼ

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こちらが、実物のチンタ君たち。 一時減少していたのが、最近また飼育される様に
なったそうで、実際、今回のトスカーナの旅行中のレストランのメニューにも、
チンタ・セネーゼのハム類が特記されているのを、何度か見ました。

絵本の最後で、チンタが、昨日の思い出にふける場面。
あれが、なんとも可笑しく、
私自身の、旅行の記憶を辿っている目つきと重なり・・! 

全部、いつまでも残るだろう、 それは、確か!
  
     
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・ 暑い夏、冷たいパスタは、いかが?!

夏の定番、冷たいパスタ、お米のサラダ、林檎のサラダなど、
暑さ続く日本の皆さんに、そしてオリンピック観戦のためにも、
少しでも、美味しく手抜きが出来るよう、
簡単なリチェッタをご紹介しま~す。


◆ ショート・パスタ、アンチョビー・ソース

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賑やかで、美味しそうでしょう?!
ここでは、セーダノと呼ばれるパスタが使われていますが、
ショートパスタのお好きなのでどうぞ。

★材料 (4人分)
・ショート・パスタ  300グラム
・モッツァレッラ  中位の大きさ 1つ
・ケッパー 2大スプーン
・トマト 熟したのを皮をむいて 3個
・オリーヴ 種を取ったもの 12個ほど
・アンチョビー オイル漬け 5~6   
・ニンニク 2片   ・オリーヴ・オイル 
・オレガノ   ・茸 オイル漬け(もし、あれば)

★作り方
ニンニク1片を半分に切り、ボールの内側にこすり付ける
そのボールに、サイコロに切ったモッツァレッラ、同じくサイコロに
切ったトマト、輪切りにしたオリーヴ、ケッパー、酢漬けの酢を絞って、
茸、大きめの物は少し小さく切って、オレガノ多めに、塩、胡椒、
オリーヴ・オイル少々を混ぜ合わせ、味が馴染むように、2,3時間置く

塩を多めにした湯で、ショート・パスタを茹で、茹で上がったら、
流水にさらし冷やし、
水をよく切り、準備してあるソースに混ぜる

小フライパンを火にかけ、4~5大スプーンのオリーヴ・オイル、
ニンニク1片を加え炒め、キツネ色になったら取り出し、
アンチョビーをいれ、フォークで細かくする

このソースをパスタに回しかけ混ぜ合わせ、冷たくして頂く。



◆ ライスサラダ・シーフード

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★材料 (4人前)
・お米  300グラム  ・ムール貝  500グラム  
・海老  500グラム  ・子ダコ   500グラム  ・白ワイン  
・サフラン  1小袋   ・オリーヴ油
・ブロード用香り野菜 セロリ、パセリ、玉ねぎ、月桂樹の葉1枚 
 粒胡椒
・洋辛子  ・レモン汁  ・ウスター・ソース

★作り方          
ムール貝を良く洗い、子ダコ、海老も洗っておく
750ccの水に香り野菜を加えて沸騰させ、塩を加え、
子ダコを入れ、約20分煮る。 火を消す5分前に海老を加える
     
子ダコと海老をザルにあけるとき、ブロードはこして残しておく
      
鍋を火にかけ、白ワイン100ccとムール貝を入れ、蓋をし
貝の口をあけさす
     
貝殻を取り除き、残った汁を漉し、その中にサフランを溶かす
          
700ccのブロードを計り、その中にサフランの汁を混ぜる
     
耐熱容器を火にかけ、大スプーン2~3のオリーヴ油を入れ、
半分の玉ねぎを刻んだものを加え、しんなりさせ、
お米を加え、玉ねぎと混ぜ合わせ、ブロードを加える
     
さっと混ぜた後は蓋をし、それ以降は混ぜずに弱火で、
またはオーブンに入れ、20分ほど炊く
     
ボールに、小さく刻んだ子ダコ、ムール貝、海老を入れ、
オリーヴ油 大スプーン2~3、レモン汁を混ぜた洋辛子、
塩、胡椒、さっとウスターソースをかけまわし混ぜ合わせる
    
お米がたけたら、魚類をソースと共に加え、フォークで米粒が
離れるように良く混ぜ、適温で頂く



◆ 海老と林檎のサラダ

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★材料 (4人分)
・冷凍の海老 200グラム  ・林檎  大1個 または小2個
・マヨネーズ  6大スプーン  ・サラダ菜  ・塩、 レモン汁

★作り方
塩を加えた熱湯で、海老をさっと茹でる
林檎の皮をむき、サイコロに切ったものと、海老を混ぜ合わせる 
レモン汁をかけまわし、塩少々、マヨネーズも加える

サラダ菜を細切りにし加えて混ぜ、各自に取り分ける

*マヨネーズに少量のヨーグルトを加えても、美味しくいただけます。
 
          

        
◆ 林檎のサラダ、 キャベツと胡桃あえ

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★材料 (4人分)
・青林檎  3個   ・キャベツ、葉の柔らかいもの 半分
・胡桃 殻を剥いたもの  200グラム  ・レモン  2個
・オリーヴ・オイル   ・塩、胡椒

★作り方
キャベツの葉を洗い、水切りをよくした後せん切りにし、ボールに
林檎を洗い、皮をむき芯もとり薄切りにし、レモン汁をかける
胡桃を、大きめに切り分け一緒にする。

レモン汁の残り、オリーヴ・オイル、塩、胡椒でソースを作り、
材料にかけ、混ぜ合わせる 


◆◆ 冷たいトマトに、美味しいアイディア一つ。
   
ブルスケッタ・Bruschettaを、ご存知ですか?
パンを1cmほどの厚さに切リ、さっとあぶった物に、
普通はトマトを小さくきった物をのせ、オリーブ・オイルをかけまわし、
塩をパラッと振ったものです。

パンに、ニンニクをすり付け香りをつけたり、茸のオイル漬けをのせたり、
いろいろヴァリエーションがあり、本来は家庭の簡単な料理でしょうが、
この頃は観光地のレストランでも、お昼のメニューによく見かけますが、

今度のトスカーナの旅行で、思いがけなく美味しいブルスケッタに
出会いました。
肉を食べない、という私に、向こうが勝手に出してくれたのですね。
食べてみるとトマトがいつもと違い、ピリッとし、とても美味しいのです。
様子を見に出てきた主人に聞くと、
ミントの葉を入れて、混ぜているとの事。

で、考えたのですが、
トマトを切り、ミントの葉も刻み、オリーヴ・オイルをかけ、
冷蔵庫で冷やしたら、美味しいのではないかと。
トマトにはバジリコ、の定番からの脱出です。

が、あいにくミントの葉が見つからず、まだ自分では試していませんが、
どなたか、是非、お試しを!!
そして、様子をお知らせ下さい。


という事で、今日のご紹介は、いずれも簡単に作れる物で、
特にサラダ類は、多分既に似たような物を、作られているかも。
       
楽にすっきりと、冷たく美味しい物をいただき、
もう少しの夏を、乗り切りましょう!!
     
  
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・ トスカーナは、麦秋の色、刈り入れの季節 


今日はトスカーナ、オルチャの谷の麦秋風景、そして
レ・クレーテ・セネージ・le crete senesiと呼ばれる、
かっては海の底だったという波打つ丘陵地帯のご案内です。

まずは暑中お見舞いを兼ねて、涼しい色を!
ラベンダーの花にとまる緑の蝶。

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これはシエナの北に位置する、モンテリッジョーニ・Monteriggioni
という、城壁に囲まれた小さな町に行った時のもので、
町の門に通じる坂道にラベンダーが花盛り。
辺り一面、良い香りに満ちておりました。



クレーテ・セネージ、またはシエナのクレーター、という呼び名を
ご存じなくても、殆どの方がトスカーナの波打つ丘陵風景の
写真はご覧になっていると思います。
そう、あの風景がクレーテ・セネージです。
  
で、一体どのあたりにあの風景があるのか?
地図でご覧のようにシエナのほぼ南東に広がり、南に続く
オルチャの谷あたりまで。
ここで次第に緩やかな丘陵となりつつ、でもまだ見る事が出来ます。

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地図の中の赤い線がその見所ルートを示していますが
私は今回シエナから、アシャーノ・Ascianoを通り南に、       
ピエンツァ・Pienza に出る道を行きました。




上の地図でシエナからの道が分岐しているのが分かりますが、
この道に入り込むとすぐに、あ、始まった!と分ります。

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後に長く続く、この異様な白い岩肌。       
そして手前の平野は大きく波打ち始め、
刈り入れのトラクターがあちこちで盛んに活動中。




この白い岩肌、貝殻を伏せたようでもあり、
ある本の表現では
象が、体を地中に埋めながら歩いている、と。
太古には海中だったというのが、素直に頷ける風景です。  

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丘の峯にずっと糸杉が続いている道が見え、
ムクムクと好奇心を誘われ、
その地道を、もうもうと白い土埃を上げながら、辿ってみました。
   
かっての城、要塞をホテルに改装したのが1軒、農家が何軒か
点在するのが見え、上の地図には見当たりませんが、
カステッロ・ディ・レオニーナと標識に。

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谷の向こうにも農家が見えますが、
その間に広がる麦畑の刈りあと。

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そして、こんな池も点在。

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地図でご覧のように、アシャーノへの道はかなり蛇行しつつ、
そしてずっと上り道。
交通量の少ないのを良い事に、あっちを見、こっちを見、
あ、良いなぁ、と思うと道脇に車を止め、
カメラを持ってそのあたりをウロウロ。

この道を行ったのは7月3日。 まさに、トスカーナは麦秋の色、
刈り入れの真っ最中。
これは、ぐるぐると周囲から攻め、今、真ん中が残った所。

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この風景はアシャーノより手前数キロの谷で、この波打つ丘を、
緑滴る写真で見た事があり、そうか、ここだったのかと。
今、蟻のようにトラクターがゆるゆると。

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アシャーノの町は小さく特別な事もなく、ただ、中世の建物が
博物館に使用され、部屋のフレスコ画が大変素晴らしく、
また写真撮影禁止の、古代の墓の発掘品が充実していて。
私には猫に小判ですが、とても残念。




刈り入れの、トラクターの描く面白い線。

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アシャーノの手前の畑で見た、オリーヴの実。
小さく膨らみかけていて。

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アシャーノからピエンツァに抜ける道筋も、上がり下がりの素敵な
美しい道で、地図に見えるトゥレクアンダ・Trequandaという町も
通りすがりに見ただけですが、良さそうな感じ。
ええ、良い美しい町は香ってきます!


昨秋始めてオルチャの谷・Vald'Orciaを訪れ、美しさに魅せられ、
今回はじっくり見るつもりで、ピエンツァの東、
モンティキエッロ・Monticchiello を基地に4泊。
       
ここだと北東に位置するモンテプルチャーノ・Montepulcianoに9K、
ピエンツァ・Pienza に10K、サン・クイリコ・ドルチャ・
San Quirico d'Orcia に19K、
一番西に位置するモンタルチーノ・Montalcino にも33Kと、
オルチャの谷をゆっくり行ったり来たりできるという訳。


モンティキエッロからは、どこに行くにも、まずぐるっと谷を下って
下の十字路まで行き、それから各方角に向かいます。
モンティキエッロからピエンツァ間の、丘陵の麦秋を。
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クレーテ・セネージも、オルチャの谷も同じシエナ県ですが、
少しイメージが違い、ご覧の様に波打つ丘陵は同じですが、
       
オルチャの谷はなだらかに優しく広々と、波打ち始めます。

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殆どピエンツァに近い、丘陵の広がり。   
奥に少し、白い岩肌が覗いているのも見えます。
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オルチャの谷の素晴らしい町村は、また其々にご案内をね。

       


これもピエンツァ近く。 大変なお天気で暑い日が続きましたが、
太陽が雲に隠れると一転して色が変わります。
広い大地に雲が模様を描く、その面白さ。

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今回は撮影モードでチョイチョイ、チョンボをし、
ピン甘の写真が時々出ますが、ご勘弁くださ~い。




麦畑と麦畑の間、道脇の叢には、野草の花が咲き乱れ。

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ここから、サン・クイリコ・ドルチャからモンタルチーノに向かう道筋。
ピエンツァ近郊とはまた少し違い、もっともっと広がリます。
空も、広く大きく感じられます。

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丘の峯にたった1本の木。 こんな風景があちこちに。

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丘は緩やかに広々と波うち、道が白く細く続きます。

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昨年の秋、この糸杉たちをこの土の色の中で見ました。
今回再び枯れ色の中で見て、次回は、緑の中の糸杉をと!

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ここからは、サン・クイリコ・ドルチャの南10K程にある
カスティリオーネ・ドルチャ・Castiglione d'Orcia近郊。

シエナからサン・クイリコ・ドルチャを通り、ローマに向かう道の
オルチャの谷を行く道は、カッシア街道・La Cassiaと呼ばれる
ローマ期からの道。

そしてこの道は、遥かイギリスのカンタベリーから続く、
フランチージェナの道・La via Francigenaとも呼ばれ
フランスを通る一大通商路、大巡礼の道でもあったのですね。
今回そんな事も改めて知りました。

これは珍しく四角な、大きな麦藁の山。

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道は緩やかに上下しつつ、なだらかに蛇行して続き、
なんとも写真を撮りたくなる風景が展開し続けます。

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交通量は結構あるのですが、道脇に所々退避所風な場所が
作られていて、それがまさに撮影ポイント場所なので笑えますが、
ありがたく利用させて頂きますが、      
時に、大型バイク御一行様も同じ場所に止まったり!




ヴェネト平野でも我が家の近くでも、丸い麦藁の束は見ますが、
これだけ広い大地にゴロゴロ転がっているのを見るのは、
まるで違った趣!
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変な例えですが、この無造作加減、数の多さは、
プロと、アマの違いのような・・! ははは。
       



何にもない白い地道。 向こうに広がるのは青空だけ。
こんな道がたくさん、いたる所に。

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刈り入れの済んだ畑と、まだの畑と。
こうしてできる曲線と、丸いアクセントが、なんとも面白く。

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麦の穂を何十年ぶりかに見ました!
こんなにチクチクと長く、こんなに枯れた色でしたっけ?!

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刈り取られた畑の色、まだこれからの畑の色。 丘のなだらかさ。

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時々こんな濃い色の部分を見かけます。
なぜか良くわからないまま、抽象画を連想。

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昨秋、偶然写した写真の中に、写真集でよく見掛ける礼拝堂が
あるのに気がついたものの、移動する間には見つけられず。

が、ヴィタレータ・Vitaleta の礼拝堂と言い、サン・クイリコと
ピエンツァの間にあるという事を、偶然にレストランの奥さんが
見せてくれた写真集で知り、出かけました。

道筋から谷を隔て、遠くに見える場所は楽に発見。
が傍に行って見たいのです!

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道を行きつ戻りつ、写真集にあった分かれ道を探しますが
見つかりません。 紛れ込んだ農家の奥さんに訪ね、再度挑戦。
それでも分らず諦めて戻る途中で、ああ、やっと!!
やっと、傍に行けました!

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個人所有の小さな礼拝堂で、丘の頂上部にあるため、
写真の為に後ろに引くのが難しい位置。
礼拝堂の足元にすぐ、青空が広がります。
       
やはり一度、緑の季節に見たい!




道に迷いつつかなり遠くまで行き、そのお陰で今回初めて、
緑に埋もれた丘を見る事ができました。

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緑のトスカーナ、緑に埋もれたオルチャの谷を、是非次回に!




ラ・フォーチェ・La Foceという場所、糸杉の並木が続く
九十九折の坂道を、トスカーナからウンブリアに移動する朝
見に寄りました。

すぐ横に広がる見事な起伏。

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これが、その坂道。

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昨年秋は夕暮れ時で、自由行動も出来にくい状態でしたが、
さて実際にこうして見ると、どう写したら良いのか、難しい道。




道は谷の向こうにあり、坂はかなりの下り道の悪い地道ですが、
まぁ、急ぐわけでもなし、折角ここまで来たのだから、と
ボチボチと下り、そして上ってみました。

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ええ、見かけよりはずっとずっと急な坂道だったのに、
何でこの写真の中の道は、なだらかそうに見えるんだろ・・?!




4泊したモンティキエッロは、ピエンツァ市に含まれる
丘の上の小さな町で、西の丘の上に広がるピエンツァが、
町の門を出た所から望めました。
夕暮れの写真をどうぞ。

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夕暮れの色が段々濃くなり、細い細い三日月が。

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これは既に夜の10時近く。
丘の上は、風も結構強く腕をさすりさすりで、
夕食のワインの心地よい酔いも、醒め加減となり・・!


昨秋、オルチャの谷を訪れた時の様子をこちらでどうぞ。
トスカーナ ・ シエナ南部、ヴァル・ドルチャ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460854939.html  


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